1999年生まれ、京都在住のシンガー・ソングライター、湧。アナログシンセサイザーとギターを駆使したLo-Fiサウンドを特徴とし、作詞、作曲、編曲、レコーディング、ミックスまで自宅スタジオで1人で行っている。同時に、Tik TokをはじめとしたSNSでも積極的な発信を行い、「ミスiD2021」にもエントリーしファイナリストにノミネート。 2021年1月には、1曲の中で9つの展開を見せる9分の狂想曲「ソーリョベルク幻想曲」を配信リリース。バッハから、トム・ヨーク、『涼宮ハルヒ』までさまざまな影響を受けつつ、妄想の世界で繰り広げたストーリーを音楽で表現している。 強いこだわりを持ちながら、あくまで音楽を中心に活動を続けている湧に、これまでのキャリア、楽曲、同時代を生きる女性に伝えたいことまで、ざっくばらんに話を訊いた。 取材&文:西澤裕郎 写真:渡辺知寿 昔はずっと怒っていたし、それを歌っていま