「京都花街」と聞くと、多くの読者にとってはあまり縁がない世界のように感じられるかと思います。テレビや映画、あるいはお芝居などで、舞妓さんや芸妓さんの姿やお座敷遊びの様子を見たことがある、その程度がごく一般的な認識でしょう。 しかし京都花街は、一流のおもてなしでグローバルな認知度を誇る、日本を代表する伝統文化産業です。350年間という長きにわたり「一流」であり続けてきた京都花街には、現在のビジネスシーンにも通用するさまざまな制度的叡智が育まれてきました。 この連載では、そんな京都花街の叡智を紹介するとともに、現代の事象も取り上げながら、読者の皆さまに「ほー」「へー」などと、面白く立ち止まっていただける一瞬も提供します。 そして、ビジネスの継続とビジネスパーソン自身の能力を伸ばすことに役立つ、ビジネスに使えるヒントを紹介していこうと思います。 初回は、京都花街とAKB48の類似性についてです。