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評伝の検索結果241 - 280 件 / 819件

  • 男の星座でお馴染み「殺しの柳川」評伝本が出てる。プロレスの話題も多い! - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    殺しの柳川 日韓戦後秘史 作者: 竹中明洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 2019/07/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る在日に愛され、在日に憎まれた男の真実 最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓の架け橋として両国を行き来した。全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで1991年に没した。 柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけでなく在日社会からも白眼視されたからである。日韓戦後史のなかで異彩を放った男の本格評伝。 【編集担当からのおすすめ情報】 柳川次郎の人脈は表に裏、右から左まで、多岐に及びます。大山倍達、梶原一騎、金大中、司馬遼太郎、田岡一雄、田中角栄、朴正煕、町井久之ら故人との知られざるエピソードはもちろんのこと、許永中氏や山

      男の星座でお馴染み「殺しの柳川」評伝本が出てる。プロレスの話題も多い! - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
    • 【野川隆評伝:前期 Gの震動—1901〜1927】 第一章 揺籃期 父・野川二郎、友・十和田操、兄・野川澂『高原』周辺 - 變電社

      社主持田です。こんばんは!最近更新が多いのですが、大丈夫です!なんら自棄になってませんよ! ところで變電叢書「野川隆著作集」をガチで電子パブリッシングする前に、今までの調査の成果をきっちりまとめたろうと、無謀にも手をつけてしまった「野川隆評伝」がとんでもない分量になりそうで、とりあえず前期の前期たる「揺籃期」のみを公開いたします。今回パブリックドメインEPUB作品公開はありません(没年不明者多数の一族なものですから)。もはや野川一族のファミリーヒストリーになっておりますが、まあやってる本人が心底楽しいんですから。いいんです。僕は文献狩猟だけ白米何杯でもいけます。 今回、持ってうまれたネチネチとした性格は幸いして、この年末年始の追加調査でびっくり!新発見多数であります。自分で言うのもなんでありますが、今日本で一番詳しい野川隆伝が仕上がりそうな予感です。 今回、レア人物たる五兄・野川澂も初登場

        【野川隆評伝:前期 Gの震動—1901〜1927】 第一章 揺籃期 父・野川二郎、友・十和田操、兄・野川澂『高原』周辺 - 變電社
      • Amazon.co.jp: 科学ジャーナリズムの先駆者――評伝 石原純: 西尾成子: 本

          Amazon.co.jp: 科学ジャーナリズムの先駆者――評伝 石原純: 西尾成子: 本
        • 筑摩書房 ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉藤子・F・不二雄 ─「ドラえもん」はこうして生まれた / 筑摩書房編集部 著

          夢と希望にあふれた 日本マンガの青春時代。 富山の朴とつな少年が、一生の親友と出会い、プロの漫画家を目指す。SF(すこし・ふしぎ)漫画「ドラえもん」の誕生と日本漫画界の青春時代。 シリーズ:シリーズ・全集 1,320円(税込) Cコード:0323 整理番号: 刊行日: 2014/08/25 ※発売日は地域・書店によって 前後する場合があります 判型:四六判 ページ数:192 ISBN:978-4-480-76615-1 JANコード:9784480766151 購入 全巻を表示

          • いわさきちひろ生誕100年、長男が評伝刊行 描いた子供は命の象徴(1/3ページ)

            「母は筆を持たない日はなかった。描かないと調子が悪くて、ああいう人が絵描きになるんだなーと思った」と話す松本猛さん 水彩絵の具の美しい色の重なりやにじみの中に、花や子供たちをいきいきと描き出した絵本画家、いわさきちひろ(1918〜74年)。今年は生誕100年にあたる。長男でちひろ美術館常任顧問の松本猛さん(66)がこのほど、評伝『いわさきちひろ-子どもへの愛に生きて』(講談社)を刊行した。 陸軍建築技師の父と女学校教師の母の生い立ちにまでさかのぼり、ちひろが生きた時代背景や影響を受けた人物を調べ上げた力作。松本さんは「ちひろの感性がどこから来ているのか、今後のちひろ研究の基礎になるものを残せたと思う」と話す。 自然主義文学を愛好し絵も描いた父、母も教鞭(きょうべん)を執った東京府立第六高等女学校(現・都立三田高校)で受けた自由で先進的な教育、放課後に毎日のように通った洋画家、岡田三郎助のア

              いわさきちひろ生誕100年、長男が評伝刊行 描いた子供は命の象徴(1/3ページ)
            • 【評伝】岩谷時子さん死去 1400作品 昭和歌謡に新時代+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

              みずみずしい感性による歌詞で昭和歌謡に新時代を開き、生涯に1400に上る作品を生み出した岩谷時子さん。90歳に近い晩年になっても、取材に対して偉ぶるところはまったくなかった。決して多弁ではないが言葉遣いは優しく、天真爛漫(らんまん)な少女がそのまま年齢を重ねたような印象を与える大作詞家だった。 「あなたは何が聞きたいの」。平成16年に「話の肖像画」の取材で訪ねた際も、最初は戸惑った様子を見せた岩谷さんだったが、警戒心が解けると、数々の逸話を話してくれた。 「コーちゃん」の愛称で知られた大スター、越路吹雪さん(1924~80年)を、マネジャー、作詞家、そして親友として支え続けたことはよく知られている。宝塚歌劇団で知り合った2人は上京後の一時期、劇場の楽屋で共同生活を送った。「小林一三校長先生(宝塚歌劇団の創始者)が、東京に1人でやるのは危ない。悪い男がいっぱいいるから越路吹雪に付いていけ、と

              • 【評伝】岡野俊一郎さんはスポーツ界の頭脳だった名参謀…85歳肺がんで死去 : スポーツ報知

                【評伝】岡野俊一郎さんはスポーツ界の頭脳だった名参謀…85歳肺がんで死去 2017年2月4日6時0分  スポーツ報知 1964年東京五輪、初戦のアルゼンチン戦に勝利し、クラマー氏(右)と岡野俊一郎コーチが喜びの記念撮影 日本サッカー協会会長として2002年日韓W杯を成功させ、長年国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めた岡野俊一郎氏(日本サッカー協会相談役)が2日午後10時56分、肺がんのため都内の病院で死去した。85歳だった。1968年メキシコ五輪でコーチとして日本代表の銅メダル獲得に貢献し、同年から始まったサッカー情報番組の「三菱ダイヤモンドサッカー」では解説者として世界のプレーを紹介。IOC委員としてスポーツ界の発展にも尽力した。葬儀・告別式は近親者のみで執り行い、後日にお別れの会を実施する。 独特のソフトな語り口と、柔和な笑顔。日本のサッカー界というよりもスポーツ界にとって“頭脳

                  【評伝】岡野俊一郎さんはスポーツ界の頭脳だった名参謀…85歳肺がんで死去 : スポーツ報知
                • Yahoo!ニュース - 青森県リンゴ産業のさきがけ・長谷川誠三/業績にもっと光を/親族ら評伝を出版へ (Web東奥)

                  藤崎町出身の実業家でキリスト者の長谷川誠三(1857〜1924)らが1885年、本県リンゴ産業の先駆けとなった結社「敬業社」を設立してリンゴ園の大規模経営を行って、今年で130年となる。「長谷川の事績を広く知ってもらい、後世に残していきたい」と、長谷川家の親族たちと、明治学院大学キリスト教研究所協力研究員の岡部一興さん(73)=横浜市在住、キリスト教史=が現在、評伝本の作成に動いている。今年は本県にリンゴが伝来して140年の節目の年でもあり、今後、長谷川の残した足跡に、あらためて光が当たることになりそうだ。 「驚くほどの業績を残した人物なのに、なぜその名が今に残っていないのか」−。弘前におけるキリスト教の受容について研究していた40年ほど前。突き当たった一つの思いに取り付かれながら、岡部さんは長谷川の横顔を探して県内を歩いた。 それは「長谷川誠三研究」(1977年、明治学院大学大学院経

                    Yahoo!ニュース - 青森県リンゴ産業のさきがけ・長谷川誠三/業績にもっと光を/親族ら評伝を出版へ (Web東奥)
                  • dara3 on Twitter: "ビッテンフェルトの猪武者ぶりが後世の評伝で過剰なまでに強調されるのは、一次史料である元帥評伝集がメックリンガーの回想録に多く依拠している為だとする見解はローエングラム朝期の多くの歴史家が指摘するところである、とか山川リブリット「ビッテンフェルト」とかに書かれそう。"

                    ビッテンフェルトの猪武者ぶりが後世の評伝で過剰なまでに強調されるのは、一次史料である元帥評伝集がメックリンガーの回想録に多く依拠している為だとする見解はローエングラム朝期の多くの歴史家が指摘するところである、とか山川リブリット「ビッテンフェルト」とかに書かれそう。

                      dara3 on Twitter: "ビッテンフェルトの猪武者ぶりが後世の評伝で過剰なまでに強調されるのは、一次史料である元帥評伝集がメックリンガーの回想録に多く依拠している為だとする見解はローエングラム朝期の多くの歴史家が指摘するところである、とか山川リブリット「ビッテンフェルト」とかに書かれそう。"
                    • 講談社、公認評伝『スティーブ・ジョブズ』のiPhone&iPadアプリ版提供開始 | iPad | iPad iPhone Wire

                      アプリ情報(ブック) 講談社、公認評伝『スティーブ・ジョブズ』のiPhone&iPadアプリ版提供開始 iPad iPhone Wire編集部 2011/11/01 講談社は、Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏の公認評伝『スティーブ・ジョブズ』(ウォルター・アイザックソン著)のiPhone&iPadアプリ版の提供を開始した。無料アプリ『スティーブ・ジョブズ』をダウンロード後、アプリ内で購入する仕組み。『スティーブ・ジョブズⅠ』『スティーブ・ジョブズⅡ』の2巻構成となっており、価格は各1,900円と紙の書籍版よりも95円安い。 スティーブ・ジョブズ氏が積極的・全面的に取材協力した唯一の評伝。アメリカの伝記作家ウォルター・アイザックソン氏が2009年から3年にわたり、スティーブ・ジョブズ本人や関係者への取材を敢行し、スティーブ・ジョブズ氏の人生を描いている。 紙および電子書籍版は10月2

                      • NHK「歴史秘話ヒストリア」16日は手塚治虫/架空のライバルを設置した異色の評伝「チェイサー」も完結。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                        「歴史秘話ヒストリア」1月16日水曜 NHK総合1 午後10時25分~ 午後11時10分 教えてもらいました。 実は今年は、1989年に亡くなった手塚治虫の没30年…なんともまあ、時の流れは速すぎる。 歴史秘話ヒストリア「ぼくはアニメの虫 手塚治虫がやりたかったこと」NHK総合1月16日(水)午後10時25分~ 午後11時10分https://t.co/q8aLLe7VGa https://t.co/q8aLLe7VGa— 手塚治虫ファンクラブ (@tezukaosamuFC) 2019年1月10日 手塚治虫といえば「マンガの神様」…でも、神様がホントに恋い焦がれたのは「アニメ」だった!?アニメへの目覚め。「秘密の実験」で夢に胸ふくらませた少年時代。日本初の連続長編TVアニメ『鉄腕アトム』誕生の舞台ウラ。そして人生の終わりに取り組んだ未完の大作アニメのエピソードまで――日本アニメ文化の扉を

                          NHK「歴史秘話ヒストリア」16日は手塚治虫/架空のライバルを設置した異色の評伝「チェイサー」も完結。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                        • 評伝 服部良一その2 別れのブルース - 本と奇妙な煙

                          別れのブルース 日中戦争のさなか芸術慰問で上海へ 古賀政男、渡米 R・ハッター=服部良一 前日のつづき。 評伝 服部良一: 日本ジャズ&ポップス史 作者:菊池 清麿発売日: 2013/09/01メディア: 単行本 別れのブルース [専属にはなったが]焦燥と解雇への不安にかられる日々が続いた。ヒットもなく羽振りの利かない自分を思うと、暗い気持ちとなり自然に会社の廊下をうつむき加減に歩くようになる。これではいけないと思い、スタジオの調整室で「コロムビア・ジャズ・バンド」の華麗なジャズサウンドを聴きながら己を奮い立たせることもしばしばあった。ブルーな精神状況を打開するためには、独自の個性を鮮明にした服部メロディーを創造しなければならない。(略) このような苦しみから生まれたのが一連のブルース歌謡だった。 (略) [灰田勝彦がポリドールで藤田稔名義で《浅草ブルース》を歌ったが] これは演歌調の歌で

                            評伝 服部良一その2 別れのブルース - 本と奇妙な煙
                          • 「VANから遠く離れて―評伝石津謙介」書評 先見性を養った人脈と反骨|好書好日

                            VAN創業者、石津謙介の生涯と思想を、アイビー・スタイルの提唱者としてのノスタルジーだけではなく、戦後史や都市文化との関係の中に位置づけ、日本人のライフスタイルを主導した… VANから遠く離れて―評伝石津謙介 [著]佐山一郎 戦後はじめて10代男子がファッションに心も体もかきむしられた時期がある。60年代、その火をつけたのがVANの石津謙介だ。以後、消費文化がミドルティーンにまで下降し、ファッショナブルという感覚が衣服を越えて生活文化全体にまで広がっていった。著者の言葉でいえば、市場がはじめて「文化的基礎」を必要とした時代であった。 VANにかぶれたこの反抗の世代は、石津に「代理父祖(ゴッドファーザー)」を見た。だからやがて父親殺しの対象にもした。VANは、創業から倒産にいたるおよそ四半世紀間、まるでジェットコースターのような社歴を刻んだ。10代の経験がわだかまったままの著者は、煽(あお)

                              「VANから遠く離れて―評伝石津謙介」書評 先見性を養った人脈と反骨|好書好日
                            • 『評伝 田畑政治: オリンピックに生涯をささげた男』(国書刊行会) - 著者:杢代哲雄 - 杢代哲雄によるまえがき | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                              著者:杢代哲雄出版社:国書刊行会装丁:単行本(292ページ)発売日:2018-06-27 ISBN-10:4336062676 ISBN-13:978-4336062673 今から55年前、日本で初めて開催された東京オリンピック招致の立役者となった男、田畑政治。静岡で生まれ、新聞記者からオリンピックの水泳監督となり、日本選手団団長、東京オリンピック組織委員会事務総長を歴任しながら、オリンピック開催直前に無念の降任となったその波乱万丈の人生を、田畑自らが語った草稿をもとに、田畑を最も近くで支え、東京オリンピック選手強化対策本部幹事、選手村情報センター長を務めた杢代哲雄氏がまとめた『評伝 田畑政治』。田畑のオリンピックに対する強い情熱を、杢代氏による本書前書きより抜粋して紹介します。 NHK大河「いだてん」後半の主人公、田畑政治の熱い生涯!田畑さんのオリンピックにかけた情熱はたいへんなもので、

                                『評伝 田畑政治: オリンピックに生涯をささげた男』(国書刊行会) - 著者:杢代哲雄 - 杢代哲雄によるまえがき | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                              • Amazon.co.jp: 評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才: 村上篤直: 本

                                  Amazon.co.jp: 評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才: 村上篤直: 本
                                • 歴史書の棚:日中台で生きた音楽家・江文也。戦争に翻弄された生涯の評伝=加藤 徹 | 週刊エコノミスト Online

                                  日中台で生きた音楽家 戦争に翻弄されたその生涯 20世紀は戦争と革命の世紀だった。国境線は何度も変わり、芸術家も政治に翻弄(ほんろう)された。音楽家のグスタフ・マーラーも、ユダヤ人ゆえに苦労し、晩年「私は三重の意味で無国籍者だった」と述懐した。 劉美蓮著/西村正男監訳/廣瀬光沙訳『音楽と戦争のロンド 台湾・日本・中国のはざまで奮闘した音楽家・江文也の生涯』(集広舎、3850円)は、いわば「東洋のマーラー」とでも呼ぶべき江文也(1910〜83年)の評伝である。台湾生まれの江は、「その前半生を植民地の二等国民として生きた。そしてのちに北京で暮らすも漢奸(かんかん)(売国奴のこと)の判決を下され、さらには文化大革命で迫害に遭った。その波乱万丈な生涯をたとえるなら、台湾・日本・中国を股に掛けた近代の『三国志』とでもいえようか」。 江は6歳で中国本土の厦門(アモイ)に渡り、13歳で日本の内地に進学し

                                    歴史書の棚:日中台で生きた音楽家・江文也。戦争に翻弄された生涯の評伝=加藤 徹 | 週刊エコノミスト Online
                                  • 新左翼のカリスマ活動家、「第二の人生」を沖縄で 『評伝 島成郎』 | 本がすき。

                                    『評伝 島成郎』筑摩書房 佐藤幹夫/著 一身にして二生を経るような生き方とはこういうものなのか、という感慨を持ちながら読み進めた。とくに「後半の人生」の沖縄で精神科医としてはたらき、沖縄で最期をむかえた医師・島成郎を語る人々のやさしい語り口、熱っぽさ、尊敬の念がにじんだ回想を読むとそう感じる。彼らは語りながら、島の仕事を懐かしむというより、彼らの中に島がいまも生きていることをこちらに伝えようとしているようだ。そのことに私はまず圧倒された。 私は人生の何分の一かを沖縄で過ごすという中途半端な生活を送っているが、それでも「内地」から来たというだけで見えない壁のようなものを張られていると感じることがごくまれにあったし、いまもある。とくにナーバスな問題に触れるとき、よりそれを感じた。かつて「クサレヤマトンチュ」という内地から人を憎悪する言葉が普通に飛び交っていた。私も近い意味のことを年配者から何度

                                    • 評伝 ナンシー関 横田増生著 - 日本経済新聞

                                      ナンシーの前にナンシーなく、ナンシーの後にナンシーなし。希代のコラムニストであり、卓越した消しゴム版画家であり、その絵に添えられた一言だけででも読者をうならせ続けたナンシー関が、39歳の若さで亡くなって、すでに10年が過ぎた。テレビ番組やコマーシャル(の出演者)を論じたエッセイは、圧倒的な視聴量とテレビへの複雑かつ激烈な愛に裏打ちされており、他者の追随を許さなかった。テレビ時評を手がける書き手

                                        評伝 ナンシー関 横田増生著 - 日本経済新聞
                                      • 『評伝小川国夫 ― 生きられる〝文士〟』勝呂奏(勉誠出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

                                        →紀伊國屋書店で購入 「作家と失敗」 文学研究について不安を持つ人は多い。いったい何を「研究」するんですか?と。文学ってそういうもんじゃないでしょう?と。でも、そうでもないのだ。文学についてあれこれ知的探究をすることは十分に可能なのである。ただ、その領域があまりに広い。つねに拡大している。変化もしている。下手をすると見逃しそうな微妙な部分もある。 本書は文学研究という広大な領域のひとつの極みを示したものである。「評伝」という独特な分野の、その味わいがよく伝わってくる。評伝が他の研究スタイルと違うのは、「人」としての文学者を相手にするというところだ。何しろ人が相手だから、そこには文字通りの〝お付き合い〟も含まれている。しゃべったり、行動をともにしたり。場合によっては励ましたり、ともに喜んだり、悔しがったり。そしてもちろん死を悼んだり。 本書の著者も小川国夫とは三〇年の親交があり、その遺稿整理

                                          『評伝小川国夫 ― 生きられる〝文士〟』勝呂奏(勉誠出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
                                        • 評伝 ミスター税調、加藤寛氏死去 社会貢献、こだわり 国鉄改革を推進 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

                                          1月30日に死去した加藤寛氏は、社会に役立つ「実学」の実践に取り組んだ経済学者だった。研究室に籠もるのではなく、消費税増税や国鉄の分割・民営化など困難な政策課題に立ち向かった。税財政や教育問題で提言を続けた姿勢は、再生に動き出した今の日本にも求められる。(田村龍彦) ◇ ◆「実学」取り組む 「学者は社会に役立つことをしなくてはいけない。学者も戦わなくてはいけないことを教えてもらった」。経済学者として加藤氏の薫陶を受けた竹中平蔵慶応大教授は回顧する。竹中氏は郵政民営化にあたり、経済財政・郵政民営化担当相として加藤氏を政府の検討会議座長に招き、改革の推進力を担ってもらった。 象徴的なのが、消費税率の5%への引き上げだ。反対世論が強い中で、財政再建の必要性を貫いた。加藤氏の後に税調会長になった石弘光一橋大名誉教授は「反対派も納得させ、尊重する能力にたけていた。学者としては異才だった」と評

                                          • 筑摩書房 人を知り、世界を知ろう ちくま評伝シリーズ ポルトレ

                                            あなたはだめな人間なんかじゃない。 情報でむすばれた世界はたしかに狭くなったけれど、憧れや目標はだれも教えてくれないし、見つからない、そう思っているかもしれない。 大人はみんな、どこか窮屈そうにしていてお手本を示してくれないから、あなたは自信が持てなくて、戸惑っているだけ。 そんな、大人と子どもの間で立ち止まっている中高生に向けて、ポルトレを創刊します。 ポルトレとはポートレート、肖像。 あなたと同じように、悩んで、戸惑って、たくさん失敗して、だけど自分の人生を自分の力で切り開いていった、世界中の人たちの姿をポルトレは写しとっていきます。 いまは、自分を肯定できないかもしれないけれど、わたしたちはあなたを未来そのものだと思う。 だから、あなたの人生をほんの少し前へ進めたい。 伝記は、生き方のロールモデルを教えてくれます。 「この人のように熱く生きたい!」「こんな悔いのない、人に喜ばれる人生

                                              筑摩書房 人を知り、世界を知ろう ちくま評伝シリーズ ポルトレ
                                            • スティーブ・ジョブズが愛した禅僧、乙川弘文評伝①

                                              「受話器の向こうで、スティーブ・ジョブズはさめざめと泣いていました。5分くらいでしたか。とても感傷的ですすり泣く声だけが聞こえてきました。その間に時折、『なぜ?』『どうして?』と。でも、スティーブは答えを求めていたんじゃない。ただ話す相手が欲しいのだと私にはわかりました。あれは、”彼”が亡くなった直後の2002年夏。スティーブ自身が癌と診断される一年ほど前のことでした」 そう語るのは、 カリフォルニア州マウンテンビュー市にある禅堂「観音堂」住職のレス・ケイ氏(75歳)だ。ケイ住職の号名は覚禅慶道、日本の曹洞(そうとう)宗から正式に認められた国際布教師である。ふたりの親交は1975年に始まり、90年代にはケイ氏が、ジョブズ率いるアップル本社で、社員のための禅教室を定期的に指導したこともある。 ここはシリコンバレーのど真ん中、カリフォルニア州ロスアルトス市の瀟洒な住宅街に佇むケイ氏の自宅。アッ

                                                スティーブ・ジョブズが愛した禅僧、乙川弘文評伝①
                                              • 『南洲伝』覚書(12)ー西郷南洲と重野安繹。 私が、この『南洲伝』という西郷の評伝を書こうと思い立った切っ掛けは、幾つかあるが、その一つが、徳之島出身の稲村公望さんと、沖永良部島出身の内弘志さんに出会い、西郷の「島流し 」時代の話を聞くようになったことからである。言うまでもなく、徳之島と沖永良部島は、奄美大島とともに、西郷が島流しにあった島である。私は、鹿児島生まれ、鹿児島育ちなので、小さい頃から「 西郷さん 」の話は、よく聞きながら育った。しかし、あまり、「島流し 」時代の話は詳しくは聞いていなか -

                                                ・・・ 人気ブログランキング 『南洲伝』覚書(12)ー西郷南洲と重野安繹。 私が、この『南洲伝』という西郷の評伝を書こうと思い立った切っ掛けは、幾つかあるが、その一つが、徳之島出身の稲村公望さんと、沖永良部島出身の内弘志さんに出会い、西郷の「島流し 」時代の話を聞くようになったことからである。言うまでもなく、徳之島と沖永良部島は、奄美大島とともに、西郷が島流しにあった島である。私は、鹿児島生まれ、鹿児島育ちなので、小さい頃から「 西郷さん 」の話は、よく聞きながら育った。しかし、あまり、「島流し 」時代の話は詳しくは聞いていなかった。だから、稲村さんや内さんの話は新鮮だった。しかも彼等の「 西郷熱」は、鹿児島市内の人達のそれとは異質だった。私は、あらためて西郷南洲という人物に興味を持った。さて、西郷と重野安繹の関係は、西郷を語る時、あるい、は論じる時、かなり重要である。学問や思想の問題が絡

                                                  『南洲伝』覚書(12)ー西郷南洲と重野安繹。 私が、この『南洲伝』という西郷の評伝を書こうと思い立った切っ掛けは、幾つかあるが、その一つが、徳之島出身の稲村公望さんと、沖永良部島出身の内弘志さんに出会い、西郷の「島流し 」時代の話を聞くようになったことからである。言うまでもなく、徳之島と沖永良部島は、奄美大島とともに、西郷が島流しにあった島である。私は、鹿児島生まれ、鹿児島育ちなので、小さい頃から「 西郷さん 」の話は、よく聞きながら育った。しかし、あまり、「島流し 」時代の話は詳しくは聞いていなか -
                                                • 今週の本棚:持田叙子・評 『評伝 ウィリアム・モリス』=蛭川久康・著 | 毎日新聞

                                                  ◆持田叙子(のぶこ)・評 (平凡社・6264円) 万人の生活に密着する美 ウィリアム・モリス。 英国のヴィクトリア朝を自由奔放に駆けぬけた芸術家、作家、社会主義者。一八三四年に生まれ、一八九六年に死んだ。 身近な自然への愛あふれるモリス・デザインのファンは多い。庭のくだものと小鳥、木々の枝、草花の無限の「反復文様」はさながら生命の曼陀羅(まんだら)だ。 日本では一九一二年、陶芸家の富本憲吉が初めてモリスの設計した家を紹介した。文学者の永井荷風もモリスの美しい家に惚(ほ)れこんだ。堺利彦は、社会は大きな家庭であるべきと説くモリスの社会主義に心酔した。もちろん柳宗悦(やなぎむねよし)らによる民芸運動の発信源はモリス。

                                                    今週の本棚:持田叙子・評 『評伝 ウィリアム・モリス』=蛭川久康・著 | 毎日新聞
                                                  • 評伝の精神態様.。 アントナン アルトー「ヴァン・ゴッホ」を読む

                                                    アントナン アルトー「ヴァン・ゴッホ」を読む なかおちさと 評伝は通常どんな精神態様で書かれるのが「普通」とされるのか? 答えはまさに「普通」の精神態様だろう。信頼に値する「普通」の精神態様が求められるのだ。しかし、アントナン・アルトーの「ヴァン・ゴッホ」という立派な評伝は、「普通」の精神態様が描いたものではない。「普通」「健常」と、「異常」の境目は曖昧なんて常套句はここでは問題にもならない。アルトーはヴァン・ゴッホの評伝の形を借りて言う。世界こそが狂っていると。世界に向けて、「狂人」と見なされた側から果敢な反撃に出るのである。 評伝の意味内容から取り掛かるより、まず周りからこのテクストを窺おう。 アントナン・アルトー、二〇世紀の総合芸術の第一人者。詩人にして、前衛演劇に強大なインパクトを与え、アルトーの名前なくして語れる現代芸術の領域は僅かだ。 一方、そのプロフィールも多難な歴史を刻み込

                                                    • 「もうこれ以上話すことはない」と自ら語った最後の評伝『真説・長州力 1951-2015』で明かされる黒歴史とは! - スポーツ - ニュース

                                                      週プレNEWS TOPニューススポーツ「もうこれ以上話すことはない」と自ら語った最後の評伝『真説・長州力 1951-2015』で明かされる黒歴史とは! 自身の評伝を長州力はどう読んだのか? プロレスラー長州力60余年の人生に迫った『真説・長州力 1951-2015』(田崎健太著、集英社インターナショナル)が刊行された。 藤波辰爾、佐山聡(初代タイガーマスク)、アニマル浜口、大仁田厚ら多数の大物レスラーや関係者を取材、長州力という時代の革命児を取り巻く昭和~平成のプロレス戦国絵巻ともいえる496ページのヘビー級ノンフィクションだ。 何よりも、長州本人がこれまで語らなかった胸の内を初めて明かした、最初で最後の自伝ともいえるーー。ここでその一部を紹介するとともに、発刊を控えた本人を直撃した! *** 長州力こと本名・吉田光雄は1951年、山口県に生まれた。在日朝鮮人二世の彼は幼少期、出自に対する

                                                        「もうこれ以上話すことはない」と自ら語った最後の評伝『真説・長州力 1951-2015』で明かされる黒歴史とは! - スポーツ - ニュース
                                                      • ナース・ウィズ・ウーンド評伝/平山悠/パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック|DU BOOKS|ディスクユニオンの出版部門

                                                        商品詳細情報 NWWとは何か? パンク・ムーヴメント以降のシーンに 何が起こっていたのか? を明らかにする画期的な1冊。 ・「レコード・コレクターズ」 (2021年5月号)に書評が掲載されました! 評者は松山晋也さんです。 ・「ミュージック・マガジン」 (2021年6月号)に書評が掲載されました! 評者は天井潤之介さんです。 もっともミステリアスなバンド、 ナース・ウィズ・ウーンド(NWW)の中心人物、 スティーヴン・ステイプルトンに著者が直接インタビューを敢行!! ポストパンク内の一大ジャンル、インダストリアル・ミュージックの重鎮として40年以上のキャリアを誇るナース・ウィズ・ウーンド(Nurse With Wound)。その精巧かつ混沌とした音楽、ヴィジュアルは今日でも神秘と謎のヴェールに包まれています。本書はNWWの歴史と同時に、パンク以降のDIY精神の在り方を模索した人々の物語を辿

                                                          ナース・ウィズ・ウーンド評伝/平山悠/パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック|DU BOOKS|ディスクユニオンの出版部門
                                                        • 【評伝】西室泰三氏死去 「命懸け」経営、時代とずれも

                                                          3つの重責を担っていた平成27年夏の姿が記憶に新しい。社長を務めていた日本郵政などグループ3社の上場準備を進める一方で、戦後70年談話に関する政府の有識者会議の座長として、報告書の取りまとめに心を砕いていた。 同時期には、かつて社長を務めた東芝で不正会計が発覚。相談役として社外取締役候補者らを説得し、経営を刷新した。79歳にして激務の後でも、毎日のように自宅近くで記者の取材に一人一人応じる姿はさながら超人のようだった。 しかしその後、東芝は米原発子会社の経営でつまずき7千億円超の減損損失を計上、さらに窮地に追い込まれた。この原発子会社を18年に買収した当時の意思決定に、大きく関わったとされる。既に社長を退いていたが、影響を持ち続け、社内で「スーパートップ」と呼ばれていたほどだ。 日本郵政社長としても、27年の豪物流会社買収を主導したが、その結果、約4千億円の減損損失が発生。今年、2つの巨額

                                                            【評伝】西室泰三氏死去 「命懸け」経営、時代とずれも
                                                          • 対日強硬派は「漢奸疑惑」を打ち消すためだったのか 湯麺市長から国家主席に上りつめた江沢民氏の素顔<評伝>:東京新聞 TOKYO Web

                                                            中国の国家元首として初訪日を控えていた江氏は1998年9月、北京の釣魚台国賓館で本紙訪中団らと会見した。会見場では日本語で「どうぞ」と訪中団を招き入れ、「たいへん、よろしい」と笑顔も見せて親しみさえ感じさせた。 江氏は「これからの中日関係は若い世代に託したい」とも語り、「日中新時代」への意欲をにじませた。しかし、同年11月に訪日すると、宮中晩さん会で「歴史の教訓を永遠に考慮しなければならない」と発言し、外交儀礼に反するとして多くの日本人が反発した。江氏の対日強硬派のイメージが増幅された。

                                                              対日強硬派は「漢奸疑惑」を打ち消すためだったのか 湯麺市長から国家主席に上りつめた江沢民氏の素顔<評伝>:東京新聞 TOKYO Web
                                                            • 東京新聞:評伝 島成郎 ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ 佐藤幹夫 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

                                                              トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 評伝 島成郎 ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ 佐藤幹夫 著 Tweet 2018年5月6日 ◆患者のため再開した戦い [評者]吉田司=ノンフィクション作家 六〇年安保闘争は、戦後日本の「天下分け目の関ケ原」のようなものだった。日米安保条約は成立したが、岸信介首相の戦前復古型ナショナリズムには反対するニューライト型平和民主主義(軽武装・重商主義)の道を歩むという国民の選択がはっきりした。 この戦で国会に突入した全学連主流派を率い、数十万人もの反対デモの先頭に立ったのが若きニューレフト、ブント(共産主義者同盟)書記長の島成郎(しましげお)である。ブントは安保騒乱の民衆エネルギーを国内革命に転化させることを夢みたが、一敗地にまみれ、崩壊・分裂した。つまり六〇年安保とは、軍国主義の復活とマ

                                                                東京新聞:評伝 島成郎 ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ 佐藤幹夫 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
                                                              • 評論・伝記賞「ある文人学者の肖像 評伝・富士川英郎」 富士川義之さん 76 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

                                                                学者三代。祖父、富士川游(ゆう)は森鴎外の友にして医史学の大家。父、英郎(ひでお)はドイツ文学者にして『江戸後期の詩人たち』で読売文学賞を受賞した、江戸漢詩の研究者である。 父と同じ東大教授となり、同じ評論伝記部門で本賞を受賞した。しかも、父の生涯を全著作からたどる本格評伝。 「やっと重かった父の憑(つ)きが落ちたような。やれるだけやった、安堵(あんど)感はあります」。柔和な笑みを浮かべる。 2003年に93歳で父が没し、整理済みの書簡が大量に見つかった。萩原朔太郎、木下杢(もく)太郎、堀口大学、丸谷才一ら、40人以上の名だたる人々。社交的でもなかった父親が残した「教養共同体」の遺物から、文学黄金期の感触を実感し、執筆へ背を押された。 1909年(明治42年)、東京市本郷区で生まれた富士川英郎は、昭和中期、リルケの『ドゥイノの悲歌』をはじめとする翻訳、注解に才覚を発揮し、<みずからは詩を書

                                                                  評論・伝記賞「ある文人学者の肖像 評伝・富士川英郎」 富士川義之さん 76 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
                                                                • 「評伝 バルテュス」書評 秘められた鏡の向こうに…|好書好日

                                                                  ISBN: 9784309255538 発売⽇: 2014/04/21 サイズ: 20cm/239,2p 評伝 バルテュス [著]クロード・ロワ 画家はその作品において自ら伝記作家になり得る場合がある。バルテュスも作品を通して人生を記録し続けた。一般的に彼は作品の神秘と謎によって人生の秘境を制する孤高の画家と思われているが果たしてそうだろうか。 もし彼の絵画を覚醒した網膜に映し出すなら、隠蔽(いんぺい)した秘密など何ひとつ存在しないことがわかるはずだ。絵画はその作者以上に正直である。絵画は画家の心の秘密さえ暴く魔力をその本質に有している。従って伝記作家は画家の生い立ちに関与した環境や事実や人物を歴訪する以前に徹頭徹尾、作品の凝視から怠惰であってはならない。作品はすでにその本性を裸出しているからである。 さて、本書の多くはバルテュスの少年期に言及されている。特に芸術家は少年期にその人格が形成

                                                                    「評伝 バルテュス」書評 秘められた鏡の向こうに…|好書好日
                                                                  • ナチスのスパイだったココ・シャネルの秘密の顔を暴いた評伝 - 政治・社会 - ZAKZAK

                                                                    【書評】『誰も知らなかったココ・シャネル』(ハル・ヴォーン著/赤根洋子訳/文藝春秋 /1995円)  【評者】福田ますみ(フリーライター)  ココ・シャネルは、1971年に87才で亡くなるその前日まで、春のコレクションの準備をしていたという。それほどまでに仕事に打ち込んでいた彼女が完全に休業していた時期がある。第二次世界大戦が始まった1939年から終戦後の1954年までの15年間だ。  かくも長い間、彼女は何をしていたのか?  彼女の死後、その噂は広まり始めた。フランスは1940年から1944年までドイツの占領下にあったが、シャネルはこの占領時代、あるドイツ人男性と愛人関係にあった。この男はディンクラーゲ男爵といい、ドイツ王族の血を引くハンサムな貴公子で、シャネルは彼にぞっこんだった。  ところが彼は、ドイツ諜報機関の大物スパイで、シャネルも協力者だったというのである。この黒い噂は真偽がは

                                                                    • いいとこ取り読書と気ままな映画: 「主語を抹殺した男/評伝三上章」 金谷 武洋

                                                                      [雲散霧消した氷山]  いちばん驚かされたのは、「現代語法序説」の巻末に添えられた「語法研究への一提試験だった。1942年に書かれた三上章の文法研究処女論文である。  すでにこの時点で、当時39歳の三上は日本語の文法説明に「主語」はいらないと喝破している。不要であるばかりか、有害であると。だからこれを「抹殺」しなければいけない。英仏語では文が確かに主述関係で支えられていて、主述二本建(Subject-Predicate)である。それに対して、日本語には主語がないから、述部一本建(Predicate)だというのだ。その11年後に出た「現代語法序説」では、さらにその主張が実例を挙げて展開されている。 読んでいて目からウロコが音を立てて落ちると同時に、私は三上の文体にも唸った。たとえば「主語専制の外国式よりも、補語の共和制を採っている我々の方」とのくだりが楽しかった。橋本や時枝の文体と比べてなん

                                                                      • 山田道美九段の評伝『熱血の棋士 山田道美伝』を刊行しました: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き

                                                                        謹賀新年。本年もこのブログのご愛読をよろしくお願いします。 昨年の10月以降、ブログの更新がすっかり滞ってしまいました。10月29日のブログの「追記」で伝えたように、私は夏の頃から書籍の執筆にずっと取り組んでいたので、ブログを書くことを休んでいました。その書籍が12月下旬に刊行されました。 写真は、私が著した『熱血の棋士 山田道美伝』の表紙。※日本将棋連盟刊。1575円。 皆さんは山田道美九段という棋士を知っていますか。大山康晴十五世名人がタイトルを独占して無敵を誇っていた1960年代に、名人戦や王将戦などのタイトル戦で大山に敢然と立ち向かい、壮烈な闘志と力あふれる戦いぶりで奮闘しました。また四間飛車に対して、▲5七銀左の形から▲3五歩△同歩▲4六銀と仕掛ける「山田定跡」を創案しました。 山田九段は理論家として知られ、序盤の研究に打ち込みました。そして大山打倒をめざして、親しい棋士たちと実

                                                                        • 【評伝】韓国・全斗煥元大統領 暗黒時代の象徴 最後まで国民への懺悔なく国葬見送り:東京新聞 TOKYO Web

                                                                          1996年、79年の粛軍クーデターや80年の光州事件の反乱・内乱罪に問われ法廷に立つ韓国の盧泰愚元大統領(手前左)と全斗煥元大統領(同右)=聯合・共同 1980年の光州事件など民主化デモを流血鎮圧し、情報機関が学生運動家らを拷問し、言論の自由を奪った独裁者―。23日に死去した全斗煥(チョンドゥファン)元大統領は、多くの韓国民にとって強権政治の権化で、憎悪の対象となってきた。暗い時代の記憶は保守と革新が鋭く対立する現在の韓国政治にも大きな影響を残している。

                                                                            【評伝】韓国・全斗煥元大統領 暗黒時代の象徴 最後まで国民への懺悔なく国葬見送り:東京新聞 TOKYO Web
                                                                          • 大西祥平による映画秘宝連載の評伝「小池一夫伝説」発売

                                                                            × 48 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 9 2 0 シェア 「小池一夫伝説」では、小池が原作者としてさいとう・たかをの元でデビューした時代から、青年誌の乱立とともに多数の作品を描き分けた70年代以降、そして現在に至るまで、マンガ原作者としてのキャリアの全貌を明らかにしていく。 またこれまで語られることの少なかった幼年期や修行時代、「子連れ狼」「クライングフリーマン」「修羅雪姫」といったヒット作の裏話や知られざる名作の紹介、マンガやキャラクターに対する考え方などを分析。タッグを組んだ作画家や当時の編集者、映画関係者へのインタビューも収録された。 「小池一夫伝説」目次 第1章 『ゴルゴ13』と小池一夫──原作者への道 知られざる“雀ぶらあ”時代/原作者として、さいとう・プロダクションへ 第2章 『子連れ狼』とその時代──驚異の

                                                                              大西祥平による映画秘宝連載の評伝「小池一夫伝説」発売
                                                                            • Amazon.co.jp: 現在窮乏、将来有望―評伝 全日空を創った男美土路昌一: 長治早房: 本

                                                                                Amazon.co.jp: 現在窮乏、将来有望―評伝 全日空を創った男美土路昌一: 長治早房: 本
                                                                              • Amazon.co.jp: 八代目坂東三津五郎: 空前絶後の人 (ミネルヴァ日本評伝選): 田口章子: 本

                                                                                  Amazon.co.jp: 八代目坂東三津五郎: 空前絶後の人 (ミネルヴァ日本評伝選): 田口章子: 本
                                                                                • 戦場のサリンジャー 評伝その2 - 本と奇妙な煙

                                                                                  「タイガー作戦」 パリ解放 The Magic Foxhole ヒュルトゲンの悲劇 バルジの戦い 尋問、収容所 悪夢 サリンジャー 生涯91年目の真実 - 本と奇妙な煙 上記からのつづき。 サリンジャー ――生涯91年の真実 作者: ケネス・スラウェンスキー,田中啓史 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2013/08/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 「タイガー作戦」 渡欧経験を見込まれて諜報部隊入りし渡英。ノルマンディー上陸作戦のための大演習「タイガー作戦」中にドイツの魚雷攻撃により749名が死亡。 陸軍はただちにこの一件のもみ消しをはかり、全員に口外を禁じた。サリンジャーはこの経験についてしゃべらなかったが、彼がそこにいたことはわかっている。(略) サリンジャーは自分自身が口外しないだけでなく、ほかの兵士たちに沈黙を守らせる責任も負っていた。スラプト

                                                                                    戦場のサリンジャー 評伝その2 - 本と奇妙な煙