イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ。廃墟で生き残ろうとする人々にとって恐ろしいのは学校や避難所に降り注ぐミサイルばかりではない。写真はエジプトのアルアリシュで、ガザに物資を運ぶために待機するトラックドライバーたち。7月4日撮影(2024年 ロイター/Amr Alfiky) [ベイルート 13日 トムソン・ロイター財団] - イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ。廃墟で生き残ろうとする人々にとって恐ろしいのは学校や避難所に降り注ぐミサイルばかりではない。容赦なく照り付ける太陽で気温が上昇し、人々の健康状態は一段と悪化しており、支援活動にも支障が出ている。 サマヘル・アルダウルさん(42)は戦争が始まったころに殺されていた方が良かったと思うことがある。今、空爆で片脚を失った息子のハイサムさん(20)が耐えがたい暑さに苦しむのを目の当たりする