白饅頭さあ、反省はおろか同情心とかそういうのすらないわけ?真実を暴くダークテキスト(キリッ)とかふだん一丁前のこと言うくせに、ネットでつるんでた呉座氏がおまえも一因である騒動で大河ドラマを辞任したのに、同情心ひとつねえのか。 https://t.co/4m0GTOxfiM
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘カネとマチを生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下で足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。彼と共に信長に会い朝倉義景を追撃したのち、羽柴秀吉が信長への謀反の嫌疑で投獄される) 1573年晩夏、織田軍の砦 朝倉義景を滅ぼした織田軍は小谷城に戻った。 私の知っている歴史では、明日8月27日、夜陰にまぎれて浅井長政の本拠地、小谷城を秀吉が3000人の手勢だけで攻める。 それが、正史。 もうね、歴史で習ったように、動いて欲しいから。 秀吉が捕えられたって、それ何? 1573年の秀吉は、明晩に大金星をあげるはずなんだ。難攻不落の小谷城を急襲、浅井長政を自害させるのが実際の歴史だったから。 もうね、私、慌てたね。 まさか、私とオババが本来の戦国生まれの女たちの人生を狂わせたために、秀吉が捕
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下、足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。織田信長が大嶽砦を攻めるという歴史上の知識から、彼と共に信長に会いに向かい、朝倉軍に巻き込まれ逃亡を図る) 織田信長像:JR岐阜駅にそびえたってます ジャニーズ選抜イケメンか、織田信長の精鋭部隊か! 戦国時代、武将や足軽が移動した距離を考えると、私は目眩を感じると同時に尊敬の念さえ覚えてしまう。 特に、スピードと機動力に秀でた織田信長には、それを可能とする精鋭部隊がいた。 文武両道に秀で、器量にすぐれた若者を集めた赤と黒の直属精鋭部隊。 赤母衣隊、黒母衣隊! 彼らはカッコよかった。本当にカッコよかったんだ。 織田信長直属って聞いただけで、今の時代でもちょっとドキドキしない? 形は違うけど、ジャニーズ
虐待からは逃げるしか生きる道はない 日吉丸、12歳。7歳の頃、父が戦死した。 当時の戦闘員は、武家に生まれたのではない限り、戦争のたびに一般庶民から募集して集めた雑兵で、だから逃亡も多く、プロの戦闘員ではなかった。 日吉丸の父も農家を営みながら、兵役に取られ死亡したものと思われる。 翌年、母の仲が再婚した竹阿弥は最低の男で、その間に子どもが生まれると、日吉丸への虐待が増した。 「おい、クソガキ。ちゃっと水を汲んでこんか!」 貧しい掘建て小屋から、ゲキが飛ぶ。 先ほど殴られた頬が腫れ、唇が切れて血がにじんでいた。 義理の父は、なにかと理由をつけては殴る蹴るの毎日だ。 その上、冬の朝の水汲みは最も辛い仕事の一つであって、 裸足の足に凍りついた地面が刺してくる。足の裏に痛みなどない。厚い皮膚が何重にも硬く重なり、ひび割れ、それを繰り返すうちに感覚は失せていた。 真冬のさなか、井戸で桶に水を汲み戻
1560年6月12日未明。敦盛の謡 雲がかかり、星は見えなかった。 その夜は湿気が多く寝苦しい夜であったかもしれない。 運命となった歴史の境目、この日、信長が今川軍に敗北したならば、後世の時代は違ったものになったであろう。 徳川家康が天下を取ることもなく、江戸幕府200年余の歴史は消える。 だが当時の人々は、信長の勝利など誰も考えなかった。 ラクビーの日本代表が決勝戦に出ることが奇跡だと感じるように。いや、信長の勝利は、それ以上に不可能なことだったろう。 家臣でさえ勝利を疑い行く末に死を覚悟するか、あるいは、自らの家の存亡を模索していた。 敵軍軍勢30,000人に対して、清洲に残る織田軍わずか3,000人。 ほぼ10倍の兵力で勝てる相手ではない。 だからこそ、桶狭間の戦いは歴史に残り、当時の人々を驚嘆せしめた。 この勝利は偶然のラッキーが重なったからか、あるいは、勝つべくして勝ったのであろ
足利義昭と明智光秀 足利義昭が普通と思っていたこと 私たちは、その時代の時と空間に閉じ込められて生きている。 生まれた場所と環境、その時代の空気を常識とする世界から逃れようもなく、その場で、あがくしか方法を知らない。 学校を卒業して会社に就職、そして、結婚し子をなすという・・・ これが2019年という時と空間で考える常識であって、せめて普通の生活をと、もがいている人は多い。 そして、なぜか、2019年に、この普通が難かしい。 💗婚活市場で女性の望む普通は 自分より身長は高ければよく、年収は普通でよく、年齢は同年齢か年下で清潔感のある容姿、思いやりがあってコミュ力が高い人を望んでいるそうだ。 これは、戦国時代から500年すぎた現代の最低限の普通であって、これを高望みと思ってはいけない。 💗一方、男性が望む普通は 年下でと、まず女性の求める普通を最初から蹴散らしている。 その上に、ちょっと
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 「NHKは沢尻エリカさんの大河ドラマ収録分をそのまま放送して」 依存症支援団体が署名運動スタート女優の沢尻エリカ容疑者が麻薬取締法違反で逮捕されたのを受け、既に収録済みの大河ドラマの放送がどうなるのか注目されている。依存症の支援団体は「私的制裁は薬物問題に苦しむ一般の当事者や家族にも多大なる悪影響を与える」として、そのまま放送を求める署名活動を始めた。 来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では織田信長の妻となる帰蝶(濃姫)役を演じており、重要な役どころ。出演
大河ドラマ『麒麟がくる』明智光秀 明智光秀を題材にブログを半年だから 「第一話 光秀、西へ」を見た感情は曰く言い難い。 強いて書けば、今日、センター試験をうけた子を持つ母親と、ジョーカー、お前も出世したなって気持ちが合い半ばして、どうにもこうにも複雑な感情に困っている。 まあ、大河ドラマだ。そこまでの事じゃないって、普通は思うかもしれない。だけどね、昔から明智光秀に興味があった私。この半年、ブログで明智光秀と織田信長と、戦国時代に付き合ってきた。 だから、今回の『麒麟がくる』には特別な感情を覚えているのだと思う。 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』 NHK放送で、悪役、謀反人、裏切り者の明智光秀を主人公にするなんて、ひと昔前なら企画にすら登らなかったと思う。 たとえば、ダサいタイツを履いたモノクロ映画『バットマン』時代に、ジョーカーが主役なんてありえない。同じ定番感が光秀にはある。 それが、い
「5月10日には第17話の放送を控えていますが、収録済みの“ストック”は後5話分を残すのみとされています。一部では《放送回数減らし年内終了へ》とも報じられましたが、あくまで予定通りの全44回を撮影して放送することがNHKの既定路線。大河ドラマとして異例の策に打って出るみたいですよ」(芸能プロ関係者) 【写真】記者に「近寄るな!」コロナ禍で完全防備の長谷川博己 長谷川博己主演のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が波乱続きだ。 出演予定だった沢尻エリカの逮捕で出鼻をくじかれ、スタートが2週間遅れた矢先に新型コロナウイルスの感染が拡大。全ての撮影が中断されてしまったのだ。 「追い討ちをかけたのが緊急事態宣言の発令と延長で、5月31日まで撮影はできなくなりました。感染防止のためやむを得ない決断ですが、ただでさえ出演俳優が多く、また売れっ子を揃えている大河ドラマは撮影スケジュールを組むだけでも一苦労なの
◆ ◆ ◆ 「妻妾同居」が機能していた 当時、一定以上の地位についた男がお妾さんを養うことは珍しくもなく、妻もそれをわかっていたので、「妻の運営する家族という組織にお妾さんがいる」のは不思議なことではありませんでした。 たとえば東邦電力などを興して「電力の鬼」といわれた松永安左エ門という人の妻は、自ら夫の妾を選んでいたといいます。本当に女好きでお妾さんがたくさんいた彼ですが、実は妻がすべて「この子はダメ、この子ならオッケー」と差配していた。さすがに妻が妾を選ぶというのは他に聞きませんが、実は渋沢家にも、千代と一つ屋根の下でともに暮らすお妾さんがいました。 明治4年、渋沢が31歳で大阪に赴任していたときに出会った、大内くにという女性。くにを現地妻とした渋沢は、千代の許可を得たのち神田の新居へ彼女を連れ帰り、同居させています。しかも2人はほぼ同時期に子どもを産んでいる。 千代、その妹、渋沢の妹
1573年夏という年代でピッとひらめく、わが友、歴オタたちよ! 残念です。あなた方はマイノリティ中のマイノリティ。 ほとんどの方は、こう考える。 え? 1573年。それがなに、と。 おそらく、多くの方々にとって、1573年に特別な思い入れがないってこと、よくわかってる。 でもね、1573年に織田信長は39歳、明智光秀45歳なんだ。 女なら39歳は悲痛な肌の衰えを感じる年代で女盛りゴール間近。女性ホルモン急激に低下で、45歳はそろそろ更年期か。 でも、男の39歳と45歳はいい。 女たちよ、それ、ちょっとむかつくの私だけ? 仕事に慣れ若さの危うさが消え自信を持てる男の年代。これから更に磨きがかかる男盛り。 ましてね、信長のように天下人として、突出した存在となった39歳。 それは怖いもの知らずっちゅうか、自己肯定感に溢れ、溢れすぎた結果、みずから、魔王なんてサインしちまうほどで、それほど、157
捕らえられた武将:だ鳥獣戯画様のイラストより こう言っちゃなんだが、24時間働けますか、ビジネスマ〜〜ン、ビジネスマ〜〜ン!って、バブル時代の働きマン以上に、信長は猛烈だったんだ。 その猛烈ぶりを1573年の夏を時系列で追ってみた。 名門朝倉義景を滅ぼしたおり、信長の仕事量が、これなんだ。 1573年夏、織田信長の過密スケジュール 8月8日 信長、3万の軍勢を率いて岐阜城を立ち小谷城のある滋賀に向かう。 岐阜からの山越えで琵琶湖まで。これ、新幹線のない時代だから。基本、徒歩で真夏の炎天下を大荷物を背負って歩く。荷車もあり、そこには食料や武器、鎧なんかも下人が運ぶんだ。それもワラジでだよ。快適な登山靴もない。 8月9日 浅井長政が籠城する小谷城に到着。そのすぐ近く虎御前山砦に本陣をおく。 信長の仕事は3万人の兵を本陣にまとめ、彼らの士気を高め、戦略を練ることもあるけど、その上に京都所司代の仕
NHKの大河ドラマ「西郷どん」にも出演するなど俳優として活躍した二神光さん(ふたがみ・ひかる)が、バイク事故で死亡しました。33歳でした。 5日午前3時頃、横浜市中区の緩やかなカーブの道路を走っていたバイクが、車止めに衝突しました。 この事故でバイクを運転していた男性が病院に運ばれましたが、5日午前4時過ぎに死亡が確認されました。 死亡したのは俳優の二神光さんで、警察が事故の詳しい原因を調べています。 二神さんは、愛媛県出身の33歳。NHKの大河ドラマ「西郷どん」で久坂玄瑞役を演じたほか、民放ドラマや舞台に出演するなど、俳優として活躍していました。 この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(12枚)
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生したオババとアメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をした。鉄砲足軽隊として他の5人の仲間とともに古川久兵衛の配下に。彼と共に密偵として小谷城へ向かう途中、なにものかに襲われる) 戦国時代に怪我は怖い 戦国時代の最強武器は弓! しばらく、みじろぎもできないでいた。 小谷城に向かう山道で、いきなり矢を射かけられたのだ。 仲間のテンが走った。 古川久兵衛も走った。 敵は樹木の向こう側から、おそらく、数メートル先に射手が潜んでいるのは間違いないんだ。 地上に刺さった矢は全部で6本。2回にわたって弓が飛んで来た。 とすると、少なくとも3人はいる。 オババは、オババはどこ? 途方にくれても・・・ 足が動かないんだ。 射られると思うと、どうしても動けない。 顔から汗が引き、しばらくして、体の震えが止まらなくなった。 2019年
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生したオババとアメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をした。鉄砲足軽隊として他の5人の仲間とともに古川久兵衛の配下に彼と共に密偵として小谷城へ向かう途中で、オババが敵の矢をうけて負傷、必死で逃げた) 戦国時代の武将 織田軍の最前線基地、虎御前山 浅井勢の追撃を逃れ、私たちは、ほうほうの体で織田軍が設営した虎御前山の砦にたどり着いた。 信長の丘に築いた砦に登る林に入ると、追いかけてきた敵は消えていた。 敵もなく、砦の前でも心から安心なんてできるわけなかった。 息を切らしながら、しかし、久兵衛だけはオババを抱えて走ったわりに元気そうだ。 で、私ときたら、助かったと思った瞬間に、汗がど〜〜ん、足がふらっ、あっと思った瞬間、腰がぬけて尻餅をつき、呼吸困難に陥った。 「着到報告せよ!」 威勢のよい声で、机に紙を広げた官司が久
登場人物 オババ:私の姑。カネという1573年農民の40代のアバターとして戦国時代に転生 私:アメリッシュ。マチという1573年農民の20代のアバターとして戦国時代に転生 トミ:1573年に生きる農民生まれ。明智光秀に仕える鉄砲足軽ホ隊の頭 ハマ:13歳の子ども鉄砲足軽ホ隊 カズ:心優しく大人しい鉄砲足軽ホ隊。19歳 ヨシ:貧しい元士族の織田に滅ぼされた家の娘。鉄砲足軽ホ隊 テン:ナイフ剣技に優れた美しい謎の女。鉄砲足軽ホ隊 古川久兵衛:足軽小頭(鉄砲足軽隊小頭)。鉄砲足軽ホ隊を配下にした明智光秀の家来 戦国時代、火縄銃 明智光秀の得意な武器 (前回のあらすじ:1573年、アバターとなった母娘を生かすため兵隊になる決意をしたオババとアメリッシュ。7人の仲間と一緒にオトリとして編成された部隊に配属されてしまい、なんとか逃亡。小荷駄隊7人は足軽として古川久兵衛の配下になった) 神の御手 織田信
今週のお題「慣れない場所で成長」 登場人物:オババとは私の姑。ディズニー狂で元気一杯の76歳です。以前の【結婚と毒親】シリーズでは、多くのオババファンができました。そして、今回は戦国時代に意識だけが飛び、他人の身体で生きるオババ&アメリッシュのお話です。 明智光秀時代 わらじと陣笠 (前回までのお話:戦国時代の母娘と意識が交換されてしまった私と姑オババ。体は20才心はおばさんと、体は50才前で心は婆の二人が戦国時代で食べていくために兵になることを決意) 戦国時代で就職活動 村を出発したときには、太陽はかなり高くなっていた。 自給自足の時代に路銀もなく、まして不慣れな、てか、不慣れすぎっしょ。 現代から450年も昔なんだから。 どう準備してよいかわからないが、ともかく小屋にあった陣笠を被り、鍋を背負って、水とおにぎりと味噌を詰めた風呂敷を斜めがけにした。 そのオババの姿は、控えめに言ってもホ
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘カネとマチを生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下で足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。彼と共に信長に会い朝倉義景を追撃する) 戦国時代の下人 刀根坂の戦い 逃げる朝倉義景を追う信長軍、本隊の人数は多い。 しかし、先頭を走る信長についていくのは、昔から彼と共に戦う親衛隊たちである。 遅れをとっては名誉に関わるとばかりで、勢いがちがうんだ。 前後左右を走る馬たちの騒音に私は耳を塞ぎたかった。 どくどくと心臓の音がこめかみあたりで聞こえ、いやがおうにも興奮する。 戦闘態勢ゾーンにはいった集団は、どこか狂気がチラつく。 先陣を切る信長から、私は徐々に遅れた。 振り落とされそうな馬の上で、久兵衛の姿も見えない。 私は、ただ、馬にしがみついていた。 「大丈夫だで」と、弥助が言った。 下
親に正しく愛されなかった子どもは悲しい。 彼らの不幸は、ただ愛されなかったという事実だけではすまない。 心に欠けたもの、別の言い方をすれば飢えを常に持ち続けるからだろう。 人は知性があるからこそ不安も同時に育てる。それを人間の業(ごう)と呼ぶのか、あるいは、飢えと呼ぶのか、私は知らない・・・ 安全な家で安心を得て育った場合、そうした欠落感とある程度は折り合いをつけて生きていける。しかし、愛情不足の場合、その欠落感と不安が彼らを駆り立てる。 悪に染まるのか、あるいは、欠落を糧に成功者になるのか。 その分かれ道がどこにあるのか、それは、本人の決断しかない。 木下藤吉郎のち秀吉は欠落感を原動力とした。 しばらく今川軍の下の下の武将の雑役などをして働いた後、信長に拾われ、桶狭間の戦いの頃には足軽にまで出世していた。 今川軍が本陣を置く沓掛城下 藤吉郎の姿は今川義元が本拠地を置く沓掛城下にあった。
『出る杭は打たれる』 このことわざは日本でしか使われないと思いがちですが、実は、 Don’t rock the boat (波風を立てるな) The nail that sticks up gets hammered down. (突き出る釘はハンマーで打ちつけられる) 英語にも似たようことわざがあって、どの国でも出る杭は打たれる。もうそりゃね、人間のやっかみや嫉妬は世界共通なんだろうな。 私はぜったい嫉妬などしませんという聖人のような方がいるかもしれない。 実は私もそういう時があった。 あまりに日常が大変で嫉妬してる暇がないっちゅうか、他人を見てる余裕がないっちゅうか。そういう時は出る杭を打っている暇がない。というよりできない。出る杭を打つことができる状態って、ある意味、贅沢な状況なんだと思う。 たとえばで例をあげると、 潜水艦が深海で水漏れしたって状況を想像してみてください。 うわ!
顔色ひとつ変えず、言われるがまま実直に仕事をこなす。それに尽きるのではないかと思います。三谷さんからは「一見、人を殺すように見えない、殺気立っていないタイプがいい」とアドバイスをいただいたので、それを大前提に役柄をつくっていきました。やる気があるようなないような雰囲気で、殺陣たても時代劇っぽいきれいさがないように意識していました。放送回を重ねるごとに、「オープニングで善児の名前があると怖がられている」という報告もいただくようになり、三谷さんの構成によって絶妙な存在感のある人物になれたのではないかと思います。視聴者の方々をドキドキさせるということには僕のほうも毎回ドキドキしていました。 特異な役柄を演じられていましたが、現場での在り方がほかの作品と違う感覚になったりはしましたか。 まさか自分がこんなにも人を殺あやめることになるとは思っていなかったので、「やっぱり見るのとやるのとは違い、あんま
大河ドラマに登場する織田信長や伊達政宗といった戦国大名は「英雄」として描かれているが、実際はどんな人物だったのか。東京大学史料編纂所の本郷和人教授は「歴史学者の視点では、英雄でも何でもない。彼らは必要以上に人を殺しすぎている」という。歴史を語る音声番組を続けている深井龍之介さん、音声メディア代表の野村高文さんと7つの学問分野におけるトップランナーたちとの対話をまとめた『視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話』(イースト・プレス)から本郷教授との鼎談をお届けしよう――。 歴史研究者と歴史好きの決定的な違い 【野村高文(Podcast Studio Chronicle代表)】今回のテーマは「歴史学」です。「COTEN RADIO」で歴史を語る深井さんが歴史学者と話すと、どういう対話が生まれるのか楽しみです。ゲストは、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんです。 【本郷和人(東京大学史料編纂
登場人物 オババ:私の姑。カネという1573年農民の40代のアバターとして戦国時代に転生 私:アメリッシュ。マチという1573年農民の20代のアバターとして戦国時代に転生 トミ:1573年に生きる農民生まれ。明智光秀に仕える鉄砲足軽ホ隊の頭 ハマ:13歳の子ども鉄砲足軽ホ隊 カズ:心優しく大人しい鉄砲足軽ホ隊。19歳 ヨシ:貧しい元士族の織田に滅ぼされた家の娘。鉄砲足軽ホ隊 テン:ナイフ剣技に優れた美しい謎の女。鉄砲足軽ホ隊 古川久兵衛:足軽小頭(鉄砲足軽隊小頭)。鉄砲足軽ホ隊を配下にした明智光秀の配下 戦国時代の武将と雑兵のイメージ (前回までのあらすじ:1573年、アバターとなった母娘を生かすため兵隊になる決意をしたオババとアメリッシュ。7人の仲間と一緒にオトリとして編成された部隊に配属されてしまい、なんとか逃亡。小荷駄隊7人は足軽として古川久兵衛の配下になった) 鉄砲足軽ホ隊 「俺は
『麒麟がくる』明智光秀、織田信長 (前回のあらすじ:1573年晩夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘カネとマチを生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。彼と共に信長に会いに向かい、朝倉軍に巻き込まれ逃亡した) 織田信長の謎 ずっと不思議に思っていることがある・・・ 1573年晩夏、名門朝倉家の嫡男義景が今でいう自死するまで、後4日。 織田信長は大嶽砦を落とすことで、朝倉義景が戦わずして敗走すると読んでいた。 「朝倉義景が逃げたとき、すかさず追撃してトドメをさせ!」 信長の指示は明確で、その先陣として佐久間信盛、柴田勝家、羽柴秀吉、滝川一益、丹羽長秀という織田軍配下の主な武将が名を連ねた。 彼らは山田山に陣をはった。朝倉軍が逃げるなら、その道筋にあり、追撃するには最高の位置だったんだ。 一方、信長は大嶽砦を夜に
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘カネとマチを生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下で足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。彼と共に信長に会い朝倉義景を追撃する) 戦国時代 愛馬で駆ける 丁野砦にいた織田信長は、逃げた朝倉義景を自ら先頭に立って追うと即断したんだ。 「馬、ひけい!」 信長の愛馬“鬼葦毛(おにあしげ)”は名馬として名高い。 さし毛のはいった灰白ぽい葦毛馬で、サラブレットの名馬オグリキャップが同じ毛色、それで、なんだか感傷的になった私。 鬼葦毛は気性が荒く人を選ぶ。信長にしかなつかない。 毎日、騎乗訓練を怠らなかった信長にとって、なによりも、この馬に愛情を感じているようだ。対するとき目が和む。 サラブレット、伝説の名馬オグリキャップ 鬼葦毛はオグリキャップに比べれば、もっとずんぐりした姿で気性が荒い
NHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一は、どんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「500もの企業、600もの事業の設立や育成に関わった大人物だった。ただ、妻以外の女性たちとの『婦人ぐるい』もかなりのものだった」という――。 「美人のことを除けば少しもやましいことはない」 約500もの企業の設立や育成に関わり、大学や病院をはじめ600前後もの非営利事業にも携わったという渋沢栄一の業績は、教科書では案外軽く扱われている。 その偉業が広く理解されるうえで、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の力は大きかった。 渋沢こそ、日本の実業界を創成させ、牽引した英雄であり、自分でもその業績を振り返って「俯仰ふぎょう天地に愧はじることなし」(少しもやましいことがない)と公言していたという。 もっとも、いま引用した言葉には以下の留保がつけられていた。「明眸めいぼう皓歯こうしに関するこ
歴史的に有名な壇ノ浦の戦いをどのような映像にしたいと思っていましたか。 今回、菅田将暉さんが演じられている義経は、これまでとはちょっと違いダークな部分がある人物として描かれていて注目を集めています。そんな彼が衝撃的な活躍をするのが壇ノ浦の戦いです。しかも、源平合戦をご存じの皆さんからすると「待ってました!」というべき義経の八艘はっそう飛びのシーンもある。源平合戦の一番のクライマックスでもあるし、これは感情移入できる、見応えのある映像をつくらないといけないと思い、プレッシャーも感じていました。 壇ノ浦の合戦シーンは、船の上のカットをスタジオでグリーンバックを使用して撮影しています。安全上のこともあり武者たちが持っている矢はエアーで(実際の矢がなくて矢を射る演技をする)、引いている動作に合わせてすべて後からつけています。義経も、矢に射抜かれた人も、みんな何もない状態で動いています。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一は、跡継ぎだった長男を40歳のときに勘当している。歴史研究家の河合敦氏は「長男の篤二は女性問題を起こして勘当された。しかし渋沢栄一も数え切れないほど隠し子がいた。希代の実業家も、息子を叱る立場にはなかった」という――。(後編/全2回) ※本稿は、河合敦『渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。 渋沢栄一の大きな悩みの種だった「跡継ぎの長男」 岩崎弥太郎は素晴らしい後継者を育成したが、意外なことに渋沢栄一は後継者の育成に失敗している。 明治24年(1891)、栄一は渋沢家の家法と家訓を制定した。江戸時代の豪商たちも、よくこうした規定をつくっていたが、栄一のそれは近代的なものであった。これに協力したのが、東京帝国大学の教授で法学者の穂積陳重だったからだ。 穂積は栄一の長女・歌子の夫であ
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘カネとマチを生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下で足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。彼と共に信長に会い朝倉義景を追撃、下人の弥助とともに戦争の悲惨さに逃げる) 一乗谷の決戦から逃げ帰る 翌日の午後、弥助とともに虎御前山の砦についたときは、何ていうか疲労困憊していた。 弥助が携えてきた食料も底をつき、途中、敗残兵にもからまれ、50キロほどの距離を一昼夜かけて戻ってきたんだ。 12日の暴風雨で大嶽砦を攻めたことを考えれば、4日後の今日は旧暦の8月16日のはず。 織田軍は越前に総攻撃をかけ、一乗谷の城下を焼き討ちするという、さらに凄惨な戦いをしている頃だ。 女は暴行を受け、男は殺され、家は焼かれる。 悲惨な戦場に私はもう耐え難いって思ったんだ。 もう、無理だって。 若い時の信長
登場人物 オババ:私の姑。カネという1573年農民の40代のアバターとして戦国時代に転生 私:アメリッシュ。マチという1573年農民の20代のアバターとして戦国時代に転生 トミ:1573年に生きる農民生まれ。明智光秀に仕える鉄砲足軽ホ隊の頭 ハマ:13歳の子ども鉄砲足軽ホ隊 カズ:心優しく大人しい鉄砲足軽ホ隊。19歳 ヨシ:貧しい元士族の織田に滅ぼされた家の娘。鉄砲足軽ホ隊 テン:ナイフ剣技に優れた美しい謎の女。鉄砲足軽ホ隊 古川久兵衛:足軽小頭(鉄砲足軽隊小頭)。鉄砲足軽ホ隊を配下にした明智光秀の家来 戦国時代、織田信長は泳ぎがうまい (前回のあらすじ:1573年、足利義昭が蜂起し信長は京へ軍を進める。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をしたオババとアメリッシュ。鉄砲足軽隊として他の5人の仲間とともに明智軍古川久兵衛の配下で「槇島城の戦い」に参加) 織田信長の危機管
昨日も滅茶苦茶面白かった。 ここまでアッと言う間だった。 あと二回かあ。もっと続いて欲しいと思ってしまう。 と思いながら、今朝、三浦義村を演じる山本耕史のインタビューを読んだ。 「演じる役だから考える」ということとは別に、単純に「演じる俳優が自分の役を他人として見た時に、どういう人間と考えているのだろう」ということに凄く興味がある。 山本耕史から見た義村像は、「そこが義村の面白さだよな」と何度も頷くものだった。 *以下引用は全て上記インタビューより。太字は引用者による。 義村は、自分の得になることのためなら何でもする人という感じがするんです。 だから、幼なじみである義時はもちろん嫌いじゃないし、無二の親友だとも感じてはいるのですけれど、彼のために自分を犠牲にするかといったら絶対にそんなことはしない。 そこが義村のドライなところというか、怒りを感じたとしても、それをどのようにぶつけるのかとい
(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生したオババとアメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をした。私は足軽として雇われ足軽小頭である古川久兵衛と共に密偵として小谷城へ向かった) 戦国時代の城下町 草木を刈った山肌は、服を脱ぎ捨てた裸の人のようで、どことなく心もとない。 でも、その上に立つ小谷城は違った。 切り立った山肌に作られた要塞。上から矢を射かけられたり、岩を落とされたりすれば、大怪我するし、運が悪ければ死ぬ。 それでも、5000人の兵とともに籠城している浅井長政にとって、気もそぞろな日々であったと、私にはわかっているんだ。 兵舎でさえ、どんよりした空気に満たされているからね。 密偵として浅井軍に入った私たちは、翌日、城下を歩いた。 「巫女よ、信長軍は勝てるのか」 「勝てるって? そうね・・・、勝てると思う。それを知りたいのか」 「俺の活躍する場を
2019年12月15日 「物語を生む苦しさよりも、ネタを捨てる苦しさのほうが大きかった」 「いだてん」全47回の脚本を手がけた宮藤官九郎さん。はじめて実在の人物をモデルにした歴史ドラマに挑戦した宮藤さんに、執筆にあたっての裏話や制作秘話など、たっぷりとうかがいました。 「あまちゃん」のときもそうでしたが「いだてん」はゴールが最初に決まっていました。金栗四三さんが半世紀以上たってからストックホルムオリンピックのゴールテープを切ったというエピソード、そして古今亭志ん生が東京オリンピックの開会式当日に『富久』を高座にかけていたという史実を知ったときから「最後はあれだ!」と思っていたので、自分でも無意識にそこに向かっていったんですよね。 そんなわけで落語の『富久』が重要なドラマのモチーフとなり、さまざまなシーンで登場することになりました。 実は史実に基づいて歴史ドラマを描くのは今回が初めて。しかも
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