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南京事件の検索結果1 - 24 件 / 24件

  • 深圳日本人学校の男児殺害に日本はもっと怒るべきだ

    <深圳日本人学校に通っていた日本人の男子児童が殺害された。日本政府は「誠に遺憾」と述べ、中国政府は「どの国でも起こりえる」と主張しているが、反日感情が生み出した凶行に対し、私たちはもっと怒るべきではないか> 深圳日本人学校に通っていた日本人の男子児童(10歳)が9月18日、中国人の男(44歳)に刃物で襲われ、翌日未明に死亡した。 今回の事件によって、日本人の対中感情は一段と悪化した。2012年の尖閣国有化によって生じた反日デモ以来、最悪かもしれない。いや、「中国=何をするか分からない怖い国」というイメージは、2012年の頃よりも今のほうがずっと強いだろう。 中国に対して多くの日本人が抱いている嫌悪感や恐怖心を、今回の事件は決定的に強めてしまった。 事件について上川陽子外相は「今般の事案を極めて重く受け止めている。登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾だ」と述べ、岸田文雄首相

      深圳日本人学校の男児殺害に日本はもっと怒るべきだ
    • 米国『日本のホロコースト』発刊 近現代史家ら「史実に反す」研究会立ち上げ、反論本予定

      旧日本軍が3000万人を虐殺したとする『Japan’s Holocaust』の内容を分析する「戦争プロパガンダ研究会」の第1回公開研究会=18日午後、東京都文京区(奥原慎平撮影) 旧日本軍がアジア・太平洋地域で3000万人を虐殺したとする『Japan's Holocaust』(日本のホロコースト)が米国で今年3月に発刊されたことを受けて、近現代史研究家の阿羅健一氏らが同書を検証する「戦争プロパガンダ研究会」を立ち上げた。日本と無関係なホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の用語を標題に掲げた同書について、研究会は「南京事件をはじめとして、史実に反し裏付けのない『日本軍の残虐行為』なるものの事例をかき集めて集大成したもの」と指摘する。研究会は書籍を素材に戦争プロパガンダ(政治宣伝)のメカニズムを分析し、反論本の発刊を予定している。 荒唐無稽も活字の影響力は無視できない「日本のホロコースト」は米国の

        米国『日本のホロコースト』発刊 近現代史家ら「史実に反す」研究会立ち上げ、反論本予定
      • 日本のアカデミアは本当にどうしようもないところにまで来ている・1

        日本には大学教授や研究者を適切に評価するシステムが無いため、多くの人は下記のタイプと接する機会が多かった😭 研究者としては有能かもしれないが、やる気がなく雑な授業をして開き直る/単なる好き嫌いで対応をする/直球で居眠りなど、『教員』や『社会人』としては問題外なタイプ水俣病・様々な薬害・東日本大震災・コロナで見かける、御用学者タイプJAXAなど何をかましても失敗ではない!と特権階級ムーブするタイプリトラクションウォッチ(撤回論文を監視してるやつ)で世界上位を占める不正研究タイプ自分の専門外に対して安易にSNS・TV・雑誌・書籍で言及するタイプまさかの自分の専門分野で、不誠実もしくは直球で単純に正しくない (少なくとも日米の学会の見解とは異なる)ことをSNS・TV・雑誌・書籍・機関誌で発信するタイプ 今までやりたいことだけやってきて、働く訓練をしなかった、単純に働く or 稼ぐ気がないだけな

          日本のアカデミアは本当にどうしようもないところにまで来ている・1
        • フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた

          水林章(72)はフランス語の著作『彷徨礼讃』(2014 未邦訳)のなかで次のように述べている。 「人は自分の出生の条件に関する一切を選ぶことのできないまことに不自由な存在だが、言語については母語以外の言語を選ぶ自由を行使できる」 水林は出自のうえでは紛れもなく日本人だが、2011年以降、18歳のときから学びはじめたフランス語で自らを表現する著作家になった。いまではフランス語表現作家の一人として、広く知られている。水林の著作の大半は白地の装丁が特徴のガリマール社から出ており、パリの書店の新刊コーナーでもひときわ目を引く。 パリと東京を行き来し2つの言語で夢を見る水林は、12年前からフランス語で書くことに専心している(註:12年にわたって日本語を「留守」にしたあと、水林は2023年9月に『日本語に生まれること、フランス語を生きること』という日本語と日本社会をめぐる評論を上梓している)。 202

            フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた
          • 蓮舫氏の都知事選出馬で十数年前の事業仕分けがまた話題になっていたが、現都知事の小池百合子氏が当時に陰謀論をとなえていたことはあまり話題になってない - 法華狼の日記

            よく話題になる発言については、当時の映像を紹介しつつ再検証した犬飼淳氏の記事が新しく出ている。 蓮舫氏「2位じゃダメなのか発言」の真相…5つの観点から分析する「報道のキリトリ」と「実際の発言」との相違点 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け 蓮舫氏が東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明。その直後から「2位じゃダメなんでしょうか?」という過去の発言と共に蓮舫氏を揶揄する報道が相次いだ。 全72分の映像を観れば明らかな通り、蓮舫議員は上記のように相手を責めたり、発言内容を否定したり、恥をかかせる言動は皆無。しかし、あたかも蓮舫議員だけが高圧的だったかのようにキリトリ編集した映像をテレビは流し続けた。それは、蓮舫議員がハッキリと意見を言う女性であることと決して無関係ではないだろう。 一方、当時は野党自民党の議員だった小池氏は、事業仕分け全体に対して下記のよう

              蓮舫氏の都知事選出馬で十数年前の事業仕分けがまた話題になっていたが、現都知事の小池百合子氏が当時に陰謀論をとなえていたことはあまり話題になってない - 法華狼の日記
            • 「南京事件」否定しない外務省HP変更を 「記述の根拠ない」阿羅健一氏が要望

              ジャーナリストの西村幸祐氏(右)と近現代史研究家の阿羅健一氏=2日午後、衆院第2議員会館(奥原慎平撮影) 日中戦争時の1937年に旧日本軍による南京占領で起きたとされる「南京事件」を巡り、近現代史研究家の阿羅健一氏は2日、外務省を訪れ、同省ホームページ(HP)の記述を変更する必要性を主張した。HPには同事件について「日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」と記載されている。阿羅氏は「記述の根拠は全くない。外務省HPは英文でも世界へ発信されたまま、さまざまな著作に引用されている」と訴えた。 事実に即した形に阿羅氏が代表を務め、ジャーナリストの西村幸祐氏らと設立した「外務省のホームページの変更を要望する会」の活動。同会によると外務省のHPは平成17年8月から「(旧日本軍による)南京市民の殺害を否定できない」という趣旨で記述されているという。 同会はその後、国会

                「南京事件」否定しない外務省HP変更を 「記述の根拠ない」阿羅健一氏が要望
              • 南京事件で「一般人を多数殺害」記載の教科書に「裏付けを」神奈川の民間団体、回答は1社

                神奈川県の教職員や地方議員らでつくる民間団体「教育を良くする神奈川県民の会」(小山和伸代表)は、日中戦争時の1937年に旧日本軍による南京占領で起きたとされる「南京事件」を巡り、「女性や子供など一般人や捕虜を含む多数の中国人を殺害」などと記述した教科書の出版社9社に対し、日本軍の命令で多数の中国人を殺害した根拠となる一次資料の提示を求める提言書を提出した。事件について「非戦闘員の殺害は否定できない」とする外務省の見解の根拠が示されていないことが背景にある。一方、期限までに回答したのは1社にとどまった。 「組織的」根拠の提示求める同会は約20年にわたって、教育施策への提言や道徳の教科化、家庭教育の充実などに取り組んでいる。南京事件に関しては、当時の史料も踏まえて「日本軍が組織的・意図的に『虐殺』などを命令した根拠はない」とし、「実際に起きた暴行や殺人は、軍命に反する事件であり、法に照らして処

                  南京事件で「一般人を多数殺害」記載の教科書に「裏付けを」神奈川の民間団体、回答は1社
                • JCJ大賞に赤旗日曜版 自民党裏金問題スクープ | 共同通信

                  Published 2024/09/09 15:39 (JST) Updated 2024/09/09 15:55 (JST) 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は9日、優れたジャーナリズム活動を表彰する2024年のJCJ大賞が、自民党派閥裏金事件の発端となる政治資金パーティーの収支報告書不記載をスクープし、追及を続けたしんぶん赤旗日曜版に決まったと発表した。JCJ賞には、信越放送のSBCスペシャル「78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡」など計4点を選んだ。 ほかのJCJ賞は、上丸洋一さん=「南京事件と新聞報道 記者たちは何を書き、何を書かなかったのか」▽後藤秀典さん=「東京電力の変節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃」▽NHK=NHKスペシャル「“冤罪”の深層~警視庁公安部で何が~」「続・“冤罪”の深層~警視庁公安部・深まる闇~」

                    JCJ大賞に赤旗日曜版 自民党裏金問題スクープ | 共同通信
                  • 「日中戦争」と「大阪万博」は残念なほど似ている…日本人が「ぐだぐだ」「ダラダラ」を止められない根本原因 「旧日本軍的」な意思決定の正体

                    1937年から8年間にわたって続いた日中戦争は、悲惨な戦争だった。『後期日中戦争 華北戦線 太平洋戦争下の中国戦線II』(角川新書)を刊行した愛知学院大学文学部の広中一成准教授は「だれも失敗の責任を取ることなく、ダラダラと戦争が続いてしまった。この傾向は、いまの日本社会にも引き継がれている」という。ルポライターの安田峰俊さんが聞いた――。 “忘れられた戦争”になった「後期日中戦争」 1937年7月の盧溝橋ろこうきょう事件で幕を開けた日中戦争は、なし崩し的に8年も続いた。歴史上、日本が一国を相手にこれだけ長期間の対外戦争をおこない続けた例はない。ただ、盧溝橋事件、南京事件、汪兆銘おうちょうめい政権成立……と、後世に知られるエピソードの大部分は前半の4年間に集中している。いっぽう、1941年12月に対英米開戦に踏み切って以降の中国戦線の状況は、世間でほとんど知られていない。 この「忘れられた戦

                      「日中戦争」と「大阪万博」は残念なほど似ている…日本人が「ぐだぐだ」「ダラダラ」を止められない根本原因 「旧日本軍的」な意思決定の正体
                    • 陸上自衛隊の部隊がXで「大東亜戦争」と表現した背景~「商業右翼」が自衛隊教育に影響か?~(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      ・硫黄島合同慰霊祭の文脈で陸自連隊が「大東亜戦争」表記   陸上自衛隊第1師団隷下の第32普通科連隊(さいたま市)が、その公式X(旧ツイッター)にて、「大東亜戦争」と表現したことが物議をかもしている。同投稿は4月5日になされ、同8日には削除された。防衛省は「誤解を招いた」などと釈明したが、4月9日には中国外務省副報道官が批判するなど、その内外の余波は収まったとは言えない。 当然のこと「大東亜戦争」という呼称は、太平洋戦争を「アジア解放のための聖戦」と位置付けた戦中の政府によって喧伝されたもので、侵略の肯定や戦争の美化とも受け取られかねないことから、現在の政府は「大東亜戦争」の呼称を用いていない。 第32普通科連隊が投稿したX(筆者キャプチャのもの)。現在は削除されている 政府の統制下にある陸上自衛隊の、まして首都・東京近傍に位置する実力部隊の公式Xで、政府見解とは真逆の「大東亜戦争」という

                        陸上自衛隊の部隊がXで「大東亜戦争」と表現した背景~「商業右翼」が自衛隊教育に影響か?~(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 陸自部隊がXで「大東亜戦争」と書いたと朝日新聞が反応:太平洋戦争という呼称とGHQ - 事実を整える

                        朝日新聞がなにやら言いたげです。 追記:投稿が削除され再投稿されています。 ランキング参加中社会 陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現 GHQの指令で禁止された「大東亜戦争」と流布された「太平洋戦争」 サンフランシスコ講和条約により「大東亜戦争」呼称廃止の覚書の失効 「大東亜戦争」の用語を使用してきた内閣・国会議員・自衛隊・民間人 日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で使用された「大東亜戦争」 まとめ:言葉の選択は国家主権の問題・地理的範囲や他の世界史上の戦争との兼ね合いと文脈 陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現 #32連隊 の隊員が、大東亜戦争最大の激戦地硫黄島において開催された日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に旗衛隊として参加しました。 慎んで祖国のために尊い命を捧げた 日米双方の英霊のご冥福をお祈りします。#32普通科連隊#大宮駐屯地#A

                          陸自部隊がXで「大東亜戦争」と書いたと朝日新聞が反応:太平洋戦争という呼称とGHQ - 事実を整える
                        • 【アーカイブ】高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」出演者発表 - wezzy|ウェジー

                          出演者は、『トランスジェンダー問題』訳者であり『トランスジェンダー入門』著者の一人である高井ゆと里さん、右派の言説を研究している能川元一さん、ジェンダー・セクシュアリティ、メディア文化を専門に研究されている堀あきこさん、国政の動きを注視してきた一般社団法人「fair」代表の松岡宗嗣さんです。そのうち能川さん・堀さん・松岡さん3名の発表をもとに、周司あきらが要約して今回の記事にしました。 記事1(周司あきら) 高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」出演者発表 記事2(高井ゆと里) 高井ゆと里「素朴な疑問は素朴ではない~トランスヘイト言説に触れたら~」 記事3(周司あきら) 高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」クロストーク 【注意】このイベントでは現状分析を目的にしているため、トランスジェンダーに差別的な言説が多数参照されま

                            【アーカイブ】高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」出演者発表 - wezzy|ウェジー
                          • 中国 「南京事件」の追悼式典 安定した日中関係の構築にも言及 | NHK

                            中国の南京で旧日本軍が多くの市民を殺害したなどとされる「南京事件」の追悼式典が13日に行われ、中国共産党の指導部のメンバーは旧日本軍の行為を非難する一方、安定した日中関係を構築する必要性も強調しました。 中国政府は「南京事件」が起きたとされる12月13日を国家追悼日と定め、毎年、追悼式典を行っていて、13日に江蘇省南京でことしの式典を開きました。 去年は事件から85年の節目で、式典に中国共産党の最高指導部のメンバーが出席しましたが、ことしは、それに次ぐ共産党の政治局委員で、全人代=全国人民代表大会の副委員長を務める李鴻忠氏が出席し、あいさつしました。 この中で李氏は日本と中国の間で議論のある犠牲者の数について、「30万人の同胞が殺された」と改めて主張したうえで、「人類の文明の歴史に極めて暗い1ページを残した」と述べ、旧日本軍の行為を非難しました。 一方で、ことしが日中平和友好条約の締結から

                              中国 「南京事件」の追悼式典 安定した日中関係の構築にも言及 | NHK
                            • 年末を迎えて - Apeman’s diary

                              このブログの前身を iblog でつくったのが2004年なので今年で20年ということになります。もっとも2004年の末にスタートしたので実質的に20年となるのは来年の末ですが。 更新頻度もすっかり落ちて最近はなんとか「毎月更新する」というラインを守るのが精一杯ですが、続けられる限りは続けるつもりです。 過去に書いた記事の中で最近思い起こすことがあるのが、イスラエル軍による白燐弾の使用を擁護するネトウヨを批判した2009年ごろのことです。戦時国際法を「殺させないため」ではなく軍事組織の選択肢を広げるために解釈しようとする姿勢は南京事件否定論にも通じるものだと思いながら書いていました。いまSNSで展開されているイスラエル擁護論もまた、「便衣兵」をめぐる南京事件否定論者の主張を想起させます。 法は殺すため(殺すことを正当化するため)ではなく、殺させないためにある。この大原則を改めて主張しておきた

                                年末を迎えて - Apeman’s diary
                              • わが国が国際連盟を脱退した経緯⑥ 総会を意識した張学良の動きと最後の松岡演説前半

                                運命の国連総会の日が決まる 前回の「歴史ノート」で、昭和八年の正月以降の支那やアメリカ、国連事務局等の動きを書いたが、アメリカが圧力をかけたことで国際連盟の委員会の流れが一気に変わり、満州国を承認しない方向に傾いていったことを書いた。 「神戸大学新聞記事文庫」外交123-74 上の画像は昭和八年二月十三日付の大阪時事新報の記事だが、十九ヶ国委員会の勧告案が完成し連盟総会に於ける報告書がすべて整ったことを報じている。見出しには「緒論から結論まで三文の価値もない無知無能の暴露」と酷評しているのだが、報告書の内容はいかなるものであったのか。 連盟総会報告書の全文は『内外調査資料第五年(3)』に収録されているが、国際連盟総会は満州における主権は支那にあることを認め、満州国の維持及び承認を排除すること、及び満鉄付属地外における日本軍の撤収、ならびに総会は支那の主権の下に置かれ、支那の行政的保全と両立

                                  わが国が国際連盟を脱退した経緯⑥ 総会を意識した張学良の動きと最後の松岡演説前半
                                • 頭が悪いと差別的、右翼的になる?-SNS による偏見の助長 - Dr. TAIRA のブログII

                                  カテゴリー:社会・政治・時事問題 はじめに 穏やかな言い方ではありませんが、 「人種差別や偏見に屈する人は、単に頭が悪いだけかもしれない」という研究報告があります。カナダ・ブロック大学の心理学者 ゴードン・ホドソン(Gordon Hodson)博士らの研究で、知能の低い子どもほど、大人になっても偏見に満ちた態度を持ちやすいと指摘しています [1]。今から10年以上も前のことであり、ウェブ記事 [2] でも紹介されました。 彼らの研究以前にも、教育レベルの低さと偏見のレベルの高さとの間に関連性があることが判明していました。ホドソンらの研究は、さらに踏み込んで、知能との相関性を明らかにしたことで、従前の説をより強化するものでした。その後の同様な研究は、大凡この考え方を支持しています [3, 4, 5]。 そして、ソーシャルネットワークサービス (social networking servic

                                    頭が悪いと差別的、右翼的になる?-SNS による偏見の助長 - Dr. TAIRA のブログII
                                  • 日本人が知らない「後期日中戦争」 | | 広中一成 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                    歩兵砲の照準器をのぞき込んで砲撃目標を定める日本陸軍の兵士=中国・広東省で1941年(昭和16年)9月、阿部徹雄撮影 太平洋で米国と戦争をしていたとき、中国戦線はどうなっていたか。「後期日中戦争」の著書がある、愛知学院大学准教授の広中一成さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ なぜ「後期」 ――なぜ「後期日中戦争」なのでしょう。 広中氏 8年間の日中戦争が半分を過ぎたころに、太平洋戦争が始まりました。 私自身、盧溝橋事件や南京事件のような日中戦争の前半部分については事細かく話すことができても、「太平洋戦争の時の日中戦争」について聞かれると、うまく説明できない経験をしました。 太平洋戦争中の中国戦線に触れた研究はあっても、日中戦争全体のなかで取り上げられることが多く、後半に焦点を当てたものは少ないのです。 ――抜け落ちています。 ◆アジア太平洋戦争の枠組みのなかでは、真珠湾攻撃後は

                                      日本人が知らない「後期日中戦争」 | | 広中一成 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                    • 日本軍の治安戦 - 岩波書店

                                      治安戦とは、占領地、植民地の統治の安定を確保するための戦略、作戦、戦闘、施策の総称である。日本軍が行った治安戦(三光作戦)の過程を丹念に辿り、加害の論理と被害の記憶から実相を浮彫にする。解説=齋藤一晴。 プロローグ 山西省の治安戦における宮柊二と田村泰次郎 歌集『山西省』に歌われた治安戦 田村泰次郎「裸女のいる隊列」に描かれた治安戦 治安戦と三光作戦 第一章 日中戦争のなかの治安戦 1 日中戦争の開始 中国における二つの戦場と治安戦 盧溝橋事件 治安維持工作の始まり 2 一九三八年の作戦と戦闘 長期総力戦へ 華北の占領地統治 特務機関の宣撫工作 3 一九三九年の作戦と戦闘 泥沼の戦争へ 天皇制集団無責任体制 重慶爆撃 汪精衛政権樹立工作 海軍の海南島占領 南寧占領と北部仏印進駐の強行 関東軍の暴走によるノモンハン事件 4 華北における治安工作の開始 日支新関係調整方針 「治安粛正」の目的

                                        日本軍の治安戦 - 岩波書店
                                      • 故横路衆院議長の口述記録を公開 「戦争総括なく誰も責任取らず」 | 共同通信

                                        衆院は29日、故横路孝弘元衆院議長が生前に応じたインタビューの口述記録を公開した。横路氏は「戦争の総括をわれわれ戦後の日本はやってこなかった」と振り返った上で、旧関東軍防疫給水部(731部隊)による人体実験、旧日本軍が捕虜や市民を殺傷した南京事件、従軍慰安婦問題などを列挙し「誰も責任を取っていない。誰も」と強調。「今からだってちゃんと(総括を)やる必要がありますよ」と語っていた。 横路氏は旧社会党時代に「同党のプリンス」と呼ばれ、旧民主党では社会党系グループを率いて9条護憲を訴えた。2020~22年に実施した衆院インタビューでは、戦争や平和への思いを率直に述べている。 731部隊を巡っては自らの調査を踏まえ、部隊出身者が戦後何の責任も問われないまま社会的地位を築いたと主張。「医学界のほとんど中枢部分をこれらの人たちが占めた」とした。秘書を通じて複数の関係者に相次ぎ電話したエピソードも紹介し

                                          故横路衆院議長の口述記録を公開 「戦争総括なく誰も責任取らず」 | 共同通信
                                        • cover

                                          解放社会学研究 35:2022.3.p7-32 DNA解析と「アイヌ民族否定論」:歴史修正主義者 による先住民族史への干渉 稲垣 克彦 1 DNA 解析 と「 ア イヌ民 族 否定 論 」 : 歴 史修正 主 義者 に よる 先住 民族 史 への 干 渉 稲 垣 克彦 は じ めに 近 年 、 ア イ ヌ 民 族 に 対 す る ヘ イ ト ス ピ ー チ が 激 化 し て い る 1 。 こ れ ら は 歴 史 修 正 主 義 者 に よ って 主 導さ れる もの で 、歴 史 修正 主義 とは 、 学問 的 な手 続き を踏 ま ずに 資 料を 取捨 選 択 し て定 説 を否 定す る方 法 論を 言 う。 その 代表 例 が南 京 事件 やホ ロコ ー スト な どの 虐殺 事 件 に 向け ら れて いる こと は 今や 周 知の 事実 とし て 良い だ ろう 。こ れが

                                          • 「人権侵犯」認定された自民党・杉田水脈がまた出世…「環境部会長代理」に推したのは誰なのか?:時事ドットコム

                                            びっくりした。このニュースを見たからだ。 『杉田水脈氏が自民党環境部会長代理に起用 アイヌ民族投稿めぐる「人権侵犯」認定も』(日刊スポーツ9月29日) 自民党は総務会で杉田水脈衆院議員を党環境部会長代理にすることを決めた。何度読んでもそう書いてある。 杉田水脈氏 ©時事通信社 杉田議員は2016年、国連の会議に参加したときのことについて、ブログやSNSに「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿。先日これらに対して札幌法務局から「人権侵犯」と認定されたばかりだった。国会議員が、だ。 しかし今回、党環境部会の会長代理に起用された。部会長に次ぐ立場で、党の環境政策の議論に影響力を持つことになるという。 なんで人権侵犯認定されたばかりの人が出世しているのだろう? 一体誰が推したのか? このニュースが報じられる前は、自民党は

                                              「人権侵犯」認定された自民党・杉田水脈がまた出世…「環境部会長代理」に推したのは誰なのか?:時事ドットコム
                                            • 9月1日はおわら風の盆、クレイ美容の日、イオンタウンの日、九一庵の日、モンモリロナイトの日、防災の日、望菜の日、だじゃれの日、くいの日、宝塚歌劇団レビュー記念日、キウイの日、マテ茶の日、民放ラジオ放送開始記念日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                              9月1日はおわら風の盆、クレイ美容の日、イオンタウンの日、九一庵の日、モンモリロナイトの日、防災の日、望菜の日、だじゃれの日、くいの日、宝塚歌劇団レビュー記念日、キウイの日、マテ茶の日、民放ラジオ放送開始記念日等の日です。 ■おわら風の盆(諸事情要確認) おわら風の盆(おわらかぜのぼん、Owarakazenobon)は、富山県富山市八尾地区で、毎年9月1日から3日にかけて行われている富山県を代表する行事(年中行事)である。 www.youtube.com ※おわら風の盆 哀調の音色と幻想的で優雅な舞いが特徴です。 坂の町に数千のぼんぼりが灯り、三味線、胡弓の音に合わせ優雅に唄い踊る。 300年余の歴史がある「おわら」。その唄と踊りは情緒豊かで気品高く、哀調の中に優雅な趣を有しています。格子戸の民家、土蔵等、昔の面影を残す町並みに数千のぼんぼりが立ち並び、三味線、胡弓、太鼓の音に合わせて哀調

                                                9月1日はおわら風の盆、クレイ美容の日、イオンタウンの日、九一庵の日、モンモリロナイトの日、防災の日、望菜の日、だじゃれの日、くいの日、宝塚歌劇団レビュー記念日、キウイの日、マテ茶の日、民放ラジオ放送開始記念日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                              • 南京事件修正運動を批判 大学非常勤講師・能川さん:北陸中日新聞Web

                                                「90年代後半 組織化進んだ」 旧日本軍が1937年、中国国民政府の首都南京を陥落させ、敗残兵や捕虜、一般市民を殺傷や暴行したとされる「南京事件」を考える集会が10日、金沢市の近江町交流プラザ集会室であった。神戸学院大非常勤講師の能川(のがわ)元一さん(58)を招き、南京での大虐殺を否定しようとする歴史修正主義運動の動向や手法について話を聞いた。 (井上靖史) 南京事件否定論と受容構造を巡る共著などがある能川さんは「1990年代後半に修正主義運動の組織化が進んだ」と紹介。背景に「植民地支配と侵略への反省とおわび」を明記した95年の村山富市首相談話や中学校教科書への慰安婦問題記載などに対する反動があったと述べた。その後、第1、2次安倍晋三政権下で「歴史戦」としてキャンペーン化されたと強調した。 手法について「証言など主張に合う材料だけ拾っていくいいとこ取り」と指摘。たとえば殺傷は遺体を片付け

                                                  南京事件修正運動を批判 大学非常勤講師・能川さん:北陸中日新聞Web
                                                • 高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」出演者発表(文:周司あきら)

                                                  昨今トランスジェンダーの人々は、自分たちの生きる現実が無視されるかたちで注目され、「議論」の的にされてしまっています。私たち一人一人は、いかにおかしな角度から注目が集まってしまっているのかを知り、その注目の矢印の向きを替えていく必要があります。 2023年7月に刊行された『トランスジェンダー入門』(集英社)では、トランスジェンダーという集団が置かれている状況が書かれています。しかしトランスジェンダーの直面している困難は、決してトランスジェンダーだけの困難ではありません。『トランスジェンダー問題』(明石書店)では、トランスが置かれている環境と、さまざまな社会的マイノリティが置かれている環境との類似性を力強く論じています。 2冊の刊行を記念するとともに、そのなかでもこれまで触れていなかった「トランスヘイト」に焦点を当てたイベントが2023年9月8日にwezzyで開催されました。タイトルは、すば

                                                    高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」出演者発表(文:周司あきら)
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