迫害から逃れてきた難民など、理由があって国に帰ることができない外国人が法務省・出入国在留管理局の収容施設に長期収容されている問題。 長期収容を苦にした自殺者や、抗議のためのハンガーストライキによる餓死者なども出ており、重大な人権侵害として社会問題となりつつある。最近では『NEWS23』(TBS系)などテレビでも取り上げられるようになってきた。 法務省は昨年10月から「収容・送還に関する専門部会」という有識者や実務者を集めた政策懇談会を開いているが、ここで自国への送還を拒否している外国人を処罰する「送還忌避罪」なるものが検討されているという。 難民の中には自国に帰れば命の危険のある人もいる。にもかかわらず、日本から強制的に追い出すためのルールを強化することばかりに熱心で、いかにして彼らと共生するかは議論の俎上にものらないのだ。 難民問題に詳しいジャーナリストの志葉玲氏に、日本における難民認定