"些細”なことから始まった新日本プロレスvs誠心会館の抗争…齋藤彰俊のプロレスラー人生はここから始まった! これは、ほんの"些細"なことから始まった。1991年12月8日、誠心会館自主興行が開催されていた後楽園ホール大会の控室、当時新日本プロレスにレギュラー参戦していた青柳政司と、新日本プロレスの小林邦昭がタッグを組むことになっていた。そこで青柳の付き人が控室のドアを"バーン"と強めに閉めてしまった。小林は「オイ、もっとていねいに閉めろ」と注意した。だが小林が何言ったのか聞き取れなかった付き人は「は?なんですか?」と返答すると、小林は口答えしたと判断したのか、その付き人を殴り、付き人は口の中を切って13針を縫ってしまった。小林の行為を知った誠心会館の齋藤彰俊はプロレスとは何の関係のない"素人"を殴った小林に激怒、青柳に「弟子が殴られて黙っているんですか!」と抗議するが、青柳は新日本の契約選