一般社団法人ウェブ解析士協会 が、ウェブマーケティングのために重要なスキルを講義形式で伝える「エッセンシャル講座」。マーケティングの基本知識から最新テクニックまで幅広く伝える同講座に、サラス・サラスバシー『エフェクチュエーション』の翻訳者で、神戸大学大学院経営学研究科 准教授の吉田満梨氏が登壇。家電メーカー「バルミューダ」創業時のエフェクチュエーションや、「社会的つながりが弱い人」との関係が大事な理由などを語りました。 バルミューダ創業時のエフェクチュエーション 吉田満梨(以下、吉田):具体例を挙げていきます。バルミューダという家電メーカーがあります。ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、デザイン性に優れていて、高級家電としてヒット製品を持っている会社です。この会社を作った寺尾(玄)社長が「どうやってビジネスを始めたか」ということを自伝に書かれているので、引用させていただきます。(