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  • なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】 (1/3)

    「声変わり」が理由ではなかった!? 月2回、専門家の皆さんをお招きし、アニメ作品の見どころやコンテンツ業界の話題をわかりやすくお伝えする「アニメの門DUO」。今回は「なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】」がテーマ。新潟大学 石田美紀教授をゲストにお迎えしてお届け。ナビゲーターはまつもとあつし。 まつもと 石田さんは、2020年末にご著書『アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか』を上梓されています。今日はこの本の内容にも触れながら、我々が知っているようでじつは知らなかった声優というお仕事について理解を深めていこうと思っております。 まず、石田さんは京都大学大学院で学ばれていたと伺いました。 石田 はい。京都大学で映画・映像研究をずっとやっていました。ただ子どものときからアニメにも慣れ親しんで育ってきた人間なので、水が流れるようにアニメ研究に取り組みました。現

      なぜ女性が少年を演じるのか?【アニメと声優のメディア史】 (1/3)
    • アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日

      文:安達麻里子 写真は石田美紀さん提供 石田美紀(いしだ・みのり)新潟大学経済科学部教授(視聴覚文化論) 1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。実写映画研究を経てアニメーション・メディアの研究を行う。著書に『密やかな教育――<やおい・ボーイズラブ>前史』(洛北出版)など。 きっかけは「銀河鉄道999」の鉄郎 子どもの頃に見た「機動戦士ガンダム」のキャラクター、マ・クベの冷気を含んだ独特な声がきっかけとなって、キャラクターの「声」を意識し始めたという石田さん。その後、「銀河鉄道999」の主人公、鉄郎の声を女性(野沢雅子さん)が演じていると知って衝撃を受け、それ以来、声優の声が持つ不可思議さに魅了され続けている。 「私は1972年生まれで、アニメを見て育ってきた世代。女性声優が少年キャラクターを演じている例は、最初は驚いたものの本当にいっぱいあって、そういう環境に馴染

        アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日
      • sabakichi|Domain on Twitter: "Twitterのニューストレンド、契約フィードから自動的にシステムがレコメンドしているのではなく人力でキュレーションが行われていた事実はメディア史的にもショッキングな出来事なのでは。おそらく日本最大の二次配信メディアで恣意的な三次… https://t.co/1xbgM6v1m7"

        Twitterのニューストレンド、契約フィードから自動的にシステムがレコメンドしているのではなく人力でキュレーションが行われていた事実はメディア史的にもショッキングな出来事なのでは。おそらく日本最大の二次配信メディアで恣意的な三次… https://t.co/1xbgM6v1m7

          sabakichi|Domain on Twitter: "Twitterのニューストレンド、契約フィードから自動的にシステムがレコメンドしているのではなく人力でキュレーションが行われていた事実はメディア史的にもショッキングな出来事なのでは。おそらく日本最大の二次配信メディアで恣意的な三次… https://t.co/1xbgM6v1m7"
        • 【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか

          【書評】『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』/大尾侑子・著/慶應義塾大学出版会/4950円 【評者】大塚英志(まんが原作者) 梅原北明と聞けば、ぼくより上の世代はにやりとするだろうが、本書は八九年生まれの著者によって書かれ、その学術的意義や研究書としての細部への目配りには別の誰かが評価すればいいが、近頃、気になるのはこの研究のことを言うわけでないが、かつての「在野」で自明のことであった人や領域や事象がアカデミズムにあたかも新しいことのように「発見」される傾向だ。そして、それがあたかも従来の硬直したアカデミズムの更新に寄与するようにしばしば語られる。 ぼくの世代の印象であれば、梅原北明やカストリ雑誌は、総会屋雑誌あたりで屈折しまくった左派だか右派だかわけのわからない人々が熱心に論じていた対象で、その上に得体の知れない「在野の」などと穏当に形容のしようのない怪物じみた蒐集家が

            【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか
          • アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか | - 石田 美紀(著)

            アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか 芸術 石田 美紀(著) 四六判  224ページ 並製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-3478-0 C0036 在庫あり 書店発売日 2020年12月21日 登録日 2020年10月15日 紹介魔法少女、アイドル、萌え……戦後のラジオドラマが生んだ女性声優はアニメの変遷とともに多様で多層的な世界を築いている。少年から青年まで性と年齢を超えるキャラクターを演じてジェンダーを攪乱する実態を中心に、「声の演技」とアニメの歴史を描き出す。 解説野沢雅子、小原乃梨子、田中真弓、緒方恵美、高山みなみ……。アニメの少年を女性の声優が演じることに、違和感はまったく感じない。しかしこれは、ディズニーアニメで少年を子どもが演じるのとは対照的な、日本アニメの特徴だ。こうした配役はどのようにして生まれ、アニメ文化に何をもたらしてきたのだろう

              アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか | - 石田 美紀(著)
            • 『アニメと声優のメディア史』石田美紀に訊く、女性声優が少年を演じることの意味 「ひとつの文化を形成している」

              『アニメと声優のメディア史』石田美紀に訊く、女性声優が少年を演じることの意味 「ひとつの文化を形成している」 『アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか』(青弓社)というユニークな研究書が、2020年12月21日に刊行された。女性声優が少年を演じる配役は日本アニメの特徴だが、これまでのアニメや声優研究では、この論点が見落とされ続けてきた。 当たり前すぎるがゆえに、問い直されることがなかったテーマに着目した本書は、少年役を演じる女性声優の歴史を紐解きながら、彼女たちの仕事がアニメ文化にもたらした影響を多義的に論じている。研究者のみならず、アニメや声優好きにも刺さる、面白くかつ画期的な1冊だ。第一部では「少年役を演じる女性声優の歴史」をたどり、第二部では「ファンとの交流と少年役を演じる女性声優」を掘り下げた『アニメと声優のメディア史』について、著者の新潟大学教授・石田美紀氏に話を訊

                『アニメと声優のメディア史』石田美紀に訊く、女性声優が少年を演じることの意味 「ひとつの文化を形成している」
              • 忘れられた傑物、野依秀市を追う  佐藤卓己氏×平山昇氏対談(前編)|『負け組のメディア史』刊行記念

                  忘れられた傑物、野依秀市を追う  佐藤卓己氏×平山昇氏対談(前編)|『負け組のメディア史』刊行記念
                • 初学者向けメディア史関係文献リスト:雑誌から日本の近代史を見る - みちくさのみち

                  本リストは、私、長尾が2023年度に「雑誌から日本の近代史を見る」という授業資料に添付した参考文献リストを元とし、その一部内容を修正したものです。聴講者は1、2年生向けの入門講義でした。 見返すとなかなか不十分な点が多々あって気になりますが、近代日本の活字メディア史に興味があるけれどどこから手を付けたらよいだろうという人への案内になればと思い、公開してみます(放送や映画は全く触れられていません、あしからず)。 さらに知りたいという人はそれぞれの本の注記や参考文献一覧を参照してもらうのがよいです。 なお少々古い記事(10年以上前!!)となりますが、関連して以下のようなものも書いております。よろしければ、あわせてご覧ください。 negadaikon.hatenablog.com negadaikon.hatenablog.com 講義内容に直接に関わるものとして 長尾宗典「雑誌研究と図書館:歴

                    初学者向けメディア史関係文献リスト:雑誌から日本の近代史を見る - みちくさのみち
                  • コミックスは雑誌扱いにしたから爆発的に売れた! 『「コミックス」のメディア史』 | BOOKウォッチ

                    書店に行くと、コミックスのコーナーが一角を占めている。コミックスとは雑誌に掲載された作品を再録した二次利用作品だ。でもマンガといえば、コミックスのことだと思っている人も多いだろう。だが、作品としてのマンガを論じるときは、初出の雑誌媒体を扱うのが常だった。本書『「コミックス」のメディア史』(青弓社)は、コミックスという「モノ」から戦後のマンガ史をたどった労作だ。 コミックス誕生までの歴史 著者の山森宙史さんは、1987年生まれ。四国学院大学社会学部助教。専攻は社会学、メディア史研究、サブカルチャー研究。本書は関西学院大学大学院社会学研究科に提出した博士論文に大幅な加筆と修正を加えたものだ。版元の青弓社は、こうした論文を見つけて、単行本にするのがうまい。BOOKウォッチでもいくつか紹介してきた。 もとは学術論文だが、扱っているのがマンガということもあり、叙述は平易で、評者は「あれも読んだ、これ

                      コミックスは雑誌扱いにしたから爆発的に売れた! 『「コミックス」のメディア史』 | BOOKウォッチ
                    • 歴史の「負け組」から見えてくるものとは  佐藤卓己氏×平山昇氏対談(後編)|『負け組のメディア史』刊行記念

                      佐藤卓己氏×平山昇氏対談について 見落とされてきた「地方」メディア 平山 本書『負け組のメディア史』の特色の一つが、地方への視点です。メディア史は多くの場合、都市が中心になりがちです。本書で佐藤さんが描く野依秀市という人物は、自ら刊行する『実業之世界』『帝都日日新聞』といったメディアを自分の道具として使い、大実業家の渋沢栄一や哲人である三宅雪嶺にも気に入られて、東京でメディア人間として名を立てていく。しかし、45歳の1924年に地元の大分から衆院選に出馬するのですが、得意のメディア戦略すらうまくいかず大失敗します。佐藤さんは、「野依は地方の地盤がわかっていなかった」という描き方をしていますが、面白い指摘です。 私は去年の3月まで7年間福岡に住んでいましたが、東京のような大都市ではタコツボで別々になっている民俗学、歴史学、学芸員といった人たちの間の距離が近く、みんな知り合いです。東京中心のジ

                        歴史の「負け組」から見えてくるものとは  佐藤卓己氏×平山昇氏対談(後編)|『負け組のメディア史』刊行記念
                      • 【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか

                        【書評】『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』/大尾侑子・著/慶應義塾大学出版会/4950円 【評者】大塚英志(まんが原作者) 梅原北明と聞けば、ぼくより上の世代はにやりとするだろうが、本書は八九年生まれの著者によって書かれ、その学術的意義や研究書としての細部への目配りには別の誰かが評価すればいいが、近頃、気になるのはこの研究のことを言うわけでないが、かつての「在野」で自明のことであった人や領域や事象がアカデミズムにあたかも新しいことのように「発見」される傾向だ。そして、それがあたかも従来の硬直したアカデミズムの更新に寄与するようにしばしば語られる。 ぼくの世代の印象であれば、梅原北明やカストリ雑誌は、総会屋雑誌あたりで屈折しまくった左派だか右派だかわけのわからない人々が熱心に論じていた対象で、その上に得体の知れない「在野の」などと穏当に形容のしようのない怪物じみた蒐集家が

                          【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか
                        • Amazon.co.jp: アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか: 石田美紀: 本

                            Amazon.co.jp: アニメと声優のメディア史 なぜ女性が少年を演じるのか: 石田美紀: 本
                          • 地下出版のメディア史 大尾侑子著 エロ・グロの担い手の真摯さ - 日本経済新聞

                            30年も前のことだが、私が大学で指導を受けた老教授は、学者にしては型破りだった。ワイマール・ドイツの思想史が専門で、夜中の2時頃まで独・仏の原書を読むのが日課だった。その一方で、「真面目」「ガリ勉」をいつも嘲笑し、仮装趣味の愉(たの)しみをよく語っていた。その教養の厚さと「異端」好みのゆえか、大学1回生の頃にお薦め本を尋ねたところ、返ってきたのは、エラスムス『痴愚神礼讃』だった。ひと夏かけて岩波

                              地下出版のメディア史 大尾侑子著 エロ・グロの担い手の真摯さ - 日本経済新聞
                            • 滝本太郎 on X: "ホント産経新聞社があって良かったと思う。他のことではほとんど意見が違うが、性自認至上主義はおかしいでは同じ見解かと。それを最初に気づいた大きな媒体だろう。 日本のメディア史に残りましょうね。様々な媒体がホント必要なんだなぁ。 1940年前後、朝日外も戦争推進になだれ込んだものなあ。"

                              • Amazon.co.jp: 地下出版のメディア史:エロ・グロ、珍書屋、教養主義: 大尾侑子: 本

                                  Amazon.co.jp: 地下出版のメディア史:エロ・グロ、珍書屋、教養主義: 大尾侑子: 本
                                • 【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか

                                  【書評】『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』/大尾侑子・著/慶應義塾大学出版会/4950円 【評者】大塚英志(まんが原作者) 梅原北明と聞けば、ぼくより上の世代はにやりとするだろうが、本書は八九年生まれの著者によって書かれ、その学術的意義や研究書としての細部への目配りには別の誰かが評価すればいいが、近頃、気になるのはこの研究のことを言うわけでないが、かつての「在野」で自明のことであった人や領域や事象がアカデミズムにあたかも新しいことのように「発見」される傾向だ。そして、それがあたかも従来の硬直したアカデミズムの更新に寄与するようにしばしば語られる。 ぼくの世代の印象であれば、梅原北明やカストリ雑誌は、総会屋雑誌あたりで屈折しまくった左派だか右派だかわけのわからない人々が熱心に論じていた対象で、その上に得体の知れない「在野の」などと穏当に形容のしようのない怪物じみた蒐集家が

                                    【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか
                                  • 墨東公安委員会 on Twitter: "キンビス先生こと大月隆寛氏、ここまで落ちぶれていたのか。1990年代のイメージでは、論壇の大物として、民俗学のバックボーンから大塚英志氏と対比されて認識されていた。あれから四半世紀、大塚氏が時評やマンガ原作やメディア史研究などで活躍し続けているのに、かたやネトウヨツイッタラー……"

                                    キンビス先生こと大月隆寛氏、ここまで落ちぶれていたのか。1990年代のイメージでは、論壇の大物として、民俗学のバックボーンから大塚英志氏と対比されて認識されていた。あれから四半世紀、大塚氏が時評やマンガ原作やメディア史研究などで活躍し続けているのに、かたやネトウヨツイッタラー……

                                      墨東公安委員会 on Twitter: "キンビス先生こと大月隆寛氏、ここまで落ちぶれていたのか。1990年代のイメージでは、論壇の大物として、民俗学のバックボーンから大塚英志氏と対比されて認識されていた。あれから四半世紀、大塚氏が時評やマンガ原作やメディア史研究などで活躍し続けているのに、かたやネトウヨツイッタラー……"
                                    • 「〈サラリーマン〉の文化史」「〈サラリーマン〉のメディア史」 時代の終わり告げるレクイエム 朝日新聞書評から|好書好日

                                      〈サラリーマン〉の文化史 あるいは「家族」と「安定」の近現代史 著者:鈴木 貴宇 出版社:青弓社 ジャンル:日本の小説・文学 「〈サラリーマン〉の文化史」 [著]鈴木貴宇/「〈サラリーマン〉のメディア史」 [著]谷原吏 鈴木貴宇『〈サラリーマン〉の文化史』のあとがきに「鎮魂歌(レクイエム)」という言葉がある。谷原吏『〈サラリーマン〉のメディア史』にも「レクイエム」が登場する。似通ったタイトルの本が相次いで刊行され、不思議な偶然だと思っていたのだが、偶然ではなかった。サラリーマンの時代が今、終わりを告げているのだ。 戦後日本の小説や映画で「江分利満(エブリマン)氏」や「平均(たいら・ひとし)」という名前の主人公が活躍したように、サラリーマンは普通の庶民の代名詞だった。両著によると、サラリーマンという言葉は1920年代に普及した。60年代、彼らは家族主義的な企業に属し、終身雇用と年功序列制度に

                                        「〈サラリーマン〉の文化史」「〈サラリーマン〉のメディア史」 時代の終わり告げるレクイエム 朝日新聞書評から|好書好日
                                      • 「SNSが先で、本がその後なら旧世代は『読書脳』と呼んで批判した筈」…佐藤卓己氏の「SF」に爆笑した(流言のメディア史) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                        流言のメディア史 (岩波新書 新赤版 1764) 作者:佐藤 卓己岩波書店Amazon 流言蜚語、風評、誤報、陰謀論、情報宣伝…….現代史に登場した数々のメディア流言の「真実」を見極め、それぞれの影響を再検証するメディア論。ポスト真実のデジタル情報化時代に求められる、「バックミラーをのぞきながら前進する」メディア史的思考とは何か。「あいまい情報」のメディア・リテラシーがいまここに。 元は新潮社の「季刊 考える人」掲載のコラムをまとめたもので、なかなか読みやすいが内容は充実している。あまり笑えないような、深刻な指摘もあるもあるのだけど、声に出して笑った箇所をまず紹介しよう。 数年前のことだが、臨床心理学分野の講演会に講師として招かれた時の出来事を思い出した。 私の前に基調講演をした著名な評論家は、いじめ・犯罪の温床となる子供のスマートフォン利用を即刻制限すべきだと主張した。「毎年、これで何人

                                          「SNSが先で、本がその後なら旧世代は『読書脳』と呼んで批判した筈」…佐藤卓己氏の「SF」に爆笑した(流言のメディア史) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                        • 『流言のメディア史』佐藤卓己 「ポスト真実」時代のメディア・リテラシーとは? - ビズショカ(ビジネスの書架)

                                          流言から歴史を読み解く 2019年刊行。筆者の佐藤卓己(さとうたくみ)は1960年生まれの社会学者、歴史学者。京都大学大学院教育学研究科の教授。専門はメディア史。2020年には紫綬褒章も受章している。 内容はこんな感じ 1938年。オーソン・ウェルズによるラジオドラマ『宇宙戦争』は、その迫真の内容から多くの人々が火星人の襲来を信じパニック状態に陥った。メディアに流言の嚆矢として名高い本事件を皮切りに、関東大震災のデマ、戦前の怪文書、戦後の第五福竜丸問題等、現代史に登場したさまざまな流言の数々を紹介。 「バックミラーをのぞきながら前進する」。フェイクニュース全盛の現在のメディアリテラシーの在り方を読み解いていく。 メディアリテラシーが問われる今だから読みたい ここ数年インターネット発のフェイクニュースが世間を騒がせている。数年前のイギリスのEU脱退決議。アメリカのトランプ大統領誕生。この際の

                                            『流言のメディア史』佐藤卓己 「ポスト真実」時代のメディア・リテラシーとは? - ビズショカ(ビジネスの書架)
                                          • 読書装置と知のメディア史 - 株式会社 人文書院

                                            序章 問題の所在と本研究の方法 一 問題の所在 1 明治三〇年生まれと書物の関わり/2 図書館の歴史の中での位置づけ/ 3 『資本論』の読書史の中での位置づけ/4 現代の中の過去と過去の中の現代 二 先行研究の知見 1 先行研究の方法と知見Ⅰ――図書館史/2 先行研究の方法と知見Ⅱ――読書史 三 本研究の視座 四 本書の構成 第一部 読書装置の黎明 第一章 明治民権運動における声と活字と書籍館 ――集会条例による政治/学術の区分の発生とその内外領域 一 書物を読むこと・集めること・語ること 二 集会条例施行以前の演説 三 集会条例の施行と「政談/学術」という区分の芽生え 四 政談演説の回避としての懇親会と学術演説 五 政談としての新聞解話会 六 非政治空間としての学校の成立 七 教育令に依らない教育=文化の場と書籍館 八 問題化しない存在としての書物 第二章 明治後期の巡回文庫と地域組織―

                                            • 地下出版のメディア史 大尾侑子著 エロ・グロの担い手の真摯さ - 日本経済新聞

                                              30年も前のことだが、私が大学で指導を受けた老教授は、学者にしては型破りだった。ワイマール・ドイツの思想史が専門で、夜中の2時頃まで独・仏の原書を読むのが日課だった。その一方で、「真面目」「ガリ勉」をいつも嘲笑し、仮装趣味の愉(たの)しみをよく語っていた。その教養の厚さと「異端」好みのゆえか、大学1回生の頃にお薦め本を尋ねたところ、返ってきたのは、エラスムス『痴愚神礼讃』だった。ひと夏かけて岩波

                                                地下出版のメディア史 大尾侑子著 エロ・グロの担い手の真摯さ - 日本経済新聞
                                              • 『ゼクシィ』のメディア史 彭永成氏 - 日本経済新聞

                                                「ゼクシィ=結婚」という記号が成立するほど、日本で存在感のある結婚情報誌の分析に、中国出身のメディア研究者が挑んだ。交際相手に結婚を意識させるために、部屋に何気なく「ゼクシィ」(リクルート)を置いておくなどの行為が「ゼクシィテロ」として男女の共通認識となっている。「なぜそれほどの影響力を持つことになったのか」という疑問が研究の発端だ。「ゼクシィ」は結婚式の式場や演出、準備から結婚後の生活にまで

                                                  『ゼクシィ』のメディア史 彭永成氏 - 日本経済新聞
                                                • 〈サラリーマン〉のメディア史 谷原吏著 大衆化と差異化を映す - 日本経済新聞

                                                  サラリーマンを取り巻くメディアの分析から近現代における「サラリーマン像」を整理した一冊だ。戦前、中途半端でしがない存在と認識されたサラリーマンは、書籍を希求する知識人かつ服装に気を使う消費者でもあった。知識や消費が大衆化するなかで、彼らは労働者層や農民との差異化を図ろうとしていたと著者は説く。そして「戦後、名実共に大衆化していくサラリーマン達は」「サラリーマン層内部での差異化」を求めるようになる

                                                    〈サラリーマン〉のメディア史 谷原吏著 大衆化と差異化を映す - 日本経済新聞
                                                  • 日本の古本屋 / 「無駄」を愛するあなたへ贈る本 『地下出版のメディア史』

                                                    ■「変態」は現代でもNG?: 2021年10月、ニュースサイトをスクロールしていると、ある記事が目に飛び込んできました。“サブカルチャーの聖地”、中野ブロードウェイの某店舗が、風営法違反の疑いで警視庁に書類送検されたというのです。事件の詳細や是非はさておき、記事に添えられた写真には、〈営業禁止区域でアダルトショップを違法営業していた法人等による風営法違反事件 保安課・中野署〉と書かれた貼り紙のもと、「DVD」「Blu-ray」「書籍」「ビデオテープ」「レーザーデスク」「写真集」といった押収品が、段々のテーブルにずらりと並べられていました。もっとも「猥せつ」らしき部分は付箋で隠され、背表紙も後ろに向けられています。段々の机にお上品に佇むその姿は、不謹慎にも“三段飾りの雛人形”さながらで、なんとも滑稽。 そんななか異様な存在感を放つ「書籍」がありました。二段目のセンターに陣取り、図々しくこちら

                                                    • 【春の褒章】メディア史で初の紫綬褒章、佐藤卓己京都大教授「新領域評価されうれしい」

                                                      「メディア史やメディア文化論はまだ必ずしもメジャーな学問とはいえず、受章は予想外でした。そういう新しい領域の研究が評価されて大変うれしい」 「終戦記念日」の国民的記憶がいかに作られていったかを解き明かす『八月十五日の神話』や、公的意見と大衆感情を峻別する必要性を指摘して世論調査政治に再考を迫る『輿論(よろん)と世論(せろん)』など、歴史的視点からメディアと社会のあり方を鋭く問い直す数々の著作で知られる佐藤卓己・京都大教授(59)。このほど、メディア史研究者として初の紫綬褒章を受章した。 「これまでの新聞史や放送史に対し、私がやっているのは新聞やテレビ、雑誌、あるいはポスターや漫画などさまざまなものを比較して、その効果を考える比較メディア史。その点が従来のジャーナリズム史とやや違う点だと思います」 もともとの出発点はドイツ現代史、特に社会主義宣伝の研究だった。京都大大学院で西洋史を専攻した後

                                                        【春の褒章】メディア史で初の紫綬褒章、佐藤卓己京都大教授「新領域評価されうれしい」 
                                                      • 3月27日に研究報告「『アニメ』誕生のメディア史」から」を開催します‼|インフォメーション|新着情報|おもちゃ映画ミュージアム

                                                        3月27日(日)14時、北波英幸さんによる研究報告「『アニメ』誕生のメディア史」から」を開催します。 北波英幸さんと最初に出会ったのは、2017年4月23日に開催した国産アニメーション誕生100周年記念「凸坊新畫帖からアニメへ」に参加いただいた折でした。おしゃべりが弾み、「いつか研究発表をしてね」とその日に依頼したのですが、それが愈々実現することになって、とても嬉しいです。 25年間フジテレビの番組を中心に制作の仕事をされていて、現在は関西大学大学院で、アニメ史やメディア史を研究する大学院生。最初の出会い以降もサポーター会員になって応援していただき、折々に足を運んでくださっています。それだけでなく、2018年9月5日~10月14日に開催した「アニメーション研究を牽引してきた功労者 渡辺泰展~その研究活動と功績~」と、関連して10月6日に開催したトークイベント「渡辺泰 アニメーション研究活動

                                                          3月27日に研究報告「『アニメ』誕生のメディア史」から」を開催します‼|インフォメーション|新着情報|おもちゃ映画ミュージアム
                                                        • 【分野別音楽史】#番外編② メディア史|音楽史note[JUN]

                                                          『分野別音楽史』のシリーズです。 本シリーズのここまでの記事 #01-1「クラシック史」 (基本編) #01-2「クラシック史」 (捉えなおし・前編) #01-3「クラシック史」 (捉えなおし・中編) #01-4「クラシック史」 (捉えなおし・後編) #01-5 クラシックと関連したヨーロッパ音楽のもう1つの系譜 #02 「吹奏楽史」 #03-1 イギリスの大衆音楽史・ミュージックホールの系譜 #03-2 アメリカ民謡と劇場音楽・ミンストレルショーの系譜 #03-3 「ミュージカル史」 #04「映画音楽史」 #05-1「ラテン音楽史」(序論・『ハバネラ』の発生) #05-2「ラテン音楽史」(アルゼンチン編) #05-3「ラテン音楽史」(キューバ・カリブ海編) #05-4「ラテン音楽史」(ブラジル編) #06-1「ジャズ史」(草創期) #06-2「ジャズ史」(1920~1930年代) #06

                                                            【分野別音楽史】#番外編② メディア史|音楽史note[JUN]
                                                          • 朝ドラが嫌い(佐藤卓己『青年の主張 まなざしのメディア史』) - とろろ豆腐百珍

                                                            朝ドラが嫌いだ。 朝ドラを嫌いな人間にとって家族そろっての朝の食卓は一家団欒の証ではなく、不愉快な一日の予告編でしかない。わが家の食卓でもいつも朝ドラが流れていたが、町子だの陽子だの梅ちゃん先生だのの恋の行く末や事件の展開について語り合う両親の会話をよそに、不機嫌に黙り込んでただ食物を咀嚼し続けるだけの15分間を毎朝過ごしていた。 一年の計は元旦にあり。ならば一日の計は朝食にあるはずで、その時間を不機嫌なまま過ごすことはその日一日の不調につながり、それが毎朝続けば人生全体の不調につながるに違いない。朝ドラの存在が少年時代の自分の人格形成にマイナスの影響を与えた可能性だってあるのだ。 清く明るく美しく、どんな困難にもめげずに立ち上がり、小さいけれどたくましく自分の人生を懸命に歩んでいきます! こうした主人公像は多かれ少なかれ朝ドラを見たことがある人の多くに共有されていると思う。 2010年ご

                                                              朝ドラが嫌い(佐藤卓己『青年の主張 まなざしのメディア史』) - とろろ豆腐百珍
                                                            • 地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義 通販|セブンネットショッピング

                                                              商品の説明 近代日本の出版文化は、岩波書店と講談社に代表される「知識人/大衆」という対比構造によって、しばしば教養主義の観点から論じられてきた。しかし、読書が大衆化した時代に、この図式に収まりきらない非正統的で「知的」な地下出版空間が存在した。本書では、これまで閑却されてきた非公刊の軟派出版(性風俗、猟奇、犯罪を取り扱った刊行物)とその版元に注目し、教養主義の言説空間との関係性から捉え返すことで、地下出版界をメディア史的に体系化する。「好色出版の帝王」梅原北明、「書痴」斎藤昌三、「軟派出版界の元老株」伊藤竹酔、「毒舌和尚」今東光など、多くの出版人の足跡を追いながら、同時代の社会運動や芸術運動とのかかわりのなかで広がった「知のネットワーク」を明らかにする。 ※お届け日が変更になりました 3月25日→3月28日 目次 序 章 教養主義の「裏通り」 1 知的上昇と、「エロ・グロ」の交差点 2 先

                                                              • 読書装置と知のメディア史 - 株式会社 人文書院

                                                                社会において「読書」の意味と機能とは何か 明治から昭和戦前まで「読書」は、人々の知の伝達にどのような影響をもたらしたのか。また、読まないが知っているという「潜在的読書」の存在をどう理解するべきか。それは「書物-読む」という特権的な関係性を解除することで可能となる。書物をめぐる様々な行為と、これまで周縁化されてきた読書装置との関係を分析し、書物と人々の歴史に新たな視座を与える力作。 しばしば、ピケティの『21世紀の資本』は、マルクスの『資本論』になぞらえられた。その書名の対応関係だけでなく、二つの書物が資本主義における経済的な格差を取り扱っている点において、結び付られた。しかし、本研究においては、むしろ、『21世紀の資本』と『資本論』の関係は、読む/読まないの間に存在する、読んでいないが知っている、という関係において重要なのである。『21世紀の資本』においても、『資本論』においても、その社会

                                                                  読書装置と知のメディア史 - 株式会社 人文書院
                                                                • 『地下出版のメディア史』展 珍書屋から辿る軟派出版の世界 - 火薬と鋼

                                                                  公式サイト:『地下出版のメディア史』展 昼休みに東京古書会館の2階で開催されている『地下出版のメディア史』展に行ってきた。 今年発売された大尾侑子『地下出版のメディア史――エロ・グロ、珍書屋、教養主義』(慶應大学出版会、2022年)に登場した本と人々をテーマとした展示だ。 地下出版のメディア史:エロ・グロ、珍書屋、教養主義 作者:大尾 侑子慶應義塾大学出版会Amazon非公刊の軟派出版(性風俗、猟奇、犯罪を取り扱った刊行物)とその版元に注目した内容で、同書のほうが情報量は多いが、登場した本の実物を見る機会はそうそう無いのでありがたい。 特に装幀に凝った本は、実際に見るのが一番だ。 入場無料・撮影可能。 内容上、ブログで写真を公開するのには向いていない本もある。

                                                                    『地下出版のメディア史』展 珍書屋から辿る軟派出版の世界 - 火薬と鋼
                                                                  • コミックスは雑誌扱いにしたから爆発的に売れた! 『「コミックス」のメディア史』 | BOOKウォッチ

                                                                    書店に行くと、コミックスのコーナーが一角を占めている。コミックスとは雑誌に掲載された作品を再録した二次利用作品だ。でもマンガといえば、コミックスのことだと思っている人も多いだろう。だが、作品としてのマンガを論じるときは、初出の雑誌媒体を扱うのが常だった。本書『「コミックス」のメディア史』(青弓社)は、コミックスという「モノ」から戦後のマンガ史をたどった労作だ。 コミックス誕生までの歴史 著者の山森宙史さんは、1987年生まれ。四国学院大学社会学部助教。専攻は社会学、メディア史研究、サブカルチャー研究。本書は関西学院大学大学院社会学研究科に提出した博士論文に大幅な加筆と修正を加えたものだ。版元の青弓社は、こうした論文を見つけて、単行本にするのがうまい。BOOKウォッチでもいくつか紹介してきた。 もとは学術論文だが、扱っているのがマンガということもあり、叙述は平易で、評者は「あれも読んだ、これ

                                                                      コミックスは雑誌扱いにしたから爆発的に売れた! 『「コミックス」のメディア史』 | BOOKウォッチ
                                                                    • 佐藤卓己著『大衆宣伝の神話 : マルクスからヒトラーへのメディア史』 : 弘文堂 一九九二・一二刊 四六変 三五二頁

                                                                      Online ISSN : 2424-2616 Print ISSN : 0018-2478 ISSN-L : 0018-2478

                                                                      • アニメと声優のメディア史 石田 美紀(著) - 青弓社

                                                                        目次 序 章 少年役を演じる女性声優――リミテッド・アニメーションと声 1 先行研究と残された課題 2 『ピノキオ』と『鉄腕アトム』 第1部 少年役を演じる女性声優の歴史 第1章 連続放送劇と民主化 1 敗戦後のラジオの役割 2 民主化推進のための連続放送劇 第2章 子どもを演じること――木下喜久子と『鐘の鳴る丘』 1 子どもの声の需要の高まり 2 子役起用の難しさ 第3章 他者との同期――一九五〇年代テレビ黎明期における声の拡張 1 声だけの演技から映像に合わせた声の演技へ 2 タイミングを合わせる吹き替えの演技 第4章 アニメのアフレコにおける声優の演技 1 読点「、」と三点リーダー「…」 2 身体感覚を声に込める 第5章 東映動画という例外――一九五〇年代末から六〇年代の子役の起用 1 東映の影響 2 東映動画のアニメ制作環境 第2部 ファンとの交流と少年役を演じる女性声優 第6章 

                                                                          アニメと声優のメディア史 石田 美紀(著) - 青弓社
                                                                        • 書籍詳細 - 怪異と妖怪のメディア史 - 創元社

                                                                          怪異研究の権威、西山克氏が「怪異は情報にすぎない。」と書いてから20年が過ぎた。その間、多くの怪異「情報」研究が生み出されたが、果たしてそれらは怪異が「情報」であるということにどこまで自覚的であったのか? 本書は、髪切り・一目連・石塔磨き・雀合戦・流行正月などの記録を新たに博捜し紹介・解読しながら、主に近現代の歴史社会学の分野で隆盛のメディア史的手法を用いて、近世怪異の新たな相貌を描く野心的研究。 ■序章 メディア論としての「怪異」研究 はじめに/情報としての怪異/怪異と不思議/「妖怪」と怪異/怪異解釈とデータベースの所在/家職と中世の怪異/分散型ネットワークの構築と近世/メディアから見た怪異の地平/本書の概要 ■第一章 「髪切り」―近世メディアがつくる怪異 はじめに 一 一七世紀の髪切り―寛永~元禄 二 明和年間の髪切り―江戸・大坂 三 考証の時代―一九世紀の髪切り事件 四 「髪切り」の

                                                                            書籍詳細 - 怪異と妖怪のメディア史 - 創元社
                                                                          • 「石田美紀会員の新著『アニメと声優のメディア史: なぜ女性が少年を演じるのか』を読む」オンライン研究会のお知らせ | 日本アニメーション学会 Japan Society for Animation Studies(JSAS)

                                                                            キム・ジュニアン会員(研究・教育委員会) 2008年に単著『密やかな教育:〈やおい・ボーイズラブ〉前史』を発表し、少女マンガ、とりわけBLに関する学術的議論と社会的理解を進展させた著者の石田美紀氏(本学会会員)が2020年12月に新著『アニメと声優のメディア史: なぜ女性が少年を演じるのか』を発表しました。日本のアニメにおける声とそれを演じる声優にフォーカスを当てる本書は、戦前まで遡り、ラジオやテレビジョンなど様々なメディアを横断しながら現在の声優ブームに至る声の社会的・美学的問題が幅広く考察されています。その考察は、日本のアニメに限らないアニメーションの歴史、戦後日本における占領期政策、関係者へのインタビュー、アニメ中間素材分析、ジェンダー論など多彩な研究方法を用いています。オンライン方式の本研究会では著者の石田美紀氏とナビゲーターの萱間隆氏お二人を招き、本書で議論されている内容やその研

                                                                            • 「「コミックス」のメディア史 モノとしての戦後マンガとその行方」を図書館から検索。

                                                                              紹介 雑誌と並ぶマンガの代表的形態であるコミックス。このコミックスの「モノとしての認識枠組み」が成立し変容するプロセスを生産・流通・消費の視点から解き明かし、現在のデジタル環境を踏まえた「メディアとしてのマンガ」への新たなアプローチを提示する。 目次 はじめに 序 章 マンガ研究と「コミックス」 1 不問領域としての「コミックス」 2 「メディア論的マンガ論」の系譜 3 メディア論的言説空間と「雑誌中心主義」 4 「コミックス」から問うということ 5 「メディア特性」から「メディア観」を問う視座へ 6 メディア認識と「モノ」の枠組み 7 モノと交差する「とき」と「場」――一九七〇年代以降の出版産業空間への着目 8 本書の構成 第1章 「単行本」とコミックス――初期新書判コミックスの成立まで 1 「コミックス」前史 2 「コミックス」の誕生 第2章 「雑誌」とコミックス――〈雑誌-コミックス

                                                                                「「コミックス」のメディア史 モノとしての戦後マンガとその行方」を図書館から検索。
                                                                              • 関西大学学術リポジトリ 0010 学位論文 博士論文 博士(社会学) 「アニメ」生成:日本国産アニメーションのメディア史

                                                                                {"_buckets": {"deposit": "5a8537b5-457c-4db6-98f6-25fc105e5bba"}, "_deposit": {"created_by": 10, "id": "2001180", "owners": [10], "pid": {"revision_id": 0, "type": "depid", "value": "2001180"}, "status": "published"}, "_oai": {"id": "oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:02001180", "sets": ["43"]}, "author_link": [], "control_number": "2001180", "item_8_biblio_info_7": {"attribute_name": "書誌情報", "attribute_

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                                                                                  関西大学大学院社会学研究科修了。博士(社会学)。専門はメディア史、歴史社会学、ポピュラー音楽研究。音響メディアを通した人間の声の文化に着目して、19世紀後半から20世紀前半のラジオをはじめとしたメディアを研究している。 みなさんこんにちは。ぽかぽか暖かい春の一日、いかがお過ごしですか? 大学や学問の楽しさをお届けする「ほとんど0円大学」、本日のお相手はライターのタニワキです。 ……と、いつも違う調子ではじめてみました。というのも今回扱うテーマは「ラジオ」。深夜ラジオが青春時代のバイブルだったという方、あるいは最近テレワークでラジオを聴く機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。「お耳の恋人」なんて言い回しもあるぐらいで、リスナーに寄り添ってくれるような親しみやすさがラジオの魅力のひとつ。ですが一体どのように今のようなラジオのカルチャーが出来上がってきたのかは意外と知りませんよね。 と

                                                                                    ラジオの魅力はアメリカで花開いた。四国学院大学・福永健一先生に聞く、声のメディア史 | ほとんど0円大学