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地球シミュレータの検索結果1 - 40 件 / 130件

  • 「地球シミュレータ」 能力10倍に NHKニュース

    自然災害の予測や再現を行うスーパーコンピューター「地球シミュレータ」が、これまでの10倍の計算能力を持つ新型に更新されました。 今後、地球温暖化の影響やいわゆる「スーパー台風」の予測などでこれまで以上に精度が向上すると期待されます。 新しいコンピューターは計算能力が1秒間におよそ1300兆回と、従来の10倍となり、「京」には及ばないものの、地球科学の計算に特化したスーパーコンピューターとして期待されています。 25日は名古屋大学の坪木和久教授が死者・行方不明者が5000人余りに上った昭和34年の伊勢湾台風や、ことし3月に南太平洋のバヌアツを襲ったサイクロンについて、強度や進路を再現したシミュレーションの結果などを紹介しました。 坪木教授によりますと、これまでは難しかったいわゆる「スーパー台風」の発達過程なども今回、正確に再現できたということで、将来の日本へ影響の予測にも応用できるということ

    • 地球シミュレータ vs 30000台のPS3

      アメリカのスタンフォード大学がガンやアルツハイマー、パーキンソン病といった難病の原因となるタンパク質を解析するために行っている、世界中の人々が世界最大級のスーパーコンピュータを形成する分散コンピューティングプロジェクト「Folding@Home」において、PS3が参加しているWindowsマシンの5分の1の台数で、3倍以上の演算速度を実現しているとのこと。 ちなみにこれだけだとどれだけ速いのかが分からないので、比較対象として「地球シミュレータ」と比較してみることにしました。 詳細は以下の通り。 Folding@Home このページによると、2007年3月25日17:17:59現在での演算速度は、Windowsマシンが16万1507個のCPUによって154TFLOPS(テラフロップス)なのに対して、PS3が30272個のCPUで481TFLOPSとなっているとのこと。 これが計測結果。 そし

        地球シミュレータ vs 30000台のPS3
      • ベクトル型スパコンの存在意義――地球シミュレータのいま

        2002年、当時スーパーコンピュータの主流であったベクトル型計算機において世界最高の処理速度を実現したのが、海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)が運営する「地球シミュレータ」であった。その後スーパーコンピュータの世界では、価格対性能の高さを特徴とするスカラー型計算機が台頭し、さらにはGPGPU型計算機も注目されるようになった。 実力は今なお健在 ベクトル型計算機は、その存在感が年々薄まりつつあるような印象があるが、現在でも本来の利用目的である大規模シミュレーションなどの分野では数多くの成果を生み出し、決して無用な存在とはなっていない。海洋研究開発機構 地球シミュレータセンターの渡邉國彦センター長(理学博士)に、地球シミュレータでの取り組みとベクトル型計算機の活路について聞いた。 海洋研究開発機構が運用する現在の地球シミュレータは、2009年3月に更新した2代目(ES2)となる。NE

          ベクトル型スパコンの存在意義――地球シミュレータのいま
        • 【スクープ】地球シミュレータが08年度で停止、次期機は汎用製品で100テラを目指す

          スーパーコンピュータの「地球シミュレータ」が2009年3月にもその役目を終えることが本誌の取材で分かった。保有する独立行政法人の海洋研究開発機構は次期機種の選定を10月末から本格化させており、来年春にも入札を実施。09年度中に次期地球シミュレータを稼働させたい考えだ。現在の地球シミュレータは電源が落とされ、引き取り手がなければ廃棄される可能性が高い。 地球シミュレータは登場した02年から04年6月まで、世界で稼働中のスパコン性能をランクするTOP500で首位を保ち、日本のスパコン開発力を世界に知らしめた。しかし、最新のスパコンに比べると、性能当たりの電気代など運用費の負担が大きい。 そこで、海洋研究開発機構は独自開発の地球シミュレータから汎用製品に転換し、コストを抑えて性能向上を図る方針を固めた。現在の地球シミュレータの性能は35.8テラFLOPSでTOP500の世界20位。次期地球シミュ

            【スクープ】地球シミュレータが08年度で停止、次期機は汎用製品で100テラを目指す
          • 第3世代「地球シミュレータ」システムが本格稼働へ ~1.31PFLOPS/320TB、実効性能で約10倍に

              第3世代「地球シミュレータ」システムが本格稼働へ ~1.31PFLOPS/320TB、実効性能で約10倍に
            • 「地球シミュレータ開発史」PDF 版公開 | スラド サイエンス

              2/17 公開なのでいささか旧聞に属するが、地球シミュレーターセンターによると「地球シミュレータ開発史」の PDF 版が公開されている。 発行は昨年 12 月なので書籍の PDF 版をウェブに公開したもののようだ。説明は不要かもしれないが、地球シミュレータは 2002 年に完成、世界最高性能を示すと、ドッグイヤーとも言われる業界において2 年間に渡って世界トップに君臨した。アメリカにおいては、宇宙開発史上のソ連の人工衛星スプートニクによる衝撃「スプートニクショック」になぞらえ、計算機開発史上の「コンピュートニクショック」とも言われた (その他受賞歴) 。 全 109 ページからなるこの文書の章立ては、 第1章 地球シミュレータ開発への道のり第2章 動き出した地球シミュレータ計画第3章 世界最高性能をめざして第4章 地球シミュレータ完成となっており、1990 年代前半から 2002 年の完成

              • asahi.com(朝日新聞社):新型「地球シミュレータ」完成 高速でエコ - サイエンス

                3月から運用が始まる「地球シミュレータ」の新型機=26日午後、横浜市金沢区、杉本康弘撮影  海洋研究開発機構が建設を進めてきたスーパーコンピューター「地球シミュレータ」の新型機が完成し、横浜市金沢区の同機構横浜研究所で26日、報道陣に公開された。実際の計算速度は、従来の2.2倍に向上。より精度の高い温暖化予測などに役立てる。3月1日から運用を始める。  地球シミュレータの従来機は02年から約2年半、世界のスパコンの性能ランキングでトップだった。しかし、高性能スパコンの開発が国内外で相次ぎ、昨年11月時点では73位に落ちていた。新型機は1秒間に131兆回(理論値)の計算ができ、同月時点のデータと比較すると、世界で18位程度、国内では1位に相当するという。  NEC製で、工費と6年間のリース料は合わせて約189億円。640台のコンピューターをつないでいた従来機に対して、1台当たりの高性能化が進

                • 地球シミュレータ開発史

                  • 次期“地球シミュレータ”にNECのスパコン「SX-Aurora TSUBASA」が採用 ~5,472台のベクトルエンジンで演算能力は19.5PFLOPS

                      次期“地球シミュレータ”にNECのスパコン「SX-Aurora TSUBASA」が採用 ~5,472台のベクトルエンジンで演算能力は19.5PFLOPS
                    • ITmedia エンタープライズ:「地球シミュレータ」は東京を長周期地震動から救えるか――地球シミュレータと耐震ビルがつながる未来 (1/6)

                      「地球シミュレータ」は東京を長周期地震動から救えるか――地球シミュレータと耐震ビルがつながる未来:コンテンツ時代の未来予想図(1/6 ページ) 地震の第1波をキャッチして自動的に耐震対策を実行する高層ビル。そのような夢の耐震システムにつながる研究が、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使って行われている。大地震による新たな脅威「長周期地震動」のシミュレーションを紹介しよう。 この記事は、オンライン・ムック「コンテンツ時代の未来予想図」のコンテンツです。 2003年9月に発生した十勝沖地震によって、北海道苫小牧の石油タンクに火災が発生し、数多くの石油タンクが破損した。この災害は地震によって発生した「長周期地震動」(表面波)が原因だった。長周期地震動は数秒に1回程度のゆったりとした揺れで、地震波が平野のような堆積層に達したときに周期の長い表面波となり、それが長周期地震動となる。長周期地震

                        ITmedia エンタープライズ:「地球シミュレータ」は東京を長周期地震動から救えるか――地球シミュレータと耐震ビルがつながる未来 (1/6)
                      • 地球シミュレータの「一社談合」 - 池田信夫 blog

                        もうやめるはずだった地球シミュレータの「次世代機」が、なぜか約190億円で開発されることになった。これを一般競争入札で「落札」したのはNECだが、応札したのはNEC一社だけだった。1150億円ものプロジェクトを随意契約で3社に共同発注した京速計算機と同様、スーパーコンピュータがITゼネコンの食い物にされているのだ。 このような談合によって、ITゼネコンは目先の利益を得るかもしれないが、もはや考古学的な技術になったベクトルプロセッサに大量の開発要員・リソースを投入することによって「ガラパゴス化」がますます進み、日本のコンピュータ業界は世界から決定的に取り残されるだろう。グーグルもMSもIBMも、cloud computingに最大の資源を投入しているというのに・・・ おまけに、気候変動のシミュレーションという目的も疑問だ。伊藤・渡辺氏の批判しているように、地球シミュレータのやったシミュレ

                        • 地球シミュレータ、2009年3月にも利用停止? | スラド

                          日経コンピュータのスクープによれば、地球シミュレータは2009年3月にもその役目を終えることになるそうだ。次期機種では汎用製品へ切り替えるとのことだが、記事中では候補として先日発表のあったSX-9の名が挙がっている。 それにしても、「引き取り手がなければ廃棄される可能性が高い」というのはもったいないような…。

                          • 地球シミュレータ - Wikipedia

                            地球シミュレータ(ちきゅうシミュレータ、英: Earth Simulator)は、NEC SXシリーズベース(現行機は第4世代のSX-Aurora TSUBASA B401-8)のスーパーコンピュータシステムである。 神奈川県横浜市金沢区の海洋研究開発機構 (JAMSTEC) 横浜研究所に設置されている。 1993年~1995年[5]にTOP500首位となった数値風洞計画(NAL、富士通)を先導した三好甫が、それに引き続き日本のスーパーコンピュータをリードするシステムとして、JAMSTECと日本電気を先導したのが本計算機計画である。また科学技術庁(1998年度当時)としては地球規模の環境変動の解明・予測といった大義の他、バブル崩壊により著しく落ち込んでいた業界の維持といった目的もあり、600億円を投じて開発が開始された。2001年下旬に三好は逝去したが、残された計画通りシステムは完成、20

                              地球シミュレータ - Wikipedia
                            • スーパーコンピューターの系譜 代表作CRAY-1と地球シミュレータ (1/2)

                              「次は連載でなにやりましょう?」「プロセスルールの話でナノやマイクロといった小さい数字が続いたので、今度は大きな数字の話がいいです」「(なんだそれ)大きい、というとスパコンとかですかね」「あ、それいいですね、やりましょう」 ……という、担当編集氏との白熱した議論の結果、今回からスーパーコンピューターの系譜について説明していく。今回は0回目というか系譜の事前準備という形で、スーパーコンピューターそのものに触れていきたい。 スーパーコンピューターの代表作 CRAY-1 そもそもこの手の話をする場合、スーパーコンピューターってなに? という問題が常に付きまとう。例えばスーパーコンピューターの代表例として名高い「CRAY-1」であるが、性能はどの程度かというと80MHz駆動で160MFLOPSとなっている。 CRAY-1もいろいろ派生型があって性能もまちまちなのだが、ここではCRAY Histor

                                スーパーコンピューターの系譜 代表作CRAY-1と地球シミュレータ (1/2)
                              • 地球シミュレータを使おう | スラド

                                地球シミュレータといえば5期連続でTop500ランキングでトップを記録したスパコンだが、海洋研究開発機構のリリースによれば、その地球シミュレータの有償利用サービスが拡大されたとのことだ。 利用計画の10%以下を限度とした事前評価利用は無償。本格計算に関しては1585円/1ノード×時間とのこと。地球シミュレータの計算ノードは NEC SX-5 のCPUモジュールを1チップ化したもの8個でメモリを共有するもの。地球シミュレータ利用についてのページを見ると "平和目的の利用" が前提というのは気になってしまうが、日本の法人であって大規模シミュレーションを効率的に実行出来る能力があればいいということに見える。電気代だけで数億円とも言われるこの巨艦を使って計算するなら何がいいだろう。

                                • 地球シミュレータセンター

                                  大気・海洋シミュレーション研究グループ 大気・海洋シミュレーション研究グループは、全球・高解像度・大規模計算により、熱波、豪雪や黒潮続流域の変動など大気海洋顕著現象の予測可能性および機構解明研究の最先端に挑戦しています。 OFESデータアクセス 実験的アンサンブル大気再解析データALERA 大気・海洋シミュレーション研究グループのページへ 固体地球シミュレーション研究グループ 固体地球シミュレーション研究グループでは、地球の中心(コア)やその周りを包むマントルの対流する様子を再現し、地球内部で起こっているさまざまな現象を解明するために、数値シミュレーションに取り組んでいます。 固体地球シミュレーション研究グループのページへ

                                  • NECの新型「地球シミュレータ」が国内最速を達成 ~実効効率は93.38%で世界最高

                                    • 新型地球シミュレータ、実行効率が世界最高に

                                      NECは6月4日、独立行政法人海洋研究開発機構に納入し、3月1日に稼動を開始した新型の地球シミュレータシステムが、理論性能に対する実行性能の比である実行効率において、世界1位となったと発表した。 スーパーコンピュータの性能比較プログラム「TOP500 Supercomputer Sites」の標準ベンチマークとして採用されている「LINPACK」で性能を測定したところ、122.4TFLOPS(テラフロップス)の性能となり、性能面では日本で1位、世界で16位となった。実行効率は93.38%だった。 新型地球シミュレータは、NEC製のベクトルスーパーコンピュータ「SX-9/E」160ノードから構成されており、最大理論性能は131TFLOPS。これを活用することで、地球温暖化や大気・海洋汚染、エルニーニョ現象、集中豪雨や台風の移動といった複雑な現象をより正確、迅速に把握し、より長期の予測ができる

                                        新型地球シミュレータ、実行効率が世界最高に
                                      • NEC、「地球シミュレータ次期システム」を開発

                                        5月12日 発表 NECは12日、独立行政法人 海洋研究開発機構の超高速計算システム「地球シミュレータ次期システム」を落札したと発表した。 地球シミュレータ次期システムは、現行の地球シミュレータを更新し、浮動小数点ピーク演算性能131TFLOPSの実現を目指したシステム。システムのアプリケーション実効性能は現行の約2倍となる。主演算装置としてのスーパーコンピュータ、副計算装置、運用管理システムなどから構成されている。 新システムは海洋研究開発機構の横浜研究所にあるシミュレータ棟に設置され、2009年3月の運用開始を予定している。 新システムの導入により、地球温暖化、大気や海洋の汚染、エルニーニョ現象、集中豪雨や台風の進路予測などの複雑な現象を、より正確かつ高速に把握し、将来予測を行なうことが可能になる。経済社会活動の発展や地球環境問題の解決、地殻変動、地震発生現象の解明などに利用されるとし

                                        • 地球シミュレータ、HPCチャレンジアワードの2指標で世界3位に | スラド

                                          旧聞になってしまったが、12/1のJAMSTECのプレスリリースによれば、TOP500ベンチマークで使用されている「Linpackベンチマーク」を補完するものとして、FFTの総合性能など4指標からスパコンの性能を図るHPCチャレンジアワードにおいて、地球シミュレータがEP STREAM(Triad) per system(多重負荷時のメモリアクセス速度)とGlobal FFT(高速フーリエ変換の総合性能)において世界3位に入賞したそうだ。 プレスリリースによると、ベクトル機の高速なメモリアクセス性能が寄与したとのこと。力任せではない分野ではまだまだ地球シミュレータも世界の先頭に立っているんですね。

                                          • スパコン番付:日本製「地球シミュレータ」、4位に転落

                                            • <地球シミュレータは失敗作>  日本のスパコン戦略はボロボロ(2):スパコン漫遊日記 - CNET Japan

                                              文科省の「次世代スパコン戦略」がボロボロであることは前回のべた。 なぜこれほどボロボロなのか? ボロボロの主たる原因は「地球シミュレータ」にあると考えている。 <地球シミュレータ(ES)は失敗作>  ESに対するわが国での一般的な評価は大成功作ということで、これに対し異を唱えることはご法度のような雰囲気があるが、国外では、こちらの気持ちを慮り、当たり障りの無い表現でやり過ごすような雰囲気がある。先日のNYTimesのNSF?NCSA関連の記事においては、「現在稼動中のmost valuable supercomputerはESである」といった主旨でイヤミたっぷりに記事を結んでいた。  開発総額600億円、ハードだけで400億といわれているESの性能は35.86TFであるので、TF価格は11億円である。確かに単価的にダントツで「most valuable = expensive」であるが、こ

                                              • “地球シミュレータ”JAMSTECの新「四次元仮想地球」に見るHPCの進化形 多様なニーズとセキュリティをどう両立?

                                                観測船もスパコンも運用 JAMSTECが“世界屈指の研究機関”たる理由 JAMSTECは、海洋をはじめとする地球科学分野をリードする研究機関だ。研究対象は深海から極地、地球温暖化や気象などの地球表層、地震や火山などの地球内部まで多岐にわたる。同機構のミッションは、海の研究を通じて自然現象を理解して社会に貢献することだ。 海洋研究組織は世界各地にあるが、観測船による現地調査とスパコンによるシミュレーションを1つの機関で両立しているのは珍しい。「観測は現実を見るもので、スパコンは理論を追い求めるものです。それらを1つの組織で究められるのがJAMSTECの魅力であり、強みです」とJAMSTECの上原均氏は胸を張る。 JAMSTECの強みの一翼を担うのが地球シミュレータだ。地球科学の分野での研究だけでなく、ナノテクノロジーや流体力学、構造力学などの分野でも活躍している。特に台風や治水など自然災害の

                                                  “地球シミュレータ”JAMSTECの新「四次元仮想地球」に見るHPCの進化形 多様なニーズとセキュリティをどう両立?
                                                • 【レポート】見えてきた次世代スパコン「京速計算機」、再び世界一を目指すその意義 (1) 地球シミュレータの陰で起こっていたこと | エンタープライズ | マイコミジャーナル

                                                  日本製のスーパーコンピュータというと、NECが開発した「地球シミュレータ」が記憶に新しい。スパコン("スーパーコンピュータ"の略称としては、"スーパーコン"と表記する研究者・メディアもあるが、ここではより一般的な"スパコン"を使用したい)の性能ランキングとして有名な「TOP500」リストにおいて、2002年6月に1位で登場。以降、2年間に渡って首位を守り、現在では4位となっている。 地球シミュレータ 地球シミュレータの登場は華々しかったが、じつはその陰で、日本製スパコンの衰退は進んでいた。1990年代の半ばまでは、リストのトップ20を見ても、半数近くは日本製のスパコンが占めていたのに対し、90年代末から米国製に徐々に押され、2002年以降はほとんど上位からは姿を消した。地球シミュレータが一時的に首位にはなったものの、衰退の流れ自体は止められなかったと言っていいだろう。 これは何が原因なのだ

                                                  • 地球シミュレータ、HPCチャレンジアワードの高速フーリエ変換指標で世界1位に | スラド

                                                    NECのプレスリリースや海洋研究開発機構の発表によると、地球シミュレータが今年度のHPCチャレンジアワードのGlobal FFT(高速フーリエ変換)指標において、11.876 TFLOPSを達成し、世界第1位となったそうだ。 昨年度は、EP STREAM(Triad) per system(多重負荷時のメモリアクセス速度)とGlobal FFTにおいて、世界3位に入賞していた。 読売新聞にも掲載されているのだが、日本がスパコン世界一、気象分野で奪回という微妙なタイトルになっている。4つの指標のうちの1つぐらいは書いたほうがよい気がする。

                                                    • 地球シミュレータの新型機設置完了、運用開始 | スラド

                                                      ストーリー by kashibat-svt 2009年03月02日 18時44分 より速く、より地球に優しく 部門より 海洋研究開発機構のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」のリプレースが完了、報道陣らに公開された(朝日新聞)。新しい地球シミュレータについては海洋研究開発機構のWebページに詳細があるが、新型地球シミュレータではCPUクロックが従来の1GHzから3.2GHZへと大幅に引き上げられ、ベクトル性能は8GFLOPSから102.4GFLOPSと10倍以上に向上。また、1ノード当たりのメモリ容量も16GBから128GBと8倍に増やされている。 全体のノード数は160ノードとアップデート前と比べて4分の1になったが、これらの性能向上によってシステム全体の演算能力は131TFLOPSにまで向上、国内No.1スーパーコンピュータの座を奪還することになる。また、稼働時の消費電力も従来の7

                                                      • スパコン:かつて速度世界一、「地球シミュレータ」解体へ - 毎日jp(毎日新聞)

                                                        撤去が始まったスーパーコンピューター「地球シュミレータ」=横浜市金沢区の海洋研究開発機構横浜研究所で2008年10月2日午後4時32分、北村隆夫撮影 かつて計算速度世界一を誇ったスーパーコンピューター「地球シミュレータ」の機種更新に伴う解体作業が2日、海洋研究開発機構横浜研究所(横浜市金沢区)で始まった。640台接続されたコンピューターのうち262台を撤去し、空いたスペースに現機種の2倍以上の性能を持つ新機種を設置する。 地球シミュレータは02年に完成し、その後約2年半、世界一の計算速度を維持した。地球温暖化予測の計算などに威力を発揮したが、今年6月の最新ランキングでは世界49位に後退した。 この日は、コンピューターが収められたラックのパネル類が取り除かれ、8万3200本、総延長2400キロに及ぶケーブル類の一部が取り外された。撤去されたコンピューターの一部は、国立科学博物館や東北大が展示

                                                        • NECが次期地球シミュレータを190億円で落札、世界1位は狙えず

                                                          NECは2008年5月12日、独立行政法人の海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用するスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の次期システムを落札したと発表した。同日JAMSTECが入札結果を公開し、6年間のハードウエアのリースと保守・運用費用などで合計190億円となった。 次期システムは来年3月に稼働予定。NECが今春出荷を開始したベクトル型アーキテクチャのスパコン「SX-9」をベースに、「SX-9/E」としてシステムを構築する。次期システムのピーク性能は131テラFLOPSとなり、実効性能で現システムの約2倍になるという。これは世界で稼働中のスパコン性能を集計するTOP500の実効値で、70テラFLOPS程度と見られる。TOP500で世界15位に相当するものの、今年6月に発表する最新ランキングでは20位以内に留まるのも難しい。 現システムは処理性能が大幅に向上したことで地球全体を対象

                                                            NECが次期地球シミュレータを190億円で落札、世界1位は狙えず
                                                          • プロの世界を垣間見た男(地球シミュレータ見学記・総合性能編)

                                                            これだけでも大した物だが、これは基本的にカタログスペックだ。 地球シミュレータが世界一の性能を出したことは各所で報道されているが、 どうやらそれだけでは話が終わらないらしい。 地球シミュレータ最大の特徴はカタログスペック外にある。 地球シミュレータの実効性能が世界一であることは以前述べたが、 その実効性能はTOP500で使われているLINPACKベンチマークのデータである。 LINPACKは107万次元の連立一次方程式を解く時間で処理能力を評価している。 前回覇者ASCI Whiteと比べるとその処理能力は約5倍。 しかし、今回、研究者の方にお話しを伺ってわかったことがある。 それは、LINPACKベンチマークは実機のアプリと比較した場合、 スカラパラレル機との差が出にくいということだ。 LINPACKベンチマークはノード間伝送能力が比較的貧弱でも ベンチマークの数値が悪化しないように う

                                                            • 【レポート】「京」スパコンがTop500で1位に輝く - 日本では地球シミュレータ以来の快挙 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

                                                              ドイツのハンブルグで開催されたISC(International Supercomputing Conference)に合わせて恒例のTop500リストが更新され、理化学研究所(理研)と富士通が開発中の「京」スパコンが8.162PFlosで1位に輝いた。「1位じゃないとダメなんですか」発言もあったが、とにかく1位になったことは日本としては2002年から2004年に1位を占めた地球シミュレータ以来、久しぶりの快挙である。また、富士通としては1993年から1995年に1位を占めたNWT(Numerical Wind Tunnel:航空宇宙技術研究所の数値風洞)以来の1位である。 Top500 1位の賞状(出所:理研次世代スーパーコンピュータ開発実施本部のWebサイト) 表彰を受けた富士通の佐相副社長(左)と理研の渡辺プロジェクトリーダー(中央)。右端は主催者のMeuer教授(出所:理研次世代ス

                                                              • JAMSTEC | 海洋研究開発機構 | スーパーコンピュータ | 地球シミュレータ

                                                                Top English お問合せ アクセス CEIST 戻る

                                                                • 地球シミュレータセンター(ESC)

                                                                  超高解像度シミュレーションの結果画像・動画、広報ビデオ等をご覧いただけます。 地球シミュレータセンターで開催する、各種イベント・講演等の予定をご覧いただけます。 地球シミュレータセンターの刊行物をダウンロードすることができます。 各種フリーソフト、シミュレーションデータが、ダウンロード出来ます。 Back Numbers >> [2014/03/31] 「地球シミュレータセンター(ESC)」は、2014年4月1日より「地球情報基盤センター(CEIST)」として組織再編されました。ご覧のページの更新は終了しています

                                                                  • 地球シミュレータってどーよ - reservoirのブログ

                                                                    確かに環境系多い気がするな。 最近だと産業系の利用公募みたいなのも出してたよーな気がするけど。 1000億でシステム作るなら200億のシステムを 1.5年ごとに5個とか作った方がいい気がするよなあ。 720 :名無しさん@5周年:2008/05/17(土) 00:13:49 そういや立花隆がRSS21の基調講演で、地球シミュレータは失敗だった、と言っていた。 724 :名無しさん@5周年:2008/05/22(木) 19:51:49 >>720 えっとね、RSS21での要点は 【主な資金元が環境庁であった】 というのが根本的な原因で、その結果 ・日本のコンピューターコミュニティーの主流から外れてしまい ・人材も応援者もあつまらないから ・ソフト開発体制もダメで ・利用体制もダメで ・産業界で利用されず、温暖化などの環境Simばっかに使われて ・名前で損した地球シミュレーター てな感じだった

                                                                      地球シミュレータってどーよ - reservoirのブログ
                                                                    • 次期地球シミュレータにNECの「SX-Aurora TSUBASA」採用 処理能力15倍、21年3月から運用

                                                                      NECは9月25日、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の「次期地球シミュレータ」(仮称)に、NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を利用した大規模システムが採用されたと発表した。新たな地球シミュレータは処理能力が従来機の約15倍に向上し、環境問題の解決や地震発生メカニズム解明などが効率化できるという。2021年3月に運用を開始する。 地球シミュレータは地球規模のシミュレーション計算が可能なスーパーコンピュータ。地球環境や海洋資源、火山活動などの分野での研究開発に活用され、収集データの連携や数値解析を行う。 新たな地球シミュレータに搭載する「SX-Aurora TSUBASA B401-8」はカード型のベクトルエンジンを多数搭載した省電力なサーバ。気象予測や地球環境変動解析、AI活用などの分野で導入が進んでいる。 新システムは684台のS

                                                                        次期地球シミュレータにNECの「SX-Aurora TSUBASA」採用 処理能力15倍、21年3月から運用
                                                                      • 地球シミュレーター、解体中 | スラド

                                                                        かつてはスパコンランキング世界一の座を誇っていた「地球シミュレーター」の解体作業が今月2日より始まったそうだ。 解体と言っても「640台のノードのうち262台を撤去、現行の2倍以上の性能を持つ新機種に入れ替える」というもので、地球シミュレーター自体はリプレース後再始動する模様。このご時世、やっぱり全機種の入れ替えは予算的に難しかったんでしょうか……。

                                                                        • 地球シミュレータによる最新の地球温暖化予測計算が完了

                                                                          平成16年9月16日 国立大学法人東京大学 気候システム研究センター 教授 住 明正 教授 木本 昌秀 独立行政法人国立環境研究所 主任研究員 江守 正多 主任研究員 野沢 徹 独立行政法人海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター グループリーダー 江守 正多(兼任) 国立大学法人東京大学気候システム研究センター(CCSR)、独立行政法人国立環境研究所(NIES)、独立行政法人海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター(FRCGC)の合同研究チームは、世界最大規模のスーパーコンピュータである地球シミュレータを用いて、2100年までの地球温暖化の見通し計算を行った。この計算は、地球全体の大気・海洋を計算するものとしては現時点で世界最高の解像度(細かさ)を持つ。地球規模の結果は、従来より得られている見通しと同様の結果が得られた。今回は、2100年までの日本の夏の気候予測について

                                                                          • <地球シミュレータは失敗作>  日本のスパコン戦略はボロボロ(2):スパコン漫遊日記 - CNET Japan

                                                                            文科省の「次世代スパコン戦略」がボロボロであることは前回のべた。 なぜこれほどボロボロなのか? ボロボロの主たる原因は「地球シミュレータ」にあると考えている。 <地球シミュレータ(ES)は失敗作>  ESに対するわが国での一般的な評価は大成功作ということで、これに対し異を唱えることはご法度のような雰囲気があるが、国外では、こちらの気持ちを慮り、当たり障りの無い表現でやり過ごすような雰囲気がある。先日のNYTimesのNSF?NCSA関連の記事においては、「現在稼動中のmost valuable supercomputerはESである」といった主旨でイヤミたっぷりに記事を結んでいた。  開発総額600億円、ハードだけで400億といわれているESの性能は35.86TFであるので、TF価格は11億円である。確かに単価的にダントツで「most valuable = expensive」であるが、こ

                                                                            • 地球の“わななき”を感じる「地球シミュレータ」――3次元プレート境界モデルからの地震予測

                                                                              地球の“わななき”を感じる「地球シミュレータ」――3次元プレート境界モデルからの地震予測:コンテンツ時代の未来予想図(1/2 ページ) スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」にGPSの測位データをリアルタイムで入力するプロジェクトが始まった。同プロジェクトにより、地球シミュレータはわれわれに何を教えてくれるのだろう。 この記事は、オンライン・ムック「コンテンツ時代の未来予想図」のコンテンツです。前回の記事と併せて読むことで、さらに楽しくご覧いただけます。 東京大学大学院理学系研究科の松浦充宏教授が中心となって2005年に開始されたプロジェクト「観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測システム」は、まさに地球シミュレータに感覚を与えるものだ。科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業に採択されたもので、地球シミュレータにリアルタイムでGPS測位データを入力して、プレート運動の分析から地

                                                                                地球の“わななき”を感じる「地球シミュレータ」――3次元プレート境界モデルからの地震予測
                                                                              • 地球シミュレータ後継機の計画、発表 | スラド

                                                                                Anonymous Coward曰く、" NewsScientist の記事は、 地球シミュレータの後継として史上初のペタフロップスーパーコンピュータが、 NEC、日立、東大、九州大、理化学研究所により共同開発されることを報じている。 地球シミュレータ同様、気候や宇宙生成のシミュレーション、そして新薬開発が 主目的となる。発注元は文部科学省で、性能は 10PFlops (=10,000TFlops、 現行の地球シミュレータは約36TFlops) 、費用は最大 900 億円 程度の見込み。 現在最速のスーパーコンピュータは IBM、米政府共同開発の Blue Gene/L (137 TFlops)で、読者周知の通り、地球シミュレータの首位に危機感を抱いた 米国が首位奪還を目指して核兵器開発用に発注したもの。このペタフロップ機の 計画発表により再度の首位争いが活発化すると考えられている"

                                                                                • NECが次世代ベクトル型スパコンを2017年販売へ、1ラックで地球シミュレータに匹敵

                                                                                  NECは2014年11月17日、1ラック当たりの性能を現行機の10倍に引き上げた次世代ベクトル型スーパーコンピュータの開発を始めたと発表した。同社が2013年11月に発売した「SX-ACE」の後継機として、2017年の発売を目指す。 1ラック相当サイズでの理論演算性能は170テラFLOPS前後と、現行機の16.4テラFLOPSの10倍強を目指す。2009年に稼働した海洋研究開発機構の地球シミュレータ(2代目、131テラFLOPS)を超える性能を、1ラックで実現することになる。性能当たりの消費電力は10分の1以下になる。 システム全体では、理化学研究所のスパコン「京」を超える13~15ペタFLOPSまで拡張可能にする計画で、これは現行機の約100倍となる。 NECは次世代機について、大学や研究所単位でなく、研究室単位での導入も狙い、幅広いラインアップを用意する。例えば価格を1000万円未満と

                                                                                    NECが次世代ベクトル型スパコンを2017年販売へ、1ラックで地球シミュレータに匹敵