韓国在住40年の日本人ジャーナリスト、黒田勝弘さんインタビュー 安倍元首相の銃撃事件で注目が集まっている統一教会(現世界平和統一家庭連合)。1950年代に韓国から日本に来たこの宗教、韓国ではどのような存在なのでしょうか。韓国在住40年の日本人ジャーナリスト、黒田勝弘さんに聞いてみました。 黒田さんは2013年に刊行した角川新書『韓国 反日感情の正体』で統一教会について言及。合同結婚式で韓国に渡った日本人妻に着目し、韓国社会の受け止めなどをウォッチし続けています。 韓国では「統一教会問題」への関心は低め ――7月の安倍元首相の銃撃事件後、統一教会が大きくクローズアップされており、改めて2013年に刊行した黒田さんの角川新書『韓国 反日感情の正体』を読み直しました。最後の章で、統一教会のことを取り上げていたからです。今回の統一教会問題に関して、韓国での関心はどうですか。 黒田:安倍元首相が亡く