「どーしよっか、これ」 家のコタツの上、前みたいに振動で勝手に操られないよう、あられの入っていた缶に入れられたスマホを眺めながら、姫はそうこぼした。 どうしようかというのは、金(ゴールデン)頭(ヘッド)龍(ドラゴン)商会からの電話にどう対応しようかという事である。 「多分魔鋼素材だよね? 俺がジャンクヤードに入れた途端にかかってきたから」 「状況的にもそうだよねぇ……」 やはり、相手は何らかの異能で俺のジャンクヤードを監視していると見て間違いないだろう。 きっとすぐにKEEPをかけていなかったら、しれっと何かと交換されていたはずだ。 「なーんか、金(ゴールデン)頭(ヘッド)龍(ドラゴン)の掌の上って感じがするんだよなぁ。やっぱり異能に関しては敵わないね」 「ゴールデン……何?」 マーズのぼやきに対して、子供用の座椅子にちょこんと座ったシエラがそう尋ねる。 彼女には俺達の事情はふんわり話して