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現代音楽の検索結果1 - 40 件 / 67件

  • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

    突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

      笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也
    • ブライアン・イーノとジャズの関係とは? 鬼才たちと実践した「非歓迎ジャズ」を再検証 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      ブライアン・イーノ、ホルガー・シューカイ(CAN)、J・ペーター・シュヴァルムが四半世紀前に繰り広げた即興ライブが、発掘音源『Sushi. Roti. Reibekuchen』(スシ、ロティ、ライベクーヘン)としてリリースされた。当時のイーノが実践していた「非歓迎ジャズ」を今こそ再検証すべく、音楽評論家の柴崎祐二に解説してもらった。 1998年8月27日。世代の異なる三人の鬼才=ブライアン・イーノ、ホルガー・シューカイ、J.ピーター・シュワルムがドイツ・ボン市の美術展示館の屋外スペースに集い、一回限りのインプロヴィゼーション・ライブを行った。そのパフォーマンスが行われたイベント「Sushi! Roti! Reibekuchen!」は、イーノによるマルチメディア・インスタレーション「フューチャー・ライト・ラウンジ・プロポーザル」展のオープニング・パーティーとして催されたもので、タイトルの通り

        ブライアン・イーノとジャズの関係とは? 鬼才たちと実践した「非歓迎ジャズ」を再検証 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • 「貴重なご発表ありがとうございます。私、引用して頂いた先行研究の著者なのですが質問よろしいでしょうか?」(実話)

        渡瀬ゆず💉 @kamo_kamos 仮名 / 応用薬理学、分子腫瘍学 / 近代・現代音楽 /フォローRTはご自由に / 💉ファファモモモモファ,+自費モ, XBBまで接種済 / ファイザーとモデルナのエッチな同人誌 / 呼び方はゆずさんでも何でも良いです / 腱鞘炎なのでお返事率は低めすいません。スマホで文字打てないのよ。背景@youjo_tecさん

          「貴重なご発表ありがとうございます。私、引用して頂いた先行研究の著者なのですが質問よろしいでしょうか?」(実話)
        • ソニーは「ブルーレイの円盤にレーザー当てることが可能なら、細胞にレーザー当てるくらい楽勝だろ!」って1台5000万の細胞解析装置作れたの好き

          渡瀬ゆず💉 @kamo_kamos 仮名 / 応用薬理学、分子腫瘍学 / 近代・現代音楽 /フォローRTはご自由に / 💉ファファモモモモファ,+自費モ, XBBまで接種済 / ファイザーとモデルナのエッチな同人誌 / 呼び方はゆずさんでも何でも良いです / 腱鞘炎なのでお返事率は低めすいません。スマホで文字打てないのよ。背景@youjo_tecさん 渡瀬ゆず💉 @kamo_kamos ソニーは最近、細胞解析装置を発売したりしてるんだけど、「ブルーレイの円盤にレーザー当てることが可能なら、細胞にレーザー当てるくらい楽勝だろ!」って事業展開した話、好きすぎる。 実際、メチャクチャ性能良い。 pic.twitter.com/wruIpj2hGU x.com/livedoornews/s… ライブドアニュース @livedoornews 【配信普及などで】ソニー、ブルーレイディスク需要減で

            ソニーは「ブルーレイの円盤にレーザー当てることが可能なら、細胞にレーザー当てるくらい楽勝だろ!」って1台5000万の細胞解析装置作れたの好き
          • 2023年間ベストアルバム50選|ファラ

            2023年も争いは絶えず、生活はパッとせず、クソみたいな年だった。でも音楽は最高だった。そうだろう?というわけで、性懲りもなく今年もあちこちをディグした中で、自分が特に素晴らしいと感じたアルバム作品50枚を以下に選出し、あまつさえ順位をつけた。それぞれの視聴リンクも添えてある。この年末恒例の個人的なリストが皆さんの音楽ライフの手助けになれたなら幸い。また、それに準じたプレイリストも Spotify と Apple Music で作成してあるので、時間のある方はこちらもぜひチェックを。 50. a.s.o. "a.s.o."Jun 2, 2023 / Low Lyingドイツ・ベルリン出身のポップデュオ。ポップパンク、ハウス、ドラムンベース…2020年代に入ってからというもの、主に90年代に隆盛を迎えていたジャンルのリバイバルブームがあちこちで見受けられるが、それらの次に来るのはおそらく、ト

              2023年間ベストアルバム50選|ファラ
            • 作曲家 湯浅譲二さん死去 94歳 現代音楽に大きな影響与える | NHK

              戦後の日本の現代音楽に大きな影響を与えた作曲家で、NHKの大河ドラマなどの音楽も手がけた湯浅譲二さんが、7月21日に東京都内の自宅で肺炎のため亡くなりました。94歳でした。 湯浅さんは福島県郡山市出身で、音楽愛好家だった父親の影響で幼いころから音楽に親しんで育ちました。 旧制安積中学校を卒業したあと、医師を目指して慶応大学医学部に入学しましたが、独学で始めた音楽に関心を持つようになり、同世代の作曲家、武満徹さんらが結成した前衛的な芸術家グループ「実験工房」に加わって、本格的に作曲家としてのキャリアをスタートしました。 湯浅さんは、代表作の「クロノプラスティク」をはじめ、管弦楽や合唱など、さまざまな作品を作曲し、最新の音響技術を駆使した電子音を取り入れるなど、前衛的な作風で、国内外の多くの音楽家に影響を与えました。 また、NHKの大河ドラマ「元禄太平記」や「徳川慶喜」、それに、「おかあさんと

                作曲家 湯浅譲二さん死去 94歳 現代音楽に大きな影響与える | NHK
              • okadadaの音楽論に迫る5冊 「残された音源を使って、残らない一晩を彩るDJとは何か」(前編)|好書好日

                okadadaさん=寺沢美遊撮影 okadada(オカダダ) 1986年、滋賀県生まれのDJ/トラックメイカー。全国各地の多岐にわたるパーティーにDJとして出演中。ネットレーベル・maltine recordsやbandcampから楽曲をリリースしている。DJ仲間・shakkeとのおしゃべりポッドキャスト「チャッターアイランド」もSpotifyで配信中。 文字として残されたものには優位性もある。でも…… ――DJ仲間のshakkeさんとのポッドキャスト「チャッターアイランド」でたまに読書の話をしているので、今回はokadadaさんがどんな本を読んで、どんなことを考えているのか聞いていきたいなと思っております。 自分はDJなんで、言葉で何かを表現することが少ないんです。それにそもそもDJって何やってるかよくわかんない人も多いと思うんです。「(曲を)選ぶ人って……」みたいな(笑)。音楽の本を読

                  okadadaの音楽論に迫る5冊 「残された音源を使って、残らない一晩を彩るDJとは何か」(前編)|好書好日
                • 連載The future belongs to analogue loyalistsスティーヴ・アルビニに捧げるメモワールVol.1 | TURN

                  連載 The future belongs to analogue loyalists スティーヴ・アルビニに捧げるメモワール Vol.1 このGW期間、コロナ禍以降、初めて京都の実家に帰省した。年老いているにも関わらず相変わらず元気な母親と、妻の3人で家族水入らずの寛いだ日々を過ごしていたのだが、母親一人暮らしの実家の就寝時間はとても早い。5月8日、その日も昼間は比叡山入口近くのラジウム温泉でのんびり過ごし、家で晩御飯を食べた後の夜の7時には眠たくなって2階の布団に潜りこんだ。そんな早い時間に寝てしまうと当然のように夜中に目覚めてしまう。案の定、午前1時頃に目が覚め、枕元にあるスマホを手にとって何気なくFacebookを開くとFacebookフレンドの投稿の強烈な一文が目に飛び込んできた。 “R.I.P. Steve Albini” えっ?ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。何だこれは? 普

                    連載The future belongs to analogue loyalistsスティーヴ・アルビニに捧げるメモワールVol.1 | TURN
                  • ♯3:ピッチフォーク買収騒ぎについて | ele-king

                    音楽メディアにおける批評の時代は終わり、いまは「ファンダム」(ファン文化)の時代だそうだ。言葉の使い道は賞賛のためか、さもなければ人気者にぶらさがって、売れているものがどうして売れている(=どうして成功している)のかを分析し解説すること──ではないようだ。要するに、ファンダムこそが音楽の販売促進の有力な機動力で、アーティストにとってもレーベルにとっても必要なのはファンダムであると、そういう話だと。この解釈で合っていたら、なるほどそりゃそうだと思う。が、しかし音楽文化はそれだけでは語れない、より複雑なものなのだ。およそ1世紀前にアイシュタインが解読した宇宙空間のように。 去る1月、コンデナストによる『ピッチフォーク』の『GQ』への吸収が欧米で話題になった。『ニューヨーク・タイムス』から『ガーディアン』といった大手メディアが大きく記事にしているくらいだからこれはひとつの事件といっていいだろうし

                      ♯3:ピッチフォーク買収騒ぎについて | ele-king
                    • 坂本龍一全ソロアルバムレビュー

                      ※本記事はAmazonなどの商品プロモーションを含みます。 昨年亡くなった坂本龍一のオリジナルアルバム全レビューをお送りします。教授(坂本龍一の愛称)の仕事は多岐にわたり、特に映画のサウンドトラックは『戦場のメリークリスマス』や『シェルタリング・スカイ』などの重要作もあるので、オリジナルアルバムをたどるだけではその活動の全貌はつかみきれません。ただ、逆に劇伴という条件や制約がないときにどのような表現を当時選んだかがわかるという意味では意義があるのではと思っています。神格化するわけではなく、ジャンルに対する解像度の低さから、ためらいがありますが、他の全アルバムレビュー同様、点数をつけていきたいと思います。一般的な評価に関しても可能な限り言及していきたいと思います。 ※「全ソロアルバム」の定義だが、公式サイトのSolo Discographyだけを参考にすると、ピアノ系の編集盤が多く入ってきて

                        坂本龍一全ソロアルバムレビュー
                      • 思考の種を蒔き、偏見を打ち破る UKジャズ重要人物キャシー・キノシの音楽論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                        サックス奏者のキャシー・キノシ(Cassie Kinoshi)は現在のロンドンにおけるジャズシーンを体現するミュージシャンのひとりだ。カリブやアフリカにルーツを持ち、教育団体Tomorrow’s Warriorsで音楽を学び、その後、トリニティ・ラバン大学に進学。ヌバイア・ガルシアやジョー・アーモン・ジョーンズ、シーラ・モーリス・グレイらと活動を共にしながら、ロンドンのシーンで存在感を示してきた。 Tomorrow’s Warriorsの女性ミュージシャンのサポート・プログラムから生まれたネリヤ、シーラ・モーリス・グレイ率いるアフロビート・バンドのココロコといったグループでのキャシー・キノシの貢献度は計り知れない。なぜなら彼女はロンドンのシーンで活動する多くのミュージシャンとは異なる感性の作曲家だったからだ。例えば、ネリヤに提供した「EU (Emotionally Unavailable)

                          思考の種を蒔き、偏見を打ち破る UKジャズ重要人物キャシー・キノシの音楽論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                        • 【インタビュー】Cornelius 『Ethereal Essence』| アンビエント/AI

                          2024年でソロ活動30周年を迎えたCornelius。近年様々な形で発表してきたアンビエント色の強い作品を中心に再構築したアルバム『Ethereal Essence』が6月にリリースされた。初めて音源化される楽曲も多数収録されている『Ethereal Essence』は、近年のCorneliusの1つの側面が反映されたオリジナルアルバムといっていいものだ。 本作についてCorneliusの活動30周年を記念したパンフレットの制作にも携わったbarboraが話を聞いた。 取材・構成 : barbora 撮影 : 寺沢美遊 音のテクスチャーにフォーカス - 『Ethereal Essence』はこれまで発表してきた音源の中からアンビエント風味のある作品を集めた編集盤といえますが、このような形でまとめようとしたきっかけは何ですか。 Cornelius - 去年『AMBIENT KYOTO』とい

                            【インタビュー】Cornelius 『Ethereal Essence』| アンビエント/AI
                          • 坂本龍一 追悼連載vol.13:YMO以前の分岐点。坂本龍一を「教授」たらしめた現代音楽家としての足跡 | CINRA

                            坂本龍一が発表した数々の音楽作品を紐解く連載「追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代」(記事一覧はこちら)。 第13回の書き手は、『commmons: schola vol.18 ピアノへの旅』にも参加した音楽ライターの小室敬幸。若き坂本龍一が強く意識していた作曲家の三善晃の存在を入り口に、『千のナイフ』とYMO以前の「分岐点」とも言うべき「現代音楽のエリート路線」と決別、その先で切り拓かれたキャリアについて。 坂本龍一を「教授」たらしめたクラシック〜現代音楽家としての足跡と楽曲群、そして1982年に高橋悠治に書き下ろされた“Just for Me(ぼく自身のために)”を読み解き、たどる。 批判的なビラを配ったという有名なエピソード等もあって、坂本龍一と現代音楽の関係を語る際に武満徹(1930年–1996年)の名があがりがちだ(*1)。 だが東京藝術大学の作曲科在籍中に書かれた作

                              坂本龍一 追悼連載vol.13:YMO以前の分岐点。坂本龍一を「教授」たらしめた現代音楽家としての足跡 | CINRA
                            • ガスター・デル・ソル『We Have Dozens of Titles』徹底解説 | TURN

                              音楽好きなら誰にでも何枚かの「夢のアルバム」があると思うのだが、私にとって「ガスター・デル・ソルのニューアルバム」は、まちがいなく「夢の一枚」だった。実際、過去に何度も想像したことがある。だが「夢」であるからには、けっして実現されることはないだろう、とも思っていたので、本作のリリースがアナウンスされた時には、ほんとうに驚いてしまった。 ガスター・デル・ソルは、デヴィッド・グラブスとジム・オルークのデュオ・ユニットである。デヴィッドはアメリカ、イリノイ州シカゴ生まれだが、ケンタッキー州のルイヴィルで10代半ばにしてハードコア・パンク・バンド、スクワロル・バイトのメンバーとして頭角を現した(それ以前にも複数のバンド経験がある)。その後、ワシントンDCに移ってバストロを結成、スティーヴ・アルビニ録音のソリッドなサウンドで注目された。バストロは当時のポスト・ハードコア・シーンの重要バンドのひとつと

                                ガスター・デル・ソル『We Have Dozens of Titles』徹底解説 | TURN
                              • 長谷川白紙 - 外 / THE FIRST TAKE

                                「THE FIRST TAKE」は、一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル。 第461回は、ジャズ、ブレイクコア、現代音楽までも取り込んだポップスサウンドがワールドワイドに注目を集めるアーティスト、長谷川白紙が「THE FIRST TAKE」に再登場。 今回披露するのは、4年8カ月ぶりとなる待望のフルアルバム「魔法学校」のラストを飾る新曲、「外」。 「外」への強いあこがれを素直な言葉で届ける本楽曲を、スペシャルなゲストボーカルたちと共に圧巻の一発撮りで披露する。 Vocals: 長谷川白紙、水野良樹(いきものがかり, HIROBA)、加藤修平(NOT WONK, SADFRANK)、ぷにぷに電機、AOI ITOH、ゆっきゅん、諭吉佳作/men、towa..、北田哲朗(モードの悲劇)、ヤナ・ダーメン(モードの悲劇) STREAMING & DOWNLOAD

                                  長谷川白紙 - 外 / THE FIRST TAKE
                                • インタラクティブミュージックだけじゃない!ゲームの音楽演出!|Prismaton

                                  最近ではゲームの音楽演出として、「インタラクティブミュージック」が知られるようになってきました。楽曲だけではなく音楽演出に注目が集まるのは興味深いことで、個人的にはありがたく感じています。 一方で、「インタラクティブミュージック」は用語として一人歩きしている面があると思っています。「インタラクティブミュージックを導入するかどうか?」のような議論が音楽演出の前提抜きに語られてしまう場面にも遭遇することがあり、少しのやるせなさを感じています。 そこで本稿ではゲーム制作における「インタラクティブミュージック」の位置付けを分かりやすくするために、「ゲームの音楽演出」という広い枠で見たいろいろな演出手法を紹介してみることにしました! 各演出手法の紹介はある程度実例を交えますが、そこを掘り下げる趣旨ではないので簡単な解説に留めます。(詳しく知りたい方のために、関連する解説が Web 上にあるものに関し

                                    インタラクティブミュージックだけじゃない!ゲームの音楽演出!|Prismaton
                                  • ジャズ・トゥナイト 2023年11月25日(ジョン・ゾーン) - ラジオと音楽

                                    www.nhk.jp 【目次】 シリーズJAZZジャイアンツ 54. ジョン・ゾーン John Zorn「Ne'eman」 Sonny Clark Memorial Quartet「Nicely」 John Zorn「Behold the Night of Our Solemnities」 シリーズJAZZジャイアンツ 54. ジョン・ゾーン 今月のシリーズJAZZジャイアンツは、9月2日に70歳となったニューヨーク出身のサックス奏者で作編曲家、インプロヴァイザー、音楽プロデューサーなど多彩な音楽家で大友さんが尊敬するジョン・ゾーンの特集でした。ジョン・ゾーンは、ジャズというだけではとても捉えきれない存在で、現代音楽の世界、前衛音楽の世界、即興音楽の世界、クラシックの世界、ジャズの世界、それぞれで非常に優れた活躍をしている方だそうです。日本では取り上げにくい感じがあるそうですが、アメリカや

                                      ジャズ・トゥナイト 2023年11月25日(ジョン・ゾーン) - ラジオと音楽
                                    • プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、“ケルティック・ソウル・ブラザー”のシェイン・マガウアンを称える長文の追悼文を発表 - amass

                                      プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、“ケルティック・ソウル・ブラザー”のシェイン・マガウアンを称える長文の追悼文を発表 ザ・ポーグス(The Pogues)のシェイン・マガウアン(Shane MacGowan)と、プライマル・スクリーム(Primal Scream)のボビー・ギレスピー(Bobby Gillespie)は“ケルティック・ソウル・ブラザー”と呼び合う「魂の兄弟」でした。マガウアンの訃報を受け、ギレスピーは長文の追悼文を、英ガーディアン紙に寄稿しています。 「シェイン・マガウアンと初めて会ったのは、ザ・ポーグスの栄光の日々からずっと後の1990年代後半だった。彼は街中の様々なイベントやライヴで、いつもパートナーのヴィクトリア・メアリー・クラークと一緒にいて、誰にも邪魔されずに座っていた。ダークなカリスマ性を発していたが、俺には彼が疲れていて悲しそうに見えた。たとえ好意的

                                        プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、“ケルティック・ソウル・ブラザー”のシェイン・マガウアンを称える長文の追悼文を発表 - amass
                                      • 『ダーティハリー』の感想についての私の感想は最高ではないだろう (1) | 江口某の不如意研究室

                                        8月下旬に、北村紗衣先生の『ダーティハリー』(ダーティーハリーではない)のweb批評あるいは「感想」が話題になって、局所的に私にはおもしろい議論になっていました。私の最初の印象は「なんかたしかにポイントはずしてる感じの映画批評だなあ」だったみたいです(ツイッタに書いてた)。 でも私は映画は人生でほとんど見てこなかったし、「批評」っていうものがどうあるべきかもわからないし、そもそも『ダーティハリー』も見てないのでなにも言うべきことはなかったのですが、その後『ダーティハリー』を1回だけ見たので1その「ポイントはずしている感じ」がどこに由来していたのか考えてみたいです。 北村先生のこの連載は、「映画を見た後に「なんかよかった」「つまらなかった」という感想しか思い浮かばない人のために」、なにか言えるようになれるような見本を示す、ってものだと理解しています。なにか「よかった」「つまらない」以上のこと

                                        • 「ストリーミングにはない形でリスナーはアーティストと繋がることができる」 レコードを愛するマスタリング・エンジニア、Heba Kadryが語る、Björk、坂本龍一、そして本物の音楽コミュニティについて - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)

                                          レコーディング作品をリリースするにあたって、欠かすことができない存在が、マスタリング・エンジニアだ。 一連のレコーディング・プロセスの最終調整を担い、アーティストの望む楽曲に仕上げる。 Björk(ビョーク)から坂本龍一まで、さまざまなアーティストから声が掛かり、その手腕が高く評価されているのが、Heba Kadry(ヘバ・カドリー)だ。 エジプト出身でニューヨークで活動する彼女のもとには、現在、多くの依頼が寄せられている。 ここ最近だけでも、Sufjan Stevens(スフィアン・スティーヴンス)『Javelin』、L'Rain(ロレイン)『I Killed Your Dog』、Alan Palomo(アラン・パローモ)『World of Hassle』、Blonde Redhead(ブロンド・レッドヘッド)『Sit Down for Dinner』など、彼女が手掛けたアルバムが次々と

                                            「ストリーミングにはない形でリスナーはアーティストと繋がることができる」 レコードを愛するマスタリング・エンジニア、Heba Kadryが語る、Björk、坂本龍一、そして本物の音楽コミュニティについて - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)
                                          • ランチ会とホームカミングコンサート。 - はじめの1歩

                                            先日、ランチ会とホームカミングコンサートに行ってきました。 ホームカミングコンサートって、ちょっと珍しいですよね。 友人のご主人の高校の同窓会が企画したコンサートです。 高校の同窓会? 最近では、大学がホームカミングデーを学園祭に合わせて企画して卒業生を招待することもありますが、県立高校の同窓会の主催って、どれだけ母校愛が強いんでしょう。 卒業生の家族、友人、知人、お気軽にどうぞ‥というコンサートだったので、この高校に縁もゆかりもない私も楽しんできました。 先ずは、腹ごしらえというわけで‥。 🩷オークウッド🩷 埼玉県春日部市にあるオークウッド。 駅からは、かなり離れているので、運転の上手な友人に車出ししてもらいました。 住宅街にある人気のケーキ屋さんのカフェです。 可愛らしい雰囲気のお店は敷地内にケーキ屋さんとカフェがくっついて並んでいます。 とても人気があるお店なので、前もって予約し

                                              ランチ会とホームカミングコンサート。 - はじめの1歩
                                            • 鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュ|midizine by MIDI INC.

                                              鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュー秘話まで インタビュー・テキスト/山本勇樹(Quiet Corner) ワールドスタンダードが1982年から84年にかけてカセットテープのみで発表した、デビュー前の幻のデモテープ音源3作品が、この度、鈴木惣一朗さんの監修の元、初CD化を果たした。過去、ワールドスタンダードのリリースなど、折に触れて、惣一朗さんにインタビューを行ってきたが、実際、そのデビュー前後について、あまり訊いたことがなかった。一体、どんな青年時代を過ごしたのか。40年という長いキャリアは伊達じゃない。今まで、僕もワールドスタンダードを通して、様々な音楽を知り、触れてきたわけだが、まだ足りないピースがあった。 「発端のと

                                                鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュ|midizine by MIDI INC.
                                              • interview with Keiji Haino | ele-king

                                                灰野敬二さん(以下、敬称略)の伝記本執筆のためにおこなってきたインタヴューの中から、編集前の素の対話を公開するシリーズの3回目。今回は、灰野の初の電子音楽作品『天乃川』についての回想。『天乃川』は宇川直宏が主宰するインディ・レーベル〈Mom'n'DaD〉から93年にリリースされたソロ・アルバムだが、実際に録音されたのは73年だった。流行とは無関係のあの特異な作品がどのようにして作られたのか、そして制作から20年の時を経て世に出るまでの経緯について、語ってもらった。 ■宇川くんの〈Mom'n'DaD〉から出た『天乃川』は73年のライヴ音源ですよね。 『天乃川』 灰野敬二(以下、灰野):ロスト・アラーフがまだぎりぎり続いていた頃、京都でやったソロ・ライヴの記録だね。機材を全部一人で持って行って大変だった。昔は両方の手でそれぞれ20キロずつの荷物を現場まで持っていってたからね。ある時なんか、右の

                                                  interview with Keiji Haino | ele-king
                                                • 【コンサート】”Quartet Berlin Tokyo”を楽しむ。今後のためにも。 | 風の奏

                                                  こんばんは ましゅーです。 (`・ω・´)シャキーン 帰って来ました。 お疲れさまでした。 ねこーん 東京コンサート鑑賞ツアーから帰って来ました。リフレッシュ休暇を利用して、4泊5日の東京旅でした。(旅行記は近日中に公開したい…と思います。)その旅行中に思う事も多々ありましたので、それらについては徐々に対応していこうと思います。 ここから本編 今回の話題は【コンサート】です。 ( ゚д゚)ウム 先にね。 そうですね。 ねこーん 東京へコンサート鑑賞ツアーに出かけたのですが、今回はその前に言っていた四重奏コンサートの感想になります。こちらは室内楽の感想となりますのでね、サラッと書いておきます。 今回のコンサートについて 「何時かはクラウン…。」←古い。では無いですけど、僕は何時か四重奏をやりたいと思っているんです。(心当たりなんて一人もいないけど。)本当に何時かは…なんて思ってる夢なんですけ

                                                    【コンサート】”Quartet Berlin Tokyo”を楽しむ。今後のためにも。 | 風の奏
                                                  • エイフェックス・ツイン最大の問題作『Selected Ambient Works Volume II』はなぜ衝撃的だったのか? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                    HOME エイフェックス・ツイン最大の問題作『Selected Ambient Works Volume II』はなぜ衝撃的だったのか? エイフェックス・ツイン(Aphex Twin)『Selected Ambient Works Volume II』の30周年を記念し、追加音源を加えた新装エクスパンデッド・エディションがリリースされた。リチャード・D・ジェイムスが若干22歳で発表したアンビエントの金字塔はなぜ画期的だったのか? 音楽批評家・八木皓平に考察してもらった。 『Selected Ambient Works Volume II (Expanded Edition)』は日本限定3枚組CDボックスセット(写真)、日本語帯付き4枚組LP、輸入盤3枚組CD、輸入盤4枚組LPでリリース。Tシャツ付セットもあり これまでLP盤のみでしか聴けなかった「#19」、初めてフィジカル・フォーマットで

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                                                    • NEIRO よい「音色」とは何か

                                                      なぜビリー・アイリッシュの声は心地よく聞こえるのか? 「音色」に音楽の秘密や神秘性がある。音色を科学的に分析することからはじめて、楽器の音色、声の音色、アンサンブルの音色、録音・再生メディアの音色、そして音世界全体についてを考察。多くのリスナーが感覚的に捉えていた事柄を言語化することで、好奇心が膨らみ、音楽の解釈の精度が上がる一冊。 [音色とは] 音の特徴・個性を表わす音楽用語。音の高さ・大きさ(強さ)以外のすべてを指すもの。同じ音の高さ・大きさでも、異なる楽器や声などから発せられることで、それぞれ独自の響きや質感を持って聞こえる。 [音で確認できる・豊富なリファレンスを収録] ・DAWによるサウンドサンプル(ダウンロードOK) ・YouTubeやSpotifyのURLとQRコードを多数掲載 ・PDF化したURLリスト(ダウンロードOK) *電子書籍版にはQRコードはなく、URLが掲載とな

                                                        NEIRO よい「音色」とは何か
                                                      • 世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」

                                                        12歳の頃にはすでに台湾で公演をするほどの腕前だったという、ジャズ・ピアニストの上原ひろみ。そんな彼女は、44歳になった今もエネルギーを爆発させて、世界中の聴衆を驚かせ続けている。 ジャズ・ミュージシャンといっても、日本人ピアニスト・上原ひろみのようなタイプはあまりいない。30センチほども髪の毛を巧みに盛り上げた44歳の彼女が繰り出すのは、ペースの速いバップから現代音楽的な重々しいパワーコード、シンセサイザーでのプログレ的な展開まで、縦横無尽で攻撃力抜群の力強い音楽だ。大音量のサウンドに、聴衆はジャズクラブではお決まりの恭(うやうや)しい拍手ではなく、歓声を上げて飛びはねる。 「お客さんは非常に幅広いです。最近イタリアであったライブでは、最前列に真珠のネックレスをしたとても身なりの良い高齢女性がいて、その隣の男性はアイアン・メイデンのTシャツを着ていて」と彼女は笑って言う。 「同じ列のずっ

                                                          世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」
                                                        • ジャズ・トゥナイト 2024年2月10日(小曽根真、ジョアナ・ケイロス & 笹久保伸、アンブローズ・アキンムシーレ) - ラジオと音楽

                                                          www.nhk.jp 【目次】 ホットピックス 小曽根真『Trinfinity』 The Park Hopper Etudade Joana Queiroz & Shin Sasakubo『Picture』 Picture Ⅱ Picture Ⅴ Ambrose Akinmusire『Owl Song』 Henya Flux Fuelings ホットピックス 小曽根真『Trinfinity』 ピアニスト:小曽根真のニュー・アルバム。小曽根さんは昨年デビュー40周年の節目を迎え、新たなトリオ「トリンフィニティ」を結成しました。トリンフィニティとは、トリオとインフィニティを掛け合わせた造語だそうです。今回メンバーとして迎えたのは、次の世代を担う若手音楽家のプロジェクト「From OZONE till Dawn」に所属するベースの小川晋平とドラムスのきたいくにと。二人とも20代後半だそうです。彼

                                                            ジャズ・トゥナイト 2024年2月10日(小曽根真、ジョアナ・ケイロス & 笹久保伸、アンブローズ・アキンムシーレ) - ラジオと音楽
                                                          • 次に読みたい100冊

                                                            II. <次に読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行 年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書 館での所蔵の 有無、ある場合 は配架番号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 日本近代短篇小説選(全6 巻) 紅野敏郎ほか(編) 岩波文庫 岩波書店 2012 ○ 081-I95- G191-1〜6 明治編1〜昭和編3までの全6巻。さまざまな作家の短篇を所収。時代の変化と 文学の関係を味わってみてください。 万葉集の発明:国民国家と 文化装置としての古典(新 装版) 品田悦一 新曜社 2019 〇 911.12-Sh57 古典がもつ権威性はいかに生まれるのか。文学に限らず、伝統がいかに創られ るかという問題を考えるのにも好適な一冊。図書館には旧版があるが、買うなら 新装版がおすすめ。 葬式仏教 圭室諦成 大法輪

                                                            • スティーヴ・アルビニがスタジオで愛され続けた理由が分かる5つの作品

                                                              スティーヴ・アルビニ(Steve Albini)の死後、ブルックリン・ヴィーガンに掲載された寄稿文の中で、ソニック・ユースの元フロントマンであるサーストン・ムーアは、彼に対する心からの賛辞を贈っている。その中でムーアは、この世を去ったばかりのこのミュージシャン/プロデューサーを「真の先見性に満ち、創造への衝動を喜びとして生きた人物」と表現した。 一見大袈裟とも思えるこのような賛辞も、アルビニという男にはまったくもって相応しい。彼は自身の専門分野において、まさに唯一無二の存在だったからである。残念なことに、しかし彼はシカゴの自宅で心臓発作を起こしたあと、まだ61歳という若さでこの世を去ってしまった――。2024年5月7日のことだ。 辛辣なウィットに富んでいた彼は、生前、アルバム制作において無駄のないアプローチを採ることでも有名だった。また、彼は最期まで”プロデューサー”という肩書きを嫌い、携

                                                                スティーヴ・アルビニがスタジオで愛され続けた理由が分かる5つの作品
                                                              • 菊地成孔「徹底した個人主義こそが集団主義を活性化させる」 AI・サブスク時代に根付いた“クリシェ”への姿勢

                                                                菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールから、結成20周年記念アルバム『Pubis Angelical』(「天使乃恥部」)が届けられた。 スペイン語で「色男/拷問/砂糖漬け」の連結語である「ペペ・トルメント・アスカラール」は、菊地がサックス&ボーカル&コンダクツを担い、2パーカッション、ハープ、弦楽四重、ピアノ、ベース、バンドネオンで構成されたフルアコースティックのオルケスタだ。 前作『戦前と戦後』(2014年)から約10年ぶりとなる本作には、現在のメンバーによるセルフカバー(「京マチ子の夜」「キリング・タイム」「ルぺ・ベレスの葬儀」)、新音楽制作工房メンバー丹羽武史による書き下ろし曲(「Henri Lefebvre/アンリ・ルフェーブル」)、菊地が高く評価しているアルメニア出身の作曲家ヴァルダン・オヴセピアンの書き下ろし曲(「MY chosen ode to you/私が選んだ貴方への頌

                                                                  菊地成孔「徹底した個人主義こそが集団主義を活性化させる」 AI・サブスク時代に根付いた“クリシェ”への姿勢
                                                                • AIでガールズメタルバンドを作成し、デビューアルバムを発売し、週刊プレイボーイにデビューさせた話|坂口孝則(SAKAGUCHI Takanori)

                                                                  当内容は2024年3月18日発売の「週刊プレイボーイ」(2024年14号)で書いた、私(坂口孝則)の連載記事とつながっております。ご興味のある方は本誌をお買い求めください(本記事下部の「インタビュー記事」は、週刊プレイボーイ本誌には出てきません)。 ヘビーメタルバンドをAIで作ってみる私は音楽のヘビーメタルに魅了されて30年が経ちます。15歳から、さまざまなヘビーメタルのバンドを愛聴してきました。いまだに週末になるとラウドミュージックを探して、メロディック・デスメタルやグラインド・コアを聴くためにライブハウスに入り浸っているほどです。 そこで、今回、OpenAIのAPI、ChatGPTを使ったり、Suno AIなどのAI(人工知能)を活用してガールズメタルバンドを作ることができないか試行錯誤してみました。 結果、ガールズメタルバンド「Brutal Girls' Metal」ができあがり、さ

                                                                    AIでガールズメタルバンドを作成し、デビューアルバムを発売し、週刊プレイボーイにデビューさせた話|坂口孝則(SAKAGUCHI Takanori)
                                                                  • 流れの中でBPMを大胆に変える9つの方法|kill-her

                                                                    クラブミュージックを主体とするクラブDJ、そしてアニソンやPOPSを主体とするオールジャンルDJ。両者は同じDJでもmixをする上で明確な違いがあります。 それは扱うBPM帯です。 BPMはジャンルを形成する基礎のようなもので、そのジャンルにとってのBPM帯はある程度定まっています。例えばハウスというジャンルであればBPM120〜140辺りで、BPM190のトラックを「これはハウスだ」という人はそう多くはないでしょう。また、別の見方をすれば、BPM190の曲を使うハウスDJはあまりいないです(いたらごめん)。 BPM帯がある程度定まっているからこそDJにとって使いやすく、故にシーンやジャンルも形作られていきます。 ではオールジャンルDJの場合はどうでしょうか。 試しにレコードバッグを覗いてみてください。PCのフォルダを展開してみてください。そこにはハウスもロックもヒップホップも入っているし

                                                                      流れの中でBPMを大胆に変える9つの方法|kill-her
                                                                    • 『アンビエントへ、レアグルーヴからの回答』 | ele-king

                                                                      水谷:そろそろVGA(VINYL GOES AROUND)でコンピレーションでも作ろうという話になったのって去年(2023年)の秋くらいでしたね。 山崎:VGAはレアグルーヴのイメージが強いという事もあって、いろいろ案を出しあった結果、「アンビエント・ブームへのレアグルーヴからの回答」というコンセプトができて取りかからせて頂きました。 水谷:一概には言えないのですが直球の70年代ソウルが今の時代にフィットしないような感覚があり、また思った以上にスピリチュアル・ジャズが盛り上がっている背景もあったので、その辺にカテゴライズされているものを中心に静かな楽曲をアンビエント的な解釈でコンパイルするのは面白いかもねというのが当初の話でした。そもそもアンビエントの定義とは何なのでしょうか? 山崎:ブライアン・イーノが提唱した「環境に溶け込む、興味深くかつ無視できる音楽」というのが定説ですが、境界線は曖

                                                                        『アンビエントへ、レアグルーヴからの回答』 | ele-king
                                                                      • レコ屋店主のレコード馴れ初め「PHYSICAL STORE」編 - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)

                                                                        何でもインターネットで買える便利な時代に店舗を持つことの意味について考えてしまうことも多い昨今だが、リアルな店舗にこそ文化を成熟させる「因子」が隠れていると言ったら、どれだけの人が賛同してくれるだろう(少なくとも筆者はそう信じている)。 棚に並ぶ無数のレコードに秩序はあるのか。 指を止めたレコードが、「誰か」の意図した配列に導かれたものだとしたら。 少し前に『OTHER MUSIC(アザー・ミュージック)』という、ニューヨークのイースト・ヴィレッジにあった伝説的なレコード屋を題材にしたドキュメンタリー映画があった。 巨大チェーン「タワーレコード」の向かいで営みはじめた小さな街のレコード屋は、その名の通り、メインストリームの音楽に対して “それ以外の音楽” を熱心(でマニアック)なスタッフの会話やレビューを通じて紹介し、単なるレコードショップに留まることなく、世界中に新しい音楽を発信しながら

                                                                          レコ屋店主のレコード馴れ初め「PHYSICAL STORE」編 - Always Listening by Audio-Technica(オーディオテクニカ)
                                                                        • ミト(クラムボン)が語る満島ひかり「ELECTRIC PROPHET」〜TM NETWORK TRIBUTE - サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア

                                                                          『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』で、初期TMのテーマ曲とも言える「ELECTRIC PROPHET(電気じかけの予言者)」は、満島ひかりが歌唱。はかなくも美しい「エレプロ」の新しい形を、プロデューサーとして満島と示してくれたのは、FANKSとしても知られるクラムボンのミトだ。その世界をどのように紡いだのかを、ミトに聞いた。 ※このインタビューは5月25日発売の『サウンド&レコーディング・マガジン2024年7月号』掲載のものに先駆けて、ロングバージョンとしてお届けします Text : iori matsumoto TM NETWORK アンドロイドの満島さんがポツンとその舞台で歌う −TM NETWORKのトリビュートに、満島ひかりさんが歌う「エレプロ」が収録されると聞いて、どなたがプロデュースするのかと思ったらミトさんだと知りました

                                                                            ミト(クラムボン)が語る満島ひかり「ELECTRIC PROPHET」〜TM NETWORK TRIBUTE - サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア
                                                                          • 高橋芳朗 PinkPantheress『Heaven Knows』が現代音楽シーンに与えた影響を語る

                                                                            高橋芳朗さんが2024年1月17日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でピンクパンサレスのアルバム『Heaven Knows』を紹介。ピンクパンサレスが現代音楽シーンに与えた影響について、話していました。 (宇多丸)今夜の特集はこちら。月刊ミュージックコメンタリー2024年1月号。ピンクパンサレス。アルバム『Heaven Knows』編。ということで、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さん、おなじみでございます。よろしくお願いします。 (高橋芳朗)よろしくお願いします。 (宇多丸)今年初めてですかね? 今年もよろしくお願いします。 (宇内梨沙)よろしくお願いします。 (宇多丸)ということで高橋芳朗さん、いろんなものをTBSラジオでも……『ジェーン・スー 生活は踊る』とか『金曜ボイスログ』とかの選曲でもおなじみ高橋さんなんですが。今回、いろんな企画考えたと思うんですけど。このタイミン

                                                                              高橋芳朗 PinkPantheress『Heaven Knows』が現代音楽シーンに与えた影響を語る
                                                                            • 馬場武蔵<br>現代音楽の空白を埋める仕事人【前編】

                                                                              タグ imdkm柴田俊幸平岡拓也有馬慶本田裕暉東端哲也松山晋也松平敬松村正人柿沼敏江岡田暁生永井玉藻池田卓夫片桐卓也白沢達生細田成嗣鉢村優長屋晃一布施砂丘彦山﨑隆一Pause Catti吉原真里かげはら史帆ヤマザキマリ八木宏之八木皓平加藤浩子加藤綾子原典子國枝志郎山下実紗坂入健司郎大谷隆之小室敬幸小宮正安小島広之小林沙友里小阪亜矢子香原斗志 text by 小島広之 photo by Azumax 馬場武蔵は、大学在籍時からベルリンを拠点に、はじめはトロンボニストとして、今では指揮者として活躍している。欧州随一の現代音楽演奏集団であるアンサンブル・モデルンのアカデミー生として学び、様々なオーケストラ、音楽祭で指揮を務めている。ハンス・アイスラー・フォーラム現代音楽賞をはじめ受賞歴も豊富だ。そのレパートリーの中核をなすのは現代音楽であると言ってよいだろう。 私が馬場武蔵という指揮者を知ったき

                                                                                馬場武蔵<br>現代音楽の空白を埋める仕事人【前編】
                                                                              • 連載The future belongs to analogue loyalistsスティーヴ・アルビニに捧げるメモワールVol.1 | TURN

                                                                                連載 The future belongs to analogue loyalists スティーヴ・アルビニに捧げるメモワール Vol.1 このGW期間、コロナ禍以降、初めて京都の実家に帰省した。年老いているにも関わらず相変わらず元気な母親と、妻の3人で家族水入らずの寛いだ日々を過ごしていたのだが、母親一人暮らしの実家の就寝時間はとても早い。5月8日、その日も昼間は比叡山入口近くのラジウム温泉でのんびり過ごし、家で晩御飯を食べた後の夜の7時には眠たくなって2階の布団に潜りこんだ。そんな早い時間に寝てしまうと当然のように夜中に目覚めてしまう。案の定、午前1時頃に目が覚め、枕元にあるスマホを手にとって何気なくFacebookを開くとFacebookフレンドの投稿の強烈な一文が目に飛び込んできた。 “R.I.P. Steve Albini” えっ?ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。何だこれは? 普

                                                                                  連載The future belongs to analogue loyalistsスティーヴ・アルビニに捧げるメモワールVol.1 | TURN
                                                                                • 第9回 「イエロー・マジック」との闘い(その4)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま

                                                                                  比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの好評連載、第9回の公開です! 1981年、イエロー・マジック・オーケストラは3月に『BGM』、11月に『テクノデリック』という2枚のフル・アルバムをリリースした。どちらも以前の作品とは一線を画す実験的な内容であり、坂本龍一が「反・YMO」の衝動に突き動かされて作り上げた『B-2ユニット』が、はからずも細野晴臣と高橋幸宏の創作意欲を刺激したのではないかと思われる(二人は「ほとんど何も言わなかった」と坂本は語っているが)。 前年(1980年)の7月、ホライズン・レーベルの倒産のせいで宙に浮いていた『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』と『増殖』からセレクトされた「ベスト盤」の『X∞MULTIPLIES』と、シングル「ビハインド・

                                                                                    第9回 「イエロー・マジック」との闘い(その4)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま