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竹田青嗣の検索結果1 - 33 件 / 33件

  • 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

    2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入

      「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー
    • 人生を変える社会学──『岩波講座 社会学』刊行にあたって

      このたび、『岩波講座 社会学』が正式に刊行開始となりました。前回の「岩波講座」からほぼ30年経つ。私のほかに、北田暁大、筒井淳也、丸山里美、山根純佳の各氏が全体の監修を務め、テーマごとに編集される全13巻の各巻に、そのテーマに造詣が深い社会学者が編者になります。 前回の「岩波講座」が刊行されたときは、たしか私はまだ院生でした。貪るように読んだことを覚えています。あれから社会も、社会学も、大きく変化しました。 前回は上野千鶴子や吉見俊哉、大澤真幸などが全体の監修者で、巻数も26あったと記憶しています。各巻のタイトルも凝ったものが多かった。執筆者も社会学プロパーだけでなく、竹田青嗣などの周辺領域の方が入っていました。文体や内容も派手で、自由で、雑多で、それほど社会学とは関係のないものもたくさんありました。もちろんそれだけではなく、当時の最先端の社会学的な議論をしている論文もたくさんあって、たと

        人生を変える社会学──『岩波講座 社会学』刊行にあたって
      • 知識人の読書量・知識量ランキング

        SSクラス 江藤淳、柄谷行人、廣松歩、栗本慎一郎、谷沢永一、村上泰亮、中村元 Sクラス 小室直樹、浅田彰、福田和也、渡部昇一、呉英智、蓮實重彦、永井陽之助、中村雄二郎、すが秀実、佐伯啓思、高澤秀次、筒井康隆、小谷野敦、菅野覚明、養老孟司 見田宗介、佐藤誠三郎、大森荘蔵、西部邁 Aクラス 丸山眞男、吉本隆明、長谷川三千子、丸山圭三郎、橋本治、村上陽一郎、佐藤優、松岡正剛、伊藤貫、猪木武徳、坂部恵、坂本多加雄、大澤真幸、中川八洋、永井均、野矢茂樹、小浜逸郎、飯田隆、河合隼雄、片岡鉄哉、鎌田東二、梅棹忠夫、竹内洋、山本夏彦、山口昌哉、入江隆則、 Bクラス 猪瀬直樹、坪内祐三、中沢新一、御厨貴、橋爪大三郎、鷲田清一、北岡伸一、池田清彦、中西輝政、立花隆、山本七平、宮台真司、桶谷秀昭、宮崎哲弥、司馬遼太郎、古田博司、市川浩、東谷暁、苅谷剛彦、秋山駿、関岡英之、加藤尚武、浅羽通明、松原隆一郎、東浩紀

          知識人の読書量・知識量ランキング
        • 読書メモ:『現代思想入門』 - 道徳的動物日記

          現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉雅也 講談社 Amazon 大学生から大学院一年生の頃までのわたしはいっちょまえに「哲学」や「思想」に対する興味を抱いており、哲学書そのものにチャレンジすることはほとんどなかったが、様々な入門書は読み漁っていた。現代思想については難波江和英と内田樹による『現代思想のパフォーマンス』でなされていた紹介をもっとも印象深く覚えており、次点が内田樹の『寝ながら学べる構造主義』や竹田青嗣の『現代思想の冒険』。個別の思想家についてはちくま新書の『〜入門』やNHK出版の『シリーズ 哲学のエッセンス』を読んでいたが、とくに後者についてはあれだけ何冊も読んだのに一ミリも記憶が残っていない。そして、修士論文を書くために英語圏の倫理学や政治哲学の本をメインに読むようになってからは現代思想に対する興味はすっかり薄れて、以降ほとんど触れなくなってしまった。 千葉雅也による

            読書メモ:『現代思想入門』 - 道徳的動物日記
          • 「肉親(も含めた他人)を描くエッセイ漫画」や私小説その他……それが後に生む葛藤とトラブル - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

            …家庭の方では、ハロスクール、の時に、無断で私の本名、仕事歴、外見、精神病をコンテンツとして扱い親が大儲けしていた。リストカットの事は書かれていなかった。このころ、初めて精神科に行った、家庭環境を聞かれると直ぐに児童相談所に連絡しますと言われた、私はそんなことされたら殺されると思い、泣きながらやめてくれと懇願し、サインバルタをもらって…(後略) いま、この記事は「読み返してみると、文章があまり良くない」を理由に非公開になっているので、ブクマを記しておこう https://b.hatena.ne.jp/entry/s/norokoro.hatenablog.com/entry/2021/07/09/%E4%BB%8A 毎日かあさん14 卒母編 作者:西原 理恵子毎日新聞出版(インプレス)Amazon「漫画家かあさん」/「漫画家かあさん大忙し」/「かんろく」/「びゅっ」 森公美子Amazon

              「肉親(も含めた他人)を描くエッセイ漫画」や私小説その他……それが後に生む葛藤とトラブル - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
            • 「職人的」な社会学は本当に社会を良くするのか? - あままこのブログ

              tanemaki.iwanami.co.jp はてブで珍しく社会学に対する肯定的な反応が数多く寄せられていますね。最近のインターネットでは殆ど社会学なんてパブリックエネミーみたいな扱いなのに。 ただ、むしろこの文章が評価されているのは、そういうインターネット上でパブリックエネミーと化した社会学のイメージを肯定し、「俺たちはそれとは違う実直な社会学をやるぜ」という主張をしているからとも言えます。 大風呂敷を広げた預言者v.s.「職人的」な社会学者 この文章の著者である岸政彦氏は、まず以前の岩波講座社会学について 前回は上野千鶴子や吉見俊哉、大澤真幸などが全体の監修者で、巻数も26あったと記憶しています。各巻のタイトルも凝ったものが多かった。執筆者も社会学プロパーだけでなく、竹田青嗣などの周辺領域の方が入っていました。文体や内容も派手で、自由で、雑多で、それほど社会学とは関係のないものもたくさ

                「職人的」な社会学は本当に社会を良くするのか? - あままこのブログ
              • 「勉強するのは何のため?」教育哲学者が提示する1つの答え 「勉強なんて役に立たない」と言う人が陥っている「思考のワナ」

                難病・拡張型心筋症を患うきかちゃんの心臓移植手術に向け立ち上がった「きかちゃんを救う会」。そのチャリティーイベントとして、教育哲学者・苫野一徳氏による講演会が開催されました。テーマは「勉強するのは何のため?」。誰もが一度は考えた「なんで勉強しなきゃいけないんだろう」という問いに対して、哲学の視点から苫野氏が解説します。本記事では、苫野氏が考えるその答えと、その前に気をつけておきたい2つの「思考のワナ」が語られました。 21世紀最高の哲学者の1人・竹田青嗣との出会い 苫野一徳氏:少しだけ、哲学者ってどういうふうに勉強するのかというお話もしたいなと思うんですけど。 私は、竹田青嗣は21世紀の最高の哲学者の1人だと思っているんですけど、まだ世界に出ていない。早く英語の翻訳書が出て、世界の哲学者たちに読まれたら、「あぁもうこの人は今、哲学の一番先頭を、他の哲学者たちを周回遅れにするぐらいで走ってる

                  「勉強するのは何のため?」教育哲学者が提示する1つの答え 「勉強なんて役に立たない」と言う人が陥っている「思考のワナ」
                • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                  2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                    ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                  • 「武器はとにかく文筆」革命家・外山恒一、名文家としての顔ーー赤川次郎から糸井重里まで、大いに語る

                    今回の都知事選で政見放送の「伝説」がふたたび話題となった外山恒一氏 荒れに荒れた東京都知事選についての議論が、選挙結果が出た現在でもさまざまに行われている。選挙中では、選挙ポスターや政見放送のあり方など、連日多くのマスコミが取り上げ、SNS上では侃々諤々とした主張が繰り広げられていた。 その報道の多くは、今でも「伝説」として語り継がれている、2007年に行われた外山恒一氏の東京都知事選の政見放送にも言及。外山氏本人にもインタビューをするメディアもあった。「こんな国は滅ぼせ」「選挙で何かが変わると思ったら大間違い」などと選挙や体制批判を主張し、最後に中指を突き立てた姿は、多くの社会問題をセンセーショナルに投げかけた。 一見すると過激なイメージの付きまとう外山氏であるが、これまでに数多くの著作を出版してきた作家でもある。内容自体は過激なものも散見されるが、筆致はどれも端正であり、リズムがよく華

                      「武器はとにかく文筆」革命家・外山恒一、名文家としての顔ーー赤川次郎から糸井重里まで、大いに語る
                    • デカルトによる認識の転換によって生まれた近代的自我としての認識者 〜神から人間への理性の使い方の変化【デカルト『方法序説』】 - 日々是〆〆吟味

                      デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている 神によって与えられるかしこさ 頭の良し悪しは頭の使い方の上手下手である 神から人間へと移った認識の根拠 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【新版 哲学・論理用語辞典】 デカルトによる認識の転換 〜神から人間へ 良識(理性)は万人に与えられている デカルトといえば『方法序説』なのですが、この『方法序説』の冒頭には面白いことが書いてあります。曰く、良識は万人に与えられている。この良識とはなんじゃらほい、と注を見てみますと、理性と同じ、と書いてあります。では理性とはなんぞや、といいますと、普通本能に対してそれを抑えるもの、と理解されているかもしれませんが、実は違っていて、理性とは西洋哲学の文脈の中では自分で考える能力のことを指します(簡単に説明すればですけどね。詳しくはいい辞書載せておきますからそち

                        デカルトによる認識の転換によって生まれた近代的自我としての認識者 〜神から人間への理性の使い方の変化【デカルト『方法序説』】 - 日々是〆〆吟味
                      • 創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換 - 日々是〆〆吟味

                        神の被造物からただの物 〜自然観の転換 創世神話と自然世界 神の被造物としての物 物の数学的認識と神意の切断 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【福翁自伝】 神の被造物からただの物 〜自然観の転換 ではデカルト以前の自然世界はどのように捉えられていたのでしょうか。 創世神話と自然世界 神によって世界は説明されていた、と前回書きましたが、キリスト教にはそもそも有名な神話がありますね。聖書に書かれている、神が7日で世界を想像した、というものです。ここから発して中世ではあらゆるものが神の被造物として捉えられていたようです。それは人間もそうですし、自然世界もそうです。 そのため自然世界というものは、神の意図したものであるとも受け取られていたようです。そこにあるものはただの物ではなく、神によって作られたものであるため、神の意図が介在している、こう

                          創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換 - 日々是〆〆吟味
                        • 人間の認識能力の限界としての苦しみから解放されることと理解 ~社会の諸関係の複雑さに対する自己の論理的思考から導き出せる答えの境界線 - 日々是〆〆吟味

                          〝私〟の苦しみと人間の認識能力の限界 〜わからない、苦しい!そんな思いは人間の理解の限界を越えたところからやってくる? 日常の苦しみや愚痴 【ベイトソン『精神の生態学』】 見えない組織の必然性 【ウェーバー『官僚制』/カフカ『審判』/ベケット『ゴドーを待ちながら』】 人間の認識能力とその限界 〜論理は最終的な解答を与えない 【カント『純粋理性批判』】 【ルクール『科学哲学』】 【ヘーゲル『精神現象学』/竹田青嗣,西研『超読解! はじめてのヘーゲル『精神現象学』』】 日常的に接する、理解できない領域という覆い 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020.07.24 〝私〟の苦しみと人間の認識能力の限界 〜わからない、苦しい!そんな思いは人間の理解の限界を越えたところからやってくる? 日常の苦しみや愚痴 ではこうした〝私〟に対する苦しみの原因となる

                            人間の認識能力の限界としての苦しみから解放されることと理解 ~社会の諸関係の複雑さに対する自己の論理的思考から導き出せる答えの境界線 - 日々是〆〆吟味
                          • 現象学が基礎づけようとした、体験を意味づけすることにより新しい学問的基礎を築いた哲学 - 日々是〆〆吟味

                            現象学と普遍的なものとしての人間の体験 ちょっと不思議に聞こえる現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 人間にとって普遍的な体験というもの 【フッサール『イデーン』】 数学に対するものとしての体験 【クライン『数学の文化史』】 前回のお話 waka-rukana.com 現象学と普遍的なものとしての人間の体験 イデーン―純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想 (1-1) 作者:E.フッサール 発売日: 1979/12/16 メディア: 単行本 ちょっと不思議に聞こえる現象学 フッサールの現象学は大変重要なもので、20世紀に行き詰まった問題は現象学によってしか解けない、なんて悲壮的に叫ばれたりもします。しかしその現象学もとても難しい立場から出発されていたようで、あちこちからフッサール先生は批判の集中砲火を受けたそうです。革命的なことを考えた人は大変ですね。 【竹田青嗣『現象学入門』】 現象学入門

                              現象学が基礎づけようとした、体験を意味づけすることにより新しい学問的基礎を築いた哲学 - 日々是〆〆吟味
                            • 「多様な価値観」は絵空事? 現代思想が犯している本質的な誤ち(竹田 青嗣)

                              現代思想の行きづまりを打破し、根本的に刷新する——。哲学者・竹田青嗣氏が、哲学のまったく「新しい入門書」であるとともに、「新しい哲学」の扉を開くための書を目指して書いたのが、現代新書の新刊『新・哲学入門』です。同書から、相対主義を批判し、現代哲学の挫折の本質を看破する第1章の一部をお届けします。 相対主義の根本的な誤り *現代思想における相対主義は、哲学の「普遍洞察」の考えを、独断論あるいは形而上学として批判してきた。理由は一つで、相対主義自身が、認識を、「本体」の認識かその不可能のいずれかしかないと考えるためだ。しかしこれは誤りである。 人間だけが言語ゲームによって世界を描く。その意味は、言語は世界を写す「鏡」ではありえず、ただ世界の「絵」を描くことができるだけだ、ということである。独断論と相対主義は、そもそもこの事態への根本的な無理解から現われる。 *たとえば、現代の相対主義はこう主張

                                「多様な価値観」は絵空事? 現代思想が犯している本質的な誤ち(竹田 青嗣)
                              • 懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは - 日々是〆〆吟味

                                現代における懐疑主義のエポケー/判断停止を用いる新たな哲学である現象学 平静を求めるための懐疑主義のエポケー/判断停止 【アナス,バーンズ『古代懐疑主義入門』】 現代におけるエポケー/判断停止と現象学 【竹田青嗣『現象学入門』】 体験を純粋に取り出すための手段としてのエポケー/判断停止 【フッサール『イデーン』】 前回のお話 現代における懐疑主義のエポケー/判断停止を用いる新たな哲学である現象学 イデーン―純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想 (1-1) 作者:E.フッサール 発売日: 1979/12/16 メディア: 単行本 平静を求めるための懐疑主義のエポケー/判断停止 古代の懐疑主義というものは特定の真理を奉じて、これぞ絶対に正しき境地なり、とでもいうものを否定するものでした。いわば真理の立場を相対化することによって、真理への認識自体を宙ぶらりんにすることによって心の平静を得ようと

                                  懐疑主義のエポケー/思考停止を用いる現代的な哲学である現象学とは - 日々是〆〆吟味
                                • 筑摩書房 PR誌ちくま 2007年6月号 ちくま学芸文庫、書店めぐり 永江 朗

                                  ちくま学芸文庫が創刊15周年を迎えるというので、書店ではどんなふうに売られているのかを見に行った。 最初に訪ねたのはジュンク堂書店池袋本店。日本で一番大きな書店である。文庫売場は三階。図書館のように背の高い棚が林立する光景は、いつ見ても壮観だ。ちくま学芸文庫の白い背表紙は遠くからでも目立つ。 「ちくま学芸文庫のお客さんは男子学生が多いですね。最近は年配の方も増えてきていますが。ほんまの本好き、という雰囲気の人が多いと思います」 関西弁まじりで話してくれるのは伊藤傑さん。神戸にルーツがあるジュンク堂で関西弁を聞くと、ちょっとうれしい。 開店以来累計の売行きリストを見せてもらった。一位は『オイラーの贈物』(吉田武著)。数学の本である(私は最初、『おいらの贈物』だと思っていた)。ちくま学芸文庫は人文・社会科学系というイメージがあったから、かなり意外だ。 「これは理工書の売場でも置いています。一般

                                  • 【哲学書】ニーチェを学ぶためのおすすめ本6冊! - 生活百花

                                    引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nietzsche1882.jpg おはようございます!今回はニーチェに関する記事です。 ニーチェって、哲学に興味がない方でも聞いた事があるほど有名な哲学者ですよね。いろんな知識人の方がよく引用したりしているので、やっぱり「どんな事を言った人なのか」と気になっている方も多いと思います。 今回はそんなニーチェの哲学をなるべくわかりやすく理解できるように、本人の著作以外にも、解説書や入門書なんかも交えながら紹介して行きたいと思います。 目次 ・ニーチェを学ぶ意義とは ・いきなり原著は読まない! ・ニーチェの解説書、入門書おすすめ3冊! 1.ニーチェ入門 竹田青嗣 2.これがニーチェだ 永井均 3.飲茶の「最強! 」のニーチェ ・ニーチェの著作おすすめ3冊! 1.道徳の系譜 2.善悪の彼岸 3.ツァラトゥストラ

                                      【哲学書】ニーチェを学ぶためのおすすめ本6冊! - 生活百花
                                    • プロフェッショナルとエキスパート | Marginalia

                                      “プロフェッショナル” と “エキスパート” の使い分けについての自分の考え。 大きくは、「プロフェッショナルとは自認」であり、「エキスパートとは他認」であると考えている。 プロフェッショナル“professional” 専門的な は “profession” 専門職 から変化した語である。 “profession” には 公言や宣言という意味もあり、その元となっているのは “profess” という語である。 公言する、明言する、(…の)ふりをする、偽る、ふりをする、自称する、信仰を告白する、(…を)信仰するさらに “profess” の語源を遡ると、ラテン語の “professus” に行き着く。もともとは宗教の用語であり、自身の信仰を神に宣言し、聖職者として身を立てることを公言することを意味したらしい。それが時代とともに転じて、専門性があることを公言すること、専門職に就くことに変わっ

                                        プロフェッショナルとエキスパート | Marginalia
                                      • 『「批評」の言葉をためる』中学校・国語~読解と実践で理解を深める~・授業作成編 | EDUPEDIA

                                        1 はじめに 私が実践した、中学校の論説文『「批評」の言葉をためる』(光村図書 国語3)の授業案について書いている。『「批評」の言葉をためる』は竹田青嗣氏の『中学生からの「超」哲学入門』を書き改めたものだ。本文中に出てくる「批評」や「自己ルール」などの考え方を、本文の読解とグループワークを通した実践で理解する授業にした。 批評の言葉をためる 教科:国語 学年:中学校3年生 単元:『「批評」の言葉をためる』(光村図書 国語3) 2 授業作成段階 ①本文を読んで問いを立てる まず、自分で本文を読みながら問いを作り、それに対して答えを考える。ここでの本文読解の作業が授業の発問にもつながった。『「批評」の言葉をためる』は4つの大段落に分かれていた。私が考えたそれぞれの問いと答えを以下に書いていく。 1.「批判」から「批評」へ Q:「批判の言葉を持ち始める」ことは、なぜ人間の心の「自由」の開始点だと

                                          『「批評」の言葉をためる』中学校・国語~読解と実践で理解を深める~・授業作成編 | EDUPEDIA
                                        • 現実を見つめる、自分で考える/『皇国日本とアメリカ大権』著者、橋爪大三郎氏インタビュー - SYNODOS

                                          日本がかつて不合理な戦争を始めたのはなぜだろうか。始める前から敗北がほぼわかっていたような不合理な戦争に、国民を総動員させてしまったことには、どのような思想的背景があったのだろうか。 当時、国が『國體の本義』というテキストを発行し、日本全国の学校現場でこれが使われた。このテキストには、「日本の知識層が触れるであろう知的世界がすっぽりと収められており、これに基づいてものを考えると、自分が知的に優位であるような感覚がわいてくる」という。(『皇国日本とアメリカ大権』橋爪大三郎, 筑摩書房) 日本はかつて負けるとわかっている戦争を始め、そして負けた。その原因を当時の軍部が勝手に暴走したことに求め、軍を忌避している人は多い。しかし、『皇国日本とアメリカ大権』によれば、「人びとは、戦争に負けたのでも、軍部に負けたのでも、ない」という。人びとは、『國體の本義』が用意した、皇国主義の「ロジック」に負けたの

                                            現実を見つめる、自分で考える/『皇国日本とアメリカ大権』著者、橋爪大三郎氏インタビュー - SYNODOS
                                          • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』日本映画の家族の解体と再生、日本文学の私小説、そして欧米50-60年代ハードSFの正統な後継者として(2) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

                                            エヴァ見に米国から緊急帰国して約一か月。アメリカに帰国いたしました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』最高でした。庵野さん、カラーさん、ありがとう!。こんなアホに付き合ってくれた友人や、やさしく色々教えてくれたTwitterの人々に感謝を。これから隔離期間(苦笑)。すぐワクチン打つ。 pic.twitter.com/CbolvQwfox— ペトロニウス@物語三昧 (@Gaius_Petronius) April 21, 2021 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』庵野秀明監督 1995年から2021年の27年間をかけて描かれた日本的私小説からSFと神話までを包含する世界最高レベルの物語(1) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために その(2)です。4万6千字ぐらいあります。馬鹿すぎます。なんで、おれこんなにがんばっているか?それは、、、、自己満足です。満足したいんだよ、アウト

                                              『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』日本映画の家族の解体と再生、日本文学の私小説、そして欧米50-60年代ハードSFの正統な後継者として(2) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
                                            • 現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)

                                              現代思想の行きづまりを打破し、根本的に刷新する——。哲学者・竹田青嗣氏による、哲学のまったく「新しい入門書」であるとともに、「新しい哲学」の扉を開くための書、『新・哲学入門』より、同書の目的を宣言する「マニフェスト」をお届けします。 *二一世紀の現在、哲学はその本質を見失い、自壊し、死に瀕している。なぜか。哲学の本義は普遍認識を目がける普遍洞察の方法にある。だが、現代哲学では、稀な例外を除いて、哲学の根本方法を否定する相対主義哲学がその舞台を席巻してきた。普遍認識の否定、これが相対主義哲学の旗印である。それは現代の流行思想だったが、現代哲学の最大の病でもあった。だが、哲学の偉大な達成は、相対主義が克服された時代においてのみ現われる。いまわれわれは、哲学の概念と像を根本的に刷新しなければならず、そのため、根本的に新しい哲学を必要としている。本書は、まさしくこの意味で、哲学についてのまったく「

                                                現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)
                                              • 【批評の座標 第3回】最底人を生きる――80年代の浅田彰について(西村紗知)|人文書院

                                                第3回で取り上げるのは、『構造と力』『逃走論』等をはじめ、フランス現代思想の輸入とともにポップな批評でかつての若者たちのアイドルとなった浅田彰。「椎名林檎における母性の問題」で2021年にすばるクリティーク賞を受賞、その後も音楽やポップカルチャーをはじめ、幅広い分野で精緻な批評活動を続ける西村紗知が、80年代を風靡した浅田を論じます。 批評の座標 ――批評の地勢図を引き直す 最底人を生きる(80年代の浅田彰について)西村紗知 1. 日本における批判理論研究の先駆的存在である清水多吉がその昔、「ニュー・アカデミズムの人びと」[1]というタイトルで、浅田彰、栗本慎一郎、中沢新一の三人の存在に触れて、その当時の新しい知識人のモードについて考えるため、といっても社会科学のプレゼンス低下を嘆く論調が大半を占めるかたちで記事を書いていた。浅田などが責任編集を務めていた人文系雑誌『G・S』の売れ行きが好

                                                  【批評の座標 第3回】最底人を生きる――80年代の浅田彰について(西村紗知)|人文書院
                                                • 【論文も読む】---02 :シモーヌ・ヴェイユ理解のためにー書籍と論文のご紹介 : En-Soph

                                                  【エン-ソフ】は、言論と、様々なオピニオンのためのウェブ・スペースです。「不均質な人的集合による、不均質な集合知の場」を目指して、2012年4月から活動を開始しています。≫詳細 ぼくの哲学との出会いは、2010年の夏頃にハイデガー『存在と時間』(細谷貞雄訳・ちくま学芸文庫)を読み直そうと試みたところから始まる。 『存在と時間』は1927年にドイツで刊行され、第二次大戦後フランスで起こった実存主義の運動に大きな影響を与えた書物だが、ふしぎなことにその実存主義を批判した構造主義の哲学にさえ影響を与えた。そのようなことは読書を続けていくうちに、とくに木田元先生の諸著作に触れることを通じて知ってゆくのだが、『存在と時間』をなんとか理解しようと努めていると(ハイデガーが研究した)ニーチェ、(ハイデガーの)ナチス加担問題、(ハイデガーが言及している)ヘーゲル、(ハイデガーの言う)"現象学"についての解

                                                    【論文も読む】---02 :シモーヌ・ヴェイユ理解のためにー書籍と論文のご紹介 : En-Soph
                                                  • 井庭崇のConcept Walk | 井庭研 重要文献リスト120冊(2021年7月バージョン)

                                                    << 2021夏プロ「新しい世界観の概念装置を組み立てる:ホワイトヘッド哲学を学び、アレグザンダー思想の理解を深める」 | main | 2021年秋学期 井庭研 各プロジェクトにまつわる文献リスト >> 井庭研では、たくさん本を読みます。難しいものも読みます。重要なものは、何度も読み直し、読み込みます。 本を読むのは、単にそこに書いてあることを知るということではありません。本を読むのは、考え方の型を知り、考える力をつけるためであり、それを自分の創造の道具・基盤とするためです。概念・知識は単体ではあまり役に立ってはくれませんが、他の概念・知識とつながって豊かなネットワークに育っていくと、ものを考える力、創造的に発想する力の源泉となります。 そのためには、ある程度の量を一気に読むことが重要となります。《量は質を生む》のです。ある程度の分量の本を短期間にどんどん読むことで、概念・知識のつながり

                                                    • なぜいま『法の哲学』か──多様な価値の共存可能性について(竹田 青嗣)

                                                      資本主義の進展によって格差が拡大し、健全な民主主義と自由な市民社会が危機に陥っている現在の世界。「マルクス主義」「ポストモダン思想」といった20世紀の大きな思想が挫折していくなかで、新たな社会批判の思想を構築するにはどうすればよいのでしょうか? 『超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』』の著者・竹田青嗣さんによる特別寄稿です。 日本の思想・哲学は「死に体」にある 昨年12月、私は西研との共著『超解読!はじめてのヘーゲル「法の哲学」』を出した。これはいわば筆後エッセイなので、その趣意を述べてみたい。 われわれはこの本で、いまこそ、ルソーの『社会契約論』、ヘーゲルの『法の哲学』を現代の政治・社会思想にとって枢要の古典として読み直すべき必要を強調した。なぜなら、現在われわれが立っている社会的状況の中で、日本の思想・哲学がほぼ「死に体」にあるからだ。 現在、われわれが歴史の中でどういう場所に立っ

                                                        なぜいま『法の哲学』か──多様な価値の共存可能性について(竹田 青嗣)
                                                      • 実存主義の超大物!ハイデガーの哲学とおすすめの本7冊を紹介! - 生活百花

                                                        引用:File:Heidegger 1 (1960).jpg - Wikimedia Commons おはようございます!今回はハイデガーの哲学の解説と、おすすめのハイデガーの本を紹介したいと思います。 ハイデガーと言えばウィトゲンシュタインと並んで20世紀を代表する哲学者です。実存主義や大陸哲学を学ぶ上でも避けて通れないほどの超大物です。 しかしハイデガー哲学は超難解だと言われています。沢山いる著名な哲学者の中でも特に難解な人物の一人だとされています。 今回はそんなハイデガーの哲学を解説して行きます。もちろん他の哲学者もそうであるように、ハイデガー自身もいろんな事を言っているので全てはとても解説し切れないですが、その哲学の肝の部分をほんの少しでも伝えたいと思います。 目次 ・ハイデガーの哲学とは?何を言った人? ・ハイデガーのおすすめの本7冊! 1.ハイデガー入門 竹田青嗣 2.ハイデガ

                                                          実存主義の超大物!ハイデガーの哲学とおすすめの本7冊を紹介! - 生活百花
                                                        • 小1で「なんで生きているんだろう」と考えていた 苫野一徳氏が語る、うつ状態の自分を救った「哲学」との出会い

                                                          難病・拡張型心筋症を患うきかちゃんの心臓移植手術に向け立ち上がった「きかちゃんを救う会」。そのチャリティーイベントとして、教育哲学者・苫野一徳氏による講演会が開催されました。テーマは「勉強するのは何のため?」。誰もが一度は考えた「なんで勉強しなきゃいけないんだろう」という問いに対して、哲学の視点から苫野氏が解説します。本記事では、苫野氏が哲学に出会うまでの人生が語られました。 ※「きかちゃんを救う会」は、10月1日に目標募金額3億5,000万円を達成しました。 教育哲学者が語る「勉強するのは何のため?」 苫野一徳氏:みなさん、どうもこんにちは。苫野です。今日はご参加いただきましてありがとうございます。「きかちゃんを救う会」に少しでも応援ができたらなと思って、今日の会を開催させていただきました。 (司会の)彦野さんをはじめ、何人もの方にご協力をいただいております。あらためて感謝いたします。今

                                                            小1で「なんで生きているんだろう」と考えていた 苫野一徳氏が語る、うつ状態の自分を救った「哲学」との出会い
                                                          • 竹田青嗣の現象学は異端なのか?標準的な現象学と何が違うのか?|ラファ鉄

                                                            ■ はじめに 竹田青嗣(以下「竹田」と記載)と言えば、難解な哲学書を一般人にも分かりやすく解説している入門書が多いことで知られています。 その中でもフッサールの現象学は彼の哲学に大きな影響を与え、数ある著者の入門書の中でもとりわけ現象学に関する内容が多い印象があります。 しかし、学者の評判は決して良いとは言えず、彼の書籍(あるいは論文)が参考文献(文献案内)に掲載されているのを私自身は一度も見たことがありません。 たまたまTwitterを見ていた時、 「学生時代、現象学を専門としている教授から「竹田の本は読むな」と言われた」 というツイートを発見したのですが、このことからもやはり学者の間では評判があまり良くないのかと思います。 以上のことから当然の疑問として出てくるのは、 ・なぜ竹田の現象学は不評なのか? ・竹田の現象学は伝統的な現象学の解釈(標準的な解釈)と具体的に何が違うのか? という

                                                              竹田青嗣の現象学は異端なのか?標準的な現象学と何が違うのか?|ラファ鉄
                                                            • 「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。

                                                              1日1冊本を読むと決めて以来、休まずに本を読み続けている。 本当に読み続けている。休んだ日はない。 雨の日も、風の日も、元気な日も、ちょっとダルい日も、仕事が激務の日も、母を早朝から病院に連れて行く日も、旅行に行っても、ワクチンの副反応で高熱が出た日も、感染して(コロナになりました…)高熱が出た日も、1日1冊、読み始じめて、最後まで読み切る生活を続けた。 最初はキツかった。 もともと読書週間がほぼ皆無だったので、めちゃくちゃしんどかった。 正直、なんでこんなこと始めたのか?バカじゃないの!?って思ってた。 「今日はさすがに読めない」って日もたくさんあった。 でも「なんとしても読む」精神でひたすら続けた。 そんな日々を送ってきた。 はじめのうちは「コーヒーを淹れたら本を読む」というような前置きを作ったり、いろいろとやり方を工夫していた。 500日も続けたらそんなものもいらなくなった。 「今日

                                                                「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。
                                                              • 200年前の名著、ヘーゲル『法の哲学』を「今」読むべきワケ(竹田 青嗣,西研)

                                                                現代資本主義は、富の格差の一方的な拡大を抑止できないことによって大きな矛盾を露呈し、現代の民主主義の理念に深刻な疑義がもたらされています。そんな今だからこそ、近代政治の本質理論としての民主主義理念の内実を本質的に吟味しなおす必要があると、著者の一人である竹田青嗣さんは言います。現代に生きるわれわれは『法の哲学』から何を学びうるのでしょうか? 近代哲学の重要な原理を平易に読み解く大好評シリーズ第4弾!本日発売の『超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』』より「まえがき」を一部抜粋してお届けします。 いまなぜ『法の哲学』か われわれ(竹田・西)は、すでにヘーゲルの『精神現象学』の超解読版を出しているが、もう一つの代表作『法の哲学』の超解読版をなんとしても出したいという思いを長くもっていた。 その理由は、ルソーの『社会契約論』とヘーゲル『法の哲学』は、現代の市民国家あるいは民主主義国家の「正当性

                                                                  200年前の名著、ヘーゲル『法の哲学』を「今」読むべきワケ(竹田 青嗣,西研)
                                                                • Amazon.co.jp: 哲学とは何か (NHKブックス 1262): 竹田青嗣: 本

                                                                    Amazon.co.jp: 哲学とは何か (NHKブックス 1262): 竹田青嗣: 本
                                                                  • ユダヤ・キリスト教の千年王国思想と共産主義思想|喜多野土竜

                                                                    ◉記念すべき1000本目のnote記事です。書きかけて3年ほど、いろいろと面倒くさくて放置していたのですが、ようやく書き上げました。 共産主義思想が、ユダヤ・キリスト教の千年王国思想を焼き直した疑似科学である、Twitterの方では何度か書いてはいますが、140文字の字数制限の中では、内容がよくわからない人もいるでしょう。キリスト教文化や共産主義思想について、基礎知識が不足していたり、現代思想などに興味がないと、誤解する人もいるでしょうから、noteでまとまった解説を書き上げました。この基礎部分を理解できると、現代日本の政治的な主義主張の、けっこうな部分も理解できるでしょう。 自分もたいした知識はないので、ツギハギの入門編ですが、ザックリと理解するのには役立つでしょう。参考文献も幾つかリンクしておきましたので、より深く学びたい方は、そちらの真っ当な研究書を読んでください。また本文は随時、追

                                                                      ユダヤ・キリスト教の千年王国思想と共産主義思想|喜多野土竜
                                                                    1