9月に発足したデジタル庁の動きが鈍い。政府内のやりとりからは電子化の推進役とはほど遠い姿勢が浮かび上がる。「とにかく早くやってほしい」。首相官邸が行政手続きの電子化を求めても「個人情報を扱うのでいいかげんなシステムはつくれない。時間がかかる」と釈明する。政府高官が何度となく見てきた光景だ。たとえば運転免許証の情報をマイナンバーカードのICチップに登録して2025年3月までに一体化する計画。警
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9月に発足したデジタル庁の動きが鈍い。政府内のやりとりからは電子化の推進役とはほど遠い姿勢が浮かび上がる。「とにかく早くやってほしい」。首相官邸が行政手続きの電子化を求めても「個人情報を扱うのでいいかげんなシステムはつくれない。時間がかかる」と釈明する。政府高官が何度となく見てきた光景だ。たとえば運転免許証の情報をマイナンバーカードのICチップに登録して2025年3月までに一体化する計画。警
モリサワは1月18日、写研が保有する書体を、共同でOpenTypeフォントとして開発することに合意したと発表した。 写研は、文字などの印刷用版下を製作する技術の一つ「写真植字(写植)」のトップメーカーで、「スーボ」や「ゴナ」などの書体を生み出したことでも知られている。90年代に入り、写植はDTPへと次第に置き換わっていったものの、同社の書体は電算写植機など専用のシステムで提供されるにとどまっていた。 今回の合意により、写研が保有する書体をOpenTypeフォントとして開発。PCなどで使える一般的なフォントとして、DTP含め幅広い用途で活用できるようになる。モリサワによると、写研のOpenTypeフォントは2024年より順次リリース予定としている。 なお、2024年は、写研創業者の石井茂吉氏とモリサワ創業者の森澤信夫氏が、写真の原理を使って文字を現して組む「邦文写真植字機」の特許を共同申請し
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