解散時の衆院選の議席状況は? 自民党総裁に選出されるまでは解散権の行使に消極的だった石破茂氏が総裁就任後に主張を一変させ、首相就任から8日後に衆議院解散に踏み切った。15日公示、27日投開票の日程で選挙戦の火ぶたが切られた。 解散時の議席数は自民党が安定多数の258議席。野党第一党の立憲民主党が99議席となっている。 主な政党の総選挙の勝敗ラインや立ち位置などを世論調査や選挙予測などを手掛けるJX通信社の米重克洋氏に聞いた。 Q:裏金問題に揺れる自民党にとって今回の衆院選はどう対応することになりそうですか? 米重 克洋 「政治とカネ」の解決策を最優先に出さざるを得ないでしょう。石破首相は、与党で過半数を獲得できるかどうかが勝敗ラインだとしていますが、実質的には、自民党が過去12年間維持してきた単独過半数を維持できるかどうかがその後の政権運営を左右する一つのラインになります。 「貯蓄から投資