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  • 夏のKindle大セール、ただいま開催中! オススメのSF作品はこちら!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    現在Kindleストアで開催中の「夏のKindle大セール」。早川書房の電子書籍約1500点が50%OFF! 7/13(水)いっぱいまでですので、ぜひこの機会にKindleストアにアクセスしてみてください。 とはいえ、1500点もあるとお目当の作品にたどり着くのも大変。というわけで、こちらの記事ではオススメSF作品をお届けします。 *** まずは、海外SF界の話題を現在席巻しているアンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。人類滅亡の危機に立ち向かう男が描かれる極限のエンターテインメント、ぜひこの機会にひとりでも多くの人に読んでもらいたい作品です。 グレースは、真っ白い奇妙な部屋で、たった一人で目を覚ました。ロボットアームに看護されながらずいぶん長く寝ていたようで、自分の名前も思い出せなかったが、推測するに、どうやらここは地球ではないらしい……。断片的によみがえる記憶と科学知識か

      夏のKindle大セール、ただいま開催中! オススメのSF作品はこちら!|Hayakawa Books & Magazines(β)
    • 番外 継続捜査ゼミ 今野 敏 (2016) - 小説を 勝手にくくって 20選!

      継続捜査ゼミ【電子書籍】[ 今野敏 ] 価格: 902 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「伝説の刑事」と呼ばれ、警察学校の校長を務めていた小早川一郎。幼馴染の学長に誘われ警察退官を機に三宿女子大で教鞭をとることになった。准教授から教授になり、ゼミを持つことになる。実際の捜査手法を学び、経験するのが目的というゼミの名前は「刑事政策演習ゼミ」、別名「継続捜査ゼミ」。 警察学校時代の生徒で目黒署の安斎の協力を得ながら、小早川はある未解決事件をゼミで取り上げる。 【感想】 小早川「教授」が過去に起きた未解決事件をゼミ生と一緒に考察する。時効の撤廃などもあり、時代に相応しいテーマを、女子大生に扱わせるのがミソ。小早川教授がゼミ生5人の特徴を捉え、議論をうまく回していく流れが見事。 安達蘭子は法律が趣味で独自に勉強もしている。長身でバレーボール愛好会所属。 加藤梓は「歴女」。ゼミ生たちのまとめ役。

      • 【読書感想】 女が死んでいる / 貫井徳郎 - 猫meganeの本棚

        こんにちは。猫meganeです。 僕の嫁さんは、僕が作る料理の中で「オムライス〜デミグラスソースがけ〜」が1番好きじゃと言ってくれる。卵は半熟の至って普通のオムライスに、少し改良はするんじゃけど市販のデミグラスソースをかけるだけ。じゃけど嫁さんは、いつも美味しい美味しいと食べてくれる。ちゃんと美味しいって言ってくれるだけで嬉しいけんね。今晩も「オムライス〜デミグラスソースがけ〜」を作ろうかの。 さて今日は、貫井徳郎さんの小説、『女が死んでいる』の読書感想を書いていこう思うけん、よろしくお願いします。 作品情報 著者 - 貫井徳郎 出版社 - KADOKAWA 出版日 - 2018/8/24 サイズ - 384ページ(文庫) あらすじ 二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。まさか、おれが⁉手帳に書かれた住所と名前を頼りに、女の正体と犯人の手掛

          【読書感想】 女が死んでいる / 貫井徳郎 - 猫meganeの本棚
        • 2019年の本 - 西東京日記 IN はてな

          毎年恒例のエントリー。今年はまず小説以外の本(と言ってもほぼ社会科学の本ですが)を読んだ順で9冊紹介します。 小説に関しては去年は順位をつけませんでしたが、今年は順位をつけて5冊紹介します。 ちなみに新書のほうは以下に今年のベストをまとめてあります。 blog.livedoor.jp ・ 小説以外の本 ジョージ・ボージャス『移民の政治経済学』 移民は受入国にどんな影響をあたえるのでしょうか? 経済を成長させるのでしょうか? それとも減速させるのでしょうか? あるいは移民の受け入れによって損する人と得する人が出てくるのでしょうか? この本はアメリカのハーバード・ケネディスクールの教授で、長年移民について研究してきた著者が、移民のもたらす影響をできるだけ詳しく分析し、上記の問に答えようとした本になります。 日本でもこれから「移民は是か非か」、「移民は日本経済を救うのか?」といった議論がなされて

            2019年の本 - 西東京日記 IN はてな
          • ホラーブームはいよいよ大きく 2023年ホラーワールド回顧|好書好日

            「カクヨム」発の作家が躍進 2023年のホラー小説を象徴する一作といえば、間違いなく背筋『近畿地方のある場所について』だろう。今年1月にネットでの連載がスタート、8月に書籍版が刊行された同作は、ふだんホラーをあまり読まない層をも巻き込んで一大ブームを巻き起こした。モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)という手法の強みもあるが、奇妙なエピソードを積み重ね、恐怖感を醸成していく手腕が素晴らしい。名フレーズ「かきもありますよ」に代表される言語センスや、実話怪談の手練手管を知り尽くした描写は、怪奇小説好きも唸らせるものがあった。 ホラー作家の登竜門である横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、北沢陶『をんごく』(KADOKAWA)という大賞受賞作を得た。大正期の大阪・船場を舞台に、早世した妻との再会を望みながらも、その影に怯える画家を主人公とした長編である。正調ゴーストストーリーであると同時に、旧家の謎

              ホラーブームはいよいよ大きく 2023年ホラーワールド回顧|好書好日
            • 酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望|Hayakawa Books & Magazines(β)

              いよいよ発売となった『オクトローグ 酉島伝法作品集成』。本書の巻末に収録されている大森望さんの解説を公開いたします。発表した全著作で日本SF大賞を受賞する究極の独創的作家、酉島伝法の魅力とは? 『オクトローグ 酉島伝法作品集成』 装幀:水戸部功 解説 本書『オクトローグ 酉島伝法作品集成』は、『皆勤の徒』(二〇一三年)、『宿借りの星』(二〇一九年)に続く酉島伝法の三冊目の著書にして(連作を除く)初の短篇集。二〇一四年から二〇一七年にかけて発表された短篇七篇に書き下ろしの新作一篇を加え、発表順に収録している。タイトルのオクトローグ(octo-logue)は、“八話”くらいの意味。“作品集成”のサブタイトルがついているのは、さまざまな媒体にばらばらに発表された単発の短篇をひとつにまとめたことからか(推定)。 思い起こせば、第2回創元SF短編賞を受賞した「皆勤の徒」で酉島伝法が作家デビューを飾っ

                酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望|Hayakawa Books & Magazines(β)
              • テッド・チャン『息吹』——オバマが「最良のSF作品集」と称賛 | VG+ (バゴプラ)

                VG+編集部 更新日2020.06.28 テッド・チャン『息吹』——オバマが「最良のSF作品集」と称賛 (C) Hayakawa Publishing Corporation All rights reserved. テッド・チャン最新作『息吹』 映画『メッセージ』(2016) の原作となった「あなたの人生の物語」の作者として知られるテッド・チャンの最新作『息吹』 (大森望 訳) が、2019年12月4日(水)に早川書房より発売された。書き下ろし2篇を含む全9篇を収録。訳者の大森望が「最近十年のSF短篇集では、おそらく世界ナンバーワンだろう」(「訳者あとがき」より) と絶賛するこの冬一番の話題作が登場する。

                  テッド・チャン『息吹』——オバマが「最良のSF作品集」と称賛 | VG+ (バゴプラ)
                • ダメ出しされたネタを小説に? Aマッソ加納が語る創作の舞台裏

                  「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」ファイナリストに選出されたお笑いコンビ・Aマッソの加納愛子さんが「webちくま」で連載を始めたのは、今から約2年半前のこと。 日常の「何言うてんねん」な出来事をワードセンス溢れる文体で綴ったエッセイが、この度『イルカも泳ぐわい。』(筑摩書房)として書籍化されました。 100%のエッセイを恥ずかしく思い、担当編集者には「何が面白いか分からない」と言われ、ダメ出しされたネタをもとに小説に挑戦し……。初エッセイ集が生まれるまでを振り返ります。 岸本佐知子さんの作品が大好きです ちゃんとした文章を書くのは初めてでしたね。ずっとAマッソのネタは書いてきたので、そういう意味では“現実にはないもの(創作)”はずっと書いてきたんですけど。 創作を一切入れない100%のエッセイは、「これだけでいいんかな? 自分のことしゃべっただけやん」って、書き終わった後、めっ

                    ダメ出しされたネタを小説に? Aマッソ加納が語る創作の舞台裏
                  • 声優・斉藤壮馬も絶賛した直木賞候補作! 小川哲『嘘と正典』より、「魔術師」全篇公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

                    第162回直木賞候補作の小川哲『嘘と正典』、文庫版が7月6日に発売です。帯に声優の斉藤壮馬さんからご推薦をいただきました! 「ぼくもこんな小説が書きたかった!」 ――斉藤壮馬(声優) pic.twitter.com/1uk7b89W5D — 早川書房公式 (@Hayakawashobo) June 27, 2022 魔術師 「私の師匠であるマックス・ウォルトンは、ロサンジェルスの小さなパブではじめて会ったときにこう言いました。『マジシャンにはやってはいけないことが三つある。お前は知っているか?』と──」 観客席を映していたカメラがステージを向く。照明が少しずつ明るくなり、暗闇がぼんやりと白く光る。ステージの中央には、タキシードを着てシルクハットをかぶった竹村理道たけむらりどうが立っている。年齢と しの割には老けているように見えるが、それでもまだ十分に男前だ。自分に注目が集まったとわかると、

                      声優・斉藤壮馬も絶賛した直木賞候補作! 小川哲『嘘と正典』より、「魔術師」全篇公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
                    • 起承転結ではなく、なぜ「三幕構成」なのか? - きちんと学びたい人のための小説の書き方講座(フィルムアート社) - カクヨム

                      いよいよ今回から「物語(ストーリー)の構造」についての解説をしていきたいと思います。 小説の書き方を解説している本やウェブサイトの多くは、物語構造の解説に多くのページを割いています。フィルムアート社がこれまで刊行してきたハリウッド式の脚本メソッド本も例外ではありません。 日本では従来より「序破急」や「起承転結」が物語構造のテンプレートとして物語創作者に親しまれてきましたが、この連載ではハリウッド式の脚本メソッドで主流となっている「三幕構成理論」をベースに物語構造について解説していきたいと思います。 本連載は必ずしも「序破急」や「起承転結」を否定するものではありません。「序破急」や「起承転結」を用いて上手く物語(ストーリー)を作ることができるという方は、ぜひその方法で創作を続けていただければと思います。ただ、「序破急」や「起承転結」がなかなか自分のものにできないという方は、ぜひ一度別の方法(

                        起承転結ではなく、なぜ「三幕構成」なのか? - きちんと学びたい人のための小説の書き方講座(フィルムアート社) - カクヨム
                      • 13-1 橋ものがたり ①【市井物】(1980) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                        橋ものがたり【電子書籍】[ 藤沢周平 ] 価格: 616 円楽天で詳細を見る 橋をテーマにした連作短篇集。そして愛蔵版の本には巻末に、藤沢周平が愛用した江戸古地図が挿入されています。とてもステキな地図なので、こちらの地図から作品の舞台となった「橋」を探して、紹介していきます。 そのため前後2回に分けますが、掲載の順番は地図に合わせて変更していますので、ご了承ください。 1 小ぬか雨(親爺橋) 両親を早く亡くして履物屋で独り住まいをしていたおすみ。自分の預かり知らないところで、がさつで愛情を持てない勝蔵という職人と所帯を持つことになり、将来に希望を持てないでいた。ある目裏口を閉めに行くと、若い男がうずくまっていた。男は追われているといい、おすみは男を匿うことにした。 匿っているときに勝蔵がやってきて来るが、おすみは若い男を隠して勝蔵を体よく追い返す。すると数日後、奉行所の者がやってきて殺しの

                          13-1 橋ものがたり ①【市井物】(1980) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                        • 劉慈欣入門にはコレを読め! 『円 劉慈欣短篇集』訳者・大森望氏解説|Hayakawa Books & Magazines(β)

                          『円 劉慈欣短篇集』発売から約一週間! 選りすぐりの短篇13篇を収録した本作は、劉慈欣入門にぴったりの一冊です。「『三体』が読みたいけど、ちょっと読み切れるか自信ないかも……」なあなたにも、「『三体』ロスだぜ!!」なあなたにもおすすめできます。 本ページでは『円 劉慈欣短篇集』解説を再録しました。ぜひその世界観の一端にふれてみてください。 訳者あとがき 大森 望 日本初の劉慈欣短篇集『円』をお届けする。1999年に発表された著者のデビュー作から、『三体』(早川書房)の一部を土台に2014年に書かれた表題作「円」まで、本邦初訳の4篇を含む全13篇が、発表順に収録されている。原書にあたる短篇集は存在しないものの、日本で独自に編んだ選集ではなく、作品選択は原著者側による。どんな意図で選ばれたのかはよくわからないが、劉慈欣の作家歴のほぼ全体をカバーする、好個の作品集となっている。 すでに《三体》三

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                          • 祝・直木賞受賞!『地図と拳』『君のクイズ』小川哲の文庫化作品を一挙紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

                            小川哲さんの『地図と拳』(集英社)が第168回直木賞を受賞! 2022年には『君のクイズ』も大ヒットとなるなど、勢いが止まりません。 小川哲さんは2015年、大学院在学中に第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞してデビュー。現在ハヤカワ文庫から3作が刊行されています。『地図と拳』『君のクイズ』で小川さんを知った方も、ぜひお手に取り下さい! ①衝撃のデビュー作『ユートロニカのこちら側』小川哲さんのデビュー作は、全ての個人情報が共有された実験都市を舞台とする連作集。ユートピアでありディストピアでもある、SFだからこそ迫れる都市像・人間像が読みどころです。 『ユートロニカのこちら側』巨大情報企業による実験都市アガスティアリゾート。その街では個人情報――視覚や聴覚、位置情報等全て――を提供して得られる報酬で、平均以上の豊かな生活が保証される。しかし、誰もが羨む彼岸の理想郷から零れ落ちる人々もいた

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                            • 最近読んだ本、読んでる本、買った本、借りた本 - on the road

                              〇最近読んだ本 高丘哲次『最果ての泥徒』 前作『約束の果て 黒と紫の国』を読んでファンになったので、発売してすぐに買った。数年前はamazonで頼むことが多かったのだけれど、最近では本屋で取り置きしてもらうことが増えた。本屋で取り置きしてもらってでも買うことで、少しでも自分の趣味が反映された本が棚に並ぶんじゃないか、という期待。取り置きしてもらった本がレジ奥のキャビネットから取り出される特別感。この本も取り置きしてもらった。 尖筆師とその泥徒のふたりの半生を描いた話。尖筆師というのは、泥で作られた躯体に霊息を吹き込んで、泥徒を創る職業。1890~1910年くらいのヨーロッパを舞台にしていて、当時の情勢が妙にリアルなので、まるっきりファンタジーと言うことでもない。旅順を防衛するため、日本とロシアが戦闘するシーンが相当グロテスクで迫力があった。描写でグッと引き込まれた場面でいちばん印象に残って

                                最近読んだ本、読んでる本、買った本、借りた本 - on the road
                              • 陰謀論、宗教、自由とは不幸になる権利、そしておわりに……『ユービック』『あなたの人生の物語』『すばらしい新世界』#闇のSF読書会④|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                闇の自己啓発会による #闇のSF読書会 。最終回となる第4回は、フィリップ・K・ディック『ユービック』、テッド・チャン『あなたの人生の物語』、オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界〔新訳版〕』を取り上げます。そして、闇の自己啓発会が見出した、いまSFを改めて読む意義とは……? *前回はこちら ■『ユービック』 ディックと陰謀論 木澤 『ユービック』を読んでいていかにもディックらしいなと思ったのは、作中の近未来世界(1992年)ではテレパシー能力がすでに商業化されていて、企業は精神感応者(テレパス)を雇って競争相手の企業秘密を盗聴している。一方で競争相手はテレパスによるスパイ活動から身を守るため、そうしたテレパシー能力を打ち消す不活性者(イナーシャル)の力を借りて対抗しようとする、という世界設定です。 ひで テレパスや不活性者を時間決めで貸し出す企業まで現れている、という話ですね。 木澤 要

                                  陰謀論、宗教、自由とは不幸になる権利、そしておわりに……『ユービック』『あなたの人生の物語』『すばらしい新世界』#闇のSF読書会④|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • 2023年は、個人ブログ以外も全部沈没 - いつか電池がきれるまで

                                  あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。 このブログでは、毎年、新年最初のエントリは、「現在のブログ情勢と今年の展望」みたいなことを書いているのです。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com それで、今年は何を書こうかな、と思いながら、過去の「今年の展望」の記事を読んでいました。 正直、「2022年の年頭と同じ内容で、2023年も良いのではないか」と思いつつ。 インターネットという技術や、そこでブログやSNS、個人サイトをやっている人たちも、ある種の「踊り場」というか「停滞期」に入ってきた、とも言えそうです。 2022年には、こんなエントリも書いています。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com 「今の子どもたちの

                                    2023年は、個人ブログ以外も全部沈没 - いつか電池がきれるまで
                                  • 7月16日は夏を色どるネイルの日、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、カラヤン忌、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                    おこしやす♪~ 7月16日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年(令和4年) 7月16日は夏を色どるネイルの日、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、カラヤン忌、等の日です。 ●夏を色どるネイルの日 出張ネイルなどを手がける株式会社アジャスティーワンの久保美和氏が制定。ネイルをすると家事がしにくい、生活がしづらいといったネガティブなイメージを持っている人にも、ネイルをすることで見た目が良くなるだけでなく、目に入るたびに気分が上がって楽しくなるなどの効果も得られることを知ってもらうのが目的。日付は716で「夏(7)を色(16)どる」の語呂合わせと、夏は足のネイルをする人も増えることから。 ●『虹の日』 :「なな(7)い(1)ろ(6)」(七色)の日。 虹と雪のバラード トワ・エ・モア www.youtube.com 197

                                      7月16日は夏を色どるネイルの日、虹の日、籔入り、盆送り火、火閻魔賽日、外国人力士の日、国土交通Day、駅弁記念日、勤労青少年の日、カラヤン忌、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                    • 歯のあるヴァギナ、シンデレラの元ネタ、女体化する杜子春『木馬と石牛』

                                      『木馬と石牛』に、歯のあるヴァギナの話がある。 昔、あるところに娘がいた。たいそう美しいと評判で、年頃になると結婚の申し込みが殺到したという。両親は幾多の男の中から一人を選び、婿に迎え入れる。 ところが、結婚の初夜、婿は帰らぬ人となってしまう。その股間は血まみれになっており、既にこと切れている。彼を埋葬するとき、陰茎が嚙み切られていることが分かる。両親は娘を問い詰め、娘の陰部に歯があることをついに知る。 両親は家の恥辱だとして、娘を朱塗りの箱に閉じ込めて、海に流す。箱は波に漂い遠く離れた海岸に流れ着く。箱を見つけた地元の人が開けようとすると、中から声が聞こえる、「開けないで」と。 好奇心を掻き立てられ、人を集めて無理やり箱を開けてしまう。中から出てきたのは、年頃の麗しい娘。人々は大いに驚き、あれこれ尋ねるが、娘は答えようとしない。どうやら空腹のようなので、皆で食事を共にする。 強い酒を飲ん

                                        歯のあるヴァギナ、シンデレラの元ネタ、女体化する杜子春『木馬と石牛』
                                      • 「シティポップ」は音楽だけにあらず。「都会的でウィットに富んで乾いた空気感を持つ…」 まるで初期の村上春樹のような短編がくれる忘れられた80年代の風景 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

                                        シティポップブームが出版のきっかけにそもそも、「シティポップ文学」とはなにか。平中はこう定義づける。 「アメリカ文学、特に雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていたような短篇作品に大きな影響を受けて書かれた作品を指します。都会的なライフスタイルの描写や、ウィットに富んだ会話、乾いた風景の描写、また、はっとするような“オチ”などが、これらの作品には通底して見られます」 もともと、平中は早い段階から、『シティポップ短篇集』の構想を抱いていたという。 「当初は『日本のニューヨーカー短篇集』というタイトルで企画したんです。でも、作品が実際に『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていたわけでもないですし、また僕自身が若かったこともあって、実現しませんでした」 そんな状況が変わったのが、昨今の「シティポップブーム」だ。 「今、シティポップが欧米やアジア全域でも流行しているという話がいろいろ聞こえてきたんです

                                          「シティポップ」は音楽だけにあらず。「都会的でウィットに富んで乾いた空気感を持つ…」 まるで初期の村上春樹のような短編がくれる忘れられた80年代の風景 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
                                        • 9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                          おこしやす♪~ 2020年9月11日は何の日? 9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日です。 ●公衆電話の日 ・・・諸行無常の響きあり 1900年のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋と上野駅前に設置された。当時は「自動電話」と呼ばれていて、交換手を呼びだしてからお金を入れて相手に繋いでもらうものだった。1925(大正14)年、ダイヤル式で交換手を必要としない電話が登場してから「公衆電話」と呼ばれるようになった。当初の料金は5分間で15銭、交換手を呼び出してからお金を入れて相手に繋ぐものでした。関連記念日として、◎1月30日の「3分間電話の日」があります。 ※公衆電話のなくならない理由? 日本国内ではじめて公衆電話が登場したのが1900年だとの記録があります。現在のJR上野駅に設置されたのが最初だ

                                            9月11日は公衆電話の日、警察相談の日、&毎月11日はめんの日、おかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日、11スパイスの日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                          • 【「藪の中」愛好会】芥川龍之介「藪の中」のような話を集めてみた。 - うさるの厨二病な読書日記

                                            「藪の中」は慣用句として用いられるくらい有名だが、「関係者の話が食い違っていて、真相がよくわからない話」のことだ。 芥川龍之介 藪の中 藪の中・将軍 アニメカバー版 「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー 作者:芥川 龍之介 KADOKAWA Amazon こういう話をもっと読みたいが、調べかたが難しい。(「藪の中みたいな話」「藪の中に似た話」で調べても余り出てこない) 自分以外にも「藪の中愛好家」がいると思うので、自分が「これは良い『藪の中』」と思うものを載せておきたい。 「月明かりの道」ビアス 芥川龍之介は、この話に触発されて「藪の中」を書いたと聞いたので読んでみた。 雰囲気はおどろおどろしさ満載の古き良きゴシックホラー調でいいのだが、真相がひとつしか解釈しようがないので若干期待外れだった。 「藪の中」のオマージュ元だが、「藪の中」ではない気がする。(ややこしい) ビアス

                                              【「藪の中」愛好会】芥川龍之介「藪の中」のような話を集めてみた。 - うさるの厨二病な読書日記
                                            • ドラマ『人生最高の贈りもの』 - Garadanikki

                                              新春ドラマ『人生最高の贈りもの』を観ました。 泣けました、熱い涙がボロボロと流れました。 結婚して教師の夫 ( 向井理 ) と信州・安曇野に住むゆり子 ( 石原さとみ ) が、突然大きなスーツケースを持って実家に帰ってきた。 父・笹井亮介 ( 寺尾聰 ) は、娘夫婦に何かあったのかと問いただす。 「別になにもありません。何かないと帰ってきちゃいけませんか?」 「なんか、アレですね、綺麗なんですね、部屋んなか。 なんか、感じ悪い。」 「なんで綺麗だと感じ悪いんだ。」 「何これ、やだ。厭らしい」 「厭らしい?」 「誰か、いるんですね」 「誰かって?」 「娘に言わせるんですか」 「はっ? どういう意味だ」 「ここで、毎日料理を作っている女の人です」 鬼子母神の裏手に佇む小さな洋館に、元大学講師の翻訳家・笹井は暮らしている。 妻に先立たれ一人暮らしとなった今は、家事も料理も完璧にこなすようになった

                                                ドラマ『人生最高の贈りもの』 - Garadanikki
                                              • 今週のはてなブログランキング〔2023年4月第2週〕 - 週刊はてなブログ

                                                はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。4月2日(日)から4月8日(土)〔2023年4月第2週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 独身男性の最近のつくりおき - #つくりおき by id:shimobayashi 2 若いうちに身につけるといい、人前で話すスキル - Letter from Kyoto by id:kkzy9 3 公立高校でこんなにお金がかかるのはおかしくないか - 紙屋研究所 by id:kamiyakenkyujo 4 インボイス制度の問題の本質 - novtanの日常 by id:NOV1975 5 Suicaの新改札システムはようやっとキタ感が強いよねって話とか何ができるようになるのかとか耐障害性の話。 - O-Lab +Ossan Laboratory+ by id:dbfireball 6 Docker終焉は別にしないと思う

                                                  今週のはてなブログランキング〔2023年4月第2週〕 - 週刊はてなブログ
                                                • 薄い本を読むパート2 - Close To The Wall

                                                  いつかもやったページ数薄めの本を集めて読んでみるシーズンふたたび。 薄い本を読む - Close To The Wall 前回のは一昨年。今回はあとがき解説などを含めない、本文200ページ以下の本、というレギュレーションでやってみた。マルクスはよくわかんなかったけど、だいたいどれも面白かったですね。 薄い本はいいね、よくわかんなくてもすぐ読めて気分を切り替えられるし、短いなかにもぎゅっと詰まったものがあるのはなんかお得感がある。でも、薄い本ばかりだからもっと数読めるつもりだったのに思ったよりずっと時間が掛かってしまったので終わりです。このレギュレーションで積み上げた本がここにあるのよりも多く残ってるのでそのうちまたやるつもりはある。15冊。 カレル・チャペック『白い病』 ジャック・ロンドン『赤死病』 マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール

                                                    薄い本を読むパート2 - Close To The Wall
                                                  • 第3回 辻とは何か | 古井由吉×蓮實重彦「終わらない世界へ」 | 古井由吉 , 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

                                                    著者: 古井由吉 , 蓮實重彦 先日亡くなった古井由吉さんは、『辻』単行本刊行時に、蓮實重彦さんと「新潮」2006年3月号にて対談をしました。時代をリードしてきた同い年の小説家と批評家でありながら、お二人の対談はこの一度きりです。古井さんの追悼特集を組んだ「新潮」2020年5月号の蓮實重彦さんの追悼文にも、この対談の話が出てきます。対談を構成したのは私なのですが、緊張感と文学的高揚感のあふれるお二人の対話の場に立ち会えた記憶は、一生消えそうにありません。今回、古井さんご遺族と蓮實重彦さんのご厚意により、「新潮」掲載版の対談を復刻掲載いたします。(編集長 松村正樹) (前回の記事へ) 蓮實 たとえば、「草原」の中で安居という男が智恵という女に、松山という知人を「あなたが殺したのではないの」と言われますね。殺めたのか殺めてないのか、その問いは「割符」などにも出てきて、『辻』のいろいろなところに

                                                      第3回 辻とは何か | 古井由吉×蓮實重彦「終わらない世界へ」 | 古井由吉 , 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
                                                    • 曽我部恵一、20年の集大成を語る。愛なき愛、歌の宇宙への入り口 | CINRA

                                                      2021年3月、ぼくらは曽我部恵一と5時間あまり話をした。 2020年12月25日に配信リリースされた『Loveless Love』は、曽我部恵一のソロ活動20年目という節目を飾る最初の作品となった。この20年という年月は、曽我部恵一という音楽家にとって、あるいはこの国の音楽文化にとってどのような時間だったのだろうか。現在進行形で拡散し続ける曽我部恵一の歌の宇宙に手を伸ばし、その足跡を辿ることを通じて、日本の音楽文化の一側面を切り取れたら……そんなことを考え、ライター / 編集者の北沢夏音の力を借りてこの連続企画は動き出した。 これはその最初の取材の内容をまとめた最初の記事だ。20年という月日を辿っていく前に、ぼくらはまず『Loveless Love』について向き合う必要があった。曽我部恵一のソロワークにおける「最新形」であり「集大成」でもある(現時点での)最高傑作、そこには20年分の歌の

                                                        曽我部恵一、20年の集大成を語る。愛なき愛、歌の宇宙への入り口 | CINRA
                                                      • 2016-2018年のウェブ小説書籍化③ SF系ウェブ小説の書籍化と純文学が狙った「足し算」型のウェブ小説|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                        2016年から2018年にかけては、広い意味での一般文芸に含まれるSFと純文学でもウェブ小説書籍化の動きが見られた。ただ、SFはウェブ小説との折り合いを見つけられたのに対して、純文学は散発的な施行に終わった。「歴史」を事実ベースで辿るに留まらず、今回はその違いがなにゆえだったのかまで考えてみたい。 SF系ウェブ小説書籍化の一般化 前回挙げた北野勇作の100文字SFのように、2016年からはウェブ発のSF小説が書籍化されることが当たり前になっていく。 早川書房が主催する第4回「ハヤカワSFコンテスト」で優秀賞を受賞した吉田エン『世界の終わりの壁際で』と黒石迩守『ヒュレーの海』はウェブが初出の作品だった。 吉田は2014年ころから「小説家になろう」で執筆を開始。黒石は2010年頃から個人サイト「矛盾でふらぐ。」で、2011年末頃から「なろう」で活動を開始。両作品は「なろう」投稿作を元にしている

                                                          2016-2018年のウェブ小説書籍化③ SF系ウェブ小説の書籍化と純文学が狙った「足し算」型のウェブ小説|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                        • スタジオポノック - Wikipedia

                                                          2015年4月15日、制作部の解散によってスタジオジブリを退社した西村義明プロデューサーが、同じくジブリを退社した米林宏昌監督の新作映画を作るために設立した[3][4]。 「ポノック」という名前はクロアチア語で「深夜0時」を意味するponoćに由来し、新たな一日のはじまりの意味が込められている[2]。 2014年末、宮崎駿監督の引退宣言によってそのままの体制を維持することが難しくなったジブリが制作部門を解散[4]。西村プロデューサーは、米アカデミー賞への出席でアメリカでの『ベイマックス』のドン・ホール監督やディズニー(当時)のジョン・ラセターたちの存在に感銘を受けた一方、「日本で宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の3人の映画作りの考え方や姿勢をこの先誰が引き継ぐのか?」という焦りを感じた。また「ジブリが一番」と思う一方でその制作部が無くなるという空しさもあった。そこで「ジブリの血を引いた作品を作ろう

                                                          • ルーシャス・シェパード「タボリンの鱗」 - ひとやすみ読書日記(第二版)

                                                            タボリンの鱗 竜のグリオールシリーズ短篇集 (竹書房文庫) 作者:ルーシャス・シェパード 出版社/メーカー: 竹書房 発売日: 2019/12/26 メディア: Kindle版 なぜかKindle版しか出てこないが読んだのは文庫版です。別にアフィやってる訳でも無いし、そういう区別はどうでもいいか。さて「竜のグリオールに絵を描いた男」*1に続くシリーズ第2弾。短篇集とありますが収録されているのは短篇1本とノヴェラ(中篇)1本で、普通は収録作品2つのものを「短篇集」とは言わないような気がするけれどまあいいか。 このシリーズは開始第1作でグリオールは死に、1冊目に入っていた作品群では時制がいまひとつはっきりしなかったのですが、今回の2本では明確にグリオールの死後を描いています。今回は竜が動くといわれて確かに迫力のカバー画。だけど前回よりなんかちっちゃくね…?と思いつつ表題作となっている「タボリン

                                                              ルーシャス・シェパード「タボリンの鱗」 - ひとやすみ読書日記(第二版)
                                                            • 宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。悲しみの底で「悼む」読書のすすめ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                                              小田嶋隆、宮沢章夫、6代目三遊亭圓楽、アントニオ猪木……悲しい死の報せがつづきます。「遺された人間ができるのは悼むことだけ。生者は死者を悼むことで慰撫し、死者は生者を思い出によって慰藉するのです」と、故人を偲びながら、書評家・豊崎由美が送る生者のための読書ガイド。 宮沢章夫さんの思い出 6月24日に小田嶋隆さんが亡くなったばかりだというのに、9月12日に宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。 劇作家にして演出家にして小説家。1961年生まれであるわたしの世代にとって、宮沢さんは、たった5歳しか違わないのに常に仰ぎ見るサブカルスターでした。ウィキペディアには記載されてないけれど、まだ有名になる前から、1980年代当時の最先端のクリエイターや文化人が集う原宿のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」に出入りしていたことこそ、わたしにとっては宮沢さんのその後の活躍と活動を裏づける眩しいエピソード

                                                                宮沢章夫さんまで彼岸に逝ってしまわれた。悲しみの底で「悼む」読書のすすめ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                                              • 〈人間の孤独と不安を繊細に描いた、20世紀ノルウェー最高の作家〉タリアイ・ヴェーソスについて|国書刊行会

                                                                国書刊行会編集部の(昂)です。 突然ですが、ノルウェーといえば、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか? フィヨルド、氷河と雪原、森と山、白夜にオーロラ、絵本のような街並み、高福祉、男女平等、経済発展、サーモンに捕鯨、メタル音楽、北欧神話にヴァイキング…… あるいは文豪ヘンリック・イプセンやクヌート・ハムスン、北欧ミステリ作家のジョー・ネスボやアンネ・ホルト、あるいは画家ムンク、作曲家グリーグ、南極探検家アムンゼンなどの著名人を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。 そんなノルウェーには、日本ではあまり知られていないものの、国民に広く愛されている一人の作家がいます。 その名は、タリアイ・ヴェーソス。 おそらく「聞いたことがない」という方が多いのではと思います。 ですが彼こそは、ノーベル賞に幾度となくノミネートされてきた、20世紀ノルウェー文学を代表する作家の一人であり、本国では短篇作

                                                                  〈人間の孤独と不安を繊細に描いた、20世紀ノルウェー最高の作家〉タリアイ・ヴェーソスについて|国書刊行会
                                                                • 円 - カラーひよこのブログ

                                                                  あけましておめでとうございます。 読者の皆さま、今年もよろしくお願いします。ブログあんまり見に行けてなくてごめんNE 🐤 月日 夜勤明けの大晦日。前の夜は確か 21 時半には気絶するように寝落ちして起きたら夜中の 2 時半で。kindle で本を読んでいたら眠れなくなりそのまま朝まで。 円 劉慈欣短篇集 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 読了。大ベストセラー SF 小説『三体』の作者の短編集。表題作の『円』が note で無料公開されてるのを読んでみて、これは凄いと「三体」も読み始めたのでした。 「三体」以前・以後の 10 編ほどの作品が収められていて、全部面白かった。エネルギー問題、記憶遺伝、気候変動、タイムトラベル、不老不死、多次元宇宙、異星人とのコンタクト等々・・このアイデア群を全部ぶち込んで壮大に膨らませて「三体」ができたのかな、と。 作者は元コンピュータエンジニアだそうで

                                                                    円 - カラーひよこのブログ
                                                                  • 2019年の新作映画ベスト25と、その他について - 名馬であれば馬のうち

                                                                    ベスト10 1.『マリッジ・ストーリー』(ノア・バームバック、米) 2.『スパイダーマン:スパイダーバース』(ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン監督、米) 3.『僕たちのラストステージ』(ジョン・S・ベアード、英米カナダ) 4.『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(レミ・シャイエ、仏デンマーク) 5.『サスペリア』(ルカ・グァダニーノ、米イタリア) 6.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(クエンティン・タランティーノ、米) 7.『隣の影』(ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン、アイスランド・デンマーク・ポーランド・ドイツ) 8.『天気の子』(新海誠、日本) 9.『ちいさな独裁者』(ロベルト・シュヴェンケ、ドイツ) 10.『宮本から君へ』(真利子哲也、日本) 11〜25 11.『ゴッズ・オウン・カントリー』(フランシス・リー、英) 12.『

                                                                      2019年の新作映画ベスト25と、その他について - 名馬であれば馬のうち
                                                                    • 編者・伴名練が語る『日本SFの臨界点 中井紀夫』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                      『なめらかな世界と、その敵』の著者にして、古今東西のSFを愛する紹介者としてついに少年ジャンプにまで登場したSF作家・伴名練さん。 その伴名さんが自ら編者となって、今この時代に最も読んでほしいSF作品を届ける《日本SFの臨界点》シリーズ。その最新刊である『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』の巻末解説から、収録作品紹介を公開します。 ―――――――――― 【収録作品紹介】(作品のネタバレを含みます) ◆「山の上の交響楽」〈SFマガジン〉八七年一〇月号初出、第一短篇集『山の上の交響楽』表題作。八八年度星雲賞日本短編部門受賞作。 演奏に数千年かかる交響楽を、既に二百年以上に渡って演奏し続けている巨大楽団。その舞台裏を、楽曲の難所に備えるため奔走する、事務局員の視点から描く。壮大な奇想を軽妙に語るマスターピース。 本篇を表題作にした短篇集は長い間絶版になっていたものの、SFマガジンのオー

                                                                        編者・伴名練が語る『日本SFの臨界点 中井紀夫』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                      • こんな小説が読みたかった――郝景芳『流浪蒼穹』・立原透耶解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                        「折りたたみ北京」の著者・郝景芳が描き出した美しき火星SF『流浪蒼穹』。本欄では、作家であり中国SF紹介者・翻訳者として活躍する立原透耶氏の解説を再録します。 本作を読み、「こんな小説が読みたかった」と感嘆した立原氏。その理由とは――? 解説 作家・翻訳家 立原透耶 こんな小説が読みたかった、読み終えて最初に感嘆とともに漏れた言葉がそれである。 物語は全部で三つのパートに分かれている。火星出身の少女ロレインを中心とした群像劇にも似た展開である。ロレインは五年にわたる地球への留学を終えて火星に戻ってくる。しかしそのことによって彼女は地球と火星、どちらにおける人のあり方にも疑問を抱くようになってしまう。何が幸福なのか、何が真実なのか。苦悩するロレインに対し、火星で成長した兄は変化してしまっていた。火星を指導する祖父、謎の事故死を遂げた両親、留学仲間、火星に残った友人たち、信頼できる大人のレイニ

                                                                          こんな小説が読みたかった――郝景芳『流浪蒼穹』・立原透耶解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                        • 中国発、日本SF。大阪観光サイバーパンクから異常論文、百合SFまで。陸秋槎『ガーンズバック変換』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                          中国発、日本SF。大阪観光サイバーパンクから異常論文、百合SFまで。陸秋槎『ガーンズバック変換』作品紹介 『元年春之祭』『文学少女対数学少女』などで知られる華文ミステリ作家・陸秋槎氏による初のSF作品集『ガーンズバック変換』が2月21日に刊行されます。本書は中国語で書かれた翻訳小説ながら、日本を舞台にした作品や、『異常論文』や百合SFアンソロジーなど日本の書籍のために書き下ろされた作品などを含んだ、気鋭の中国人作家による日本オリジナルSF短篇集です。国境を越えて広がっていく物語の想像力をお楽しみください。 陸秋槎『ガーンズバック変換』 阿井幸作、 稲村文吾、大久保洋子訳 装画:掃除朋具 ネット・スマホ依存症対策条例が施行された近未来の香川県。全未成年者たちは例外なく、液晶画面を通じたネットへの視覚的なアクセスを遮断する特殊眼鏡「ガーンズバックⅤ」を着用することを義務付けられていた。そんな香

                                                                            中国発、日本SF。大阪観光サイバーパンクから異常論文、百合SFまで。陸秋槎『ガーンズバック変換』作品紹介|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                          • 江口寿史展 ノット・コンプリ―テッド

                                                                            江口寿史が見つめる先には一体何があるのか、 これから描こうとするものは何か 『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』ほか強烈なギャグマンガで人気を博し、80年代から現在に至るポップカルチャーの象徴ともされるイラストレーションの数々は、幅広い世代に浸透し、影響を与え続けています。 今では当たり前のように親しまれている江口寿史独自の「かわいい」「女の子」の表現。ファンが再開を熱望するギャグ漫画の世界。「漫画の中にイラストを描く」という独自の手法を追求する江口は1977年のデビューから45年を経た今、さらにその存在感を増していくに違いありません。 本展は江口作品の〈漫画〉にスポットを当てた当館ならではの展覧会となります。期間中〈セタブン〉は江口寿史の世界一色に彩られます。どうぞお楽しみください。 江口寿史(えぐち・ひさし) 漫画家/イラストレーター 1956年熊本県生まれ。1977年

                                                                              江口寿史展 ノット・コンプリ―テッド
                                                                            • SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                              新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。 ――――――― 五月の晴れた日に強力な感染症が人類を滅ぼしていくSF小説「復活の日」で、故・小松左京は、滅亡に瀕した知識人の認識というものを、フィンランドの大学教授によるラジオ講座という形で語らせた。このスミルノフ教授という人は自身も感染して高熱が出ている状態で、学者としての義務を果たすために放送局に入り、凶暴な疫病という真の脅威に出会うまで、ついに人類が団結しなかったこと、学者がそれを真摯に促さなかったことに批判と自省の言を述べた。 復活の日は一九六四年の作品だが、然して現在二〇二〇年、この稿と同時に掲載されるであ

                                                                                SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                              • 1 暗殺の年輪【士道物】(1973) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                                                ここから「藤沢周平 市井(しせい)に寄り添う20選」を、【士道物】【市井物】【歴史物】に分けてお送りします。 暗殺の年輪 (文春文庫) [ 藤沢 周平 ] 価格: 781 円楽天で詳細を見る 1 黒い縄 材木商の娘で器量よしのおしのは、嫁ぎ先で姑からの異常な嫉妬を受けて、3ケ月で離縁し実家に戻っている。ある日おしのは、幼友達の宗次郎と出会ったことを母親に話していると、庭師の地兵衛が口を挟んだ。「その男なら、いま江戸にいねえ筈です」と。 地兵衛は昔から家に出入りしていたが、長年岡っ引を務め、2年前に十手を返して息子の植木屋を手伝っている 。後日おしのは地兵衛に事情を尋ねると、宗次郎は3年前、人の妾だった若い女を殺して、逃げ回っている男だ、と応えた。 ストーリーは「捕り物」が主体なのだが、おしのの元の亭主、そして幼なじみの宗次郎への女の「情念」が、捕り物の作品を忘れさせる。 2 暗殺の年輪 父

                                                                                • 19 応仁秘譚抄 岡田 秀文(2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                                                                  応仁秘譚抄【電子書籍】[ 岡田秀文 ] 価格: 660 円楽天で詳細を見る ミステリー作家としての顔も持つ岡田秀文は、歴史小説でもミステリーの要素をまぶす作品がある。「関ヶ原」や「賤ヶ岳」など、1つの事象を何人もの人物の目から描いて、全く違う景色を見せる。その最たるものが、足利義政を主人公とした本作品。連作短篇集の形式をとり、最初の3作品は日野富子が小悪魔っぽくもカラ回りする姿が滑稽な味を出している。 しかし最後の作品で繰り出される強烈な「反転力」は、まるでアガサ・クリスティーの作品を彷彿とさせる。 *足利義政(ウィキペディアより) 第1話 義視 まだ子がいない兄の足利義政から、門跡に居る義尋に将軍職を譲るので還俗するように話が来る。義政は30歳前で今後男子誕生の可能性もあるが、仮に男子が誕生しても出家させ、義尋の後見人に管領の実力者、細川勝元が付くという。話を信じた義尋は還俗して名を義視