「ピクミン」は任天堂の数ある名作ゲームタイトルの中でも最も不運なシリーズの1つだとわたしは常々思ってきました。中身はとてつもなく面白く、シリーズ1作目からゲームファンの評価は抜群に高い。名前を聞けば多くの人が「色とりどりの生き物ピクミンが出てくるかわいいゲームだよね」と答える。つまり知名度も高いのです。 なのに実績を見るとピクミンシリーズはまるでヒットしていません。2001年に発売された初代「ピクミン」が全世界で約160万本、2004年に登場した「ピクミン2」と2013年の「ピクミン3」は100万本ちょっと。立派な数字とも言えますが、1000万本ヒットがゴロゴロしている任天堂のタイトル群の中ではやはり見劣りがします。 でもこの実績はゲーム内容のせいではないとわたしは断言します。2001年発売のシリーズ1作目、2004年発売の2作目はどちらも「ニンテンドー ゲームキューブ」向けのタイトルでし