脳の「学習」のしくみを説いた「ヘッブの法則」が、じつは「先見的」だった…! 「シナプス」の「驚異の働き」とは 7月22日は、神経科学におけるシナプスの可塑性(かそせい)についての「ヘッブの法則」で知られる、心理学者のドナルド・ヘッブ(Donald Olding Hebb, 1904-1985)の誕生日です。 我々の脳は多くのニューロン(神経細胞)が集まってできており、遺伝情報を収納している核を含む細胞体や他のニューロンからシグナルを受け取る樹状突起などいくつかの部位に分かれています。なかでも他のニューロンにシグナルを伝える部位を軸索といい、その先端部分を軸索終末、他のニューロンとの接合部をシナプスといいます。 ヘッブの法則とは「シナプスは結合しているニューロン同士が同時に発火する度に情報伝達の効率が上がっていき、逆に長い間発火しなければ伝達効率が落ちる」という仮説に基づいた、学習や長期記憶
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