米ニューヨーク・ブルックにあるジャンミシェル・バスキアを描いたストリートアート(2017年7月10日撮影)。(c)AFP/Thomas URBAIN 【9月10日 AFP】現代アーティスト、ジャンミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の死後29年がたつが、彼の遺産は美術館に対するポップカルチャーの勝利に負うところが大きい。 米ニューヨーク(New York)でハイチ人の父とプエルトリコ人の母との間に生まれたこの黒人アーティストは、この街で人生の大半を過ごし、着想の大半を得た。 今年5月18日、そんな彼の絵画作品の1枚がニューヨークの競売大手サザビーズ(Sotheby's)で1億1050万ドル(約121億8800万円)の値で落札され、バスキアは作品が高額で取引される画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)のような巨匠たちに仲間入りした。 だが、米国文化の首都で