最近、大手企業でも、単純な計算ミスで残業代未払い問題が発生しました。会社と従業員は信頼関係のもとに成り立っているかもしれませんが、このような問題が発生しましたから、ご自身で残業代の計算方法を知ることも重要かもしれません。そこで、時給単価と割増賃金単価を計算してみましょう。 (基礎編)STEP1 会社の年間所定労働日数を知ろう 年間所定労働日数は、1年間に出勤しなければいけない日となります。多くの会社では、年間カレンダーで1年間の労働日数や休日を決めていると思われますので、まずは、年間カレンダーをチェックしてみましょう。(例)年間休日が110日の会社の場合、365日-110日=255日が年間所定労働日数となります。 (基礎編)STEP2 1日の所定労働時間を知ろう 1日の所定労働時間とは、会社で「この時間からこの時間まで働いてね」と決められている時間です。多くの会社では、9:00~18:00