通常、一卵性双生児はDNAを共有しているため、同じ性別となります。しかし2014年、オーストラリアで生まれた男の子と女の子の双子が、世界で2例目となる「準一卵性双生児」だったことが明らかになりました。 準一卵性双生児とは、2精子以上が受精したひとつの卵子が、何らかの原因によって分裂して双生児となったものです。同様のケースは他にひとつしか知られていないうえ、妊娠中に発覚したのは世界初となります。 このケースは、「The New England Journal of Medicine」で発表されています。 一卵性双生児の妊娠が発覚したが…妊娠6週間の母親の胎内を超音波検査で調べたところ、胎盤が1つだったことと、2つの羊膜腔の位置が判明。その結果から、一卵性双生児を宿していると診断されました。しかし、14週目に見た超音波検査では、双子の一方が男の子、もう一方は女の子であり、純粋な一卵性ではないこ