平成の4分の3をカバーするウェブ日記『日刊リウイチ』から平成を振り返る 第10話、劇場版『新世紀エヴァンゲリオン』の製作発表が行われ庵野秀明総監督の言葉を聞いて完成への期待を抱き不安も覚える 【平成8年(1996年)11月の巻・上】 衝撃の最終話から1カ月後のSFセミナーで、『新世紀エヴァンゲリオン』を監督した庵野秀明が登壇して、終盤にかけてボロボロになっていたことを話したのは「第3話、庵野秀明監督がエヴァ最終話を自ら語ったり月刊KITANが休刊したり」に書いたとおりです。その時に、どこまで続編の製作について触れていたかは良く覚えていませんが、作って欲しいという動きはあって、取材に立ち寄った角川書店でもそうした話を聞いたことを覚えています。 そして11月1日、いよいよ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版が動き出しました。この日は、幕張メッセで開かれていた「プレイステーション・エキスポ」の会場