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  • プレイ可能な状態での「過去のゲームの合法的保存」について - 赤松健 - 公式サイト

    1980年代前半。私が中学生の頃ですが、マイコン(今のパソコン)ブームというのがありました。NHK教育テレビで「マイコン入門」が始まり、マイコン雑誌『I/O』や『ASCII』『RAM』など、全国のマイコン少年が読みあさっていたものです。 その主な目的は、もちろんゲーム! 当時はイトーヨーカドーの家電売り場にPC-8001やベーシックマスターJr.が置いてあり、それらのマイコンへ「雑誌に載っているマシン語リスト」を一日がかりで手で打ち込み、タダでインベーダーを遊ぶという作業を延々とやっておりました。今では信じられない手間ですが、私世代のマイコン少年はみんな心当たりがあるでしょう。 当時は秋葉原のラジオ会館がマイコンの聖地で、NECのBit-INNがあり、海外ではアップル2のゲームが憧れの的でした。やがて私は塚越一雄氏の解説本でZ80のマシン語をマスターし、高校2年生のときにPC-8801用の

      プレイ可能な状態での「過去のゲームの合法的保存」について - 赤松健 - 公式サイト
    • 国立国会図書館のゲーム3300点、利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え

      【読売新聞】 国立国会図書館(東京都千代田区)が納本制度で集めたゲームソフトの、館内でのプレー利用が2年間で16件と低迷している。 国立国会図書館法は出版社などが本を刊行する際、同館への納本を義務づけており、2000年の同法改正で市

        国立国会図書館のゲーム3300点、利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え
      • 父が生前入るなと言っていた部屋を開けたら、大量のエロ同人誌が→やむなく駿河屋に持ち込んだら、結構な額になり相続の揉め事になった話

        女性声優 @ssig33 facebook 開いたら父が死んだので入るなと言われていた部屋に入ったところ大量のエロ同人誌があったため、周囲に相談して駿河屋持ち込んだらすごい額になり、勝手に処分したということで遺産の揉め事が面倒になっている、という話が あり、すごい気持ちになってる 2021-07-03 14:42:02

          父が生前入るなと言っていた部屋を開けたら、大量のエロ同人誌が→やむなく駿河屋に持ち込んだら、結構な額になり相続の揉め事になった話
        • 図書館はずっと憧れの地。私の“図書館欲”を刺激してくれる記事いろいろ - 週刊はてなブログ

          「図書館は成長する有機体である」 週刊はてなブログを運営する「週刊はてなブログ編集部」と、クライアントのオウンドメディア記事を制作する「はてな編集部」が合同でブログを紹介する連載企画「編集部が気になるブログ」。今回ははてな編集部の万井が「図書館」にまつわるブログを紹介します。 こんにちは、はてな編集部の万井です。 なかなか知られる機会が少ないのですが、はてなブログでは、図書館(国立図書館・公立図書館・大学図書館)を対象に有料プラン「はてなブログPro」の無料提供を行っています! はてなブログ 図書館支援プログラム 「はてなブログPro」を無料で提供! - はてなブログ なぜ突然「図書館支援プログラム」の話をしたかというと、私は学生時代、「図書館情報学」*1という学問で、図書館について学んでいたからです。それって何を学ぶの? そんな名前知らない!という方も多いのではないかと思います。 簡単に

            図書館はずっと憧れの地。私の“図書館欲”を刺激してくれる記事いろいろ - 週刊はてなブログ
          • 「怒らないからそっと名乗り出て」10年前のおっぱい同人誌を勝手に国会図書館に納品されてしまった件→結構よくあることらしい?

            リンク note(ノート) 同人誌を、国立国会図書館に「納本」してみた話|しまだゆきこ(YU-U)|note はじめに 皆さん「納本」という言葉をご存じでしょうか。 くわしくは、下に載せたアドレスを通じて読んでみてください。 納本制度|国立国会図書館—National Diet Librarywww.ndl.go.jp 簡単にいうと「法律に則って、頒布を目的として一定の数以上作成された資料(=出版物)」を国立国会図書館に納める義務、を意味する言葉です。 「納本」という字面から、対象は書籍だけかな、と思われがちですが、実際はCD・DVD・ブルーレイ・レコード・楽譜・地図などといった幅広い媒体が当てはまります。 納本 3 users

              「怒らないからそっと名乗り出て」10年前のおっぱい同人誌を勝手に国会図書館に納品されてしまった件→結構よくあることらしい?
            • 国立国会図書館では3300本のゲームが保存されている、「初めて知った」と驚きの声。読売新聞が「国立国会図書館のおけるゲーム所蔵」に関する記事を掲載

              国立国会図書館では3300本のゲームが保存されているとして、読売新聞はゲーム所蔵に関する記事を掲載した。SNSでは「初めて知った」と驚きの声があがっている。 国立国会図書館、3300点のゲーム所蔵も利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え : 読売新聞オンライン https://t.co/AOApoN6C43 #国立国会図書館 #ゲーム #低迷 #ゲームセンター #ゲーセン — 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) July 16, 2024 国立国会図書館は、日本の国会に属する国の機関の図書館だ。書籍をはじめとした豊富な情報資源の取集・整理・保存しており、出版社は国会図書館に本を納める納本制度が法律で定められている。 2000年からは、納本制度はパッケージ系電子出版物に範囲が広がり、ビデオゲームも対象となった。収集されたゲームは、国民共有の文化的資産とし

                国立国会図書館では3300本のゲームが保存されている、「初めて知った」と驚きの声。読売新聞が「国立国会図書館のおけるゲーム所蔵」に関する記事を掲載
              • 検索する情報と、咀嚼する知識『人文学概論』

                世の中には、情報を得る本と、知識を得る本があるが、これは後者だ。 情報と知識って、似たようなものに見えるが? 著者に言わせると、明確に区別する必要があるらしい。 情報は「判断を下したり起こしたりするために必要なもの」に過ぎないが、知識は「学問的な成果であって原理的に組織づけられた判断の体系」だという。情報は自分の外部にあるもので、体得され自己化されると知識になる、という構造だ。 本を読むことを「インプットする」と言う人がいるが、喩えるなら、インプットするのが情報で、インストールするのが知識になるとも言える。あるいは、検索するときのキーワードは情報なら、何をキーにするかは知識になる。知識がないと、そもそも何を検索すればよいかすら分からないから。 情報としての「無知の知」 具体例で考えてみる。 たとえば、ソクラテスの「無知の知」について。 検索すればヒットする。ギリシャの哲学者ソクラテスは、知

                  検索する情報と、咀嚼する知識『人文学概論』
                • 国立国会図書館のゲーム3300点、利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

                  国立国会図書館(東京都千代田区)が納本制度で集めたゲームソフトの、館内でのプレー利用が2年間で16件と低迷している。 【表】旧作ゲームソフトもランキングに 国立国会図書館法は出版社などが本を刊行する際、同館への納本を義務づけており、2000年の同法改正で市販のゲームソフトが対象に加わった。同館は22年6月、収集点数が増えたことなどから、所蔵するゲームの一部約3300点を試験的に館内でプレーできるようにしたが、開始時にほとんど広報を行わなかったこともあり、利用は7月13日までの約2年間で16件にとどまる。調査研究目的に限定し、どのように成果を公表する予定か、利用時に確認している。 開始時にプレイステーション(PS)1~3だけだったゲーム機に、PS4やPSポータブルも加えたが、目的を調査研究以外に広げる予定はないという。理由として、ソフト開発業者などの利益を不当に害さないよう配慮するとした合意

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                  • デジタル庁がnoteを使うのはなぜダメなのか - TOMOKO OOSUKI

                    【2022/7/9 最終更新】 【2021/5/18 記事タイトルを変えました】 先日、デジタル庁(準備中)のnoteがはじまりました。 digital-gov.note.jp(↑2021/8/28 デジタル庁noteのドメイン変更のため、リンクを貼り替えました。) 私はこれを読み、noteは、デジタル庁が利用するツールとして、不適切なのではないかと思いました。 理由は以下の3点です。 1・noteはインターネットアーカイブに残らない仕組みになっているので、公的機関の発信手段として適さないのではないか。 2・会員登録しないとコメントができない仕組みは、note株式会社(以下、note社)への利益誘導に当たるのではないか。 3・note社は、あまりにも問題が多すぎる。官庁の情報を発信する媒体の運営会社として、全くふさわしくない。また、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」というデジタル

                      デジタル庁がnoteを使うのはなぜダメなのか - TOMOKO OOSUKI
                    • 『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』/長尾宗典インタビュー

                      国家の「知」を支えるべく国立の図書館、帝国図書館が作られたのは明治時代。誕生までの道のりはもとより、以降も困難な歩みを続けることになりました。その軌跡を周到に描き出した『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』の著者・長尾宗典さんにお話をうかがっています。 (2024年3月14日に国立国会図書館で長尾さんの講演とパネルディスカッションが開催。詳細はイベント告知ページでご確認ください) ――長尾さんの初の単著は『〈憧憬〉の明治精神史』で、高山樗牛や姉崎嘲風らを扱ったものです。その次に書かれたのが『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』ですから、かなり異なるテーマのように思われます。ご執筆の経緯などをお教えください。 長尾:大学に移る前、私は11年ほど、国立国会図書館(以下NDL。)に司書として勤務していました。日本近代史を専攻していた大学院生の頃は高山樗牛や姉崎嘲風のことばかりやってきたのですが、

                        『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』/長尾宗典インタビュー
                      • 「本を読めば、その先に素晴らしい世界が待っている」国立国会図書館館長倉田敬子氏インタビュー |

                        2024年4月1日に、慶應義塾の名誉教授である倉田敬子氏が国立国会図書館長に就任した。スマホやインターネットが普及し、簡単に手に入れることができる情報が溢れる中、本を読む人は年々少なくなってきていると言われている。そんな時代において館長に就任された倉田氏に、就任の経緯とともに、館長としての抱負や塾生に向けたメッセージを伺った。 インタビューを受ける倉田館長 ―国会図書館長に就任された経緯を教えてください。 国会の事務局の方から突然メールがありました。私は、国立国会図書館の科学技術情報整備審議会の委員を14年ほどやっていたので、私のことを全く知らないで選んだわけではないとは思いますが、どのような経緯で選ばれたのかは私もわかりません。慶應は日本における図書館情報学研究のパイオニアで、歴史や実績もあり、図書館情報学の研究者が多く在籍する教育機関として有名ですが、これまで図書館情報学の研究者が国立

                          「本を読めば、その先に素晴らしい世界が待っている」国立国会図書館館長倉田敬子氏インタビュー |
                        • 国立国会図書館、電子書籍の本格収集を23年開始へ

                          国立国会図書館が、電子書籍・電子雑誌などのオンライン資料の全面収集を開始する。国立国会図書館では2013年から、オンライン資料のうち無償かつDRM(技術的制限手段)が付されていないものを収集してきたが、3月の納本制度審議会答申に基づき、有償またはDRMが付された電子出版物の収集開始に向けて準備を進めている。 来年度に関係法規の整備、周知と収集除外手続きなどの期間を設け、2023年1月から全面的な収集を開始する予定。

                            国立国会図書館、電子書籍の本格収集を23年開始へ
                          • ゲーム開発者が自ら語る、アーカイブ化されずに日々ゲームが消えゆく悲哀(鴫原盛之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            以前に拙稿、「日本が世界に誇るゲームを後世に 国もバックアップを始めた保存活動」などでご紹介したように、近年は産学官の各方面の手によって、これまでに発売されたゲームを後世に残すためのアーカイブ活動が始まっている。日本ゲーム博物館やゲーム保存協会などが手掛けるゲームの動態保存、立命館大学や納本制度を利用した国立国会図書館によるゲームソフトの収集、文化庁の「メディア芸術データベース」の作成・公開などがその代表例だ。 だが、ゲーム開発者目線で見ると、今後もアーカイブ活動を続けるにあたっては、ゲームの収集などとは別の大きな問題があるのだという。 では、その問題とはいったいどんなことなのか? 20年以上にわたりゲーム開発を続ける、あるメーカーのベテランプロデューサーに、匿名を条件にお話を伺った。 ネットワーク対応型ゲームのアーカイブの難しさ昨今のゲームは、家庭用でもスマホ用でもアーケード(ゲームセン

                              ゲーム開発者が自ら語る、アーカイブ化されずに日々ゲームが消えゆく悲哀(鴫原盛之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 国会議員の赤松健氏が“過去のゲームの合法的なプレイアブル保存”について国会で話し合ったと報告。あらゆるゲームを残す試み着実に進む - AUTOMATON

                              参議院議員の赤松健氏は6月1日、「プレイ可能な状態での過去のゲームの合法的保存」に向けた取り組みを進めていることを報告した。着手から10か月がたち、国会にて本件についての質疑応答もおこなわれたそうだ。 赤松健氏の“野望” 赤松氏は「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などの人気作品を手がけた漫画家だ。漫画執筆業のかたわら表現規制への反対活動を続けてきた同氏は、第26回参議院議員通常選挙にて漫画家として初めて国会議員に当選。創作表現に対する規制反対を掲げ、全国から52万8053票の指示を集めていた。その出自や活動から、漫画・アニメ・ゲームなどを好む有権者らの支持層も厚いと見られる。 赤松氏はこれまで「プレイ可能な状態での過去のゲームの合法的保存」を、国会議員となったうえで実現したい目標としてきた。レトロゲームやガラケー向けのゲームなど、これまでに世に出てきたゲームのなかには、現在はプレイすることが

                                国会議員の赤松健氏が“過去のゲームの合法的なプレイアブル保存”について国会で話し合ったと報告。あらゆるゲームを残す試み着実に進む - AUTOMATON
                              • 「鈴木爆発」の原点である「ノスタルジア1907」がX68000 Zの「ゲームコレクションVol.1」に収録決定。文化庁による裁定制度の利用により

                                「鈴木爆発」の原点である「ノスタルジア1907」がX68000 Zの「ゲームコレクションVol.1」に収録決定。文化庁による裁定制度の利用により 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 瑞起は2023年8月24日,同社YouTubeチャンネルにて配信した「Z-CLUB 部室放送 〜収録タイトル発表の回〜」で,「ノスタルジア1907」がX68000 Zの「ゲームコレクションVol.1」に収録されることを発表した。 「ノスタルジア1907」は,1991年にタケルのブランドであるシュールド・ウェーブから発売されたアドベンチャーゲーム。爆弾が仕掛けられた豪華客船を舞台として,実行犯との濡れ衣を着せられた主人公が真相解明に挑む。ディレクターはカプコンの「ストライダー飛竜」を手掛けた四井浩一氏で,同氏の手掛けたエニックス(当時)の「鈴木爆発」は,「ノスタルジア1907」の爆弾解除パートを発展させて企画された

                                  「鈴木爆発」の原点である「ノスタルジア1907」がX68000 Zの「ゲームコレクションVol.1」に収録決定。文化庁による裁定制度の利用により
                                • マンガ・アニメ・ゲームの国際拠点は本当に作れるの? 「MANGA議連」に聞いてみた(前編)(鴫原盛之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  2014年11月18日に設立された、超党派の国会議員によるマンガ・アニメ・ゲームに関する連盟「MANGA議連」は、2022年12月時点で48人の議員が加盟している。 MANGA議連の活動目的は、漫画、アニメ・特撮およびゲームを文化資源とした、人材育成や産業振興、アーカイブなどの環境整備や促進で、その一環としてミュージアムやイベント施設などを併設した国際的拠点「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)」建設の法制化を進めてきた。 だが本法案は、議連の誕生からすでに8年が経過したがいまだに成立していない。また、これまでのMANGA議連の活動状況は、主に新聞で散発的に報道されてはいるものの、その実態はほとんどの人が知らないように思われる。 私見で恐縮だが、筆者は今までにゲームアーカイブ関連の活動を何度も取材し、自身もアーカイブ関連事業をいくつか携わった経験から言えば、ゲームの恒久的なアーカイブを可

                                    マンガ・アニメ・ゲームの国際拠点は本当に作れるの? 「MANGA議連」に聞いてみた(前編)(鴫原盛之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • オンライン資料の納本制度の改定について(2)

                                    オンライン資料の納本制度についての私論前項に続いて、このオンライン資料やデジタル資料の利用についていささかの私見を述べておく。関連の論考として、根本彰「知識資源のナショナルな組織化」(根本彰・齋藤泰則編『レファレンスサービスの射程と展開』日本図書館協会, 2020, p134-162)があるので併せて参照されたい。なお、オンライン資料以外の、従来の納本制度の対象資料と対応するデジタル資料の納本制度の必要性については最後に述べておきたい。 NDLのデジタル化戦略デジタル資料を梃子にしてNDLの現代化を図るというのは、かつて2007年から2012年にNDL館長を務めた長尾真氏が取り組んだものである。長尾氏の館長時代にNDLは資料のデジタル化、納本資料に電子出版物やオンライン資料を含めること、そしてインターネット資料の自動収集制度を始めた。これらは従来の図書館が対象とする資料の範囲をデジタル資料

                                      オンライン資料の納本制度の改定について(2)
                                    • 長尾宗典著「帝国図書館:近代日本の「知」の物語」(中公新書) - 德薙零己の読書記録

                                      帝国図書館。それは、昭和24(1949)年まで上野に存在していた日本最大級の図書館であり、現在の国会図書館の前身にあたる図書館である。当時の一等国には必ず国営の図書館があることから、日本国最大の図書館、東洋一の図書館を築き上げようとしただけでなく、日本国中に図書館による社会教育環境を成り立たせようとした人達の藻掻き苦しみをまとめたのが本書である。 現在日本の図書館環境が満足行くものであるとは言えない。特に図書館司書に対する待遇は目を覆うばかりの惨状であるとするしかない。それでも、戦前の日本に公共図書館を用意した人達の苦労、そして、その時代の日本の環境下においては最善の社会教育を実現させたことは事実であり、かの時代の図書館に携わった方々の尽力がなければ現在の図書館もあり得なかったであろう。 無論、その時代ならではの制約があったことは否めない。無料で利用できるわけではなく、建物の大きさから蔵書

                                        長尾宗典著「帝国図書館:近代日本の「知」の物語」(中公新書) - 德薙零己の読書記録
                                      • 2023年出版関連の動向予想 | HON.jp News Blog

                                        《この記事は約 29 分で読めます(1分で600字計算)》 新年あけましておめでとうございます。 2023年も HON.jp News Blog をどうぞよろしくお願いいたします。 毎年恒例、編集長 鷹野凌による出版関連の動向予想です。 2022年の予想と検証 2022年の予想は、以下の5つでした1 2022年出版関連の動向予想〈HON.jp News Blog(2022年1月10日)〉 https://hon.jp/news/1.0/0/32010。自己採点の結果を右端に付けておきます。 メディアビジネスの転換を進めよう(提案) → ○ 埋もれていた名著の再発見と復刻が進む → △ 縦読み含めメディアミックス展開が拡大する → ○ 電子図書館の普及でコンテンツ供給が急増する → ○ 映像を活用したマーケティング活動が広がる → △ まず、ロシアのウクライナ侵略という暴挙が大きな予想外でし

                                          2023年出版関連の動向予想 | HON.jp News Blog
                                        • 「国立国会図書館法等の一部を改正する法律案」が成立:オンライン資料の収集対象について

                                          2022年5月25日、「国立国会図書館法等の一部を改正する法律案」が、参議院本会議において可決され、成立しました。 国立国会図書館(NDL)は、私人がインターネット等で出版(公開)したオンライン資料(電子書籍・電子雑誌)について、これまでは無償かつ技術的制限手段(DRM)のないものに限定して収集を行っていました。 今回の改正法では、現在免除されている有償又はDRMが付されたオンライン資料についても、NDLへの提供を義務付けています。収集は2023年1月から開始されます。 オンライン資料の収集に関する国立国会図書館法の一部改正について(NDL, 2022/5/26) https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2022/220526_01.html 国立国会図書館法等の一部を改正する法律案[PDF:448KB] https://www.ndl.go.jp/jp/news/

                                            「国立国会図書館法等の一部を改正する法律案」が成立:オンライン資料の収集対象について
                                          • 国立国会図書館デジタルコレクションの凄さ

                                            日本のデジタル化が遅れているという認識の下に、国がデジタル庁をつくって音頭取りをするというご時世だが、国がやっているデジタル関係の事業で文句なくすばらしいと言えるものは国立国会図書館(以下NDL)のデジタルコレクションのサービスである。これは私が同館に関わりがあることを差し引いても断言できる。そしてこれが来年からさらに拡張されて、誰もが来館せずにネットアクセスできることになっている。このことはあまり知られていないのでここで自分で利用した体験を含めて紹介してみたい。 これまでのデジタルコレクション制度の概要国立国会図書館は国の唯一の法定納本図書館である。法定納本制度は、国内で新しい出版物を出したらそれを同館に納入することを出版者に義務付けるものなので、同館には国内出版物が網羅的に所蔵されていることになる。もちろん実際には出版物の定義の問題があるし、制度の実効性の問題があり、納入されていないも

                                              国立国会図書館デジタルコレクションの凄さ
                                            • 【国立映画アーカイブコラム】国内唯一の「映画専門」図書室はどのように成長したか? : 映画ニュース - 映画.com

                                              図書室書庫のパンフレット棚で作業をする司書の笹沼さん[映画.com ニュース] 映画館、DVD・BD、そしてインターネットを通じて、私たちは新作だけでなく昔の映画も手軽に楽しめるようになりました。それは、その映画が今も「残されている」からだと考えたことはありますか? 誰かが適切な方法で残さなければ、現代の映画も10年、20年後には見られなくなるかもしれないのです。国立映画アーカイブは、「映画を残す、映画を活かす。」を信条として、日々さまざまな側面からその課題に取り組んでいます。広報担当が、職員の“生”の声を通して、国立映画アーカイブの仕事の内側をご案内します。ようこそ、めくるめく「フィルムアーカイブ」の世界へ! 当館で最も気軽にノンフィルム資料に触れられる場所は、4階の図書室です。閲覧室には毎月の新着図書、国内外の映画雑誌の最新号やバックナンバー、研究機関誌が並び、閉架式の蔵書も受付で申請

                                                【国立映画アーカイブコラム】国内唯一の「映画専門」図書室はどのように成長したか? : 映画ニュース - 映画.com
                                              • E2374 – 米国で電子書籍の法定納本が開始される

                                                米国で電子書籍の法定納本が開始される 関西館電子図書館課・渡部淳(わたなべじゅん) 2020年12月14日,米国において,著作権登録に関する規則(PART 202, Title 37, Code of Federal Regulations)の改正により,オンラインのみで出版された電子書籍(electronic-only books)が法定納本の対象となる最終規則(final rule)が発効した。この最終規則の要点を紹介したい。 米国著作権法第407条では,米国内で発行された著作物の著作権者または排他的発行権者は,発行日後3か月以内に,最良版(best edition)の完全なコピー(complete copy)2部を米国議会図書館(LC)に納入しなければならないと定めている。当初,電子出版物はこの規定の対象外であったが,2010年2月24日,オンラインのみで出版された電子出版物のうち電

                                                  E2374 – 米国で電子書籍の法定納本が開始される
                                                • 自分の同人誌を国立国会図書館に納本する方法 (有償・無償、持ち込み・郵送 パターン別解説)|てょんてょん

                                                  注意:この記事では出版物の発行者本人が納本することについて記述しています。出版物の発行者以外が寄贈する場合は、公式サイトの資料の寄贈についてをご覧ください。 漫画の原稿を描くための資料探しのために国会図書館を利用した際、納本制度に興味が湧きました。この記事では実際に納本するときに知っておくとよさそうなことをまとめています。 納本とは『単に図書館に本を送る』ことを『寄贈』、それのうち『自分が出版した本を責任ある公的機関に納入することを』ことを『納本』といいます。 「納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことです。わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。 納本された出版物は、現在と未来の読者のために、国民共有の文化的資産として永く

                                                    自分の同人誌を国立国会図書館に納本する方法 (有償・無償、持ち込み・郵送 パターン別解説)|てょんてょん
                                                  • CA2049 – 動向レビュー:自治体発行オンライン資料の収集:近年の公立図書館の取組を中心に / 竹田芳則

                                                    CA2050 – 研究文献レビュー:日本の公立図書館における経営形態:2016年以降の動向を中心に / 菅野裕樹, 山岸素子, 照井ひなた, 鐵見咲希, 星 愛美, 梅木雄飛, 百花 葵, 小泉公乃 PDFファイル カレントアウェアネス No.357 2023年9月20日 CA2049 動向レビュー 自治体発行オンライン資料の収集:近年の公立図書館の取組を中心に 奈良大学文学部:竹田芳則(たけだよしのり) 1. はじめに 図書館法第3条第1号では、十分留意して収集すべき図書館資料の例示の筆頭として「郷土資料、地方行政資料」が掲げられている。この両者をあわせて「地域資料」という用語が使われるようになってきている。近年、歴史資料のイメージが強い「郷土資料」に代わって「地域資料」の用語が定着してきた背景には、地方行政資料の収集が重視されてきたことがあるだろう。 さらに、同法第9条の第2項では「国

                                                      CA2049 – 動向レビュー:自治体発行オンライン資料の収集:近年の公立図書館の取組を中心に / 竹田芳則
                                                    • 国会図書館 電子書籍収集は時代の要請だ

                                                      電子書籍・雑誌などの電子出版物も、国民の知的活動の貴重な資産だ。デジタル時代に見合った形で、納本制度のあり方を見直していくのは自然な流れだろう。 国立国会図書館は、国内で刊行された全ての書籍や雑誌を所蔵することになっている。出版社が納本することが、法律で義務づけられているからだ。 ただ、国立国会図書館法ができた1948年当時、電子出版物の出現は想定されていなかった。 2013年から、無料の電子書籍などが納入対象になり、今月1日からは法改正によって、出版社が一般に販売している有料の電子出版物の納入も義務化された。 出版科学研究所によると、2021年の日本の電子出版物の推定販売金額は4662億円で、前年よりも18・6%増えた。紙を含む出版市場全体の3割に近い。 電子版のみで売られている書籍や雑誌も増えているが、これらは電子書店が販売を終了したり、システム障害が起きたりした場合、閲覧できなくなる

                                                        国会図書館 電子書籍収集は時代の要請だ
                                                      • 講演会「国立国会図書館の来た道、行く道」|国立国会図書館―National Diet Library

                                                        国立国会図書館では、現在、デジタルシフトを掲げるビジョンの下、デジタル化と遠隔サービスの充実に全館を挙げて取り組んでいます。当館の歴史において画期をなすであろうこれらの取組を可能にしたのは、納本制度に支えられた資料収集、設立以来一貫して継続する書誌データの作成と資料保存、また目録の機械化から電子図書館の構築に至る新技術への果敢な挑戦でした。 本講演会では、国立国会図書館の歴史に関する著作『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』及び『夢見る「電子図書館」』の各著者を講師に迎え、前身を含め、これまでの長きにわたる当館のあゆみを振り返ると共に、出版流通論、近代出版文化史に詳しい著述家の永江朗氏をモデレーターとし、デジタルシフトの次の段階における当館の果たすべき役割を議論します。 ※ 本イベントは対面方式で開催します。オンライン配信はありません。

                                                        • 長尾宗典『帝国図書館――近代日本の「知」の物語』目次|negadaikon

                                                          中公新書の1冊として拙著『帝国図書館――近代日本の「知」の物語』が間もなく刊行されます。見本が届きました。 出版社側からも了解をいただいたので、目次を掲載しておきます。 歴史や読書にご関心のある方、また図書館って何だろうと感じた方に届けば幸いです。どうかよろしくお願いいたします。 まえがき 序 章 近代日本と図書館 1 図書館の受容 「思想」を仕入れる場所 昔の図書館の姿 翻訳語としての「図書館」 文庫・書籍館・図書館 2 国立図書館 図書館の種類 世界の国立図書館 納本制度 コラム1 帝国図書館史研究のあゆみ 第一章 多難なる船出 1 書籍館誕生 政府による図書館の設置 文部省設立と市川清流の建白 文部省博物局書籍館の設立 2 博覧会事務局との合併・分離 博覧会事務局との合併 田中不二麿の分離要求 博覧会か図書館か 浅草文庫のこと 3 東京書籍館 東京書籍館の出発 資料収集と納本制度 目

                                                            長尾宗典『帝国図書館――近代日本の「知」の物語』目次|negadaikon
                                                          • 国立国会図書館 納本のご案内(地方公共団体の皆様へ)

                                                            地方公共団体の職員の方向けに、納本の方法をご案内します。 国立国会図書館東京本館の館内紹介もしています。 詳細は下記をご参照ください。 【お問い合わせ・送り先】 国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課 収集第二係 電話:03-3581-2331(内線24620) *お問い合わせ受付時間 月~金 9時~17時45分(祝日、年末年始を除く) ●納本資料の送り先、納本対象となる資料についてはこちらから → https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/qa03.html ●納本制度の概要についてはこちらから → https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/outline.html ※お送りいただいた資料の取り扱いについては、当館にご一任ください。 ※資料掲載にご協力いただいた機関 西興部村/川崎市/林野庁/高知県

                                                              国立国会図書館 納本のご案内(地方公共団体の皆様へ)
                                                            • E2548 – 国立国会図書館によるオンライン資料の収集範囲拡大について

                                                              国立国会図書館によるオンライン資料の収集範囲拡大について 収集書誌部収集・書誌調整課納本制度係 2022年6月1日,国立国会図書館法等の一部を改正する法律が公布され,2023年1月1日から,国立国会図書館(NDL)がオンライン資料収集制度(国立国会図書館法第25条の4)に基づき収集するオンライン資料の範囲が拡大することとなった。 ●オンライン資料収集の経緯 NDLが収集対象とするオンライン資料とは,特定のコード(ISBN,ISSN,DOI)が付与されているもの,又は特定のフォーマット(PDF,EPUB,DAISY)で記録された電子書籍・電子雑誌等(インターネット等で出版(公開)される電子情報)を指す。 NDLでは2013年7月1日から,民間発行の無償かつ技術的制限手段(DRM)のないオンライン資料をオンライン資料収集制度に基づき収集・保存している(E1464参照)。その後,収集範囲を広げる

                                                                E2548 – 国立国会図書館によるオンライン資料の収集範囲拡大について
                                                              • 東京に住む唯一の利点=国立国会図書館

                                                                日課ではてなブックマークを見ると、地方から上京して後悔している方の手記がありました。 さよなら東京 https://anond.hatelabo.jp/20210707163051 殺伐としたコンクリートジャングル私も子供の頃に北海道から東京に引っ越して来た経験があるので、共感できるお話でした。 東京は、ミヒャエル・エンデの童話「モモ」に出てくるような灰色の街に見えました。 モモ:時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 https://www.amazon.co.jp/dp/4001106876 東京に住む唯一の利点=国立国会図書館さて、東京の良し悪しについては賛否両論がありますけれど、私の経験から言うと一つだけ良い点があります。 それが、国立国会図書館の存在です。 国会図書館は建前上、日本の出版物を全て所蔵しており、日本で出版された全ての本を読むことが

                                                                  東京に住む唯一の利点=国立国会図書館
                                                                • 国立国会図書館の使い方(遠隔) | 学びの道標 | 長尾宗典研究室

                                                                  はじめに 卒業論文などで大学の図書館に所蔵がない資料を参照する必要が出てきた場合、国立国会図書館(NDL: National Diet Library。以下「NDL」という)を利用する機会が増えると思います。 地元自治体の公共図書館や大学図書館とは、仕組みが少しだけ違うところもあるので、利用の際の参考にしてください。 また、NDLが作成している利用ガイドもあります。 東京本館利用の流れ http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/flow/index.html 国立国会図書館の資料の使い方(概要) https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-623.php 2020年3月6日 調査・研究支援オンラインサービス(6月4日更新) https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2019/reserch.ht

                                                                    国立国会図書館の使い方(遠隔) | 学びの道標 | 長尾宗典研究室
                                                                  • E2339 – 韓国図書館界,ポストコロナの図書館を考えるフォーラム開催

                                                                    韓国図書館界,ポストコロナの図書館を考えるフォーラム開催 利用者サービス部政治史料課・藤原夏人(ふじわらなつと) 2020年9月4日,韓国において,大統領所属図書館情報政策委員会(以下「図書館委員会」),韓国図書館協会(KLA),韓国国立中央図書館(NLK)の共催により,ポストコロナ時代の図書館の在り方について検討するため,「ポストコロナ,新しい日常と図書館の挑戦」と題する政策フォーラムがオンラインで開催された。 同フォーラムは,基調講演,主題発表,パネルディスカッションの順に進められ,多様な立場・観点から議論が交わされた。本稿では,フォーラムで行われた報告や議論の主な内容について紹介する。 ●基調講演「グローカル・デジタル時代‘生きている’知識プラットフォームとしての図書館」 延世大学名誉教授で文化人類学者のチョハン・ヘジョン氏が,現代の知識情報社会では,既存の「教科書的知識」を習得する

                                                                      E2339 – 韓国図書館界,ポストコロナの図書館を考えるフォーラム開催
                                                                    • E2327 – カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書

                                                                      カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書 名古屋大学附属図書館・村西明日香(むらにしあすか) 2020年9月,カナダ研究図書館協会(CARL),カナダ国立図書館・文書館(LAC),およびシェアードプリントを実施している国内のコンソーシアムからのメンバーで構成されるCanadian Collective Print Strategy Working Group(CCPSWG)は,同国の冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書“Final Report of the Canadian Collective Print Strategy Working Group”を公表した。本稿では,この報告書の内容について概説する。 電子資料の普及やキャンパス・施設のスペース圧迫により,同国のみならず世界中の図書館で大規模な資料の除籍が行われる中,冊子体資料を複数機関で共同管理す

                                                                        E2327 – カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書
                                                                      • 5月25日は天神祭(鶴岡市)、シーチキンの日、別所線の日、主婦休みの日、愛車の日、ホゴネコの日 、食堂車の日、有無の日、広辞苑記念日、納本制度の日、宮崎マンゴーの日、ターミネーターの日、子どもニコニコ笑顔育の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                        5月25日は天神祭(鶴岡市)、シーチキンの日、別所線の日、主婦休みの日、愛車の日、ホゴネコの日 、食堂車の日、有無の日、広辞苑記念日、納本制度の日、宮崎マンゴーの日、ターミネーターの日、子どもニコニコ笑顔育の日、等の日です。 ■天神祭(化けものまつり)【山形県鶴岡市、鶴岡天満宮】 www.youtube.com 鶴岡の天神祭は、老若男女の別なく、派手な花模様の長襦袢に角帯を締め、尻をからげ、手ぬぐいと編み笠で顔を隠し、手に徳利と盃を持ち、無言で酒を振る舞う習わしで、通称「化けものまつり」として広く知られています。 この祭りは、学問の神様といわれる菅原道真公を祀る鶴岡天満宮のお祭りで、その昔、道真公が京都から九州大宰府に配流される時、道真公を慕う人々が時の権力をはばかり、姿を変え顔を隠して密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えによるもので、全国に数ある天神祭の中でも他所では見られ

                                                                          5月25日は天神祭(鶴岡市)、シーチキンの日、別所線の日、主婦休みの日、愛車の日、ホゴネコの日 、食堂車の日、有無の日、広辞苑記念日、納本制度の日、宮崎マンゴーの日、ターミネーターの日、子どもニコニコ笑顔育の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                        • オンライン資料の納本制度の改定について(1)

                                                                          これは、10年以上前の国立国会図書館長の諮問「平成 22 年 6 月 7 日付け納本制度審議会答申『オンライン資料の収集に関する制度の在り方について』におけるオンライン資料の制度的収集を行うに当たって補償すべき費用の内容について」(平成 23 年 9 月 20 日)に対する答申であり、中間答申「オンライン資料の制度的収集を行うに当たって補償すべき費用の内容について」(平成 24 年 3 月 6 日)を経て、最終的にまとまったものである。なぜ、そんなに時間がかかったのかだが、これはNDLの中長期的な経営戦略と関わっている。じっくり時間をかけて関係者と協議しながら実績をつくり実現させる必要があったということだと思われる。これを理解するには、よく使われる次の図を見るとよい。これは納本制度に関わる資料の配置を示したもので、全体としては図の上に矢印で示してある「有形」と「無形」の区別と右にある「公的

                                                                            オンライン資料の納本制度の改定について(1)
                                                                          • 国会図書館の絶版本がネット閲覧可能に 画期的Webサービスが5月からスタート

                                                                            POPなポイントを3行で 絶版本などをインターネットで閲覧できるサービス 5月から国立国会図書館でスタート 対策を行った上で印刷も可能に 入手困難な書籍や資料をパソコンやタブレット端末で閲覧できるサービスが、5月から国立国会図書館のWebサイトで開始される。 本人確認のため身分証明書を用いた利用登録をすることでサービスの利用が可能になる。 すでに流通在庫がない絶版本などの入手困難資料のうち、電子データ化が済んだものが対象。なお、漫画や商業雑誌などは除外される。 2023年1月には不正コピー対策を行った上で、印刷もできるようになる予定となっている。 日本の出版物はすべて国会図書館へ 日本国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館への納入が、国立国会図書館法に基づく納本制度によって義務付けられている。 そのため一度出版されたものは基本的に収蔵されており、絶版本や発禁本まで揃っている(発行

                                                                              国会図書館の絶版本がネット閲覧可能に 画期的Webサービスが5月からスタート
                                                                            • E2710 – 倉田敬子国立国会図書館新館長インタビュー

                                                                              倉田敬子国立国会図書館新館長インタビュー 編集・聞き手:関西館図書館協力課調査情報係 2024年3月31日付けで国立国会図書館(NDL)の吉永元信館長(E2263参照)が退任し、翌4月1日付けで倉田敬子新館長が第18代の館長に就任した。図書館と情報流通の在り方、デジタル化の時代における図書館の役割などについて、倉田館長にインタビューを行った。 ――倉田館長のこれまでの経歴についてお聞かせください。 本との出会いは、幼稚園で毎月1冊ずつ購入していた絵本を家で読むのを楽しみにしていた記憶から始まります。本格的に読書に目覚めたのは小学校高学年の頃です。図書委員も務め、学校図書館で毎日本を借りては翌日に返す日々を送るなど、常に本に囲まれていた子供時代でした。 大学では、慶應義塾大学法学部政治学科で、友人にも先生にも恵まれ充実した時間を過ごしました。ただ当時は、男女雇用機会均等法の制定前でしたので、

                                                                                E2710 – 倉田敬子国立国会図書館新館長インタビュー
                                                                              • 国立国会図書館の使い方(来館利用)

                                                                                ※このページは随時更新する可能性があります。 ※最新の情報はNDLのウェブサイトを参照してください。 https://www.ndl.go.jp/ 最終更新 2024/1/5 はじめにこの資料は私(長尾)が、勤務校の講義等で学生に伝える内容を文章化したものです。 国立国会図書館の概要、利用者登録までの流れは、別記事「国立国会図書館の使い方(遠隔)」を参照してください。NDL作成による利用ガイドも、上記ページを参照してください。なお、本記事の想定読者は大学生以上なので、基本的に満18歳以上と思いますが、国立国会図書館の利用資格については以下を参照してください。 https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/use_require.html 以下では、利用者登録が完了している人が、東京本館などを訪問して資料を利用する際の注意点について述べます。 1.図書館に行く前に1-1.国立

                                                                                  国立国会図書館の使い方(来館利用)
                                                                                • 『NHK放送技術規格(BTS)の閲覧方法とアーカイブ化について』

                                                                                  2020年に入り、本格的にNHK放送技術規格(BTS)の調査に乗り出しました。 NHK放送技術規格、Broadcast Technical Standard、通称BTSは旧日本工業規格(現日本産業規格)よりも1年先行し昭和23年(1948年)に制度が発足。外部規格が充実するにつれその規格数を減らして行き、平成13年(2001年)に廃止(廃止に関してはWikipediaより引用)された規格です。 規格廃止後も製品仕様に「BTS準拠」や「BTS推奨品」を掲げる製品が一部残っています。 参考リンク: BTS(NHK放送技術規格)の現状と最近の動き 1983 年 7 巻 2 号 p. 43-48 https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvtr/7/2/7_KJ00001964674/_article/-char/ja/ TwitterやFacebookで幾度とな

                                                                                    『NHK放送技術規格(BTS)の閲覧方法とアーカイブ化について』