JR西日本は3月3日、越美北線の警報機と遮断機がない「第4種踏切」について、福井市内2カ所に通行者が手動でゲートを押して横断する半自動式の「踏切ゲート」を設置すると発表した。同社金沢支社管内での設置は初めてで、6日に設置し運用を始める。 ⇒大迫力の「恐竜列車」出発進行! 福井鉄道福武線のほくぎんダイナソートラム 第4種踏切は、警報機と遮断機がある「第1種踏切」と比べて列車の接近を察知しにくく、昨年4月には群馬県内で女児が電車にはねられ死亡するなど事故が後を絶たない。JR西は同踏切の安全性向上のため、2021年に踏切ゲートを開発し順次設置を進めている。金沢支社によると、越美北線には第4種踏切が20カ所あり、管内にある同踏切の7割超を占めている。 踏切ゲートは、通行者に踏切を横断する前に一時停止と左右の安全確認を促すもの。ゲートは前に押すと自動的に元の位置に戻る仕組みで、横断するには踏切の入り