じょしらく
3冊合わせて10時間ほどで読了。 私はボイルドが大嫌いだ。力で叩き伏せ、潰して、その上を表情も無く踏み荒らしていく、ボイルドのやり方が大嫌いだった。バロットとウフコックとイースターが大好きだったから、彼女たちが苦しむ姿を見るのは本当に辛かった。だからスクランブルのクライマックスは胸がすっとしたし「やっと終わったんだ」と安堵のため息さえ漏らした。 だから、ヴェロシティを手に取る事ができなかった。スクランブルを読み終えてからヴェロシティを手に取るまで3年もかかった。 ヴェロシティはスクランブルより少し前の話、ボイルドがウフコックとパートナーだったときの話を描いている。そこにはスクランブルのような餓えた獣のように虚無を求めるボイルドはいなかった。愉快な仲間たちとチームを組み、時折笑みを浮かべることすらあった。ページをめくるたびに違和感と激しい拒絶があった。だって、あのボイルドが「笑ってる」んだか
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