岐阜市で2020年3月、路上生活者(ホームレス)の渡辺哲哉さん=当時(81)=に石を投げ付けるなどの暴行を加えて死亡させたとして傷害致死罪に問われた、当時19歳だった無職の男2人=いずれも(20)=は11日、岐阜地裁(出口博章裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で、ともに「間違いないです」と起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、2人は他の友人とともに事件前にも3月に6回、被害者らに石を投げ付け、反応を見て楽しんでいたと指摘した。弁護側は「からかう目的で、実際に石を当てたりけがをさせたりするつもりはなかった」と訴えた。