学者が「差別主義者」だといわれるのって、ほぼ学者生命おわること。ツイッターで見たというひとも「あなたの発言は見てないけど、差別だ差別だといわれけるのは見た」といわれた。 いまみんなに本当に心配されてる。そうはいってもクィア界隈の… https://t.co/oqPc9M8RUI
体調を崩して大学を辞めたいという学生の奨学金の書類を見て驚いた。月々10万円、4年間で合計480万円を借りた結果、金利は3パーセントで、最終支払額が700万円を超えている。日本学生支援機構で借りた奨学金である。日本学生支援機構は、以前は日本育英会だった業務を引き継ぐ独立行政法人であり、大学生がまず奨学金を申し込むのは、ここである。 暗澹たる気持ちになった。就職先もなく、働ける見込みもないまま、結局700万円以上の借金を背負い、この学生の将来はどうなるのだろう。まさにマイナスからのスタートである。現在私が借りている住宅ローンは、変動金利とはいえ、金利が1パーセントを超えたことはない。住宅を購入するための金利をはるかに超える金利が、教育を受けるために課されている。驚くべきことではないか。もちろん成績優秀であれば、無利子で借りることも可能ではあるのだ。しかしそれだからこそ、有利子で借りる学生は「
韓国で日本人女性暴行被害も、MeToo関係者沈黙 yashinegi 「○○してた人は、なんで○○しないの?」は詭弁。なにに言及しようが自由だしそんな時間など無い。左右限らずこの手の物言いするやつは全員バカ。ほんとそう思う。大切なことに時間を使わないと。以下敬称略 石川 優実 twitter 8/27 ツイートが多いのでキーワード韓国 仕事でヒールを強制しないでの人 web.archive.org/web/20190826135208/https:/twitter.com/search?q=from:ishikawa_yumi+%E9%9F%93%E5%9B%BD 伊藤 春香 (はあちゅう) twitter 8/27 電通勤務時の上司のセクハラを告発 web.archive.org/web/20190826151326/https://twitter.com/ha_chu 上野 千鶴子 t
自民党は、性的マイノリティに関する特命委員会と内閣第1部会の合同会議で、反対多数であったにも関わらず、部会長らに一任という結論を強引に取り付けた。こうした反対の声は、新聞などではたんに「保守層の反発」として報じられていたが、実際には、「性自認(性性同一性)による差別」とは何なのか、それによって女性や子どものトイレや風呂といった場所での安全が脅かされないかが、焦点であった。 風呂の話は「デマ」なのか?こうした懸念は、「デマ」だという運動団体の声明を出し、それがマスコミによって報じられてきている。そのためなのか、法案の焦点がまったく報道では取りあげられないのだ。この声明について、とある弁護士は以下のように語っている。 公衆浴場における衛生等管理要領では、身体の特徴に基づく性別ごとのゾーニング(区分け)はトランスジェンダーの利用者にも適用され、現在検討されている性的少数者への理解増進法や差別禁止
ニュースサイト「netgeek」の記事によって名誉を傷つけられたとして、ITコンサルタントや大学教授ら5人が4月8日、運営会社「innovator's base」(東京都渋谷区)とその代表者などに計1650万円(1人あたり330万円)の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。 提訴後に東京・霞が関の司法記者クラブで開いた会見で、訴訟の発起人であるITコンサルタントでブロガーの永江一石さんは「netgeekは集団リンチを見せてお金を稼いでいる。許しておけず、戦う決意をした」と話した。 ●「モンスタークレーマー」「頭のおかしい投稿」などと記載される 訴状などによると、原告は永江一石さん、武蔵大学社会学部の千田有紀教授、コンサルタント、スーパーマーケットで働く非正規社員、会社員の5人。2015年7月から2018年10月までの間に「netgeek」に掲載された記事について、社会的評価が低下し、名誉を傷
千田 有紀 @chitaponta 共同親権ガーの人に査読論文がないとか嘘を拡散されたし(もう査読する側なんだけどそもそも)、相槌をねつ造したとか、作家さんに間違ったツイートされたから論拠を聞いたら論破されたことになってたりとか、やっぱり火の粉は振り払うことにしてる。名誉毀損するから覚悟持ってすべきだと思うので。 査読あり論文が少ないという指摘に対して「もう査読する側」と返すのはトンチンカンな答えであり、普通は「定期的に出してます」云々という答えになるだろうし、「お前が査読者(候補)なのはわかったから、いいから書けよ」と再突っ込み食らうのは明白です。 ゆえに、なぜ「もう査読する側」で回答になると思った?とその動機を邪推され、「査読する側」だから「査読される側」ではないとでも思ったのか?と突っ込んでいるのがこちらのツイート群になります。 ※peer reviewはどんなお偉いさんでも匿名の批
ディアナ・アグロン論争。女の子はバカで良いという話 作詞家でAKB48をプロデュースした秋元康がHKT48向けに書いた曲「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞が炎上している。 〈難しいことは何も考えない 頭からっぽでいい 二足歩行が楽だし ふわり軽く風船みたいに生きたいんだ〉 〈女の子は可愛くなきゃね 学生時代はおバカでいい〉 〈テストの点以上瞳の大きさが気になる どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさせてグリーのように〉 〈世の中のジョーシキ 何も知らなくてもメイク上手ならいい ニュースなんか興味ないし たいていのこと誰かに助けてもらえばいい〉 〈女の子は恋が仕事よ ママになるまで子供でいい それよりも大事なことは そう スベスベのお肌を保つことでしょう?〉 〈人は見た目が肝心 だってだって 内面は見えない 可愛いは正義よ 出典:HKT新曲の歌詞が女
https://togetter.com/li/1744776 このまとめにもいるけど jiji @traductricemtl はツイフェミやTERFのインフルエンサーみたいなアカウント。 はてブでも過去何度かホッテントリ入りしている。 人間の知覚というのは優れていて、誰もが他人の身体的性別をほぼ正しく見分けることができます。あなたを含む、世界中の人はこれを無意識に行っています。ある部分のみではなく全体的な様々な指標を総合してみな判断しているでしょうね。 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/traductricemtl/status/1293944194382417920 ラドクリフなんて才能で比べたらJKローリングに完全に及ばないし、そのおこぼれに預かってるコバンザメ的存在なのに、なんであんな急に現れて偉そうに代わりに「謝罪」できるかっ
キズナアイの件でフェミがどうのこうのと騒いでいらっしゃった表現の自由戦士各位は、さぞや岡口裁判官への言論弾圧にいきり立っておられるのだろうと拝察します… 社会学者の千田有紀氏による下記リンク記事に対し、「キズナアイの表現の自由を守れ」という方々(表現の自由戦士と呼びます)から500を超えるブックマークコメントが寄せられています。 news.yahoo.co.jp ブックマークコメントの中に、「表現の自由」という観点から筆者の千田氏を批判している方がみられます(そもそも千田氏個人への罵詈雑言も多く、それもわたしがこの記事を書こうと思った理由ではあります)。 ただ、そこで用いられる「表現の自由」というコトバは、誤用なんですよね。 また、表現の自由戦士は、たぶんキョトンとなさっているのではないかと。「キズナアイと岡口裁判官、関係ありますか?」 これは現職の裁判官が、自身の関与していない裁判の記事
秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さんが10月26日、結婚した。この結婚で眞子さんは皇籍を離れ、民間人となった。武蔵大学社会学部教授の千田有紀さんは眞子さんの結婚について、「皇室の今後を考えるうえで、非常に大きな意味がある」という――。 心の病に苦しんだ皇室の女性たち 眞子さまが結婚されて、小室眞子さんになった。おめでたいことだ。眞子さんの願いがかなって、よかったと思う。 一連の騒動を振り返れば、自分の意思、恋愛で結婚相手を選んだ眞子さんのこの結婚は、皇室のあり方に大きな一石を投じたと言えるだろう。皇室という制度のあり方に、ここまで根本的な疑問が投げかけられたことは、これまでなかったのではないか。 もちろんこれまでも、お世継ぎが問題になったことなどはあった。しかし、天皇皇后陛下に男のお子さんができなかったことは、いわば仕方のない事態であって、個人の意思でどうこうできるものではない。それに対して
先の投稿を書き上げてから、小宮さんによる批判(批判1、批判2)を読んだ。学問の徒として、非常に悲しい気持ちでいっぱいである。小宮さんがされていることは、すでに私への批判を超えて、どう表現していいのか悩むが、いわば学問への信頼そのものを揺るがす行為ではないか。すでに私個人の問題だけではなくなっているように思うので、簡単にここに記す。 1.特集公募の査読が甘いと言い続ける理由は何ですか?まず驚いたことは、小宮さんが私の論文が掲載されていることをもって、下記のように評論の公募特集の査読は甘いのだ、ということを繰り返して述べられていることです。私はこれまでの自分の投稿経験や、ほかの学会の編集委員や査読委員として活動した経験、そして『社会学評論』そのもので査読を行った経験から言って、そのようなことはとうてい感じませんでした。SNS上でも、小宮さんのこうした発言に、異議を唱えられる声も出ていました。当
LGBT法案は、次回の選挙の「裏テーマ」になるのではないかというのが、私の見立てである(G7でLGBT法案が議論の俎上にあげられなかった訳)。(現時点では)貧乏くじを引くのは自民党かもしれない。 自民党は、性的マイノリティに関する特命委員会と内閣第1部会の合同会議で、反対が多数あったにも関わらず、部会長らに一任という結論を強引に取り付けた。新聞やテレビの報道では「保守派の反対」であるとしか報じられていないが、この時点での懸念はほぼ、「女性と子どものトイレや風呂の安全」をめぐるものであった。それはそうであろう。この時点で「日本の伝統文化が」「皇室の危機が」といった、いわゆる「保守」的な言説を前面に押し出せば、即刻、叩かれただろう。自民党議員のYouTubeなどの発信を大量に初めて見たが、なかなかに海外事例などを勉強されているようであった。 首相の命を受けて、自民党はどうしても法案を国会に提出
「女の子は 可愛くなきゃね 学生時代は おバカでいい」。秋元康さんが作詞したアイドルグループ「HKT48」の歌「アインシュタインよりディアナ・アグロン」に、「女性蔑視の歌詞だ」と批判が起きている。恵泉女学園大(東京都多摩市)の大日向雅美学長は、学生による反論と替え歌を学長ブログに掲載。「学生は将来輝くために勉強している。可愛いことと頭が良いことを二律背反に捉えた詞には違和感がある」と話している。 曲は4月13日に発売された。「頭からっぽでいい」「世の中のジョーシキ 何も知らなくても メイク上手ならいい」と見た目重視の女子の心情を歌う。 ディアナ・アグロンは米女優。高校のチアリーダーとして活躍し、卒業後は名門エール大に進学する美少女を米人気テレビドラマ「グリー」で演じる。 学生から曲を知らされた大日向学長が、授業で取り上げると「テストの点より瞳の大きさが気になったことはある」との声が出
頑張って書いた論考がトランス差別と言われてなんだかんだで消えちゃった千田有紀先生のTwitterが別垢で復活していたよ。 https://twitter.com/ekodayuki 千田先生がフォローしている面々がまたすごい。 すごいのでいくつか千田先生がフォローしているアカウントのbioを並べてみます。 #NoToSelfID | #NoToSelfIDjp | #GenderCritical ジェンダー温存=性差別温存 / 身体的性差を無視して不利益被るのは女 / ミソは男女問わず人類の敵 / 女性だけのスペースを守る / 性犯罪者は4んでくださいねー Female,Mum。翻訳については必ずご自身でダブルチェックを。動物好き。歴史好き。#SexMatters #SexIsReal #IStandWithJKR 🌞sisterhood 🌞【NetNewsへのツイート転載禁止】【スク
『東大美女図鑑』の女子大学生たちのなかから好みのひとを選んで、フライト中「あなたの隣の席に座って」なにかについて「語って」もしくは「教えて」もらう権利があたるという旅行会社のキャンペーンが、批判を受けて中止になった。ネットで見かけてから、すぐに中止のお詫びを目にするという「即日中止」ぶりである(HISの「東大美女が隣に座ってくれる」キャンペーン 「セクハラ」批判受け即日中止に)。旅行会社はこのような批判を、事前に予想していなかったのか。 大学で、人権委員役職に選出される機会の多い教員としては、ホッとした。セクハラが起こるのは、大学の授業中ばかりではない。例えばサークルの合宿中、就職活動中、アルバイト先でなど、加害者が自分の大学関係者ではなく、対応に困る場合も多いのである。 とくに機内を暗くして睡眠をとる機会もあるためか、長時間にわたるフライトで、痴漢に合うことは実はよくあることである。暗く
今twitterでは、フェミニストたちによる殺人・暴力行為の肯定・支持が堂々と広まっており、それに対して多くのfavが集まっているという現状がある。 7月に起きたススキノの首切り事件のことは皆さんよく覚えていると思う。初報の段階で首無しの死体が発見され、加害者一家が逮捕されたあとは犯人が首を自宅に持ち帰り、それを弄ぶ映像を撮っており、それに両親が協力していたという狂った事件だ。 逮捕されてすぐ正気が疑われ、現在は一家全員鑑定留置という日本の刑事事件史上例のない事態になっているのだが、この事件について加害者を擁護・支持するフェミニストが多くみられている。 週刊誌報道で加害者の親族が、被害者は女装した男性であり加害者と性的関係を持っていたという旨の記述をしたことから始まったのだが、これにより加害者はトランスジェンダーの被害者にレイプされ、その防衛や復讐として殺人をおこなったのだというストーリー
www.nikkei.com この前はドヤ顔してたんですが……。 scopedog.hatenablog.com scopedog.hatenablog.com 裁判が全てではないものの、高裁判決では暴力振るったことも認定されてるようですし、この案件、結局「虚偽DVガー」とか言ってる人が単なるDVしてる人応援団だった、というわかりやすい構図っぽくなって終了した感じです。(ほとんどの人は最初からそうだと思ってましたけどね)。地裁判決を出した福田千恵子裁判長も朝鮮学校無償化裁判で「国の判断は合理的だ」と請求棄却するなど、その経歴が「あ、やっぱりな」という感じの人でしたしね。 往生際の悪い信者さんのために書いておきますけど、私がscopedogさんのおかしな挙動をしているときづいたのは、武蔵大学社会学部教授の千田有紀氏が、「虚偽DV」とか言ってる親子断絶防止法全国連絡会(当時)の主張を批判したと
社会学者の岸政彦氏が國分功一郎氏との対談で、「日本の社会学は、特定の一人か二人のせいですごく評判が悪い」と述べいていたそうだ*1。“特定の一人か二人のせい”なのか、“日本の”なのかを考えると、強い自己肯定バイアスがあるように思える。 “特定の一人か二人のせい”なのであろうか。ネット界隈で話題になった社会学者を思い浮かべてみたのだが、古谷有希子*2、古市憲寿、上野千鶴子、千田有紀*3、小宮友根*4、金明秀*5、友知政樹*6、舞田敏彦*7、柴田悠*8、筒井淳也*9、太郎丸博*10、大澤真幸*11、久保田裕之*12、北田暁大*13(以上、敬称略)と一人や二人では無い。フェミニズムやマイノリティ擁護など政治的主張が前面に出てしまい、実証的/規範的な論証が疎かになる傾向があって、全般的に粗さが目立つ。単語の意味を勝手に多義的にしたり、多義的な単語の意味をこっそりと摩り替える語義曖昧論法(Equivo
この前千田有紀先生の文章にコメントしたので、それが批判(?)している清水晶子先生の「埋没した棘」っていう論文も読んでみたのですが、これは千田先生のやつに輪をかけて難しい、というより私にはほとんど理解できませんね。こういうの読まないとならない学生様院生様たちはどうしてるんだろう? たとえば、こんな感じです。 諸身体の生存可能性がその集合的な現れによって切り開かれるのだとすれば、その生存は、現れ集合する身体の均一性に、どれほど依拠しているのだろうか。現れうる差異、集いうる身体の集合への注目は、現れることのより困難な諸差異、集うことのより困難な諸身体と、どこまで連帯し、どこまでそれらの諸差異・諸身体の黙殺を要求しているのだろうか。(p.36) これはキビしい。ちょっと何言ってんのかわかりませんね。おそらく次みたいな感じ。 体をもった生身の人間は生きていくには、人間どうしの協力が必要です。さらに、
現代思想3月臨時増刊号がリリースされました。 前回、Twitter上での千田さんの炎上について書きましたが、提出すると仰った「論文」がこれ程まで見事に予想通りの結果だったこと、本当に驚いています。 「女」の境界線を引きなおす――「ターフ」をめぐる対立を超えて / 千田有紀 案の定、千田さんの記事は期待を裏切らないインパクトで炎上し、既に当事者がブログで取り上げています。 千田さんの文章は、一見、両立を保つような、マイルドなテイストで書かれているので、人によってはついうっかり共感しそうな危うさがありますが、「いま、日本のTwitterでは「ターフ戦争」とでもいうべき事態が起こっている」という最初の一節と「それは「ターフ」を見つけ出して、制裁を加えることではなく、問題の構造を見据えた私たちの社会的合意の達成によってなされるものであると信じている」で結ばれる最後の一節を繋げれば、彼女の動機、目的
トランス問題と女性の安全は無関係か---「LGBTQ+への差別・憎悪に抗議するフェミニストからの緊急声明 」についてフェミニストからの疑問と批判 牟田和恵2023年7月6日 2023年6月14日に、WANサイト上に「LGBTQ+への差別・憎悪に抗議するフェミニストからの緊急声明 」が公開され、賛同のよびかけがなされました(以下、同声明)。https://wan.or.jp/article/show/10674#gsc.tab=0 私はLGBT理解増進法には少なからず問題があると考えていますが、同声明には、フェミニストとして疑問に思わざるを得ない内容が含まれており、この声明があたかも日本のフェミニストの総意であると受け取られてしまうことを懸念し、一フェミニスト・ジェンダー研究者として本稿を書いています。 声明では、「女性の安全がトランスジェンダーの権利擁護によって脅かされるかのような言説」が
追記:私と違ってプロの人からの解説がありましたので、まずこちらをお読みください。千田さんはこういう批判に答えられないなら学者失格であると私も思います。 市民的公共性は存在する(が千田氏の思うようなものではない) 千田さんが批判されていますが私は彼女の特定の言葉だけ切り取る流れには反対なので、自分でまとめました。みなさんも騒ぎになっている言葉だけではなく前後の発言も踏まえた上で判断してくださればと思います。 ただし、私は、前後の文脈も読んだ上で、やはり千田さんの話には問題が有ると思います。 ハバーマスの「市民的公共性」=「自分で考えてわたしと同じ考えになりなさい」であってはいけない 市民的公共性の話って、ハーバーマスのつもりだったんですが…。— 千田有紀 (@chitaponta) 2018年10月4日 正直言うと、批判が多いハバーマスの「市民的公共性」概念を無造作に持ち出してくるあたりから
これまでの経過を見守ってきたが、女性向けの牛丼屋というコンセプトでできた店だっただけに、ターゲットとなっている都会の働く女性たちと、子連れという新たなターゲットの間に、やはり齟齬があるのだろうと思う。私自身子持ちではあるが、スープストックを選ぶときは、静かであることを割と評価することが多いので、両方の気持ちがわかる。 スウェーデンなどの子育てしやすい場所は、意外なくらいに子連れと子なしのエリアが分離されている。とくにレストランはよい席は子なしの人たちに、そして子持ちは思う存分騒いでもいい場所へと分離されていて、お互いにストレスがかからないようになっている。しかしこの方式も、駅地下の小さな店舗が多いスープストックには難しいだろう。 提供される離乳食の時期が、3か月と短いのが気になる。健康志向のキッズメニューも複数提示して充実させるなど、どちらの顧客も逃さないような戦略が必要かもしれない。
親子断絶防止法に対する懸念が各方面から出されている。NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石千衣子理事長(「親子断絶」防ぐ法案に懸念)、同じくNPO法人キッズドアの渡辺由美子理事長(「親子断絶」を防ぐ法案成立に潜む大きなリスク)といった、いわば離婚家庭の「現場」を知る人たちである。毎日新聞でも、懸念が報じられている。大手メディアがそろいにそろって否定的意見を紹介しているのが、意外だった。一般的には渡辺理事長のいうように、 離婚した後も、親は親であり、だから、母子家庭でも、時々別れたお父さんと会う事は良い事だと、私も思っていた。だから、この法律もいいんじゃない?と思っていた。 出典:「親子断絶」を防ぐ法案成立に潜む大きなリスク というような感想をもつひとが多いのではないかと思っていたからだ(渡辺理事長のこの文章のあとには、「しかし、キッズドアを始めてそんなに簡単ではないという事を思い知っ
何周目だろうか感はあるが、"キズナアイを取り下げろ"がそもそもほぼ完全に藁人形なんだよね。NHKに抗議しましょうと呼びかけたのは、最初の太田弁護士だけだったと思うよ。千田先生とかの主張に関しては、少しは女性キャラの利用形態のアンバランスさも気をつけてくれればいいなー程度じゃないすか。— Masahiro Kozuka (@masa_koz) 2018年10月21日 というツイートを見かけたので実際の発言を振り返ってみます。 話がごちゃごちゃすると、絶対に藁人形論法 が出てくると思ってあらかじめまとめておいたのですが。千田先生は、<記事はともかくとして>、初期段階でのツイートではかなり穏当な発言が多いんですよね。 では、なぜ彼女はこれほど炎上してしまったのでしょうか。 (彼女が炎上していないキズナアイを炎上扱いしたのと違って、彼女はガチで炎上しましたよね) そのあたりについても振り返ってみた
東大医学部の面会交流論文が、話題となっている。http://www.scirp.org/journal/PaperInformation.aspx?PaperID=74779&#abstract DVを行ったとされる父親との面会交流を行っている子どものほうが、行っていない子どもよりも、ひきこもりや抑うつなど、精神的問題、行動上の問題を抱えやすい、という論文である。 この論文は、フローレンス・駒崎弘樹氏が3月末にそのブログで、面会交流によって子どもの心が壊される、という彼の主張を裏付ける「エビデンス」として紹介したことを皮切りに http://blogos.com/article/215491/ 、4月末に行われた「当事者の声を国会へ」と題する衆議院第一会館での院内集会や、「「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会」による「第20回学習会 ハーグ条約と親子断絶防止法案」 http://jink
ニュースサイト「netgeek」に対し、集団訴訟の動きが持ち上がっていることが分かりました。ITコンサルタントの永江一石さん(@Isseki3)が中心となって進めており、現在はブログやSNSで「被害者の会」への参加を呼びかけています。 「netgeek」トップページ(※画像加工は編集部によるもの) netgeekは2013年に開設。運営者は公表しておらず、以前からデマやフェイクニュースの拡散、誹謗中傷、無断転載(著作権侵害)などの行為が問題視されていた“匿名”ニュースサイトの1つです。永江さんは10月、netgeekに誹謗中傷記事を掲載されたとして、ブログで運営者情報提供を呼びかけ、運営者を特定(関連記事)。これまでは不明だった訴訟相手の実態が明らかになったことから、今回の呼びかけに踏み切りました。 永江一石さん。リクルート、ライブドアなどを経て現在はITコンサルタントとして活動。2016
まさかKANEBOも、ここまで批判を受けるとは想像もしていなかったのではないか。 「I HOPE.」を掲げ、「新しい日常に向けた新しいブランドCM」を7月17日(金)に発表するや否や、Twitterでは「#kaneboの新CMに抗議します」のハッシュタグとともに、批判が噴出している*。 TOKYO、NEW YORK、PARIS、LONDON、SYDNEY、CAPE TOWN、SHANGHAI、DUBAI、VIETNAMと世界の各国で撮影されたという色とりどりのフィルム。若い女性、年輪を感じさせる女性、白人も、ブラックも、アジア系と様々な人種の女性達、そしておそらく男性(の身体を持って生まれた)と思しきひとも。ありとあらゆる「多様性」に配慮された作りになっている。 さらに渡辺真知子さんの40年の楽曲「唇よ、熱く君を語れ」が、アレンジを加えられて、力強くCMを引き立てている。今年1月に公開され
KADOKAWAから発売予定だった「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳、村山美雪・高橋知子・寺尾まち子共訳)が発売停止になった。講演会などが抗議活動で中止になることは今まであったが、本が発刊停止になるという事態は、前代未聞ではないだろうか。しかもこの本は、『エコノミスト』誌の2020年の「その年の本」、2021年の『ザ・タイム』紙と『サンデータイムス』紙のベスト本に選ばれ10カ国もの国で翻訳されている話題の本であった。 発売が宣伝されると同時に、Amazonでの「ジェンダー」のカテゴリーでは1位、総合でも26位になっていたという情報もある。多くのひとが関心をもって予約した。 その一方で、SNSではこの本に対する反対運動が広がった。トランスジェンダーは社会的に「感染」などしない(タイトルを虚心に読めば「ブーム」が感
つい先日市場に流通しはじめた現代思想2020年3月臨時増刊号「総特集 フェミニズムの現在」に武蔵大学社会学部教授で現代社会学を専門とする千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」という題名の論考が掲載されていて、Twitter上で物議を醸している。元々、この論考は最近の主にTwitter上で激しくなっているトランス女性への差別言説に関連して浮上してきた問題を扱ったもので、論考の内容がトランス差別的だという指摘が次々に出てきている。すでにこの論考についてブログで論じている人もおり、私もSNSやブログを見た限りどうしても一度は目を通しておく必要があると思い、早速雑誌を手に入れて、件の論考を読んでみた。以下では読んだ上で私の立場から言わせていただかねばならないことを述べていく。 トランス女性差別云々の議論に関しての私の立場性を言わせていただくと、私自身、出生時に割り
『社会学評論』*1の72巻4号で、「ジェンダー研究の挑戦」という公募特集*2が組まれています。この記事ではそこに掲載されている千田有紀さんの論文「フェミニズム、ジェンダー論における差異の政治」について、私の簡単な感想を記しておきます。 千田さんはこれまでも(ご本人の意図はどうあれ少なくとも結果としては)トランスジェンダーに対する差別的な言説をエンカレッジしてしまうことになるような文章を書いてきており*3、その事情を知る人たちの間には評論掲載の論文もそうなっていないかという懸念がありました。実際に読んで、残念ながらその懸念が払拭されたとは言い難いという感想を私は持ち、そしてそのことは日本社会学会の会員として表明しておくべきだと考えました。 1. 論文の構成に関する問題 トランスジェンダーについての記述について検討する前に、私にはそもそも千田論文の構成がよく理解できず、結論として何が主張されて
布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章 作者:高島 鈴 人文書院 Amazon (※ この記事を公開した翌日に、「追記」を公開している。むしろ「追記」のほうがより気合い入れて書いているので、こちらも参照してほしい。) davitrice.hatenadiary.jp まず先に書いておくと、わたしは著者(高島)に対してよい印象を持っていない。というか、明確に嫌いである。 嫌いな理由のひとつは…なんか知らんうちにTwitterでブロックされていたのもきっかけではあるけれど…オンラインで読める著者の文章が中身のないアジテーションにしか思えなかったということだ*1。 それ以上に、2020年3月臨時増刊号の『現代思想』に掲載された千田有紀の文章に対して、2021年11月号の『現代思想』で議論や論証を行うことなく「千田の文章はトランス排除的であり、文章を掲載した『現代思想』は責任を
すでに言われているけど、仁藤が中里見博らAPP研と一緒に運動しているのって本当にスルーされているよね。 中里見博のAPP研がいかにやばいTERFであるかはtwitterアカウント(https://twitter.com/appjp_kokusai)見れば一目瞭然だし、 中里見博本人も「女性の人権と安全を求める緊急共同声明」(https://sites.google.com/view/no-self-id-japan/)で署名してるからな。 中里見博以外でも、一緒に活動している北原みのりも千田有紀を明確に擁護し始めてるし。https://twitter.com/minorikitahara/status/1570245245392285698 TERFの本を扱っただけの書店が糾弾されているのに、TERFそのものと一緒に運動している仁藤夢乃が何も言われないってのはどうなんだろうか。
相模原市障がい者施設が襲撃され、多くの方が亡くなられた事件があった。多くのひとが憤りを示している。「ヘイトクライム」、憎悪犯罪である。特定の民族や宗教、性別などの集団に対する攻撃のターゲットは、今回は障がい者だった。しかし事件の全貌が明らかになるにつれ、さらにやりきれない思いに沈むようになった。 大学時代の友人は、教員をめざしていた容疑者が、「2年生の時に障がい者施設に教育実習に行った後、『障がい者なんて死ねばいい』『(障がい者が)生きている意味が分かんない』と発言していた」という(植松聖「十分刑事責任問える」文章に乱れなく主張明瞭な衆議院議長あて手紙)。田中眞紀子議員らが提出した議員立法により、1998年から教育職員免許状取得者に、介護等の体験が義務化された。容疑者の障がい者への憎悪の始まりが、本来「人の心の痛みのわかる教員、各人の価値観の相違を認められる心を持った教員の実現に資すること
ご無沙汰しています。実は、アメリカに来ています。非常に尾籠な話で恐縮なのですが、アメリカに来て驚いたことは、ここ数年、ずっと悩まされていた下痢と腹痛がぴたりと止まったことです。 ご飯を食べてしばらくすると、ときには水のように(ごめんなさい)流れていく下痢のせいで、外食が難しく、また持病の薬を飲むタイミングを考えたりして、社会生活もままなりませんでした。それによってまた慢性的な疲労感も甚大で、メールの返事を書くのもままならず、また腎臓にも大きな負担がかかっていたようでした。 こういう状態が、日本から離れることでぴたりとやんだのです。歩いても寝込まない。大学に行っても大丈夫。ウォシュレットのないアメリカで生きていけないと思い詰めていたけれども(ポータブルウォシュレットまで、日本から持参しました)、それも必要ない。何よりも日本と、学問をめぐる現状について話したら、いきなり下痢が復活し、いまの現状
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