日本語の変化とアニミズム的感性の関連性 小川さやか氏(以下、小川):カストロの多自然主義みたいな話は、最近確かに人類学でめっちゃパースペクティビズムとかも含めて流行ってまして。 アニミズム的感性という、文化は1つで自然は多種類で、いろんな世界が実はうごめいていて。その多種間の間にコモンズが排退したりとかっていう話があったっていうのは、確かに今の日本の人たちにちょっと「えっ」てなってるかもしれないなとは思うんですけど。 もう1つやっぱり日本のアニミズムと一緒に語っていいかわからないですけど、もう少し偶然的な変容みたいな、変身みたいなものがあったと思うんですよね。その可能性がすごく減退したから、硬直的でアニミズム的感性が失われたんじゃないかなというふうにも思っていて。 例えば、規範的、倫理的に取り締まるみたいなのがあんまり好きじゃないので(笑)、いっそのことインターネットはすべて声の文化に戻っ