企画書、商品PRの資料、上司への報告書などの文章を、「しんどい!」と思いながら書いている人は多いのでは。 「コツさえ知れば、わかりやすい文章はすぐ書ける」──そう語るのは、『メモの魔力』『実験思考』などのベストセラーを手掛け、初の著書『書くのがしんどい』(PHP研究所)も話題を呼んでいる編集者者の竹村俊助氏だ。 竹村氏によれば、巷にあふれる文章のほとんどは「簡単なことをあえて難しくしている」。よって、万人に伝わりにくくなっているという。では、言いたいことを端的に、わかりやすく、相手に伝えるにはどうすればいいか。本稿では、すぐに仕事で使える文章のコツを解説する(取材・構成:林加愛)。 本稿は、『THE21』2020年10月号の内容を編集したものです。 良い文章は、読む速さと同じ速さで理解できる 「君の文章は読みづらい」 「何を言ってるかわからない」 そんなふうに言われてガッカリした経験はあり