アプリケーションから SQL Server/Azure SQL Database に対して実行されるクエリの応答が著しく低下し、コマンドタイムアウトが発生したり、通常よりも CPU 負荷が高くなり、全体的にパフォーマンスが低下するといった状況を経験されたことがある方も多いかと思います。 通常、上記のような現象が発生した場合、どのクエリで時間を要しているか、CPU リソースを消費しているかを、拡張イベント、サーバートレース、動的管理ビューなどで情報を収集し、解析することになりますが、即座に現象を解消するための対処を実施したい場合もあるかと思います。 今回は、クエリ パフォーマンスが著しく低下した場合の一時的な対処方法について自分の整理も兼ねて、まとめてみようと思います。 <対処方法 1> 統計情報の更新 1-1) データベース単位で統計情報を更新 1-2) テーブル単位で統計情報を更新 1-