JR #常磐線 が14日朝、9年ぶりに全線で再開しました。 東京電力福島第一原発事故 で、富岡(富岡町)-浪江(浪江町)間の20.8キロが不通でした。 写真は、大野駅(大熊町)近くの #帰還困難区域 を通る列車です。福留庸友… https://t.co/NbC8W6YlhZ
福島大共生システム理工学類の兼子伸吾准教授は3日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域に生息するイノシシの遺伝的な影響を調査した結果、事故後数世代が経過しても、DNAの塩基配列に事故の影響による突然変異は確認されなかったとする研究内容を発表した。 大学の定例記者会見で発表した兼子氏は、「突然変異で緑になったイノシシ」など、原発事故の影響を巡り根拠に基づかない海外報道があるとし、「汚染の程度が理解されておらず、現状を伝えることが重要だ」と指摘した。 事故の影響による突然変異が確認されなかった理由については「(事故に起因する放射線量が)低線量だったためと考えられる」と述べた。 兼子氏は、福島大大学院に所属していたドノバン・アンダーソン氏(弘前大被ばく医療総合研究所特任助教)らとともに2016~19年、帰還困難区域に生息する307頭のイノシシを調査した。このうち191頭の遺伝子について、チ
鉄くずなどが無断で持ち出された福島県大熊町図書館・民俗伝承館の解体工事現場=2023年9月、関谷俊介撮影 東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の建物解体工事現場で、放射性物質に汚染された可能性のある廃棄物から鉄くずなどの金属類が複数の作業員に無断で持ち出され、売却されていることが関係者への取材で明らかになった。環境省発注事業である放射性廃棄物処理の流れを逸脱して、区域外で資材として再利用されるおそれがある。 環境省は毎日新聞の取材に、元請けの大手ゼネコン鹿島が調査したり警察に報告したりしていると回答。他の現場でも無断持ち出しがないか調査するかについては「警察の動向も踏まえつつ対応を検討中だ」としている。 無断持ち出しが判明したのは、第1原発が立地する福島県大熊町にある町図書館・民俗伝承館(一部2階建て延べ床面積約2200平方メートル)の解体工事現場。
政府は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域について、年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方向で調整に入った。現行は原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」と年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える「計画的避難区域」に分類。新たな区分では50ミリシーベルト以上の年間線量が高い地域について、長期間にわたり住民が居住できない「帰還困難区域」に指定し、土地の買い上げなどの支援を検討する。 3区分は▽年間線量が20ミリシーベルト未満の「準備区域」▽20ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満の「居住制限区域」▽50ミリシーベルト以上の「帰還困難区域」--に分ける。区域指定にあたっては、同じ市町村内でも場所によって放射線量が異なるため、集落単位で指定できるよう自治体と協議を進める。 政府は16日の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)で、事故収束に向けた工程表のステップ2終了を決定し、年
プレスリリース 研究 2021 2021.07.26 帰還困難区域での熱電発電システムを用いた自律移動ロボットの実地走行~家庭用カセットボンベを燃料として長時間の環境モニタリングを実現~ 1.発表者: 李 敏赫(東京大学 大学院工学系研究科機械工学専攻 助教) 筑紫彰太(東京大学 大学院工学系研究科精密工学専攻 助教) 鈴木雄二(東京大学 大学院工学系研究科機械工学専攻 教授) 淺間 一(東京大学 大学院工学系研究科精密工学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆家庭用カセットボンベを燃料とした高出力の熱電発電システムを自律移動ロボットに搭載し、人の立入りが困難な環境において長時間の環境モニタリングを無人で行うことができることを実証しました。 ◆70Wの高出力を実現する小型熱電発電システムを新たに開発し、位置情報センサー、カメラ、線量計などを搭載して予めプログラムされたルートに沿って長時間走
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東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域になっている浪江町井手の十万山で4月29日に発生した山林火災は、2日になっても鎮火しなかった。インターネット上には放射性物質の拡散による健康不安をあおる信ぴょう性が低い情報や、その情報を否定する書き込みが集中している。火災に伴う放射線量の上昇による健康への影響はない。インターネットは誤った情報もネット上に残るのが特徴で対応が課題となりそう。 「浪江町の火災で毒ガス(放射性ガス)が巻き散らかされている。風下の県はシェルターに避難したほうがいい」「東京都江戸川区の空間線量に変化はない。デマ情報」 山林火災が発生して以降、短文投稿サイト「ツイッター」には火災に絡み「関東圏は外出注意」「関東地方から静岡県くらいまでマスク着用(中略)自衛しよう」など放射線の拡散を危惧する書き込みが続いている。 書き込みが増えるにつれ、こうした"危険"情報を否定する書き込みも増加
東京電力福島第一原発の事故による「帰還困難区域」での建物の解体工事で、放射能濃度を測定していない鉄スクラップなどが無断で現場から持ち出され、業者に売却されていたことが分かり、環境省は警察に相談するなどの対応を進めています。 帰還困難区域の福島県大熊町では、「特定復興再生拠点区域」として先行して除染やインフラ整備が進められています。 環境省によりますと、国が大手ゼネコンに発注した「大熊町図書館・民俗伝承館」の解体工事について、ことし2月から下請けの地元の土木工事会社が、除染や建物の解体作業を進めていますが、この現場で出た鉄スクラップなどを作業員が放射能濃度を測定しない状態で複数回にわたって無断で持ち出し、業者に売却していたことが確認されたということです。 本来、解体工事で出た廃棄物は指定の仮置き場に集め、放射能濃度が1キロ当たり100ベクレル以下などの基準を満たせば、公共事業などで再利用され
NHKの日曜討論で、今村復興大臣は、原則として立ち入りが禁止されている帰還困難区域で、住民が居住する拠点を整備する事業について、「ふるさとを取り戻してもらいたいという施策の一環だ」と述べ、住民が帰還しやすい環境の整備を急ぐ考えを示しました。 そのうえで、今村大臣は「ふるさとを取り戻してもらいたいという施策の一環だ。ふるさとを捨てるというのは簡単だが、戻ってとにかく頑張っていくんだという気持ちをしっかり持ってもらいたい」と述べ、住民が帰還しやすい環境の整備を急ぐ考えを示しました。 これに対し、福島県の内堀知事は「比較的放射線の低いところに復興拠点を設け、帰れるエリアがあり得るということを住民の皆さんに示し、希望を見せることで、ひとつのスタートにしていきたい。すぐに戻れない方に対しては、復興公営住宅の整備を進めており、平成29年度にはほぼ出来上がる。長い時間の中で、住民の皆さんが帰還を判断でき
あの震災から八年が過ぎた福島県浜通りに家族4人で行って参りました。浜通りには東日本大震災が起きて間もない頃に訪れており、いわき市に住む知人の案内を受け大震災の惨状の一部を目にしました。津波の襲来で大破した家々の残骸、断水により消火活動ができなかった為に50軒の家々が燃えた久之浜地区の焦げた臭い。その爪痕を見ただけでも襲ってきた津波の激しさ、その恐ろしさを実感させられました。 繰り返しの警告音と共に「緊急地震速報です。強い揺れに注意してください」という音に驚き、遊ぶのを急に止めて親に抱き着いてきた息子は当時一歳。娘はまだこの世に生まれていませんでした。福島原子力発電所が制御不能な状態となり、放射能を恐れて妻と息子を関西の親族の処へ避難させるかと真剣に悩んだ事もありました。枝野官房長官の「ただちに問題はない、ただちに影響はない」という苦し紛れの説明は聞く気にならず、息子の飲水は輸入品のミネラル
環境省は10日、原発事故の帰還困難区域で行った除染効果を検証するモデル事業の結果を発表した。宅地などの空間放射線量はそれぞれ80~50%程度下がったが、元々高濃度に汚染されているため平均で毎時2・5~8・8マイクロシーベルトの放射線量が残り、除染の限界を示す結果となった。 毎時2・5マイクロシーベルトは、年間追加被曝(ひばく)線量で約12ミリシーベルトに換算されるが、政府の帰還条件は年20ミリシーベルト、長期目標は年1ミリシーベルト。 モデル事業は、福島県双葉町と浪江町の帰還困難区内6地区で昨年10月~今年1月に実施。宅地や農地、道路、幼稚園、公園で、表土のはぎ取りや高圧洗浄など一般的な方法で除染した。森林は、内部は生活に影響しないとして端のみの除染で、低減率は14~39%だった。
関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力福島第一原発事故の避難区域再編をめぐり、福島県双葉町の井戸川克隆町長は19日、町全域を帰還困難区域に指定するよう国に要望したことを明らかにした。役場機能を移している埼玉県加須市で開かれた町議会で報告した。賠償で町民に差が出ないことも国に求めたという。 国は年間積算放射線量に応じて三つの区域に再編する方針。国の資料によると、線量に照らすと双葉町の住民の約75%が帰還困難区域、残りのほとんどが居住制限区域、ごくわずかが避難指示解除準備区域の対象になる。町は「一部だけ避難指示を解除するのは現実的でない」としている。 また、町議会の特別委員会はこの日、役場を福島県内に戻す場合、どの自治体がいいかを聞いた町民アンケートの結果を公表。回答者の約半数がいわき市を挙げ、郡山市、福島市が続いたという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が
2011年12月14日(水)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。避難区域にあらたに「帰宅困難区域」が指定された言を受けて、改めて批判しています。 http://youtu.be/WLYOXWsPCTM ※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。 =====(文字おこし、ここから) 水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺います。小出さん、こんばんはー」 小出「こんばんは」 水野「よろしくお願いします」 小出「こちらこそよろしくー」 水野「そして東京に近藤さんです」 近藤「よろしくぅー。どうもー」 小出「はぁい。近藤さんこんばんは」 水野「え、まずですね。政府が福島の避難区域について、再編する方向のようですね。」 ※関連報道「東日本大震災:福島原発周辺「帰還困難区域」指定へ 年50ミリシーベルト以上 - 毎日jp(毎日新聞) 」 小出「はい」 水野「で、3つに分け
政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、原則として立ち入りが禁止されている福島県内の帰還困難区域で、来年度から実施する除染の費用について、東京電力には請求せず、国が負担する方針を固めました。原発事故に伴う除染の費用を国が負担するのは初めてです。 ただ、この除染費用について、ほかの地域と同様に、国がいったん立て替えた上で東京電力に請求するのか、「復興拠点」を設けるためのインフラ整備と合わせて国が負担するのか結論が出ておらず、関係省庁の間で調整が行われてきました。 その結果、政府は、帰還困難区域に居住していた住民に対して、東京電力がすでに賠償を行ってきたことや、「復興拠点」を整備するための除染は、政府の判断で行われることが決まったことなどを踏まえて、除染の費用を東京電力に請求せず、国が負担する方針を固めました。 原発事故に伴う除染の費用を国が負担するのはこれが初めてで、政府は、与党と
帰還困難区域、来年にも居住へ 復興拠点外の除染見通せず―福島 2021年02月22日07時18分 福島県双葉町の復興拠点を避難者や町職員が散策するイベントで、JR双葉駅前で説明を聞く参加者ら=2020年11月8日 東京電力福島第1原発事故後、「将来にわたって居住を制限する」とされた帰還困難区域だが、時間の経過で放射線量が低下。6町村の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)では除染や住宅整備が進み、全住民の避難が唯一続く双葉町と、大熊町、葛尾村は2022年春、浪江、富岡両町と飯舘村は23年春の居住開始を見据える。 居住3割、帰還頭打ち 避難解除区域、存続に危機感―原発事故から10年・福島 20年11月、双葉町内の復興拠点を避難者や町職員が散策するイベントが開かれた。23人が集合住宅の建設予定地などを歩き、町の将来像について意見交換した。妻と避難先から参加した志賀隆貞さん(71)は「戻ったら居酒
福島県浪江町の帰還困難区域の一部で東京電力福島第一原子力発電所の事故のため12年余りにわたって続いていた避難指示が31日午前、解除されました。 避難指示が解除されたのは、町内に残る帰還困難区域の4%に当たる室原、末森、津島、大堀の4つの地区の合わせて6.61平方キロメートルで、午前10時に防災行政無線で避難指示解除が伝えられたあと、室原地区で町や国の職員と住民が出席して、警察や消防のパトロールの出発を見送る式典が開かれました。 また、立ち入り規制が続いていた大堀地区では、バリケードなどが撤去されました。 浪江町は、12年前に起きた原発事故で全体のおよそ8割が立ち入りが厳しく制限される帰還困難区域になり、今回、避難指示が解除された地域では、「特定復興再生拠点区域」として先行して除染やインフラ整備が進められていました。 室原地区に帰還する予定の小澤晴久さん(72)は「この12年いろいろなことが
東京電力福島第一原発事故の影響で不通となっているJR常磐線の原ノ町(福島県南相馬市)―竜田(同県楢葉町)間の46キロについて、JR東日本は31日、代行バスの運行を始めた。昨年9月に通行規制が解除された国道6号を走る。ただ、帰還困難区域を通るため、今後の利用者がどれくらい増えるかは未知数だ。 午前6時50分、第1便が原ノ町駅前を出発した。南相馬市の桜井勝延市長が運転手に花束を贈り、「線路はまだだが、常磐線が形の上ではつながった記念すべき日。住民にとって大きな希望だ」とあいさつ。いわき市の親類に会いに行く住民ら31人が乗り込んだ。 南相馬市の工場に単身赴任する茨城県日立市の会社役員小田井恒吾さん(62)は「内陸部を通れば6時間かかっていた。選択肢が増えてよかった。できれば便を増やしてほしい」。バスは当面、朝夕1往復ずつ。第1便は午前8時15分に竜田駅に着いた。 福島第一原発の20キロ圏の南相馬
■編集元:ニュース速報板より「【政府】福島を「帰還困難区域」指定へ m9( ゚д゚)9m」 1 名無しさん@涙目です。(新疆ウイグル自治区) :2011/12/14(水) 01:26:39.07 ID:LoxIpo1/0 ?BRZ(10000) ポイント特典 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000108-mai-soci <福島原発事故>「帰還困難区域」指定へ 土地買い上げ検討 毎日新聞 12月13日(火)21時20分配信 政府は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域について、年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方向で調整に入った。現行は原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」と年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える「計画的避難区域」に分類。新たな区分では50ミリシーベルト以上の年間線量が高い地域について、長期間
展覧会『Don't follow the wind』が、3月11日から福島・東京電力福島第一原子力発電所付近の帰還困難区域で開催されている。 同展は、高い放射線量により立ち入りが制限されている帰還困難区域を舞台に行われているプロジェクト。原発事故後、地元の人々が避難する前に住んでいた場所などを借りて作品が展示されている。帰還困難区域の指定が解除された時に初めて作品を見ることが可能になり、それまでは「一般にも見られない展覧会としてその場所で存在し続ける」という。 プロジェクトの発案者はChim↑Pom。参加作家はアイ・ウェイウェイ、宮永愛子、Chim↑Pom、グランギニョル未来、竹内公太、小泉明郎、竹川宣彰、トレヴァー・パグレン、Eva and Franco Mattesら12組。キュレーターは、窪田研二、Eva and Franco Mattesらが務めている。なお、グランギニョル未来は、
政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けた福島県内の避難指示について、新年度、平成28年度中には帰還困難区域を除いてすべて解除する方針で、商業施設や医療機関の整備など、住民が帰還できる環境づくりへの支援を加速させることにしています。 対象となる9つの市町村のうち、南相馬市、川俣町、葛尾村、それに川内村では、避難指示の解除に向けて、すでに域内での準備宿泊が始まっています。 一方、避難している住民には、放射線に対する不安に加え、帰還したあとの生活環境に対する懸念が根強いことから、政府は、商業施設や医療機関、福祉施設の整備など、住民が帰還できる環境づくりへの支援を加速させることにしています。 また、政府は、新年度予算案に盛り込まれた補助金も活用して、原発事故で避難指示が出された地域などでの工場や小売店、飲食店などの建設を支援し、地域の再生につなげたい考えです。
東日本大震災から5年が経過する。他方、私たちが2015年の3月11日から福島県の帰還困難区域内でスタートさせた国際美術展「Don’t Follow the Wind」(以下、DFW)は、まだ1年を経たばかりだ。1年も続く展覧会? それで「まだ1年を経たばかり」とは? そのことを理解してもらうためには、この展覧会について、少しばかり入り組んだ前置きをしておかなければならない。 まず、この展覧会は「スタート」はしたけれども、「オープン」はしていない。通常の展覧会では、もちろん両者は一致している。会期が幕開けした展覧会の会場まで足を運べば、チケットを買うなりして、当然、入場することができるはずだ。スタートしたけれども、オープンしていない展覧会など、普通はありえない。けれども、大震災と原発事故といった緊急事態下では、この「通常」とか「普通」というのが、極めて疑わしくなる。 震災前の「通常」とか「普
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域について、原子力規制委員会は、避難指示解除の判断材料となる放射線量のデータをよりきめ細かく集める必要があるとして、具体的な実施方法を検討することになりました。 これについて原子力規制委員会は、25日の会合で、避難指示解除の判断材料となる放射線量のデータをよりきめ細かく集める必要があるとして、具体的な実施方法を検討するよう原子力規制庁に指示しました。 先月、田中俊一委員長が福島県内の14の市町村長と意見交換した際、帰還困難区域の大熊町や双葉町では、町が測定したデータを基に復興計画を作っていることや、中には放射線量の値が下がり、住民が帰還を希望している地域もあるという説明を受けたということです。 田中委員長は会見で「住民の帰還の問題は賠償やインフラ、それに被ばくの問題が絡んでいるので機械的にはいかないが、詳細な
東京電力福島第一原発から約3キロ離れた福島県双葉町の装飾横穴「清戸迫横穴(きよとさくおうけつ)」(国史跡、7世紀)で9日、東北大学が町の協力を得て、3次元計測を実施した。帰還困難区域にあるため、万が一に備え、横穴の形や内部の装飾などの正確なデータを保管することになった。 横穴の壁に赤い顔料で渦巻文(うずまきもん)や動物、馬に乗った人物などが描かれ、東北地方を代表する装飾横穴として知られる。東日本大震災の被害は免れたが、電気が止まっているため、温湿度測定装置からのデータ送信は途絶えたまま。蓄積したデータは半年に1度、取り出して確認されている。横穴を保護する建物も傷みが目立つが、大規模な補修などは行えないままだ。 この日、東北大学総合学術博物館の藤沢敦教授(考古学)や測量を担当する会社のスタッフがカビの胞子などの侵入を防ぐ防護服に身を包み、3次元スキャナーで計測した。東日本大震災以降、メディア
原発事故で全町避難を強いられた福島県富岡町の帰還困難区域にあるJR夜ノ森駅=休業中=の駅舎が近く解体されることがわかった。開業から100年近く地域住民に親しまれた駅舎だけに、現地保存を求める声があったが、新たに整備する関連施設が現在地に重なることに加え、老朽化や除染の面から課題が多く、保存や移設を断念した。 町やJR東日本によると、木造の駅舎は駅が開業した1921(大正10)年から使われていたもの。春になると、戦前や戦後に植樹されたサクラやツツジがホームの近くに咲き誇り、2002年には「東北の駅百選」に選ばれた。 11年の原発事故で、町全域に避難指示が出され、駅を含む「夜の森地区」は帰還困難区域に。JR常磐線は区間運休となり、駅も全面休業に。6千株のツツジは除染のため根元を残して伐採されたが、駅舎はそのまま残っている。 原発事故の苦難に直面しながら復興や人の営みなど町の移ろいを見守ってきた
帰還困難区域にある自宅に一時帰宅し、庭に咲いた梅を見つめる岩本久美さん=福島県大熊町で6日、関谷俊介撮影 膨らむ処理費12兆円 原発事故、国民にツケ 東京電力福島第1原発事故は原発の運転に巨額の費用リスクが伴うことを思い知らせた。電力業界の雄だった東電は実質国有化され、国は原子力損害賠償・廃炉等支援機構を通じて資金を注入している。処理費用の見通しは約12兆円。除染、賠償、廃炉・汚染水対策−−そのコストはどのように発生し、どこから資金が生み出され、どこへ流れたのか。複雑な図式の裏側を探ると、事故時の責任の所在が曖昧な原子力行政のゆがみが浮かんだ。 この記事は有料記事です。 残り4000文字(全文4222文字)
http://www.videonews.com/ 福島報告 (2013年07月06日) 9割が帰還困難区域となった大熊町の苦悩 報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト) 東京電力福島第一原発がある福島県大熊町は昨年12月の警戒区域の再編により、町は3つの区域に見直された。住民の居住地域の9割以上が、年間積算線量50ミリシーベルトを超え、5年間は戻ることが困難とされる「帰還困難区域」に指定された。 現在、大熊町民は約8,200人が県内で、約3,100人が県外で避難生活を送っている。昨年9月実施の第1回住民意向調査では、「戻りたい」が11%、「判断がつかない」41.9%、「戻らない」45.6%という意向だった。今年1月実施の第2回住民意向調査(速報版)では、「戻りたい」は11%、「判断がつかない」43.5%、「戻らない」42.3%と、「判断がつかない」が微増、「戻らない」が微減したが、やは
印刷 関連トピックス原子力発電所野田佳彦東京電力 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域と20キロ圏外にある計画的避難区域について、野田政権は年間放射線量に応じて三つの区域に再編する検討に入った。それぞれについて帰還までにかかる時間の目安を示す方針で、長期間にわたって住むことのできない「長期帰還困難区域」も設定する。 地上から高さ1メートルの年間放射線量が20ミリシーベルト未満を「解除準備区域」、20〜50ミリシーベルト程度を「居住制限区域」、50ミリシーベルト以上を「長期帰還困難区域」にわける。この指針を、16日の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)で原子炉の冷温停止状態を確認したうえで年内に公表する。その後、警戒区域と計画的避難区域で除染によって放射線量が下がる効果を確かめ、福島県や市町村と協議して行政区域に配慮しながら、三つの区域を具体的に定める。区域の見直しは
全線開通した常磐線で東京から福島へ / 帰還困難区域だった各駅で下車、周辺を散策してみた 江川資具 2020年3月18日 2011年3月11日の東日本大震災に伴う、福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染。これにより、東京都の日暮里駅から千葉、茨城、福島を経由して宮城県の岩沼駅までを結ぶ常磐線は、かなりの区画が運行できない状態になりました。 2014年の久ノ浜~竜田間の営業再開から少しずつ開通してきたものの、放射線量が高い富岡~浪江間は不通のまま。それが、9年の歳月を経た2020年3月14日に、ついに全線開通。一部とはいえ避難指示が解除され、下車&散策も可能のようなので、さっそく行ってきました。 ・特急ひたち 福島に行く手段として乗ったのは、上野駅発の 特急ひたち。筆者が乗ったのは3月14日午前9時発の ひたち5号 いわき行き でしたが、この1本前の午前8時発 ひたち3号 は仙台行き。特
津波の被害を受けた宮城県女川(おながわ)町では、高台の仮設住宅(後方左)の横に災害公営住宅(同中央)が立つ。JR女川駅(中央)から港へ続く遊歩道には昨年12月、テナント型商店街が開業し、「職住分離」が進む(10日夕、読売ヘリから)=武藤要撮影 1万8000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から11日で5年となる。 政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故以来、ほとんど手つかずだった放射線量の高い帰還困難区域を対象に、2017年度から本格的な除染を実施する方針を固めた。被災地ではくらし、産業などの課題が山積し、復興を実感できていない。今月末で終わる「集中復興期間」に続き、政府は今後の5年間を「復興・創生期間」と位置づけ復興を加速化する。 政府は今夏までに、帰還困難区域を抱える地元自治体からの要望を聞いた上で、優先的に除染する地区を決める方針だ。今夏の17年度予算の概算要求に同区域
東京電力福島第一原発の事故で避難指示が出ていた福島県葛尾村の帰還困難区域の一部で12日、避難指示が解除されました。立ち入りが厳しく制限された帰還困難区域で住民が帰還できるようになるのは初めてです。 葛尾村では原発事故の影響で避難指示が出され、村の面積の2割に当たる東部の野行地区が帰還困難区域となりました。 このうちの6%に当たる0.95平方キロメートルの県道沿いの地域が「特定復興再生拠点区域」に認定されて先行して除染などが行われた結果、空間の放射線量が十分低下したなどとして12日午前8時に避難指示が解除されました。 雨が降る中、作業員が野行地区と別の地区を結ぶ道路に設置されたバリケードを開けると車両が通っていきました。 村によりますと、この地域に住民票を登録しているのは30世帯82人ですが、帰還を希望しているのは4世帯8人にとどまっています。 今後、帰還する住民などをどのように増やしていく
原発事故に伴い、政府が福島県内に出していた避難指示は、10日、新たに2つの自治体で解除が決まることになっており、これにより、原則立ち入りが禁止されている帰還困難区域などを除いて解除されることになります。一方で、避難指示が解除されても帰還しないと答える人が増えていて、地域の再生をいかに進めていくのかが課題となっています。 この中で政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、福島県内の11の市町村に出していた避難指示について、新たに、浪江町の一部は今月31日に、富岡町の一部は来月1日に解除することを決めることにしています。 福島県内に出されていた避難指示はこれまで順次解除されてきましたが、これにより、放射線量が比較的高く、原則として立ち入りが禁止されている帰還困難区域と、福島第一原発が立地する双葉町と大熊町の一部を除いて、解除されることになります。 また、政府の避難指示の対象地域は、当初
東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域の一部を解除する「特定復興再生拠点」を巡り、政府は28日、住民が長時間立ち入った場合の被曝(ひばく)線量が、最大で年間3・9ミリシーベルトになるとする推計結果を公表した。2020年春のJR常磐線の全線開通にあわせ、駅周辺であれば立ち入り規制を緩和できる見通しになったという。 復興拠点は、政府が帰還困難区域の8%にあたる6町村の計2747ヘクタールを認定し、22~23年に避難指示が解かれる。今年8月、大熊、双葉、富岡3町の駅周辺で空間線量を調べたところ、1時間あたり最大3~7マイクロシーベルトだった。 政府の基準では、帰還して住み続けた場合に、被曝線量が年間20ミリシーベルト以下で避難指示を解除できる。立ち入りについては明確な基準はないが、電車で域内に入り、1日10時間屋外で活動するとして推定すると、年間の被曝線量は大熊町で3・9ミリシーベルト、双葉
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