首都圏の分譲マンションの大規模修繕工事の入札などで談合を繰り返した疑いがあるとして、公正取引委員会は4日午前、東京都内などの修繕工事業者約20社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査を始めた。談合で不当に修繕費用がつり上がり、住民側の負担が増えていた可能性があるという。分譲マンションの大規模修繕工事を巡り、公取委が調査を行うのは初めて。 【図】いろいろありました…謝罪記者会見 立ち入り検査を受けたのは、「長谷工リフォーム」(東京都港区)や「中村塗装店」(同品川区)、「建設塗装工業」(同千代田区)、「シンヨー」(川崎市川崎区)、「大和」(横浜市中区)など首都圏に所在する約20のマンション修繕を請け負う工事業者。