世界カーボン市場の様相一変か、各国でルール変更の動きが活発化 Natasha White、Ewa Krukowska 20億ドル(約2800億円)規模のカーボンオフセット市場は大々的な仕切り直しを迫られている。国内で発生した炭素クレジットの取引に税金や規制、制限を課す意向を示す国が増えているためだ。 詳細は異なるが、インドネシアからケニア、ホンジュラスに至る国々の目的は同じだ。自国の気候目標達成に向けたクレジットであれ収入であれ、各国政府は排出削減プロジェクトの恩恵をもっと保持したいと考えている。 アンデュラン・キャピタル・マネジメントの気候調査責任者、マーク・ルイス氏は「新興国で適切な種類のプロジェクト機会があれば、『金の卵を産むガチョウ』を得られる」と述べた。 熱帯雨林やマングローブ湿地といった天然のカーボンシンク(二酸化炭素吸収源)を有する国々で、金やリチウム、銅などの貴重な鉱物・金