オランダ・ハーグ(Hague)にある依存症の高齢者向け施設「ウッドストック(Woodstock)」で、タバコに火をつける通称「カウボーイ」のマルセル(Marcel)さん(2012年1月2日撮影)。(c)AFP/ANOEK DE GROOT 【3月2日 AFP】オランダ南部ハーグ(Hague)の中心部を臨む4階の小さな部屋で、銀髪の男性が小さなパイプにコカインを慎重に押し込み火を付け、煙を深く吸い込む―「これが真の自由さ」と語るウィリアムさん(65)の鼻から出た煙は、国内唯一の麻薬・アルコール依存症の高齢者ための施設「ウッドストック(Woodstock)」の窓から外へと漂って行った。 運河と路面電車の線路に挟まれた区画にあるこの施設は、高齢のホームレスを路上生活から保護し、違法行為から遠ざけるという、麻薬乱用に対する独自の取り組み方をしている。 「ここは好きだね。俺たちを見ている警官もいない