会期末が近づく2019年6月25日、野党は安倍内閣不信任決議案を提出し、否決された。この趣旨弁明で立憲民主党・枝野代表は不信任理由を約56分にわたって演説。本記事では、この趣旨弁明を文字起こしする。 概要 決議案文(枝野代表、コップに水を注ぎ、一口飲んだ後、正面を向いて深く一礼して演説を始める) 立憲民主党代表の枝野幸男です。 私は国民民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党・市民連合、および立憲民主党・無所属フォーラムを代表し、安倍内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明いたします。 まず、決議の案文を朗読します。 本院は安倍内閣を信任せず、右決議する。年金100年安心の嘘安倍内閣が不信任に値する理由は枚挙にいとまがありませんが、初めに指摘しなければならないのは、国民生活に直結する年金と消費税に関する無責任かつ不誠実極まりない姿勢であります。 政府与党は