この記事の要約 再保険部門が6.0%増の26億1,300万ユーロ、元受部門が10.3%増の13億9,100万ユーロとともに好調だった。 日本を直撃した台風第19号(7億8,000万ユーロ)と台風第15号(5億3,000万ユーロ)を受けて自然災害の保険金が63.5%増の20億5,300万ユーロに拡大。 人災の保険金も19.5%増えて10億7,100万ユーロとなった。 ミュンヘン再保険は2月28日の決算発表で、新型肺炎の流行を受けて今夏に予定する東京オリンピックが仮に中止となった場合、同社は大きな痛手を受けるとの見通しを明らかにした。新型肺炎が業績にもたらす影響は現時点で小さいものの、オリンピックは世界的なイベントであることから、保険金が膨らむ恐れがある。 新型コロナウイルスが流行するアジアでは大型イベントがすでにキャンセルされている。これに伴う損失は百万ユーロのケタ台と比較的小さい。また、新