iPhoneでインラインアセンブラを使う「プログラム編」を始めます。先に記載した「資料編」で紹介した資料の入門部分をざっと読んでおいたり、一緒に見ながら進めると理解が進みやすいと思います。 準備 まず、プログラムに取りかかる前にいくつか気をつけることがあるので順に説明して行きます。 ARM命令、前提で解説 最近のARM CPUはARM命令とThumb命令という2つの命令が使用可能です。アセンブリで記述した場合、両方の命令を混ぜて使用できたりもするのですが今回はすべてARM命令で記述することとします。 なおそれぞれの命令には以下の特徴があります。 ARM命令 Thumb命令 1つの命令のサイズ 32bit 16bit プログラムのサイズ 大きい 小さい プログラムの起動 遅い 速い プログラムの動作 速い 遅い 容量を気にせず、起動してからの動作速度を優先する場合は「ARM命令を選択」、それ
![iPhoneでインラインアセンブラを使う(プログラム編[1]) - 強火で進め](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5077457d26119c17d7e723ffc29103c9f3c94958/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.image.st-hatena.com%2Fimage%2Fscale%2F5040060054a308ffcba5c688f6baf36614abba7f%2Fbackend%3Dimagemagick%3Bversion%3D1%3Bwidth%3D1300%2Fhttps%253A%252F%252Fcdn-ak.f.st-hatena.com%252Fimages%252Ffotolife%252Fn%252Fnakamura001%252F20090114%252F20090114205858.png)