起業家や経営者のコンサルタントを務めるカイル・ヤングは、ふだん何気なく使っているお金を5つの“投資先”に充てることで、限られたお金でもより高い幸福度が得られると主張する。心理学の調査研究が明かす、ハッピーなお金の使い方とは──。 幸福にも投資的な考え方を 私たちは、お金で幸せは買えないと親に信じ込まされて育った。ところが、テレビ広告やソーシャルメディアの投稿を見ていると、私たちは持てるものが多ければ多いほど幸せになれるということが暗に伝わってくる──いったいどちらが正しいのだろうか。 驚いたことに、双方とも間違っている。お金を使うことが幸せにつながり得ることは研究でわかっているのだが、より多くのモノを買うことが正解とは限らない。そうではなく、自分の人生の重要な部分に投資したほうがいい。本記事ではそのうちの5つを取りあげた。これを読めば、幸せの投資利益率(ROI)を高める方法がわかるだろう。