老朽化した映画館を引き継いで15年。これまでの歩み 高田世界館は新潟県上越市高田地区にある明治44(1911)年に建てられた建物で、現存する映画館としては日本最古級とされています。 大正時代の入口部分 城下町・高田の街で100年以上にわたって映画館として営業してきたものの、建物の老朽化は避けられず個人オーナー所有の時代には取り壊しの危機も。そんな中、市民が主体となって保存運動を立ち上げ、その後設立されたNPOが建物を引き継ぎました(2009年)。 NPO設立当初は修繕ボランティアの募集を呼びかけたり、建物を文化財として申請したりするなど、地域コミュニティを巻き込みながら 現在の営業体制の基礎となる部分を築きました。全国に存在を認知されるきっかけにもなった 映画のロケ もこの時期でした。 屋根の改修の時に募った瓦募金 その後、2014年にUターンでやってきた現支配人の上野の手により現在のよう