「バスケは守りから。人生は常に攻めです」 馬場雄大はそう宣言した。 バスケットボールにおいては常に得意のディフェンスでボールを奪い、そこから転じての速攻で豪快なダンクを叩きこむプレーを売りにしてきた。まず守りがあって、その上での攻めだ。人生でも同じように守りからなのだろうか。そう聞くと、冒頭の言葉が返ってきた。 人生においての『攻め』は、もともと特に意識してきたわけではなかった。しかし、結果的には攻めになってきたのだと振り返る。 「正直、なりたい理想像があって、そこに向かって全力で進んでいるだけですけれど、結果、それが攻めになっているかなとは思います。過去の決断等もそうですし。もしかして、だめになったケースもあるわけじゃないですか。それがそのとき、頭に一切なかった。そういう最悪のケースも考えずに、今、こうしてここにいられるというのは、自分のありたいところしか見えていなくて、攻めだったのかな
![馬場雄大の常識を覆すNBAへの挑戦。「本気になってやれないことはない」(宮地陽子)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f81028422d0518b8f4417b1e4406535e4ec4fa5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F7%2F-%2Fimg_17cf282575100cf67aeac4835c28a86e197403.jpg)