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白洲正子の検索結果1 - 40 件 / 174件

  • 「お醤油、貸して」が息づく街・谷中に教わりました。「頼り合える社会」が当たり前にあるカッコよさ - SUUMOタウン

    インタビューと文章: くいしん 写真:藤原慶 街には、そこに住む理由になる飲食店がある。そんな飲食店は、不思議なほど街がもつ特徴や色合いを具現化している。店を営む店主の目を通して、街の魅力に触れてみるのが本連載【その街に住む理由になるお店】です。 ◆◆◆ 東京、谷中。 多くの寺や谷中墓地など、歴史と伝統を感じさせる穏やかな空気を守りながら、一方で若者が何かを表現できる余白もしっかりと残す街です。 そんな谷中で、大正時代に建てられた古民家を改装し、谷中で暮らす人々と訪れる人の関わりを大切にしようとするカフェがあります。 「散ポタカフェ のんびりや」。黒電話や古時計など、レトロな骨董品が飾られた店内で、女将のmoshaさん自慢の日本酒を堪能することができます。 moshaさんと夫のきんちゃんがつくり上げるのんびりやは、開けっ広げ。いつも、通りに向かって開いています。軒下にはいつも人が集まり、店

      「お醤油、貸して」が息づく街・谷中に教わりました。「頼り合える社会」が当たり前にあるカッコよさ - SUUMOタウン
    • モノ執着は白洲正子ヘの憧れ!母娘バトルの末に希望「ウチ断捨離」感想 - 貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント

      モノを買い集めた理由が明かされる 11月1日放送のBS朝日「ウチ、断捨離しました!」は、以前に登場された70代の「ともこ」さんのその後の暮らしぶりが放送されました。 戸建ての家にひとり住まいのともこさんは、大量のモノに囲まれて、娘たちから心配されています。 断捨離から半年、相談者の暮らしはどう変化したのでしょう。 スポンサーリンク 服の海におぼれそうな親の家 物を買い集めた理由 憧れと現実 娘とのバトル再発 古くて味わいのあるものを活かすには? モノを活かそう 服の海におぼれそうな親の家 いたるところに服が積まれている ブログ画像はすべて、私の家を撮影した写真であることをご了承下さい。 11月1日は放送の「ウチ断捨離しました」は、高齢のともこさんが実は知性派で、読書好きであることと、骨董に憧れていることが明かされます。 ともこさん 収集癖があるお母さん 74歳 めぐみさん 40代の次女 前

        モノ執着は白洲正子ヘの憧れ!母娘バトルの末に希望「ウチ断捨離」感想 - 貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント
      • 【暮らし改善隊「貯め代」様】ブロ活隊通信⑮ -15人目は400万アクセス超えの幸せのヒントをくれるブロガーさん- - #楽活!収入増やして人生を楽しく!

        ブロ活隊を発足しました。 一緒にブロ活していただける隊士さんを募集しております。詳しくはこちらへ。 はてなブロ活隊~はてなブログで楽しく交流するブロ活隊~  - 🎬ふつ映-singark07-ブログ (hatenablog.com) ふつ映です、めでたく、隊士数が15人となりました。パチパチパチパチ~! いつもありがとうございます。 はてなブログの輪を広げていきましょう! またまた、入隊していただいた方がいらっしゃいましたので、ご紹介します! 毎月増えているってすごいです! 嬉しい!嬉しい! 【入隊されたブロ友様】(タイトルクリックで隊士様サイトへGO!) 暮らし改善隊「貯め代」様 (id:tameyo) 読んでほしい隊士様記事(クリックでリンク先へ行きます) ブックマーク、コメントありがとうございます。記事内にて返信させていただきます。いつもご訪問、クリックありがとうございます! 隊員

        • 聖林寺の国宝・十一面観音菩薩 「祈りの空間」が照明デザイン優秀賞:朝日新聞デジタル

          世の中にこんな美しいものがあるのかと、私はただ茫然(ぼうぜん)とみとれていた(「十一面観音巡礼」)――。随筆家の白洲正子にそう言わしめた国宝・十一面観音菩薩(ぼさつ)立像(りゅうぞう、8世紀)を安置する聖林寺(しょうりんじ)観音堂(奈良県桜井市下〈しも〉)。耐震改修工事が終わり、昨夏から拝観が再開されたが、生まれ変わった祈りの環境が照明デザイン賞の優秀賞に輝いた。 同賞は一般社団法人照明学会が主催し、優れた光環境や照明デザインを毎年表彰する。今回、応募49件が審査され、石川県立図書館(金沢市)、琉球識名院(しきないん、那覇市)とともに優秀賞に選ばれた(最優秀賞は該当なし)。 観音菩薩立像は大神(おおみわ)神社(桜井市)の神宮寺・大御輪寺(だいごりんじ)の本尊だったが、明治の神仏分離令で聖林寺に。多くの人が像を激賞してきた。米国の東洋美術研究家アーネスト・フェノロサは本堂から大和盆地を眺め、

            聖林寺の国宝・十一面観音菩薩 「祈りの空間」が照明デザイン優秀賞:朝日新聞デジタル
          • 隠れ里の暮らしに触れる菅浦 - 長浜生活文化研究所(長浜暮らしノート)

            長浜市のなかでもっとも北の方、ちょうど琵琶湖のてっぺんのあたりに菅浦という集落があります。 山々と琵琶湖に挟まれた隙間のような場所に60軒程度の家々が寄せ集まっています。コンビニなんてありません。 かつて他の地域に行くには、山を越えるか琵琶湖を船で渡るかしかないことから「陸の孤島」と呼ばれ、 文筆家の白洲正子は「隠れ里」と表現しました。 それでもここに住む人たちは1000年以上に渡って集落を維持してきました。 自分たちの暮らしは自分たちで守ることができるよう、団結し、決まりを設け、なりわいを工夫してきました。 平成26年には重要文化的景観「菅浦の湖岸集落」として選定され、 集落に伝わる「菅浦文書」は国宝に指定(平成30年)されました。 集落の営みの蓄積が、いかに尊い価値をもつものかを伝えています。 この地に魅了され訪れる人が絶ちません。その一方で、同じ長浜に住む人でも、菅浦に行ったことがな

            • 白洲正子「器つれづれ」をよむ。 - 兎徒然

              白洲正子がこの時代に生きていたら、アートシーンでは常に話題の人だったと思う。白洲正子の随筆を読んでいると、ちょいちょい、ん?となる。(゚ω゚)なかなかぶっぱなすなぁ、と。 現代ならばSNSが常に炎上してるだろうな、と読んでいくと既に当時からアレコレ言われたようだ。 ※以下色つきの文は「器つれづれ」からの抜粋 器つれづれ 作者: 白洲正子,藤森武 出版社/メーカー: 世界文化社 発売日: 1999/07/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (6件) を見る 人を小馬鹿にしたような侮蔑の目を感じる。はじめのうちは気になって、あれこれ言いわけをしたものだが、この頃は「勝手にしやがれ」と思うようになった。 フフ、と笑ってしまう。それぐらいの人でないと、ものを語るすべはもたない。 でも、多分これは侮蔑というより、妬みと僻みな気がする。人は自分の劣等感という

                白洲正子「器つれづれ」をよむ。 - 兎徒然
              • レストラン&カフェ武相荘の美味しい海老カレーでランチを楽しむ!

                町田市にある武相荘に行ってきました。 武相荘は白洲次郎・正子夫妻が晩年住んだ家で、現在は資料館として一般公開されています。 白洲次郎は吉田茂首相の側近も務めた人物です。 武相荘にはレストラン&カフェもあって、そこでは白洲次郎がシンガポールで学んできた海老カレーや大好物だった親子丼などを食べることが出来ます。 今回はその海老カレーと親子丼を食べに行ってきました。 資料館では白洲次郎が住んでいたころの書斎や使用してたものを展示してあって、当時の生活の様子がうかがえて面白かったです。 武相荘を見学 武相荘は、1942年に白洲夫妻が購入した農家で、購入当時は内部が荒れてたため直しながら住んでいたそうです。 茅葺屋根の立派な民家で、中に入るとタイムスリップしたかのような光景が広がります。 屋内の撮影はNGなので写真はありませんが、白洲夫妻が当時使用していたものや部屋の様子なども残されていて、貴重なも

                  レストラン&カフェ武相荘の美味しい海老カレーでランチを楽しむ!
                • 「新美の巨人」に登場!『旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう) 探訪記』(2017年8月13日の記事を再録) - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

                  「新美の巨人」に登場! 『旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう)探訪記』 (2017年8月13日の記事を再録) 旧白洲邸 武相荘 所在地:東京都町田市能ヶ谷7丁目3番2号 ミュージアム 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) 入館料:1,050円(税込) ショップ:10:00~17:00 レストラン&カフェ ランチ11:00 〜 16:30 ランチのオーダーストップは15:00です。 カフェのオーダーストップは16:00です。 ディナー18:00~20:00(要予約) ※現在、酒類の提供は19時で終了。 全施設定休日:月曜日 ※変更となる場合がありますので、詳細は公式HPでご確認ください。 ※写真は2017年時点です。 武相荘の名の由来 「父・白洲次郎は、昭和十八(1943)年に鶴川に引っ越して来ました当時より、すまいに「武相荘」と名付け悦に入っておりました。武相荘とは、武蔵と相

                    「新美の巨人」に登場!『旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう) 探訪記』(2017年8月13日の記事を再録) - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
                  • 私財20億円を研究者に与えて消えた「戦前の富豪」の生き様 これがなければ首里城再建は不可能

                    武器商人の父から巨万の富を継いだ「戦前の富豪」 「赤星あかぼし鉄馬てつま」という名前を聞いて、「ああ、あの人か」とすぐに分かる読者は多くないだろう。 赤星鉄馬——明治15年生まれ。薩摩出身の父親の弥之助は武器商人として日清戦争の頃に巨万の富を稼いだ。鉄馬はその富を継いだ人物で、知る人ぞ知る「戦前の富豪」だ。 鉄馬は吉田茂や白洲正子の父でもある実業家の樺山愛輔、三菱財閥の4代目・岩崎小弥太といった重鎮と深い親交を持ち、日本初の学術財団「啓明会けいめいかい」を設立している。また、釣りを生涯の趣味とした彼は、大正末期に芦ノ湖にブラックバスをアメリカから移入したというエピソードも持つ。

                      私財20億円を研究者に与えて消えた「戦前の富豪」の生き様 これがなければ首里城再建は不可能
                    • 夏目漱石、三島由紀夫ら文豪たちが通い、食べ、書き残した東京の洋食店 | ブルータス| BRUTUS.jp

                      西洋から伝わった文明の大きく花開くさまを間近につぶさに見つめた文人たちが、洋食を求め街を行く。明治、大正、昭和から平成を経て令和の今も愛され続ける洋食の店を巡る誌上クルーズ。「想像の舌は長くて何処迄でも届く」(『御馳走帖』)と書いた内田百閒に倣って、いざ! 洋食の歴史を辿ると必ずや目にするだろう3文字が〈煉瓦亭〉だ。東京・銀座で1895年から続く老舗で、北杜夫は「銀座の昼食バンザイ!」と叫び(山本容朗『文人には食あり 文壇食物誌』)、古川緑波は「煉瓦亭のトンカツは、僕に言わせりゃあ、最も本格的な、トンカツだった」(『ロッパ食談 完全版』)と、連載に、日記に、その名を書き残す。 少年時代には驚きをもって、年を経るごとに愛着と懐旧の情を募らせるように、〈煉瓦亭〉とそこから徒歩数分の場所にある〈資生堂パーラー〉に通い続けたのは池波正太郎。小学生の時分から、小遣いを貯めて百貨店の食堂でビフテキを食

                        夏目漱石、三島由紀夫ら文豪たちが通い、食べ、書き残した東京の洋食店 | ブルータス| BRUTUS.jp
                      • 口先がうまくても真心のない - 日日平安part2

                        私の好きな俳優のジャック・ニコルソンさんは、米映画『アバウト・シュミット』(2002年)にて、妻に先立たれ一人娘も慌ただしく嫁いでしまった父親の孤独をすばらしく演じていた。 <歴史の中でわれわれはとても小さな存在だ。それでもせめて何かの役に立てたらと願う。だが私は一体何の役に立てるだろうか>。定年退職した男の悲哀を描いた名作にはすてきなセリフもある。 今日という日は再びなく、会った人と再び会えるとも限らない。一期一会。茶会は毎回、一生に一度と考え、客に尽くすべしとの茶道の心得だという。それは、出会いの大切さを説く言葉である 当人は正しいことをしているつもりでも、周りでは不格好で滑稽に見えることがある。かつての正月遊びである福笑い。随筆家・白洲正子さんは、それを実社会にもたとえていた。 <丸い卵も切りようで四角、物は言いようで角が立つ>。口先がうまくても真心のない“巧言令色鮮し仁”は「論語」

                          口先がうまくても真心のない - 日日平安part2
                        • 2020年にテレビ東京のスペシャルドラマで吉田茂、白洲次郎が帰ってくる!! - いまさらオヤジのポイ活日記と雑記

                          白洲次郎という人物を知っていますか? 第2次世界大戦後、敗戦国でありながら臆することなくGHQと堂々と折衝し「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人です。 2009年にNHKで放送されたドラマスペシャルで、私は初めて白洲次郎という人を知りました。 その時、次郎を演じたのは伊勢谷友介さんでした。 スラっと背が高く、スマートで武骨な感じの役作りでしたが、のちに白洲次郎本人を写真で見たときはかなりイメージに近い役作りをしていたんだなと感じました。 当時、白洲次郎を全く知らなかったにもかかわらず、なぜこのドラマを観たのか未だに分かりませんが、逆に観ていなかったら非常に後悔したことでしょう。 今では尊敬する日本人の一人です。 同時期に活躍したもう一人の世界に誇る日本人、杉原千畝について書いた記事がありますので、よろしければお読みください。 www.imasaraoyaji.com さて、その白洲次

                            2020年にテレビ東京のスペシャルドラマで吉田茂、白洲次郎が帰ってくる!! - いまさらオヤジのポイ活日記と雑記
                          • 平安きってのモテ男・在原業平ゆかりの高安環濠集落 - 大和徒然草子

                            皆さんこんにちは。 今回は奈良県斑鳩町の高安環濠集落を紹介します。 奈良県内に数多く残る環濠集落の一つで、平安時代を代表する歌人・在原業平との所縁を持ち、長い歴史と中世環濠に特徴的な町並みを残します。 小さな集落ながら、聖徳太子ゆかりの古刹から名跡を継いで国の重要文化財に指定された仏像を有する寺院があるなど、思わず二度見してしまうような文化財がしれっとあるあたり、とても奈良っぽい特徴をもった集落でした。 高安環濠集落とは 業平橋 環濠 天満神社の周囲 南西~南側 西~北側 集落内 高安天満神社 高安環濠集落とは 場所はこちら。 JR関西本線の大和小泉駅と法隆寺駅の丁度中間くらいに位置し、大和小泉駅から徒歩約20分、法隆寺駅からは徒歩30分ほどの場所になります。 高安は、竜田越え奈良街道(北の横大路)と太子道(筋違道)という古代官道に由来する街道沿いの集落です。 1922(大正11)年の地図

                              平安きってのモテ男・在原業平ゆかりの高安環濠集落 - 大和徒然草子
                            • 日本のチャンスを潰した孫正義氏 - Altered Notes

                              現在、パソコンのOS(基本ソフト)で有名なものと言えばWindowsやMacOS、ちょっと詳しい人ならLINUXなども挙げられるだろうが、Windows95が出る遥か以前の1980年代にそれらよりももっと優れたOSが存在していたのをご存知だろうか。しかも日本に、だ。 それがTRON(トロン)である。東京大学の坂村健教授が考案した基本ソフトである。専門的な説明は省略するが、使いやすくて安定した優れたOSだった。しかも無料で公開されたので誰でも利用することができた。後に出てくるWindowsよりもかなり先を行っている性能を誇っていて、その先進的な内容には当時の米国の技術者も喫驚したほどである。 例えば、現在日本の会社や役所等の組織ではWindowsが標準的に使われているが、Windowsは米国人の発想だけあって使える文字種が限られる。日本は漢字文化であり、あまり使われない難しい漢字も含めると相

                                日本のチャンスを潰した孫正義氏 - Altered Notes
                              • 講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                2024年6月30日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,314点(日本1,242点/海外72点、ワイド版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 編者、訳者は一部を除き割愛した。 【日本文学】 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本発掘』 青柳瑞穂『マルドロオルの歌』 秋山駿『知れざる炎 評伝中原中也』 秋山駿『舗石の思想』 秋山駿『内部の人間の犯罪 秋山駿評論集』 秋山駿『小林秀雄と中原中也』 青山二郎『鎌倉文士骨董

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                                • 都心から1時間。白洲次郎白洲正子ゆかりの記念館「武相荘」旧白洲邸 訪問レポート(前編) | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

                                  東京都心から電車とバスを乗り継いで約1時間半。神奈川県との県境に近い、町田市の鶴川にある「武相荘」という、一見冗談のような名前のミュージアムをご存知でしょうか?正式名称は「旧白洲邸 武相荘」(きゅうしらすてい ぶあいそう)といい、数々の名著で知られる作家・白洲正子と戦後の名宰相・吉田茂のブレーンとして日本国憲法制定と戦後復興のキーマンとして活躍した白洲次郎が亡くなるまで暮らした家として知られています。 実はこの武相荘、2001年の創刊時から繰り返し取材を重ね、その魅力を読者にお伝えしてきた、「和樂」にとって非常に思い入れのある取材先の一つなのです。そんな「武相荘」が2019年秋から雑誌「和樂」で定期購読者向けに発行している「和樂パスポート」の提携先に加わりました!(※詳細は本記事の最後をご参照ください) 和樂Webでは、これを記念して、和樂本誌とともにミュージアムの歴史を共に共有してきた「

                                  • 白洲正子 「たしなみについて」 を読みました - Magenta Pink の小鳥

                                    白洲正子『たしなみについて』目次 ・たしなみについて ・新しい女性の為に ・智慧というもの ・進歩ということ ・お祈り ・創造の意味 たしなみについて 新装版 作者:白洲正子 河出書房新社 Amazon この本を読み、思ったこと。 興味深い随筆集でした。 彼女が信じているものを、私も信じています。 自然風景やすらぐ夏の夕焼けの空 白雪にきらめく冬の山にも 「それ」は新しく、めずらしく、あらためて驚かされるもの。 古い古〜いものであるにも関わらず、予想外の新しさなのです。 「それ」は、その都度まったく同じものでありながら まるで初めて起こった出来事のよう。 瞬く間に消えてしまう。 しかし度重なる中に次第にはっきりと形を備えて、 大きく美しく鮮やかな輪郭をあらわし育ってゆく。 そういうものを芭蕉は「不易」と名付けました。 世阿弥は「花」と言いました。また ある人々は「つねなるもの」と表現し、

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                                    • 【奈良】写真家の住まい「入江泰吉旧居」を訪ねた――文豪・志賀直哉が座ったかもしれないソファで休憩した - 関西 日帰りカメラ旅

                                      2022年11月、奈良県奈良市水門町にある「入江泰吉旧居」を訪ねました。 「入江泰吉旧居」は、奈良の写真家・入江泰吉(1905~1992)が終の住処とした住宅。 玄関らしきものがないのでちょっとびっくりしたんですが、 これはもともと寺院の塔頭として使われていた建物を移築したためなんだとか。 脱いだ靴を靴脱石の下に揃えて部屋に上がり、受付で入館料200円を支払いました。「撮影しても大丈夫ですよ」と声をかけてくださった係員さんが、 書斎やアトリエなど各部屋を順番に案内してくださいました。感謝。 画家を志していた入江泰吉。 「絵では食べていけない」と家族に反対されて 絵の道をあきらめたのですが、 お兄さんからコダック・カメラを譲り受けたことがきっかけとなり 写真家になりました。 確かに絵で生活するのは難しいかもしれませんが、 写真の道も容易ではないと思います。 ただ、入江泰吉が写真家として活躍し

                                        【奈良】写真家の住まい「入江泰吉旧居」を訪ねた――文豪・志賀直哉が座ったかもしれないソファで休憩した - 関西 日帰りカメラ旅
                                      • 京都と滋賀を巡る「カルチャー編(旅行)」―2 - 「和子の日記」

                                        染まり始めた紅葉と美食、 そして「和バラ」を楽しむ 誰もが魅了される秋の京都。見事な「紅葉」の名所と合わせて、 美しい「和バラ」を見に行きませんか? 京都と滋賀の雅な庭と花に 触れる旅を、老舗花屋の第一園芸がご紹介します。 紅葉が美しく見える条件 紅葉が美しく見えるためには3つのポイントがあります。 1つ目は日中の天気がいいこと。2つ目は適度に雨や湿り気がある場所で あること、そして3つ目は昼夜の寒暖の差があること。 京都の紅葉が美しいのはこういった条件を兼ね備えている場所が 多いからと言えます。また、ひとくちに紅葉といっても、本来は赤く色づく 葉を「紅葉」と呼び、黄色く色づいた葉は「黄葉(おうよう)」、 褐色になった葉は「褐葉(かつよう)」と表現しますが、こういったものの 総称が一般的には「紅葉」と呼ばれています。 紅葉の基礎知識を 覚えたところで、ため息がもれるほど美しい、京都の紅葉ス

                                          京都と滋賀を巡る「カルチャー編(旅行)」―2 - 「和子の日記」
                                        • 入江泰吉とビニール鹿の関係、それから、古都税の顛末、ついでに信仰について。 -碧海寿広『仏像と日本人 宗教と美の近現代』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

                                          碧海寿広『仏像と日本人-宗教と美の近現代』を読んだ。 仏像と日本人-宗教と美の近現代 (中公新書) 作者: 碧海寿広 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/07/18 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 内容は紹介文にある通り、 明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人々はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。本書では、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなど各時代の、“知識人”を通して、日本人の感性の変化をたどる という内容。 近代において、「美術」という近代的な見方・考え方と、信仰の対象であった仏像とが、どのように関係していったのか、大変読み応えあり。 仏像好きの方は絶対に読んでおくべき本ではないだろうか。*1 以下、特に面白かったところだけ。 奈良の風景写真と

                                            入江泰吉とビニール鹿の関係、それから、古都税の顛末、ついでに信仰について。 -碧海寿広『仏像と日本人 宗教と美の近現代』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)
                                          • 遊刊エディスト:松岡正剛、編集工学、イシス編集学校に関するニューメディア

                                            近江ARS 佐藤良明 ISIS co-mission ネオバロック 富士谷御杖 字像舎 エディットタイド 書 本城慎之介 大惨寺 ほんのれん 遊姿綴箋 鈴木健 萩原ヒロキ ブルーノ・ムナーリ WSE 高本沙耶 デモンストレーション 町田有里 森川絢子 冠界式 安田晶子 JUSTライター 小椋加奈子 紀平尚子 古谷奈々 一倉広美 前田真織 稲垣足穂 インスタグラム 吉川浩満 昭和の作家力 倶楽部撮家 宮坂由香 花伝式部 幸田露伴 今福龍太 全宇宙誌 西村洋己 遠藤健史 チーム渦 リービ英雄 田中志歩 仁禮洋子 芥川賞 直木賞 瀬戸義章 松田行正 ちえなみき 安田登 金子都美絵 折口信夫 アカデミックシアター 安藤礼二 安彦良和 北原ひでお エアサックス加藤 田中貴子 長谷川真理子 山本春奈 桑田惇平 南田桂吾 義原星乃 妹尾高嗣 LINE 荒俣宏 石弘之 ノーベル賞 阿部洋一 村田沙耶香 推

                                              遊刊エディスト:松岡正剛、編集工学、イシス編集学校に関するニューメディア
                                            • 本木雅弘さん、細川護光さんをお迎えした新年の茶事。奈良国立博物館「八窓庵」を舞台に

                                              カルチャー&ホビー 本木雅弘さん、細川護光さんをお迎えした新年の茶事。奈良国立博物館「八窓庵」を舞台に 【藤田美術館の新たな船出】新年の茶事 第1回(全2回) 2022年のリニューアルオープンに向けて現在休館中の藤田美術館。その所蔵品を鑑賞する不定期連載、今回は茶会仕立てでお届けします。お客さまは2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で斎藤道三を演じる本木雅弘さんと、陶芸家の細川護光さん。ドラマの世界になぞらえて戦国時代の茶の湯をよみがえらせ、凜とした男五人衆が集いました。 「明るい露地から仄暗い茶室へ。別世界へと飛び入る気持ちです」─本木さん にじり口でつくばって戸を開け、扇子を置いて一礼。本木さん着用のきものは、亡き義母・樹木希林さんが生前求めた草木染め・縫い締め絞りの反物を、本木さん用に仕立てたもの。この日初めて袖を通した。 茶会── かつての武将のように。茶室に向かう期待と緊張

                                                本木雅弘さん、細川護光さんをお迎えした新年の茶事。奈良国立博物館「八窓庵」を舞台に
                                              • 新栄堂書店 新宿パークタワー店(東京) 本と向き合い、客を思い棚を作る|好書好日

                                                電車が混んでいる。 完全にコロナが収束したわけではないが、2020年3月以前と同じか、それ以上の賑わいが戻ってきているような気がする。そしてこの連載はコロナ禍と同じタイミングでスタートしているので、これまでは個人書店や街の本屋さんなどにお邪魔することが多かった。でもすっかり人も戻ってきているようだし、ビルに入っている本屋さんは今、どんな感じだろうか。ふとそんなことを思い、東京・西新宿の新宿パークタワーに店を構える新栄堂書店を訪ねた。 新宿パークタワーの地下1階、レストランやショップが並ぶ一角にある。 ビルの昼間人口はコロナ前の約半分に 新栄堂書店は終戦直後の1946年、神田までリヤカーを引いて仕入れた本を池袋駅前で売ったのが発祥で、約75年もの歴史を持つ。グリーン大通りに面した本店は2006年に閉店したが、「西の芳林堂、東の新栄堂」 と言われるほど、池袋の顔的書店として親しまれてきた。池袋

                                                  新栄堂書店 新宿パークタワー店(東京) 本と向き合い、客を思い棚を作る|好書好日
                                                • 1月7日は七日堂裸詣り、祇園歌舞会学校始業式、八咫烏神事、追儺祭、白馬奏覧神事、人日の節句、七日正月、七草の節句、千円札の日、消救車の日、爪切りの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                  おこしやす♪~ 1月7日は何の日? その日の出来事は? 2023年 1月7日は七日堂裸詣り、祇園歌舞会学校始業式、八咫烏神事、追儺祭、白馬奏覧神事、人日の節句、七日正月、七草の節句、千円札の日、消救車の日、爪切りの日、等の日です。 ■七日堂裸詣り(柳津の裸まいり)【福島県柳津町、円蔵寺(柳津虚空蔵尊)】 柳津町にある圓蔵寺では、毎年1月7日の夜を迎えると、かがり火が揺れる中で「七日堂裸詣り」が行われます。 七日堂裸詣り www.youtube.com 大鐘の音が鳴り響くと、褌姿の男衆が極寒の中、113段の石段を駆け上がり、大鰐口から垂れる頑丈な麻縄をよじ登っていきます。 この男たちの勇壮な姿を一目見ようと、多くの観光客が訪れます。 「七日堂裸詣り」が行われる福満虚空蔵菩薩圓蔵寺は、およそ1200年前に徳一大師によって開基された古刹で、その創建の際、赤い牛が大師を助けたという伝説が残っており

                                                    1月7日は七日堂裸詣り、祇園歌舞会学校始業式、八咫烏神事、追儺祭、白馬奏覧神事、人日の節句、七日正月、七草の節句、千円札の日、消救車の日、爪切りの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                  • 破壊の物語化/廃仏毀釈(畑中章弘) - 見もの・読みもの日記

                                                    〇畑中章宏『廃仏毀釈:寺院・仏像破壊の真実』(ちくま新書) 筑摩書房 2021.6 「廃仏毀釈」というキーワードは、中学校か、もしかしたら小学校の社会科でも習ったかもしれないが、具体的な関心を持つようになったのは、趣味で仏像を見るようになって以来、特に安丸良夫氏の『神々の明治維新』を読んで以来である。 はじめに本書は、一般に「神仏習合」と言われる、神と仏の共存状態について解説する。神が仏に従うにあたっては三つの考え方がある。(1)神は仏の救済を必要としている。(2)神は仏を守護する存在である。(3)神は仏が衆生救済のため姿を変えて現れたものである。(1)(2)は奈良時代に生まれ、(3)はやや遅れて平安時代に生まれた。神宮寺の初見は藤原武智麻呂が霊亀元年(715)に建てた気比神宮寺であり、天平勝宝元年(749)には宇佐八幡神が東大寺の大仏建立を守護する託宣を下したなどの記事を読むと、「神仏習

                                                      破壊の物語化/廃仏毀釈(畑中章弘) - 見もの・読みもの日記
                                                    • 【インタビュー】所有者の視点から見た文化財 vol.1 -京都 世界遺産 栂尾山高山寺-|文化財の活用現場webメディア『ヘリテージデザイン』

                                                      栂尾山高山寺(とがのおさん こうさんじ) は、京都の北西、高雄にあるお寺。 8世紀に開創し、13世紀初めに明恵上人が後鳥羽上皇より高山寺の寺名を賜りました。鳥獣戯画をはじめ、鎌倉時代以降の貴重な史料を1万点以上所蔵し、その史料群とともに1994年に世界文化遺産に登録されました。境内には鎌倉時代の建築や、日本最古の茶園、明治の数寄者がたてた茶室などが今も使われつづけており、生きた文化財の宝庫です。 今回は、日々お寺で生活され執務もとられている執事長の田村さんに、お話をうかがいました。 お寺は田村執事長にとってどのような場所ですか? お寺は私にとっては生活の場でもあり、お仕事の場でもありますが、何より「人が集まる場」と考えています。 私の子供時代を振り返ると、学校帰りにはよくお寺で遊んでいました。レジャー施設などがあまりなかった時代でもあり、お寺は今よりもっと身近な場所でしたね。 かつてここで

                                                        【インタビュー】所有者の視点から見た文化財 vol.1 -京都 世界遺産 栂尾山高山寺-|文化財の活用現場webメディア『ヘリテージデザイン』
                                                      • 小雪の末候 橘始黄。季節を感じ、武相荘を散歩。 - ロックと能楽と散歩

                                                        先日、以前から行きたかった東京町田市にある 旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう) に行ってまいりました。 旧白洲邸とは 初代 貿易庁長官。実業家 白洲次郎さん 随筆家の奥様 白洲正子さんが暮らしていた場所。 現在はミュージアムとカフェとなっています。 旧白洲邸 武相荘 を散歩 小田急線 鶴川駅を15分ほど歩きますと、見えてきました入り口。 このあたりは自然が多い印象ですが、ここは別格。 更に中へ進みますと 白洲次郎さんの素敵な車。 レストラン カフェ武相荘。 土曜の昼頃、入店まで30分ほど待ちました。 少し冷えましたが、待った甲斐がありました。 私はオムライス。 一緒に行った友人は海老カレーをいただきました。 とっても美味しかったです。 お店のおすすめは白洲次郎さんが好きだったカレーだそう。 勿論、カレーもとても美味しかったそうですよ。 食後はお散歩。 撮影はできませんでしたが、ミュージアムも素

                                                          小雪の末候 橘始黄。季節を感じ、武相荘を散歩。 - ロックと能楽と散歩
                                                        • 大野晋さんの遺言 | 考える四季 | 川村二郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社

                                                          国語学者、大野晋さんの学識については没後に作家、井上ひさしさんが、「辞書を調べてもわからない時は、大野先生にお聞きしていました」 と話され、作家の丸谷才一さんが、「大野さんは本居宣長より偉い学者だった」と言われたことを記せば十分だろう。 日本語について正しいと思ったことは「千万人といえども我ゆかん」と、国語学界を敵に回すことなど少しも恐れず主張した。そういう生き方を作家の司馬遼太郎さんに、「抜き身の刀のような方ですね」と言われ、「僕はね、司馬さんに勲章をもらったんだよ」と、喜んでおられた。 大野さんの面識を得たのは三十年以上前だが、朝早くに電話をしばしばもらうようになったのは一九九〇年代のはじめ、筆者が『週刊朝日』編集長から朝日新聞の編集委員になって程なくのことだった。 朝七時過ぎ、電話が鳴って出ると、「今から今朝の朝日新聞一面トップの前文を読むよ。聴いてね」と言われ、読み上げる。 下町・

                                                            大野晋さんの遺言 | 考える四季 | 川村二郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社
                                                          • 【新刊『蓑虫放浪』】漂泊×旅×放浪――蓑虫山人(1836年-1900年)から広がる読書【ブックリスト】|国書刊行会

                                                            予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。 (松尾芭蕉『奥の細道』序文より)「かへらないことが 最善だよ 。」 (金子光晴「ニッパ椰子の唄」より)今回刊行した望月昭秀(文)・田附勝(写真)『蓑虫放浪』の担当編集Iと申します。 「蓑虫山人って誰?」という方が大半かと思います。知らないですよね普通。でも、そのような方にこそぜひ手にとっていただきたい本です。 詳しくは本書にゆずりますが、1836年に美濃国(いまの岐阜県)に誕生。美濃(みの)の国に生まれたことと、生活用具一式に折りたたみ自在の簡易式住宅を背負って旅をした姿を蓑虫になぞらえ「蓑虫山人」と名乗ったといいます。 幕末から明治にかけて北は青森から

                                                              【新刊『蓑虫放浪』】漂泊×旅×放浪――蓑虫山人(1836年-1900年)から広がる読書【ブックリスト】|国書刊行会
                                                            • 自由人の系譜 大岡昇平「花影」と久世光彦「女神」(1) : 同伴者の本棚

                                                              第二次世界大戦の敗戦国であったにもかかわらず、戦後の昭和は急速な経済復興と、それにともなうマスコミの拡大発展によって、歴史上もっとも文芸が隆盛をきわめた時代となった。既存の作家はもとより、多士済々の新進作家が次々と名乗りを上げ、膨大な作品群を量産してゆき、またそれに付随して多くの文芸批評が書かれ、いわゆる文芸評論家たちも新たに誕生した。 明治の童話作家巌谷小波(いわやさざなみ)の四男に生れた巌谷大四(だいし)も、その文芸評論家の一人であった。といっても、今どきこの親子の名前を知る人とて皆無に近いだろうけど。 文芸批評の文章というのは、作家と作品を論じてとかく難解になりがちなのに対して、巌谷大四の場合は批評とはいっても、当時の作家たちの動静や人間関係などが読物風に書かれていて、肩のこらないところにその特色がある。 昭和39(1964)年だから、東京オリンピックの開催年であるが、この年に刊行さ

                                                                自由人の系譜 大岡昇平「花影」と久世光彦「女神」(1) : 同伴者の本棚
                                                              • セイゴオほんほん - 松岡正剛の千夜千冊

                                                                本から本へわたり、本と本をつなげ、 本にさらわれていく……。 つれづれに思索する事柄をつぶやきながら、 日々をつづる本との交際録。 ときにフェティッシュに、ときに痛切に、 たいてい明け透けに、たいがい辛口に、 今日もほんほん、明日もほんほん。 ◆慶応義塾大学出版会から「世界を読み解く一冊の本」というシリーズが刊行されている。『旧約聖書』『クルアーン』『三教指帰』『西遊記』『カンタベリー物語』『百科全書』『言海』『伝奇集』『一九八四年』『薔薇の名前』の10冊だ。えっ、たった10冊かよと思うだろうが、その10冊に空海、チョーサー、大槻文彦、エーコが入っているのが絶妙な特色だと思ったほうがいい。ただし原著やその翻訳ではない。それぞれ著者が別にいて、これらを解読している。藤井淳の『三教指帰』を読んだが、なかなかユニークな視点になっていた。 ◆千夜千冊では「世界を読み解く一冊」をできるだけ選んできた

                                                                • 奈良市にある昭和を代表する写真家、入江泰吉旧居を訪ねる。タイムスリップして昭和の偉人達と同じ空間を味わい感慨にふける。 - 暮らしの顛末(くまくまコアラ)

                                                                  さてさて、今日は寒さも和らぎ、天気も良い。 ってことでバイクでツーリングに出かけたわけだが・・・ 特に行く当てもなく、バイクに乗りながら考えよう。 なんて思って家を出た。 で、結局やってきたのは奈良県明日香村。 さてこれからどこに向かおうか。 とりあえず奈良公園でも行ってみようかなぁ。 特に行き先が思いつかないし・・・ で、奈良公園の中心地である県営登大路駐駐車場にバイクを停めようとしたんだけど・・・ 警備員が、ここはバイクはダメ! バイクは後ろの県庁前に停めて。 ってあっちあっちって言われて停めたんだけど。 奈良県庁のスターバックスの真横やん。 しかもこれって無料ってことやん。 民間の駐車場ならバイクでも200円~300円ぐらい駐車場代とるよ。 へぇ~いいんだ。 こんなに堂々とロータリー横に停めても。 なのに無料だし。 こりゃ次回からここに停めよう。 とりあえず奈良公園の東大寺前をちょっ

                                                                    奈良市にある昭和を代表する写真家、入江泰吉旧居を訪ねる。タイムスリップして昭和の偉人達と同じ空間を味わい感慨にふける。 - 暮らしの顛末(くまくまコアラ)
                                                                  • 12月26日は日産自動車創業の日、蹴上インクライン営業開始の日、プロ野球誕生の日、ボクシング・デー、聖ステファノの祝日、毎月26日はツローの日、風呂の日、プルーンの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                    おこしやす♪~ 12月26日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年 12月26日は日産自動車創業の日、蹴上インクライン営業開始の日、プロ野球誕生の日、ボクシング・デー、聖ステファノの祝日、毎月26日はツローの日、風呂の日、プルーンの日、等の日です。 ●自動車製造(日産自動車)創業 昭和8年12月26日、鮎川義介は横浜市にダットサンの製造のための自動車製造株式会社を設立。 www.youtube.com ignition model 1/18 ダットサン Bluebird (510) Wagon White 完成品 IG2220 ティーケーカンパニー (TK.Company) Amazon ★日産自動車株式会社(にっさんじどうしゃ、英: NISSAN MOTOR CO.,LTD.)は、日本の多国籍自動車メーカー。神奈川県横浜市に本社を置く。筆頭株主のルノー、三菱自動車工業の3社と

                                                                      12月26日は日産自動車創業の日、蹴上インクライン営業開始の日、プロ野球誕生の日、ボクシング・デー、聖ステファノの祝日、毎月26日はツローの日、風呂の日、プルーンの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                    • となりの5分メシ vol.67 坦々麺風ピリ辛チキンラーメン

                                                                      なにか作って食べたいけど、時間もないし、めんどくさい。そんな忙しい毎日を頑張るレディへ、永久保存版の楽ちんレシピをお届けします。 前回の一品…ミョウガと白胡麻のぶっかけそうめん 〜本日の先生〜 内田有香さん 古書と新刊の本屋「bullock」店主。「物語を愛するすべての人々と同じ気持ちを胸に、日々本屋を営んでいます。向田邦子の常夜鍋や、白洲正子の花山椒鍋など、本から出合ったレシピを試すことも好きです」。 〜本日の一品〜 『坦々麺風ピリ辛チキンラーメン』 たまに食べたくなるのが、辛いものとインスタントラーメン。今回作るのは、どっちも食べたいという欲張りな願いを叶えてくれる、大人なチキンラーメンのアレンジレシピ。ピリッとした山椒の辛味と&黒ごまの風味、そして麺類ならではの満腹感を味わいましょう。 〜材料とつくりかた〜 ・チキンラーメン…1袋 ・ひき肉…50g ・黒ごま…大さじ2 ・練りごま…大

                                                                        となりの5分メシ vol.67 坦々麺風ピリ辛チキンラーメン
                                                                      • 白洲次郎の愛車 - なにをいまさら…

                                                                        ワク井ミュージアムにある白洲次郎の愛車のベントレー。戦前のイギリスでのケンブリッジ大学留学時代乗っていた貴重なベントレー。この車はイギリスのベントレーコレクターが長年にわたり所有していたのをミュージアムの創設者の涌井清春が譲り受け輸入、ワク井ミュージアム創設のきっかけとなったと。 手入れも行き届いており実際に動くとのことと。エンジンかけているところ、走っているところもみて見たいです。ワク井ミュージアムの資料館。ここは白洲次郎関連の展示になっています。 もう一台。白洲次郎、白洲正子夫妻が1943年(昭和18年)から晩年までを過ごした武相荘にも愛車があります。白洲次郎は1902年(明治35年)兵庫県芦屋市生まれ。旧制第一神戸中学校(現在の兵庫県立神戸高等学校)時代からアメリカ車ペイジ・オートモビル(Paige Automobile )のグレンブルック(Glenbrook )を父親から買い与えら

                                                                          白洲次郎の愛車 - なにをいまさら…
                                                                        • 近代に発見された「作者」としての世阿弥 -田中貴子『中世幻妖』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

                                                                          田中貴子『中世幻妖』を再読した。 中世幻妖―近代人が憧れた時代 作者: 田中貴子 出版社/メーカー: 幻戯書房 発売日: 2010/06/01 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログを見る 内容は、紹介文にある通り、「小林秀雄、白洲正子、吉本隆明らがつくった“中世”幻想はわたしたちのイメージを無言の拘束力をもって縛りつづける」とし、近代知識人たちの中世像と、研究で判明している中世の実像との落差を見ていく本。 面白かった。 以下、とくに面白かったところだけ。 『とはずがたり』と金栗四三 鎌倉時代の話なのに、ほとんどのレビュアーが平安時代の物語と勘違いしているのだ。宮廷で、女房と皇族・貴族の恋愛が絵が描かれればすべて平安時代のものと思っているらしい (50頁) 『後宮』という『とはずがたり』をベースにした漫画のアマゾンレビューを見ての、著者・田中の感想である。 ところで、『

                                                                            近代に発見された「作者」としての世阿弥 -田中貴子『中世幻妖』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)
                                                                          • 銀座七丁目に、デザインの世界にあそぶ期間限定(4月1日ー5月31日)の本屋「銀座七丁目書店」がオープン!

                                                                            国内外で活躍するデザイナーが選んだ「たいせつにしている本」を販売する「デザイナーの本棚」や、デザインの世界を深めたり広げてくれる「名物店主の本棚」など、珍しくて、おもしろくて、ためになる本があつまるイベントです。 「銀座七丁目書店」は、デザインの世界にあそぶ期間限定(4月1日ー5月31日)の本屋です。会場は銀座七丁目にあるMMMの一階。世代を超えた21人のデザイナーが選ぶ「たいせつな本」の特集棚、名物店主の本棚、立花文穂とFRAGILE BOOKSによる本の展示など、珍しくて、おもしろくて、ためになる本があつまります。会期中、となりのgggでは、文字や言葉の視覚表現をたたえる国際賞「TDC 2024」の受賞作品やノミネート作品を5月15日まで展示しています。どうぞ、ハシゴしてお越しください。 デザイナーの本棚 「銀座七丁目書店」は、副題として「Ginza Book Club」を掲げ、とりわ

                                                                              銀座七丁目に、デザインの世界にあそぶ期間限定(4月1日ー5月31日)の本屋「銀座七丁目書店」がオープン!
                                                                            • つくし野在住伊賀健一氏 5人目の名誉市民に 面発光レーザー創案 | 町田 | タウンニュース

                                                                              町田市つくし野在住で東京工業大学の名誉教授・元学長の伊賀健一氏(81)が9月30日、町田市名誉市民として顕彰された。2021年5月に電気工学と電子工学の分野で世界で最も権威のあるIEEE(電気電子学会)の最高位の一つ、エジソンメダルを受賞するなど、伊賀氏の数々の功績が称えられたもので、5人目の名誉市民の誕生となった。 伊賀氏の業績で、高速レーザープリンタやスマホの顔認証などに応用されている「垂直共振器型面発光レーザーの概念創出、物理および開発への先駆的貢献」に対して今年5月にエジソンメダルが贈られた。1977年に面発光レーザーのアイデアを得て以来、2001年に退職を迎えるまで研究を続け、1990年代にはアメリカや欧州の大学や研究機関で講義を行って研究の輪を広げた伊賀氏。2013年に世界的学術賞「フランクリン賞」の最高位バウワー賞、18年には瑞宝重光章や市民栄誉賞を受賞。ほかにも数多くの受賞

                                                                                つくし野在住伊賀健一氏 5人目の名誉市民に 面発光レーザー創案 | 町田 | タウンニュース
                                                                              • 松井冬子を再考する - CHUFF!! チャフで行こうよ。

                                                                                ご存知ザンス? 松井冬子という日本画家。 一時期とても有名になって、 紅白歌合戦の審査員とかもやってなかったけ? でもねえ、もう旬が過ぎちゃった感はいなめまへんなあ。 でなんで今さら松井冬子かというと こういうブログを見ちゃったわけね。 ultrabigfight.blog.fc2.com まあ、言うてることはわかるんやけども。 なんか肝心なこと抜けてる気がしたんどすわ。 なんというか、そもそも芸術ってなによ? で、いつから「値段」がつくようになったわけよ? そこ知らんと、「値段」と「価値」の違いが わからなくなりますよって、お話。 その例が、松井冬子ってことね。 今回のきっかけはこのお人。 www.tomokohokyo.com へえ、拠点がカザフスタンとはなかなか。 でもネット社会はリークの世界。 いろいろすぐ分かっちゃう。 デジタル・タトゥ恐るべし。。 www.1242.com あっ

                                                                                  松井冬子を再考する - CHUFF!! チャフで行こうよ。
                                                                                • ニッポン巡礼/アレックス・カー - 本・花・鳥(ほん・か・どり)

                                                                                  日本在住の東洋文化研究者で地域再生にも携わる著者が、「かくれ里/白洲正子」にインスパイアされて隠れた名所を経巡った紀行随筆。写真多数。 能登や萩などの有名観光地も出てくるが、確かにさほど派手な土地には訪れておらず、地元に残る文化や歴史を静かな文章で綴っており、旅をする気分で読むことが出来る。 SNS流行りの昨今、ネットで人気に火が付いて旅行者が殺到するようなオーバーツーリズムの問題について触れていて、地域再生って観光おこしも含んでいるんじゃないの?と思わぬでもないが、自分が心地よく感じた場所を紹介したいという思いと、そこが荒されたくないというアンビバレンツは紀行作家について回ることかもしれない。 父親が米海軍の弁護士だったため横須賀に赴任しており、それで子供の頃に親しんだ三浦半島を歩くのが最後の章で、個人的な思い入れがあるだけにこの章が一番読ませるが、ガイジンさんのリゾート地だったことにつ

                                                                                    ニッポン巡礼/アレックス・カー - 本・花・鳥(ほん・か・どり)