2013年5月26日、BiSにテンテンコが新メンバーのひとりとして加入した。当時、テンテンコは秋葉原ディアステージで働いていたので、そこでの彼女のファン、いわゆる「点胡界隈」が、BiSのファンである「研究員」に合流することになった。そのなかで、としまるはたしか一番年上であり、ソフトな語り口の紳士という印象だった。 そのとしまるが、ある日から突然、実寸大の便器を自作し、前掛けのように装着して現場に現れるようになったのだ。研究員になってしまったばかりに。いや、研究員になったことで、何かから解放されたかのように。 こうした事実だけを書くと、突然頭がおかしくなったかのようなので補足したほうがいいだろう。ある日の下北沢シェルターでのBiSのライヴの前、楽屋のトイレのドアが壊れ、テンテンコが中に閉じ込められるという事件が発生した。そのことに胸を痛めたとしまるが、便器とともに現れるようになった……という