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短篇集の検索結果201 - 240 件 / 297件

  • 2023年は、個人ブログ以外も全部沈没 - いつか電池がきれるまで

    あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。 このブログでは、毎年、新年最初のエントリは、「現在のブログ情勢と今年の展望」みたいなことを書いているのです。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com それで、今年は何を書こうかな、と思いながら、過去の「今年の展望」の記事を読んでいました。 正直、「2022年の年頭と同じ内容で、2023年も良いのではないか」と思いつつ。 インターネットという技術や、そこでブログやSNS、個人サイトをやっている人たちも、ある種の「踊り場」というか「停滞期」に入ってきた、とも言えそうです。 2022年には、こんなエントリも書いています。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com 「今の子どもたちの

      2023年は、個人ブログ以外も全部沈没 - いつか電池がきれるまで
    • 塩山芳明の漫画屋BLOG

      8月2日…金持ちがドケチなのは、”つん堂カンビール持ち帰りスキャンダル”を持ち出すまでもなく常識。だが「神保町シアター」は反共の砦小学館&自公維新の寄生虫吉本興業という、唸るほどの金を持つ組織が営む映画館(特に後者、利益内容は電通同様ほとんど税金)。頼むからトイレの水道の1回あたりの水供給時間を、せめて3秒間に。現状は手を濡らすだけでまず洗えない(推測0・8秒。宍戸錠の早撃ちタイムよりは長そうだが…)。コロナどころか大腸菌をも積極的に蔓延させるに等しい。各種雑菌まみれで『花のうず潮』(監督・大庭秀雄・’58松竹)。撮影(生方敏夫)と音楽(池田正義)がひどい(字幕もほとんど読めない)。隠れファンの高千穂ひづる様がまるではすっ葉な女中のよう(実際に女中役だが…)。大木実だけがなぜか超カッコ良く(佐多啓二と露骨に差別)。田村高廣はホントにつまらん役者だと改めて。邦画の産業的全盛期の奇怪な一作。

        塩山芳明の漫画屋BLOG
      • 歯のあるヴァギナ、シンデレラの元ネタ、女体化する杜子春『木馬と石牛』

        『木馬と石牛』に、歯のあるヴァギナの話がある。 昔、あるところに娘がいた。たいそう美しいと評判で、年頃になると結婚の申し込みが殺到したという。両親は幾多の男の中から一人を選び、婿に迎え入れる。 ところが、結婚の初夜、婿は帰らぬ人となってしまう。その股間は血まみれになっており、既にこと切れている。彼を埋葬するとき、陰茎が嚙み切られていることが分かる。両親は娘を問い詰め、娘の陰部に歯があることをついに知る。 両親は家の恥辱だとして、娘を朱塗りの箱に閉じ込めて、海に流す。箱は波に漂い遠く離れた海岸に流れ着く。箱を見つけた地元の人が開けようとすると、中から声が聞こえる、「開けないで」と。 好奇心を掻き立てられ、人を集めて無理やり箱を開けてしまう。中から出てきたのは、年頃の麗しい娘。人々は大いに驚き、あれこれ尋ねるが、娘は答えようとしない。どうやら空腹のようなので、皆で食事を共にする。 強い酒を飲ん

          歯のあるヴァギナ、シンデレラの元ネタ、女体化する杜子春『木馬と石牛』
        • 「シティポップ」は音楽だけにあらず。「都会的でウィットに富んで乾いた空気感を持つ…」 まるで初期の村上春樹のような短編がくれる忘れられた80年代の風景 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

          シティポップブームが出版のきっかけにそもそも、「シティポップ文学」とはなにか。平中はこう定義づける。 「アメリカ文学、特に雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていたような短篇作品に大きな影響を受けて書かれた作品を指します。都会的なライフスタイルの描写や、ウィットに富んだ会話、乾いた風景の描写、また、はっとするような“オチ”などが、これらの作品には通底して見られます」 もともと、平中は早い段階から、『シティポップ短篇集』の構想を抱いていたという。 「当初は『日本のニューヨーカー短篇集』というタイトルで企画したんです。でも、作品が実際に『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていたわけでもないですし、また僕自身が若かったこともあって、実現しませんでした」 そんな状況が変わったのが、昨今の「シティポップブーム」だ。 「今、シティポップが欧米やアジア全域でも流行しているという話がいろいろ聞こえてきたんです

            「シティポップ」は音楽だけにあらず。「都会的でウィットに富んで乾いた空気感を持つ…」 まるで初期の村上春樹のような短編がくれる忘れられた80年代の風景 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
          • 9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

            おこしやす♪~ 2020年9月11日は何の日? 9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日です。 ●公衆電話の日 ・・・諸行無常の響きあり 1900年のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋と上野駅前に設置された。当時は「自動電話」と呼ばれていて、交換手を呼びだしてからお金を入れて相手に繋いでもらうものだった。1925(大正14)年、ダイヤル式で交換手を必要としない電話が登場してから「公衆電話」と呼ばれるようになった。当初の料金は5分間で15銭、交換手を呼び出してからお金を入れて相手に繋ぐものでした。関連記念日として、◎1月30日の「3分間電話の日」があります。 ※公衆電話のなくならない理由? 日本国内ではじめて公衆電話が登場したのが1900年だとの記録があります。現在のJR上野駅に設置されたのが最初だ

              9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
            • 【「藪の中」愛好会】芥川龍之介「藪の中」のような話を集めてみた。 - うさるの厨二病な読書日記

              「藪の中」は慣用句として用いられるくらい有名だが、「関係者の話が食い違っていて、真相がよくわからない話」のことだ。 芥川龍之介 藪の中 藪の中・将軍 アニメカバー版 「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー 作者:芥川 龍之介 KADOKAWA Amazon こういう話をもっと読みたいが、調べかたが難しい。(「藪の中みたいな話」「藪の中に似た話」で調べても余り出てこない) 自分以外にも「藪の中愛好家」がいると思うので、自分が「これは良い『藪の中』」と思うものを載せておきたい。 「月明かりの道」ビアス 芥川龍之介は、この話に触発されて「藪の中」を書いたと聞いたので読んでみた。 雰囲気はおどろおどろしさ満載の古き良きゴシックホラー調でいいのだが、真相がひとつしか解釈しようがないので若干期待外れだった。 「藪の中」のオマージュ元だが、「藪の中」ではない気がする。(ややこしい) ビアス

                【「藪の中」愛好会】芥川龍之介「藪の中」のような話を集めてみた。 - うさるの厨二病な読書日記
              • ドラマ『人生最高の贈りもの』 - Garadanikki

                新春ドラマ『人生最高の贈りもの』を観ました。 泣けました、熱い涙がボロボロと流れました。 結婚して教師の夫 ( 向井理 ) と信州・安曇野に住むゆり子 ( 石原さとみ ) が、突然大きなスーツケースを持って実家に帰ってきた。 父・笹井亮介 ( 寺尾聰 ) は、娘夫婦に何かあったのかと問いただす。 「別になにもありません。何かないと帰ってきちゃいけませんか?」 「なんか、アレですね、綺麗なんですね、部屋んなか。 なんか、感じ悪い。」 「なんで綺麗だと感じ悪いんだ。」 「何これ、やだ。厭らしい」 「厭らしい?」 「誰か、いるんですね」 「誰かって?」 「娘に言わせるんですか」 「はっ? どういう意味だ」 「ここで、毎日料理を作っている女の人です」 鬼子母神の裏手に佇む小さな洋館に、元大学講師の翻訳家・笹井は暮らしている。 妻に先立たれ一人暮らしとなった今は、家事も料理も完璧にこなすようになった

                  ドラマ『人生最高の贈りもの』 - Garadanikki
                • 薄い本を読むパート2 - Close To The Wall

                  いつかもやったページ数薄めの本を集めて読んでみるシーズンふたたび。 薄い本を読む - Close To The Wall 前回のは一昨年。今回はあとがき解説などを含めない、本文200ページ以下の本、というレギュレーションでやってみた。マルクスはよくわかんなかったけど、だいたいどれも面白かったですね。 薄い本はいいね、よくわかんなくてもすぐ読めて気分を切り替えられるし、短いなかにもぎゅっと詰まったものがあるのはなんかお得感がある。でも、薄い本ばかりだからもっと数読めるつもりだったのに思ったよりずっと時間が掛かってしまったので終わりです。このレギュレーションで積み上げた本がここにあるのよりも多く残ってるのでそのうちまたやるつもりはある。15冊。 カレル・チャペック『白い病』 ジャック・ロンドン『赤死病』 マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール

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                  • 今週のはてなブログランキング〔2023年4月第2週〕 - 週刊はてなブログ

                    はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。4月2日(日)から4月8日(土)〔2023年4月第2週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 独身男性の最近のつくりおき - #つくりおき by id:shimobayashi 2 若いうちに身につけるといい、人前で話すスキル - Letter from Kyoto by id:kkzy9 3 公立高校でこんなにお金がかかるのはおかしくないか - 紙屋研究所 by id:kamiyakenkyujo 4 インボイス制度の問題の本質 - novtanの日常 by id:NOV1975 5 Suicaの新改札システムはようやっとキタ感が強いよねって話とか何ができるようになるのかとか耐障害性の話。 - O-Lab +Ossan Laboratory+ by id:dbfireball 6 Docker終焉は別にしないと思う

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                    • 曽我部恵一、20年の集大成を語る。愛なき愛、歌の宇宙への入り口 | CINRA

                      2021年3月、ぼくらは曽我部恵一と5時間あまり話をした。 2020年12月25日に配信リリースされた『Loveless Love』は、曽我部恵一のソロ活動20年目という節目を飾る最初の作品となった。この20年という年月は、曽我部恵一という音楽家にとって、あるいはこの国の音楽文化にとってどのような時間だったのだろうか。現在進行形で拡散し続ける曽我部恵一の歌の宇宙に手を伸ばし、その足跡を辿ることを通じて、日本の音楽文化の一側面を切り取れたら……そんなことを考え、ライター / 編集者の北沢夏音の力を借りてこの連続企画は動き出した。 これはその最初の取材の内容をまとめた最初の記事だ。20年という月日を辿っていく前に、ぼくらはまず『Loveless Love』について向き合う必要があった。曽我部恵一のソロワークにおける「最新形」であり「集大成」でもある(現時点での)最高傑作、そこには20年分の歌の

                        曽我部恵一、20年の集大成を語る。愛なき愛、歌の宇宙への入り口 | CINRA
                      • 第3回 辻とは何か | 古井由吉×蓮實重彦「終わらない世界へ」 | 古井由吉 , 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

                        著者: 古井由吉 , 蓮實重彦 先日亡くなった古井由吉さんは、『辻』単行本刊行時に、蓮實重彦さんと「新潮」2006年3月号にて対談をしました。時代をリードしてきた同い年の小説家と批評家でありながら、お二人の対談はこの一度きりです。古井さんの追悼特集を組んだ「新潮」2020年5月号の蓮實重彦さんの追悼文にも、この対談の話が出てきます。対談を構成したのは私なのですが、緊張感と文学的高揚感のあふれるお二人の対話の場に立ち会えた記憶は、一生消えそうにありません。今回、古井さんご遺族と蓮實重彦さんのご厚意により、「新潮」掲載版の対談を復刻掲載いたします。(編集長 松村正樹) (前回の記事へ) 蓮實 たとえば、「草原」の中で安居という男が智恵という女に、松山という知人を「あなたが殺したのではないの」と言われますね。殺めたのか殺めてないのか、その問いは「割符」などにも出てきて、『辻』のいろいろなところに

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                        • 2016-2018年のウェブ小説書籍化③ SF系ウェブ小説の書籍化と純文学が狙った「足し算」型のウェブ小説|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                          2016年から2018年にかけては、広い意味での一般文芸に含まれるSFと純文学でもウェブ小説書籍化の動きが見られた。ただ、SFはウェブ小説との折り合いを見つけられたのに対して、純文学は散発的な施行に終わった。「歴史」を事実ベースで辿るに留まらず、今回はその違いがなにゆえだったのかまで考えてみたい。 SF系ウェブ小説書籍化の一般化 前回挙げた北野勇作の100文字SFのように、2016年からはウェブ発のSF小説が書籍化されることが当たり前になっていく。 早川書房が主催する第4回「ハヤカワSFコンテスト」で優秀賞を受賞した吉田エン『世界の終わりの壁際で』と黒石迩守『ヒュレーの海』はウェブが初出の作品だった。 吉田は2014年ころから「小説家になろう」で執筆を開始。黒石は2010年頃から個人サイト「矛盾でふらぐ。」で、2011年末頃から「なろう」で活動を開始。両作品は「なろう」投稿作を元にしている

                            2016-2018年のウェブ小説書籍化③ SF系ウェブ小説の書籍化と純文学が狙った「足し算」型のウェブ小説|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                          • スタジオポノック - Wikipedia

                            2015年4月15日、制作部の解散によってスタジオジブリを退社した西村義明プロデューサーが、同じくジブリを退社した米林宏昌監督の新作映画を作るために設立した[4][5]。 「ポノック」という名前はクロアチア語で「深夜0時」を意味するponoćに由来し、新たな一日のはじまりの意味が込められている[3]。 2014年末、宮崎駿監督の引退宣言によってそのままの体制を維持することが難しくなったジブリが制作部門を解散[5]。西村プロデューサーは、米アカデミー賞への出席でアメリカでの『ベイマックス』のドン・ホール監督やディズニー(当時)のジョン・ラセターたちの存在に感銘を受けた一方、「日本で宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の3人の映画作りの考え方や姿勢をこの先誰が引き継ぐのか?」という焦りを感じた。また「ジブリが一番」と思う一方でその制作部が無くなるという空しさもあった。そこで「ジブリの血を引いた作品を作ろう

                            • 宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。悲しみの底で「悼む」読書のすすめ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                              小田嶋隆、宮沢章夫、6代目三遊亭圓楽、アントニオ猪木……悲しい死の報せがつづきます。「遺された人間ができるのは悼むことだけ。生者は死者を悼むことで慰撫し、死者は生者を思い出によって慰藉するのです」と、故人を偲びながら、書評家・豊崎由美が送る生者のための読書ガイド。 宮沢章夫さんの思い出 6月24日に小田嶋隆さんが亡くなったばかりだというのに、9月12日に宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。 劇作家にして演出家にして小説家。1961年生まれであるわたしの世代にとって、宮沢さんは、たった5歳しか違わないのに常に仰ぎ見るサブカルスターでした。ウィキペディアには記載されてないけれど、まだ有名になる前から、1980年代当時の最先端のクリエイターや文化人が集う原宿のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」に出入りしていたことこそ、わたしにとっては宮沢さんのその後の活躍と活動を裏づける眩しいエピソード

                                宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。悲しみの底で「悼む」読書のすすめ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                              • 〈人間の孤独と不安を繊細に描いた、20世紀ノルウェー最高の作家〉タリアイ・ヴェーソスについて|国書刊行会

                                国書刊行会編集部の(昂)です。 突然ですが、ノルウェーといえば、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか? フィヨルド、氷河と雪原、森と山、白夜にオーロラ、絵本のような街並み、高福祉、男女平等、経済発展、サーモンに捕鯨、メタル音楽、北欧神話にヴァイキング…… あるいは文豪ヘンリック・イプセンやクヌート・ハムスン、北欧ミステリ作家のジョー・ネスボやアンネ・ホルト、あるいは画家ムンク、作曲家グリーグ、南極探検家アムンゼンなどの著名人を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。 そんなノルウェーには、日本ではあまり知られていないものの、国民に広く愛されている一人の作家がいます。 その名は、タリアイ・ヴェーソス。 おそらく「聞いたことがない」という方が多いのではと思います。 ですが彼こそは、ノーベル賞に幾度となくノミネートされてきた、20世紀ノルウェー文学を代表する作家の一人であり、本国では短篇作

                                  〈人間の孤独と不安を繊細に描いた、20世紀ノルウェー最高の作家〉タリアイ・ヴェーソスについて|国書刊行会
                                • 円 - カラーひよこのブログ

                                  あけましておめでとうございます。 読者の皆さま、今年もよろしくお願いします。ブログあんまり見に行けてなくてごめんNE 🐤 月日 夜勤明けの大晦日。前の夜は確か 21 時半には気絶するように寝落ちして起きたら夜中の 2 時半で。kindle で本を読んでいたら眠れなくなりそのまま朝まで。 円 劉慈欣短篇集 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 読了。大ベストセラー SF 小説『三体』の作者の短編集。表題作の『円』が note で無料公開されてるのを読んでみて、これは凄いと「三体」も読み始めたのでした。 「三体」以前・以後の 10 編ほどの作品が収められていて、全部面白かった。エネルギー問題、記憶遺伝、気候変動、タイムトラベル、不老不死、多次元宇宙、異星人とのコンタクト等々・・このアイデア群を全部ぶち込んで壮大に膨らませて「三体」ができたのかな、と。 作者は元コンピュータエンジニアだそうで

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                                  • 中国発、日本SF。大阪観光サイバーパンクから異常論文、百合SFまで。陸秋槎『ガーンズバック変換』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                    中国発、日本SF。大阪観光サイバーパンクから異常論文、百合SFまで。陸秋槎『ガーンズバック変換』作品紹介 『元年春之祭』『文学少女対数学少女』などで知られる華文ミステリ作家・陸秋槎氏による初のSF作品集『ガーンズバック変換』が2月21日に刊行されます。本書は中国語で書かれた翻訳小説ながら、日本を舞台にした作品や、『異常論文』や百合SFアンソロジーなど日本の書籍のために書き下ろされた作品などを含んだ、気鋭の中国人作家による日本オリジナルSF短篇集です。国境を越えて広がっていく物語の想像力をお楽しみください。 陸秋槎『ガーンズバック変換』 阿井幸作、 稲村文吾、大久保洋子訳 装画:掃除朋具 ネット・スマホ依存症対策条例が施行された近未来の香川県。全未成年者たちは例外なく、液晶画面を通じたネットへの視覚的なアクセスを遮断する特殊眼鏡「ガーンズバックⅤ」を着用することを義務付けられていた。そんな香

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                                    • 12月16日は気多の鵜祭り、念仏の口止め、電話の日、紙の記念日、フリーランスの日、 &毎月16日はいい色髪の日、エコの日、十六茶の日、トロの日、「堂島ロール」の日、閻魔の縁日、友引等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                      12月16日は気多の鵜祭り、念仏の口止め、電話の日、紙の記念日、フリーランスの日、 &毎月16日はいい色髪の日、エコの日、十六茶の日、トロの日、「堂島ロール」の日、閻魔の縁日、友引等の日です。 ■気多の鵜祭り【石川県羽咋市、気多大社】 www.youtube.com 石川県羽咋市の「気多(けた)大社鵜(う)祭り」が、2024年も以下の通り開催をされることになりました。 国の重要無形民俗文化財にも指定をされているもので、とても貴重な歴史のあるお祭りです。 神様の使いとも言われている野生の鵜の捕獲をしてから神殿に放ち、その動きを見てから翌年の吉か凶を占うとのことです。 鵜はお祭りの5日前に、神社から東に40キロも離れた、七尾市の鵜浦(ううら)町鹿渡(かど)島の鵜捕りの崖で生け捕るのが習わしです。 この場所は、文字のとおり切り立った崖になっていて、羽を休めている鵜を捕まえます。 もし鵜が捕まらな

                                        12月16日は気多の鵜祭り、念仏の口止め、電話の日、紙の記念日、フリーランスの日、 &毎月16日はいい色髪の日、エコの日、十六茶の日、トロの日、「堂島ロール」の日、閻魔の縁日、友引等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                      • 編者・伴名練が語る『日本SFの臨界点 中井紀夫』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        『なめらかな世界と、その敵』の著者にして、古今東西のSFを愛する紹介者としてついに少年ジャンプにまで登場したSF作家・伴名練さん。 その伴名さんが自ら編者となって、今この時代に最も読んでほしいSF作品を届ける《日本SFの臨界点》シリーズ。その最新刊である『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』の巻末解説から、収録作品紹介を公開します。 ―――――――――― 【収録作品紹介】(作品のネタバレを含みます) ◆「山の上の交響楽」〈SFマガジン〉八七年一〇月号初出、第一短篇集『山の上の交響楽』表題作。八八年度星雲賞日本短編部門受賞作。 演奏に数千年かかる交響楽を、既に二百年以上に渡って演奏し続けている巨大楽団。その舞台裏を、楽曲の難所に備えるため奔走する、事務局員の視点から描く。壮大な奇想を軽妙に語るマスターピース。 本篇を表題作にした短篇集は長い間絶版になっていたものの、SFマガジンのオー

                                          編者・伴名練が語る『日本SFの臨界点 中井紀夫』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • こんな小説が読みたかった――郝景芳『流浪蒼穹』・立原透耶解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                          「折りたたみ北京」の著者・郝景芳が描き出した美しき火星SF『流浪蒼穹』。本欄では、作家であり中国SF紹介者・翻訳者として活躍する立原透耶氏の解説を再録します。 本作を読み、「こんな小説が読みたかった」と感嘆した立原氏。その理由とは――? 解説 作家・翻訳家 立原透耶 こんな小説が読みたかった、読み終えて最初に感嘆とともに漏れた言葉がそれである。 物語は全部で三つのパートに分かれている。火星出身の少女ロレインを中心とした群像劇にも似た展開である。ロレインは五年にわたる地球への留学を終えて火星に戻ってくる。しかしそのことによって彼女は地球と火星、どちらにおける人のあり方にも疑問を抱くようになってしまう。何が幸福なのか、何が真実なのか。苦悩するロレインに対し、火星で成長した兄は変化してしまっていた。火星を指導する祖父、謎の事故死を遂げた両親、留学仲間、火星に残った友人たち、信頼できる大人のレイニ

                                            こんな小説が読みたかった――郝景芳『流浪蒼穹』・立原透耶解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                          • 江口寿史展 ノット・コンプリ―テッド

                                            江口寿史が見つめる先には一体何があるのか、 これから描こうとするものは何か 『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』ほか強烈なギャグマンガで人気を博し、80年代から現在に至るポップカルチャーの象徴ともされるイラストレーションの数々は、幅広い世代に浸透し、影響を与え続けています。 今では当たり前のように親しまれている江口寿史独自の「かわいい」「女の子」の表現。ファンが再開を熱望するギャグ漫画の世界。「漫画の中にイラストを描く」という独自の手法を追求する江口は1977年のデビューから45年を経た今、さらにその存在感を増していくに違いありません。 本展は江口作品の〈漫画〉にスポットを当てた当館ならではの展覧会となります。期間中〈セタブン〉は江口寿史の世界一色に彩られます。どうぞお楽しみください。 江口寿史(えぐち・ひさし) 漫画家/イラストレーター 1956年熊本県生まれ。1977年

                                              江口寿史展 ノット・コンプリ―テッド
                                            • SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                              新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。 ――――――― 五月の晴れた日に強力な感染症が人類を滅ぼしていくSF小説「復活の日」で、故・小松左京は、滅亡に瀕した知識人の認識というものを、フィンランドの大学教授によるラジオ講座という形で語らせた。このスミルノフ教授という人は自身も感染して高熱が出ている状態で、学者としての義務を果たすために放送局に入り、凶暴な疫病という真の脅威に出会うまで、ついに人類が団結しなかったこと、学者がそれを真摯に促さなかったことに批判と自省の言を述べた。 復活の日は一九六四年の作品だが、然して現在二〇二〇年、この稿と同時に掲載されるであ

                                                SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                              • 【第二回】斜線堂有紀の『××にハマる徹夜本10選』【SF編】

                                                今回はSF編です。SFは特に優れた短篇集やアンソロジーが多く、短い中に作者の描きたいものを詰め込んだ物語はまるで世界観の雨を叩きつけられるようです。一方で壮大な一大スペクタクルを描くものもあり、想像力の船でもって縦横無尽に駆け巡る読み味はまさにSFならではです、今回は脳を刺激する想像力の旅を楽しめるものをセレクションしました。 小説家。大学在学中の2016年に、『キネマ探偵カレイドミステリー』で 第23回電撃大賞「メディアワークス賞」を受賞しデビュー。 2020年に刊行された『楽園とは探偵の不在なり』も、 ”このミス”をはじめとした多くの賞レースでランクインしている。 読者が最初に触れる彼女の魅力は「設定・作品の世界観」。 「2人以上殺すと地獄に引きずり込まれる世界での連続殺人」を描いた『楽園とは探偵の不在なり』や、 「枯れてしまった才能をAIで蘇らせる国家計画」を描いた『ゴールデンタイム

                                                  【第二回】斜線堂有紀の『××にハマる徹夜本10選』【SF編】
                                                • 1 暗殺の年輪【士道物】(1973) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                  ここから「藤沢周平 市井(しせい)に寄り添う20選」を、【士道物】【市井物】【歴史物】に分けてお送りします。 暗殺の年輪 (文春文庫) [ 藤沢 周平 ] 価格: 781 円楽天で詳細を見る 1 黒い縄 材木商の娘で器量よしのおしのは、嫁ぎ先で姑からの異常な嫉妬を受けて、3ケ月で離縁し実家に戻っている。ある日おしのは、幼友達の宗次郎と出会ったことを母親に話していると、庭師の地兵衛が口を挟んだ。「その男なら、いま江戸にいねえ筈です」と。 地兵衛は昔から家に出入りしていたが、長年岡っ引を務め、2年前に十手を返して息子の植木屋を手伝っている 。後日おしのは地兵衛に事情を尋ねると、宗次郎は3年前、人の妾だった若い女を殺して、逃げ回っている男だ、と応えた。 ストーリーは「捕り物」が主体なのだが、おしのの元の亭主、そして幼なじみの宗次郎への女の「情念」が、捕り物の作品を忘れさせる。 2 暗殺の年輪 父

                                                    1 暗殺の年輪【士道物】(1973) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                                  • 感想をどう書くか/なぜ書くか/何を書くか:あるいは、君たちはどう生きるか - 鷲はいまどこを飛ぶか

                                                    2024年がはじまりました。今年もよろしくお願いします。 昨年末、周囲でブログがたくさん稼働している音が響いていたので、ここはひとつ、ブログを継続的に書く――感想を書き続けるために個人的に考えてきたことを公開しようかと思います。数ヶ月前、ミステリ研内で発表したものです。めちゃくちゃ説教臭いですが、伝えるか伝えないか、だったら、せめて言葉を残しておこうと思った次第。みなさんのブログ更新の一助になれば幸いです。 0. はじめに 1. なぜ書くのか 1.1. 自分以外の読者のため 1.1.1. 同じ本を読んだひとに向けて 1.1.2. まだその本を読んでいないひとに向けて 1.2. 作者のため 1.2.1. 遠くの作者 1.2.2. 近くの作者 1.3. 自分のため 2. どう書くのか 2.1. 書くことの習慣化 2.2. 書きながら考える 2.2.1. フォーマットをつくる 2.2.2. 問題

                                                      感想をどう書くか/なぜ書くか/何を書くか:あるいは、君たちはどう生きるか - 鷲はいまどこを飛ぶか
                                                    • 19 応仁秘譚抄 岡田 秀文(2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                      応仁秘譚抄【電子書籍】[ 岡田秀文 ] 価格: 660 円楽天で詳細を見る ミステリー作家としての顔も持つ岡田秀文は、歴史小説でもミステリーの要素をまぶす作品がある。「関ヶ原」や「賤ヶ岳」など、1つの事象を何人もの人物の目から描いて、全く違う景色を見せる。その最たるものが、足利義政を主人公とした本作品。連作短篇集の形式をとり、最初の3作品は日野富子が小悪魔っぽくもカラ回りする姿が滑稽な味を出している。 しかし最後の作品で繰り出される強烈な「反転力」は、まるでアガサ・クリスティーの作品を彷彿とさせる。 *足利義政(ウィキペディアより) 第1話 義視 まだ子がいない兄の足利義政から、門跡に居る義尋に将軍職を譲るので還俗するように話が来る。義政は30歳前で今後男子誕生の可能性もあるが、仮に男子が誕生しても出家させ、義尋の後見人に管領の実力者、細川勝元が付くという。話を信じた義尋は還俗して名を義視

                                                        19 応仁秘譚抄 岡田 秀文(2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                                      • SFM特集:コロナ禍のいま⑤ 飛浩隆「半年後への手紙」|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                        新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は飛浩隆さん、野尻抱介さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。 ――――――― ご無沙汰しています。最後にお会いしたのは昨年の晩秋でしたか。実はSFマガジンからエッセイの依頼を受け、書きあぐね、その挙げ句にあなたへの手紙を書いています。とんだとばっちりですがお付き合いください。 あの日はご自宅に招いていただき、ご家族とともに台所に立ち昼食を作ったのでした。棚の調味料や食材に自然光が差していました。ヒマラヤのピンクの塩、シシリアの白の塩。緑、赤、白の粒胡椒。ベルガモットのマーマレードなんて初めて見ました。「へー」と感心している私をあなたは可笑しそうに頬杖をついて眺めていた。中東に留学された

                                                          SFM特集:コロナ禍のいま⑤ 飛浩隆「半年後への手紙」|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                        • 変わり果てた"自由の国"に救いはあるか――SF小説「アメリカン・ブッダ」|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                          SF作家柴田勝家さんによる、民俗学・文化人類学の知見とSFアイデアを掛け合わせた短篇集『アメリカン・ブッダ』が発売されました。インパクト抜群の本書から、表題作の試し読みとして冒頭1万字を公開いたします。 1 まずは皆さんに自己紹介をしなくちゃいけない。僕の名前は“奇跡の人(ミラクルマン)”、白人の友達が古風なインディアンの名前を意識してつけてくれた名前だ。 それは約三千年ぶりに“向こう側(エンプティ)”からもたらされた声だった。 アメリカに帰ってきた監視員のレポートによって、内務省インディアン管理局(BIA)がヒアリングを行う運びになった。そして“エンプティ”の証人が立ったのだ。誰もが部族の長老が来ると思っていたが、壇上に立った人物は二十代前半の若者だった。 こっちでの暮らしにも飽きてきた人々にとって、故郷からの呼びかけは懐かしさに溢れていて、私の他に約百万人の人々がミラクルマンの声に耳を

                                                            変わり果てた"自由の国"に救いはあるか――SF小説「アメリカン・ブッダ」|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                          • 15 宇喜多の捨て嫁(宇喜多直家)木下 昌輝(2014) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                            宇喜多の捨て嫁【電子書籍】[ 木下昌輝 ] 価格: 804 円楽天で詳細を見る 【宇喜多の捨て嫁】 「尻はす」と呼ばれる、血や膿が滲み、猛烈な悪臭を伴う病に冒されている宇喜多直家。汚れた着衣は川に流されるが、その着衣を洗って売り物にする「腹裂きの山姥」という乞食がいるという。直家の四女於葉は、自分も川に流される着衣と重なる思いを抱く。主家浦上家の家臣たちの中で、直家の謀略で次々と敵対する勢力が「仕置(暗殺)」されていき、そのためには自分の娘を平気で謀略の種とする。 長女初は嫁ぎ先で直家が重臣を離反させて滅亡させ、初は自害する。次女楓は気がふれて、後に直家が婚家を攻め戦火に焼かれてしまう。そして於葉の婚礼の日、直家は主家浦上家に叛旗を翻し、嫁いでいた三女小梅は夫と共に自害したとの報が入る。そんな於葉は、周囲から「宇喜多の捨て嫁」と呼ばれた。 於葉は宇喜多の家を捨てて、夫の家に尽くそうと心に決

                                                              15 宇喜多の捨て嫁(宇喜多直家)木下 昌輝(2014) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                                            • 2016-2018年のウェブ小説書籍化② 児童向けへの広がりとアンソロジー・ショートショート書籍化ブーム|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                              小学生向けに広がるウェブ発小説 男性向けのエロライトノベルや女性向けのTL、BLでウェブ小説書籍化が本格化していく2015、2016年から、奇しくも小学生向けにもウェブ小説の書籍化が広がっていく。 「2011年のウェブ小説書籍化」で記したように、角川つばさ文庫でエブリスタ発の『オンライン!』が2011年に刊行されているが、児童文庫におけるウェブ小説書籍化が一般化するのは、双葉社ジュニア文庫が創刊タイトルのひとつとして『王様ゲーム』を掲げて創刊した2015年7月以降である。 双葉社ジュニア文庫はアニメやマンガのノベライズ、一般文芸のジュニア文庫版なども刊行しているが、双葉社が刊行してきたウェブ小説書籍化作品のジュニア文庫版が刊行ラインナップで大きな割合を占めている。 たとえば魔法のiらんど発のホラーである日高由香『ゴメンナサイ』を2016年7月、『カラダ探し』を2016年11月、『京都寺町三

                                                                2016-2018年のウェブ小説書籍化② 児童向けへの広がりとアンソロジー・ショートショート書籍化ブーム|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                              • 映画 『 回廊とデコイ 』 のお知らせ ( 2024年3月7日更新 )|シアター・コントロニカ

                                                                小林賢太郎監督・脚本による短篇集『 回廊とデコイ 』を、2023年11月より、全国の映画館で順次上映いたします。 これまでにつくられてきたショートフィルム、舞台で上演されたコント、新たに撮り下ろした映像が織りまざり、1本の映画になりました。 「シアター・コントロニカ」という架空の劇場をとびだして、本物の “ 劇場 ” で上映します。ぜひ足をおはこびください。 小林監督からのコメントはこちら→〈小林賢太郎のノート〉 『 回廊とデコイ 』 〈監督・脚本〉 小林賢太郎 〈出演〉 久ヶ沢徹 竹井亮介 辻本耕志 南大介 高崎拓郎 松本亮 / 加藤啓 伊勢佳世 小林きな子 〈上映日程〉 福岡 2023年11月10日(金)~ 16日(木) 《追加》11月17日(金)〜 22日(木) ユナイテッド・シネマ福岡ももち *上映時間はこちらをごらんください。 東京・池袋 2023年11月17日(金)~ 23日(

                                                                  映画 『 回廊とデコイ 』 のお知らせ ( 2024年3月7日更新 )|シアター・コントロニカ
                                                                • 大森 望×いとうせいこう 『三体』シリーズ完結記念トークイベント採録!|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                  去る2021年6月12日(土)、六本木 蔦屋書店にて、劉慈欣『三体』シリーズが『三体Ⅲ 死神永生』(上・下)にて完結したことを記念するオンライン・トークイベントが開催されました。出演者は訳者のひとりである大森望氏と、同シリーズ愛読者であるいとうせいこう氏! フジテレビ系番組「世界SF作家会議」でもタッグを組んだ両氏の軽快なトークを採録します。(本対談は、発売中のSFマガジン10月号にも収録されています) いとう まずは『三体』三部作完結、おめでとうございます。これだけ分厚いSFともなると、大変でしたね。 大森 英語の本に比べると、中国の本はそこまで分厚くはないんですよ。中国語は漢字だけなので、文字当たりの情報量が日本の1.5~6倍ある。英語の本と比べても中国語の原書の方が薄いので、安い。『三体』が中国でものすごく売れた一因かもしれない(笑)。あと、『三体』は電子版の売れ行きがとてもよかった

                                                                    大森 望×いとうせいこう 『三体』シリーズ完結記念トークイベント採録!|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                  • 【東京・沿線ぶらり酒】西荻窪の「戎ストリート」半世紀の歴史の噺 | GetNavi web ゲットナビ

                                                                    街を結ぶ沿線には、その地ならではの名酒場と酒文化がある――。本企画では、首都圏沿線の路線ごとに、奥深いカルチャーを探っていきます。ナビゲーターは『古典酒場』の倉嶋紀和子編集長。各沿線に縁のあるゲストとともに、街と酒場の魅力を語り尽くします。 まずはサブカルチャーの聖地も多いJR中央線から。そして第1回は、呑兵衛からも愛される街・西荻窪(東京都杉並区)にスポットを当てます。お招きしたゲストは、西荻窪(略称「西荻」ニシオギ)住民としても有名であり、倉嶋さんとも親しい作家の角田光代さん。インタビューは、お二人が大好きな名店「やきとり戎(えびす)南口本店」で行いました。 ●角田光代(左)/1990年に『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。2005年に『対岸の彼女』で直木賞受賞。そのほか受賞作や著書は数多あり、夫でミュージシャンの河野丈洋さんとの共著『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』など酒や

                                                                      【東京・沿線ぶらり酒】西荻窪の「戎ストリート」半世紀の歴史の噺 | GetNavi web ゲットナビ
                                                                    • 7月16日は祇園祭-宵山、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、夏を色どるネイルの日、カラヤン忌、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                      おこしやす♪~ 7月16日は何の日? その時そして今日何してた? 2023年(令和5年) 7月16日は祇園祭-宵山、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、夏を色どるネイルの日、カラヤン忌、等の日です。 ■祇園祭-宵山【京都市東山区、八坂神社】 【7月16日夕方~ 宵宮神賑奉納行事-祇園祭】 八坂神社石段下の特設ステージで祇園甲部(ぎおんこうぶ)の舞妓による京舞などが奉納されます。かつて京舞・鷺舞・舞楽・京太鼓・祇園祭音頭踊・大石太鼓・獅子舞・祇園太鼓などが奉納されました。 www.youtube.com 宵宮神賑奉納行事 【7月16日18:30~ 石見神楽-祇園祭】 八坂神社で石見神楽(いわみかぐら)が奉納されます。八坂神社の主祭神・素戔嗚尊が8つの頭と8本の尾を持つ八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、天叢雲剣(あめのむらくものつ

                                                                        7月16日は祇園祭-宵山、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、夏を色どるネイルの日、カラヤン忌、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                      • 手塚治虫『ママー探偵物語』★当サイト購入特典あり

                                                                        漫画史を揺るがす大事件! 幼き手塚治虫が描いた幻の習作の数々がついにその全貌を現す 全作品単行本初収録、誰も見たことのない手塚漫画、究極のお蔵出し 【本書について】 本書は『ママー探偵物語』を中心に、手塚治虫が10 才から15 才にかけて描いた漫画の秘蔵作品集です。これまでムックや展覧会でその一部が発表・展示されることはありましたが、全貌は不明のままだった、謎の生物「ママー」が登場する、現存する中短編の物語をまとめました。 デビュー作「マアチャンの日記帳」以来、手塚治虫は生涯を通じて数多くの作品を発表しましたが、創作自体はそれ以前の幼少時にまで遡ります。 当初は模写や紙芝居のスタイルで描かれていたものの、小学生の頃には、早くもオリジナルキャラクターを生み出しています。とりわけ有名なのが、物語の展開を無視してコマに割り込んでくる正体不明の不思議な生物の数々で、その筆頭がヒョウタンツギ、次いで

                                                                          手塚治虫『ママー探偵物語』★当サイト購入特典あり
                                                                        • 死は街の人々にやさしく寄り添う |

                                                                          『かたみ歌』 朱川 湊人 (著) 新潮文庫あらすじ東京の下町・アカシア商店街。ここでは不思議なことが起こる。 殺人事件があったラーメン屋の様子を窺っていた男の正体、顔を見せなくなった猫と入れ替わるように家に来るようになった光の玉、死神のサインが見えるレコード店の店主。 それぞれの時代で訪れる生と死、そして幸せ。7つの奇跡が感動の涙を呼ぶ物語。 アカシア商店街の近くの覚智寺という寺は、あの世と繋がる場所であるらしく、街には不思議なことが起こります。 亡くなった者が姿を見せたり、時空鵜を超えた相手と交流できたり…。 どの話にも一見気難しそうだが話してみれば案外気さくな古本屋の店長が登場し、奇妙な体験をした人々の話に、親身になって耳を傾けます。 まとめ喪われた者からのメッセージは、誰にでも訪れる「死」を受け入れさせ、残る者にそっと寄り添ってくれるのです。 生と死の奇蹟に涙が止まらなくなる感動の物

                                                                          • 濃密に漂う死の匂い / 「ニューヨーク炭鉱の悲劇」 村上 春樹 - 日々の栞

                                                                            村上春樹の「ニューヨーク炭鉱の悲劇」は、濃密な死の匂いが立ち込める小説だ。 話の意味するところや、構成の意図するところが分からなくても、作中に漂う「死の匂い」を感じ取った人は多いんじゃないかなと思う。この小説では、主人公の周りで多くの人が死んでいく。まるで、死神によって死の世界へと引き込まれるかのように。 自分自身の経験から言っても、友人や恩師が次々に死んでいってしまう時期があった。そういの時は自分の身の回りに死がぽっかりと口を開けて待っているかのように感じたことを覚えている。小説に話を戻そう。 小説全体としては解釈するのが難しい部類の村上春樹作品だと感じる。特に、炭鉱に閉じ込められた人々の描写が唐突に挿入されるのは、どういう意味?と困惑した人は多いんじゃないかな。 この小説の内容を大きく分けると3パートになる。 ①身の回りで人が死んでいく「僕」と友人の話 ②「僕」に似た男を殺した女と「僕

                                                                              濃密に漂う死の匂い / 「ニューヨーク炭鉱の悲劇」 村上 春樹 - 日々の栞
                                                                            • 講談社文芸文庫刊行書目一覧|かるめら

                                                                              ※2024年6月をもってnoteでの本リストの新刊の更新は終了させていただきます。 今後の更新ははてなブログにて継続いたします。 2024年6月30日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,314点(日本1,242点/海外72点、ワイド版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 編者、訳者は一部を除き割愛した。 【日本文学】 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本発掘』 青柳瑞穂『マルドロオルの歌』 秋山駿『知れざる炎 評

                                                                                講談社文芸文庫刊行書目一覧|かるめら
                                                                              • 今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――川上未映子が、クライム・サスペンスに挑んだ理由|WEB別冊文藝春秋

                                                                                長篇『夏物語』は40か国以上で翻訳され、世界中に多くのファンを持つ川上未映子さん。 そんな川上さんの待望の最新作『黄色い家』は、自身初となるクライム・サスペンスです。親もとを出て「黄色い家」に集い、カード詐欺に加担する少女たち――彼女たちを通して伝えたかったものとは? 本作に込めた想いについて、存分に語っていただきました。 作家の書き出し Vol.23 〈インタビュー・構成:瀧井朝世〉◆「カネ」「家」「犯罪」、そして「カーニヴァル」——新作の『黄色い家』、夢中になって読み、胸が熱くなりました。これは新聞に連載された長篇ですね。 川上 ありがとうございます。そう言って頂けて、ほっとしました。新聞連載を始めるにあたって、最初になんとなく、女の人たちが疑似家族みたいに暮らしているイメージが浮かんだんです。そのコミュニティがどうやって成り立ち、どう変容していくのかを書きたいと思いました。 ——第一

                                                                                  今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――川上未映子が、クライム・サスペンスに挑んだ理由|WEB別冊文藝春秋
                                                                                • Akosmismus

                                                                                  0. まえおき 1. 概念メタファーについて 2. 『ヨスガノソラ』における概念メタファー 2-1.「世間は空である」 2-2.「愛は液体である」 3. 洪水型兄妹始祖神話 4. 結論 0. まえおき きょうは『ヨスガノソラ』の春日野穹シナリオについて*1。穹シナリオとはここでは「穹の個別ルートに入る前提で選択肢を選んだばあいの共通パート+穹の個別ルート」を指す。 主張したいことは単純で、穹シナリオにおいてはある概念メタファーを具体化する表現が何度も出てきて、しかもそれらがとても効果的に用いられているということだ。 1. 概念メタファーについて メタファーとはなにかといわれれば 夜は箱庭/あなた方は地の塩である/甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし/精神生活の可能なすべての人間が生まれながらに受け継いでいるのは、狼が吠え、夜のみだらな鳥が啼く、騒然たる森なのだ みたいな文学的な表現が浮かぶ

                                                                                    Akosmismus