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読書論の検索結果1 - 40 件 / 343件

  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ本」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三本立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴい本に出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いい本はたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴい本を読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ本と

      スゴ本100
    • この本がスゴい2009

      今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 スゴい本は多々あれど、独力で発掘できるはずもないので、スゴ本を読んだ「あなた」を探す。好きな本ばかりで食傷気味で、お山の蛙か、井の中の大将になったつもりのわたしにとって、「あなた」は良い刺激であり指針でありアドバイザーなんだ。 そう、好きな本だけ読むのもいいし、本屋さんだけで事足れりとしてもいい、それでも読みきれないほど。そして、自分の周りに壁を築いて、ヒキコモるのもアリ(わたし自身がそうだった)。時折みかける独善に陥っている人を反面教師として、自らを戒める。ブンガク小説ばっかり読んで、世界を分かった気になっている人、科学リテラシーこそ全てで他はクズだとのまたう人、それぞれの得意分野では天狗だろうが、外から眺めていると、こっけいで仕方ない。 そんな「わたし」にならないために、広く、深く、遠くまで「あなた」を探す。「あなた」のおかげで、こ

        この本がスゴい2009
      • 今まで読んで良かった本 100冊 - プログラマでありたい

        今まで読んできて良かったなぁという本をまとめてみました。せっかくなので100冊をまとめて一挙公開です。趣旨としては名著を紹介する訳ではなく、考え方の上で参考になった本を紹介するという方針です。しかしロクに記録していないし記憶も定かではないので、本当に良いと思ったものでも抜けているものも多数あると思います。また技術書については、専門外の人には意味が無いので省いています。 一般的に本を勧めるうえで、100冊並べるというのは一番効率が悪い方法です。書評ブログとしては、1冊もしくは類似の2〜3冊くらいを紹介するのが一番効率が良いのです。でも、私は意地悪なので、本を1冊紹介してくださいと言われると、10冊紹介するようにしています。暇な時に眺めてください。 歴史関係の本 私がジャンルとして一番好きなのは、歴史関係の本です。時間が許す限り延々と読んでいたいですが、そうも言っていられないのが現実です。面白

          今まで読んで良かった本 100冊 - プログラマでありたい
        • あなたの学びの道筋に!「読書」と「文章」を考えるための8冊 - ぐるりみち。

          「『文章力』を鍛えたい!」とは考える人は多いが、その切り口はさまざまだ。基礎的な文法はもちろんのこと、文章構成力、語彙力、論理的思考力など、必要とされる「力」は多岐にわたる。さらに論文やビジネス書類、ブログなど、文章が掲載される媒体・形式によっても求められる文章は異なってくるため、学んだ複数の文章技術が相容れない場合も往々にしてある。 ゆえにまずは、自分が学ぶべき「文章力」がどのようなものであるかを自覚する必要がある。詳細な説明を犠牲にしてでも大勢に伝わればいいのか、特定少数を納得させる論理が求められているのか。 前提として「文章の方向性」を確定しなければ、学んだ技術も活かせない。 他方、そういった「文章」を学ぶ切り口のひとつとして、「読書」によって先人の文体を参考にするという方法もある。有名な古典やベストセラー本など、学ぶべき本は数多い。しかし実際に読んでみると思いのほか退屈で、途方に暮

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          • 本を読むたびに読みたい本がどんどん増え、積読が解消されないがどうすればいいか。 | レファレンス協同データベース

            分類<019(読書、読書法)>の棚をブラウジングした。 (読みたい本を更に増やしてしまうかもしれないが、)読書法に関する資料を、積読に触れているものを中心に紹介する。 (1)本を速く読む方法・通読しなくてもいいという意見 資料1 『超速読力』 「超速読力」とは、本や書類を見た瞬間に内容を理解し、コメントを言えるという新しい力であるとし、その意義とトレーニング法について書いている。 資料2 『大学生のための速読法』 接する文献の多い大学生や大学院生のために、楽にポイントを読み取ることができる速読法を紹介している。 資料3 『読まずにすませる読書術』 読む必要のない箇所を見抜く技法や、本を読まずにすませる技法を紹介している。 資料4 『時間がない人のための即効読書術』 バスで読書する際に酔いにくい席の選び方(p.17-18)など、読書を効率化する具体的な技術を紹介している。 (2)多読や乱読な

              本を読むたびに読みたい本がどんどん増え、積読が解消されないがどうすればいいか。 | レファレンス協同データベース
            • おまえら読書ノート取ってる?:【2ch】ニュース速報アワーズ

              1 :無名草子さん:2006/07/14(金) 00:20:19 何を書いてる? 3 :無名草子さん:2006/07/14(金) 00:54:15 書名・著者・定価・購入店名・読書開始日・読了日 感想などは敢えて書かない。5年くらい続いている。 本の要約を書き留めたいのだが、重要と思われるポイントを 絞ることができず、ほとんどそのまま書き写し状態になって しまっている。何かいい知恵はないものか… 6 :無名草子さん:2006/07/14(金) 02:52:54 それは実力不足。 ひたすら多くの本の要約の繰り返しが一番の近道。 28 :無名草子さん:2006/09/21(木) 17:27:02 ノートに書名、著者名、出版社名、読了日と読み終わって感じたことなど 書いています。もうすぐ150冊です。自分のくだらない感想だけど、時々 読み返すとおもしろいです。 38 :無名草子さん:2006/0

              • 読書は2周目からが面白い!40歳にしてやっと精読の価値に気づきました - あいむあらいぶ

                かるび(@karub_imalive)です。 読書、好きですか? 僕は、昔から読書が大好きです。物心ついた頃から本の虫で、小学生の頃は運動は苦手だったので、学校の図書室に入り浸っていました。それから40歳の今に至るまで、ずーっと本を読み続けています。ちゃんと読書記録をつけてるわけじゃないので何ともいえないですが、定期的にみかん箱単位で本を断捨離しているので、年間で50冊~100冊程度はコンスタントに読んでいると思います。 読書スタイルが少しずつ変わってきた そこで、自分の読書遍歴を少し回想してみたのですが、子供の頃から、読書の質が少しずつ変わってきていることに気づきました。 小学校~中学校の頃は、絵本や小説など、物語を「味わい、楽しむ」ための読書がメインでした。小学校だと、機関車トーマスとか、ずっこけ探偵団とか、少年向けにカスタマイズされた江戸川乱歩シリーズとか、ファーブル昆虫記とかですか

                  読書は2周目からが面白い!40歳にしてやっと精読の価値に気づきました - あいむあらいぶ
                • 続・本で床は抜けるのか « マガジン航[kɔː]

                  posted by 西牟田靖(ノンフィクション作家) 友人たちと4人で住んでいた3階建ての一軒家から、木造2階建てのボロアパートへ、2000冊近くの蔵書を移したところ、床が完全に本で埋まってしまった。その様子を写真に撮り、ネット上に公開したところ、まったく違う意見を同時に寄せられた。「床が抜ける」というものと「それぐらいじゃ抜けない」というものだ。 いったいどちらが正しいのだろうか。「本で床が抜ける」という話はときどき噂話として聞くことがあるが、都市伝説ではなく、ほんとうに抜けたりするのだろうか。三面記事を探ったり、専門家に話を聞いたりして、真相を探ってみた――というのが、前回の記事(「本で床は抜けるのか」)のあらすじである。続編の今回は床抜け問題について、さらなる実例や、床が抜けないようにする方法について考えてみたい。 恐ろしい話 軍事ジャーナリスト加藤健二郎さんが話してくれた「本で床が

                  • 『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた

                    心を揺さぶり、頭にガツンと食らわせ、世界の解像度を上げる本は、確かにある。 読前と読後で自分を一変させる、すごい本(スゴ本)だ。本から得られた知は、行動を変え、習慣を変え、人生を変える。これホント、なぜならわたしの身に起きたことだから。そんな「人生を変える運命の一冊」は、実は何冊もある。 このブログは、そうした本を中心に紹介してきた。これに加え、どのように探し、どう読み、何を得て、どんな行動につなげたかを本にした。タイトルはブログと同じ、『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』だ。 ここには、あなたにとっての「運命の一冊」を見つける方法を書いた。あなただけのスゴ本と出会うパーフェクトガイドだ。3行でまとめると、こんな感じ。 本を探すのではなく、人を探す方法 お財布に優しく(ここ重要)、スゴ本に出会い、見合い、結婚する方法 (良書なのは分かってるのに、なかなか読めない)運命の

                      『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた
                    • ツイッターとブログの違いについて - 内田樹の研究室

                      『街場の読書論』という本を書き上げた。 ブログコンピ本なので、ゲラをいただいたのは一年近く前なのだが、他の仕事が立て込んでいて、手が回らなかったのである。 ブログのコンピ本というのは、他にあまりなさっている方がいないようだが、私は「よいもの」だと思う。 書いているときに「これはいずれ単行本に採録されるかもしれない」と考えている。 だから、そのときになってあわてないように、引用出典とかデータの数値とはについては正確を期している。 ブログ上で他の方の著書から引用するときに、発行年や頁数まで明記する人はあまりいないが、こういう書誌情報は「あとになって」調べようとすると、たいへんに時間がかかるものである。 ほんとに。 それにそうしておくと、ブログが「ノート代わり」に使える。 ブログには検索機能がついているので、キーワードを打ち込むと、そのトピックについて私が書いたことがずらずらと出てくる。 その中

                      • 【2014年ベスト本】本当におすすめしたい21冊をまとめたよ - ぐるりみち。

                        “人は自分の見たいものしか見ない”とは、どこぞの賢人*1が語った言葉らしい。そりゃそうだ。アホみたいに情報とコンテンツで溢れかえっている「インターネット」なんて存在も今はあるくらいだし、多くのものを見て聞いて咀嚼して判断するのは面倒だ。全てを見ようにも脳のスペックが間に合わないのだから、結局は何かを選ばざるを得ない。 ……ということは、「ネットには何でもある!」という言説も一面的にはウソになる。いろんな人の意見を参照するのがかったるいから、特定の有識者の主張を鵜呑みにし、いつも同じサイトを情報源として、何かよく分からない話には耳を貸さない。だって、情報量が多すぎるんだもの。見えないものを見ようとして望遠鏡を覗きこむ?やめとけ、目が潰れるぞ。 そう、何でもは見えない。見えているものだけ。 ──そんな話題を取り上げていた本が、今年発売の『弱いつながり』(東浩紀著)だったように思う。その中では「

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                        • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術

                          をッ!という本を検索すると、たいてい千夜千冊に突き当たる。セイゴォ式ウンチクに耳をかたむけつつ、類書を漁る。いわゆる「ソレ読んだら、コレなんて、どう?」的なオススメ。しかも肝をつかみとって教えてくれるので、これだけで読んだ気になれる。 「読書とは編集だ」と言い切るセイゴオ読書術は、なかなか面白い。読書術や読書論は、千夜千冊(全8巻)のあちこちに散らばっているが、特別巻「書物たちの記譜」にまとめられている。中でも、わたしにピクッとキたものをピックアップしてみよう(太字化はわたし)。 ■00 読書の謎 そこ(非線形読書のすすめ)に何を書いたかというと、われわれは読書によって書物にしるされていることを読んでいるとはかぎらないということを告げた。われわれは読書しているあいだに、アタマのなかで勝手な連想や追想や、疑問や煩悶をおこしているわけだから、ごく控えめに言っても読書とは、テクストの流れと自分の

                            わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術
                          • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 読書は人間がベッドの上でおこなう二つの快楽のうちの一つ

                            タイトルは丸谷才一「思考のレッスン」より。読書について、書くことについて、沢山のヒントをもらった。「読書のコツ」、今風に言うなら「読書Hack」。ただし、効率ばかりの安手なものと違って、ひとつひとつ自分で読みといてはヤクロウに入れる手間はある。 ■本の読み方の最大のコツ 最も激しくうなづいたのは、本の読み方の最大のコツ→「その本を面白がって読め」。その本を面白がって、その快楽をエネルギーにして進め、という。言い換えると、「面白くない本は読むな」となる。面白く思えない本をガマンして読んで分からないなんて、つまらない。その時間、別の本を面白がって読んで得られる効用の方が大なり。 読書は快楽なんだ、ベッドの上でする二つの快楽のうちの一つなんだ。もう一つの快楽が何かは言うまでもないけれど、それぐらい愉しいことなんだ。もちろん、もう一つは睡眠だね。読んで寝て暮らす、これぞ究極の快楽。 ■本を選ぶポイ

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                            • ブログは毎日更新しないほうがいいかもしれない - 脱社畜ブログ

                              ブログの更新をサボっていたら、前回の更新が155日前とかになってしまった。まあ前回更新した時点でもう月に1回とかのペースになっていたのだけど、今回はさすがに放置しすぎたように思う。個人的にはもうちょっと頻度を上げて書いていきたいと思っているのだけど、いざPCの前に座ると「明日にしよう」という気持ちになり、それを何度も続けているうちに155日が経過したわけで、自分の意志力の低さはなかなかのもんだと思わずにはいられない。 なぜこうも放置し続けてしまったのか。最近、ちょっと忙しくなったからというのはあるかもしれない。もっとも、それでも毎日深夜残業に追われていた社畜会社員時代と比べれば遥かに時間にゆとりはあるわけで、忙しさだけに理由を求めるわけにはいかないだろう。会社員時代は平日時間が取れなかったので、土日に7個記事を書きためて、毎日夜に会社からこっそり更新ボタンを押してなんとか毎日更新を維持して

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                              • 新社会人に伝えたい「インプットよりアウトプットが大切」の嘘 - プログラマでありたい

                                新社会人向けに、おっさんがブログで講釈をたれるのが流行る季節になってきました。おっさんの一人として、私も偉そうなこと言ってみます。それは、 「インプットよりアウトプットが大切」 なんて大嘘です。 そんな戯言を真に受けている暇があったら、さっさとインプットしましょう。確かにアウトプット大事です。私も定期的にブログやTwitterでアウトプット大事にしようと呟いています。でも、それには裏事情があります。 アウトプット大事と呟く人は、世の中には2種類います。 インプットが好きで好きで、意識しないと延々にインプットし続けてしまう人 そんな事情を知らずに、アウトプットが大事という事がを真に受けてしまう人 知識や経験の裏付けがないアウトプットは薄っぺらいものです。1つ2つであれば、まぐれ当たりで凄い評価や反響を得ることもあるでしょう。でも、続きません。継続的に質の良いアウトプットを出し続けるには、まず

                                  新社会人に伝えたい「インプットよりアウトプットが大切」の嘘 - プログラマでありたい
                                • 本に書き込みすることに関する資料集 | 筑波大学附属図書館

                                  本に書き込みすることに関する資料集 「図書館の本は書き込み禁止」『朝日新聞』2006年11月26日(日) 朝刊, p.8「声」 「線引きしてくれるあなたへ。たくさん引けば引くほどに、理解力の程度が疑われます。」 本に書き込むということ (古風なラプソディ rapsodie antique) 本に線を引きますか (ghostbuster's book web.) 芥川龍之介「路上」 「その書物の上には、色鉛筆の赤い線が、何本も行(ぎよう)の下に引いてあつた。」 『朝日新聞』1996年10月31日(木) 朝刊、p.1「天声人語」 「さて、読み進んで記憶したい個所や感銘を受けた部分があったとき、どうするか▼紙片をはさむ。ページの端を折って目印にする。付せんを張る。傍線を引く。鉛筆やボールペンで書き込む。ノートを取る。方法はさまざまだ。... 。▼夏目漱石は、書き込み派だった。」 池田清彦, 西條

                                  • 「人に会う」代わりに「本を読む」|まだ仮想通貨持ってないの?

                                    多摩市に引っ越してからというもの、すっかり人に会う機会が減りました。一時期は「毎日知らない人に会う」という目標を立てていたりしたので、リアルな出会いの数はピーク時の10分の1くらいになっていると思います。 人に会う目的が「話を聞く」のなら、読書で代替できる 人と会う目的は複数あって、パッと思い付くかぎりでは、 ①相手の話を聞き、新しい刺激をもらう ②自分の話を聞いてもらい、考えを理解、整理、洗練する ③お互いと知り合っておき、それ以降のコミュニケーションコストを下げる(一度会った人とは、色々スムーズになりますよね。僕は仕事のパートナーとは一度会い、その後は遠隔でのやりとりを中心にします) なんてところがあります。どれか一つというよりは、多くの場合、そのどれもが目的になると思います。 僕は普段ブログで情報発信をしているので、「②自分の話を聞いてもらい、考えを理解、整理、洗練する」はそれほど強

                                      「人に会う」代わりに「本を読む」|まだ仮想通貨持ってないの?
                                    • 書評を読むな、書誌を読め/存在すら知らぬ本を探すための本

                                      ほとんどすべての推薦書リストに、本を探すための本は登場しない。 大抵の読書論は、書誌の存在にすら触れない。 あらゆる書物はつながり合っているというのに、多くの書評は一輪ざしのようにただ一つの本だけを掲げる。 書誌を知らぬ読書家は、海図を持たない船乗りに等しい。 そうした船乗りもまた海に出ることはできよう。だが、彼の海路は、陸から離れぬ域にとどまる。 読書に置き換えて言うなら、宣伝や書評に「教えて」もらわなければ、何を読むかも決められない本読みに相当する。 書誌は、あるテーマについて(ある分野や人物についてのこともある)、世の中に存在する文献の一切合切を集めようとしたリストだ。 人がなすことに元より完全なものはない。すべての文献を集めることは事実上、不可能だ。あらゆる書誌には、載せるべきであったいくつもの文献が欠けている。その意味でも、すべての書誌は未完成である。また、決して完成しないという

                                        書評を読むな、書誌を読め/存在すら知らぬ本を探すための本
                                      • 上から目線の「本を読む本」を10倍楽しく読む方法

                                        もはや読書論の古典とまであがめたてまつられている「本を読む本」。 これを、なるべく楽しく読む方法をご紹介…というのも、手にしたかたならご存知だろうが、スーパー上から目線に辟易すること間違いないから。そして、もったいぶった言い回しで結局それかよ…とツッコミを入れるだろうから。 しかし、だからといって無用な本ではない。新入生から読み巧者まで、得るものは必ずあるはずで、説教臭さえ気にしないのであれば極めて意義深い一冊だとオススメできる。ここでは、本書にふれながら、わたしの「本を読みかた」について思うところを書く。誰かのヒントになればこれ幸い。 ■ 決まった読みかたなんて、ない 完成された本の読みかたなんて、存在しない。十人いれば十通り、百冊あれば百通りの読みかたがある。本書の著者アドラーをはじめ、識者(?)たちが「本はこう読め」と押し付けるたびに、ゲンナリしているし、その轍を踏まないよう注意して

                                          上から目線の「本を読む本」を10倍楽しく読む方法
                                        • 読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                          読書の質を高めたいなら、読書記録がおすすめ。要約、感想、心に残った文章などを書き残せば、より深く記憶に刻めますよ。 有識者が推奨する読書記録テンプレートや書き方のコツ、便利なツールなど詳しくご紹介します。 読書記録のメリット これまで読んだ本を振り返れる 本の内容を整理できる 本の知識を活用しやすい 記憶が定着しやすい 読書記録の書き方1:ひとこと読書ノート 自分に必要な情報だけ 気取らず本音で 感想だけでなく理由も 思い出の品を貼る 読書記録の書き方2:A4用紙記録法 ひとこと要約 図解 自分なりの意見 読書記録の書き方3:K-W-L表 K:すでに知っていること W:本から学びたいこと L:本から学べたこと 読書記録の書き方4:本の余白を使う テーマに沿った重要な情報 テーマからは逸れるが有益な情報 著者独自の主張 スタイルについて気づいた点 引用された本 読書記録の書き方5:引用ベスト

                                            読書記録の書き方6選×おすすめアプリ6選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                          • 「知の巨人」の400冊のブックリストから選んだ王道ではない本10冊 - のほほん感想録

                                            『ぼくらの頭脳の鍛え方』を読みました。 この本は、知の巨人と知の怪物と呼ばれる二人が21世紀を生きるための教養書を100冊ずつと、流通しているオススメの文庫や新書を100冊ずつ選んだ400冊のブックリストが掲載されております。 それだけでも価値のある本ですが、この二人の本について会談したものも掲載されているので、日本でトップクラスの教養を持っている人の本をテーマにした対話を読みたい人はぜひ読んでみてください。 ブックリストから選んだ10冊 さて今回はブックリストに載っていた面白そうな本を数冊、下に書いていきます。今回の記事は完全にメモ帳です。ちなみに、教養を得るためというよりは趣味趣向を優先して選んだので、偏りが激しいです。 Photo:books By -keanna- 補給戦 補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO) 作者: マーチン・ファンクレフェルト,Martin

                                              「知の巨人」の400冊のブックリストから選んだ王道ではない本10冊 - のほほん感想録
                                            • 本棚演算

                                              「増井の本棚」と「svslabの本棚」は似ているにもかかわらず 「アカギ」「掌の中の小鳥」は「svslabの本棚」に含まれていないため、 これらの本は「svslab」への推薦候補と考えることができる。 このような計算を本棚行列の行や列に対して行なうことにより、 様々な有用な情報を取得することができる。 本棚演算のプログラミング 本棚データを扱うRubyライブラリを使って様々な本棚演算を実行できる。 増井への推薦本を計算 「増井の本棚」に含まれる本の傾向を判断して推薦を行なう演算を考える。 「増井の本棚」に内容が近い本棚の中には、 私が興味を持ちそうな本が含まれている可能性が高いと思われるので、 まず「増井の本棚」に近い本棚のリストを計算してみる。 require 'enzan' # 「増井の本棚」に近い本を持つ本棚のリストを取得 BookList.new('増井').similar.dum

                                              • 読書初心者におすすめの本ってありますか?

                                                1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/18(日) 00:35:45.38 ID:QxF4tCQR0 大学生なんですが恥ずかしながら読書経験があまりないです 文章力や読解力が足りないと感じてます 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/18(日) 00:41:54.43 ID:zq1vCqb00 自分の趣味に関係する本読めばいいじゃん 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/18(日) 00:36:29.01 ID:8Zi0wOROO 星新一 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/18(日) 01:38:35.64 ID:FWjY6LQy0 既に>>3で出てた 本読まない奴は1冊読み終わるのが難しい その点ショートショートだと長くても5Pとか これ

                                                • 「読書の腕前」の上げ方

                                                  同感<->反感の振幅が激しい読書論。言ってることには激しく同意だが、やってることはかつてわたしの通過したところ。 たとえば、「本は積んで破って読め」や「読書の腕前」の上げ方、あるいは「ベストセラーは十年後に読め」は大賛成。読書は量だというわたしの信条とも一致する[参照]。その一方で、人のオススメを顧みない唯我独尊な選書や、なんでも「円」で計りたがるせどらーちっくな態度は、たまらなく厭だ。 ―― とはいえ、さすが本職の書評家、良い本をたくさん読んでいる。book of book として「これから読む本」を拾ってモトは取る。さらに、書評をメシの種にすることの大変さが窺い知れて、好きでやってる自分の幸せを噛みしめる。 著者は岡崎武志氏、朝日の読書欄「ベストセラー快読」の執筆子といえばピンとくるだろうか? 巷のベストセラーを名うての本読みに評させる試みで、「なぜベストセラーなのか」の分析が辛口。

                                                    「読書の腕前」の上げ方
                                                  • 情報は「詰め込む」のではなく「使う」ことをしなければ、ないのと同じ - ライフハックブログKo's Style

                                                    せっかく読んだ本の内容を、あとですっかり忘れてしまっている。 Evernoteにせっせと情報を集め、タグ付けして整理しているのに、結局取り込んだままになっている。 必死に試験勉強したが、試験後にすっかり忘れてしまっている。 そんな経験、ありませんか? 面白い実験結果があります。 情報は「使ったもの勝ち」という実験結果 「学習」は脳への入力である。 「テスト」は脳からの出力である。 つまり、脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。 平たく言えば、「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということである。 書斎にこもって万巻の書を読んでいるが一言も発しない人と、ろくに本を読まないけれど、なけなしの知識を使い回してうるさくしゃべり回っている人では、後者の方が脳のパフォーマンスは高いということである(生臭い比喩であるが)。 パフォーマンスというのは、端的

                                                    • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「読んでいない本について堂々と語る方法」はスゴ本

                                                      スゴいのは、本書が巧妙な罠だということ。 タイトルは本を開かせるための釣りで、本書そのものに仕掛けがしてある。もちろん「未読本について語る方法」はあることはあるが、そいつを探しながら進めると、ホントの目的を読み流してしまう可能性が大。 ■1 本書の、「表面」 疑似餌となっている「読んでいない本について堂々と語る方法」は、本書のあちこちに散っている。なかでもズバリなやつは、p.169-170 だろう。すなわち、第一に、冒頭で作品を褒めることで、読み手の信頼感を抱かせろという。あとはひたすら一般的考察に逃げ、最後に次の記事で本に言及することを予告する。しかし、次の記事なるものがあらわれることがなく、その本を葬り去ることができるというのだ。 そして、誰もが本を「読んだ」と思っているだけで、「ちゃんと」読むなんてことは、ほとんどありえないことを明らかにする。ほとんどの場合、ナナメ読みか飛ばし読みし

                                                        わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「読んでいない本について堂々と語る方法」はスゴ本
                                                      • クロネのブログ|ブログ・仕事・投資・読書について

                                                        CATEGORYカテゴリー ブログ論 仕事論 投資論 読書論 NEW ENTRY新着記事 [jinr_profile design="d--profile-style1" color="d--theme-color" sns_display

                                                          クロネのブログ|ブログ・仕事・投資・読書について
                                                        • 無料で米国の有識者にリサーチしてもらう方法

                                                          知りたいことの「検索」には限界がある。 問いが漠然としていたり、不案内な分野だったりすると、そもそもキーワードを何にするか分からない。膨大な結果をどうやって絞り込めば良いか分からない。 日本語圏の場合 そういう時は、品川図書館のレファレンスサービスを利用している。メールで問い合わせすると、2週間くらいで返事がくる(大量の参考文献つきで)。無料だし、品川に住んでなくても大丈夫。ちなみに私は、こんな質問をしたぞ。 「最近の若者は……」という愚痴は、いつから? 沢山の翻訳書があるが、高校の現代国語には無いの? 女子大は男性差別であり、男女平等に反する? 得られた回答を元に記事にしたのがこれ。 プラトンは「最近の若者は…」と言ったが…… 男子医大は憲法違反か 英語圏の場合 では、知りたいことが英語圏なら? Google検索の設定画面で、言語を英語にしたり、検索の際のパラメータに「?gl=us&hl

                                                            無料で米国の有識者にリサーチしてもらう方法
                                                          • 【2016年ベスト本】本当におすすめしたい19冊をまとめたよ - ぐるりみち。

                                                            本記事では、2016年に読んだ本のなかで特におもしろかった作品を、ざっくりとまとめています。小説、実用書、ムック本、ライトノベル、コミックなどなどジャンルがごちゃごちゃで恐縮ですが、どこかの誰かの参考になりましたら幸いです。 『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール 『なでしこドレミソラ』みやびあきの 『やがて君になる』仲谷鳰 『最後にして最初のアイドル』草野原々 『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこ 『君の名は。 Another Side:Earthbound』加納新太 『小説 言の葉の庭』新海誠 『大人のための文章教室』清水義範 『文章は接続詞で決まる』石黒圭 『ネット炎上の研究』田中辰雄、山口真一 『ネットが生んだ文化』川上量生ほか 『あなたの話はなぜ「通じない」のか』山田ズーニー 『「世間」とは何か』阿部謹也 『茶―利休と今をつなぐ』千宗屋 『なるほどデザ

                                                              【2016年ベスト本】本当におすすめしたい19冊をまとめたよ - ぐるりみち。
                                                            • 『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という新しいスゴ本のこと

                                                              この書 『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』の著者は 稀有の、あるいは新しい型の、書評家である。 取り上げられた書物を読みたくなるような書評家は何人もいる(もちろん、この本の著者もその一人だ)。 しかし逆に、こちらが本を勧めたくなるような書評家はまずいない。 いや、そもそも世にある大抵の書き手は、差し出すことはしても、受け取るところをあまり見せない。 彼らだって本を読まない訳ではない(むしろたくさん読んでいるだろう)。しかしそれら膨大な量の読書が何によって支えられているか、もっとはっきり言えば、それらの本を誰に教えてもらったか、詳らかにする人は少ない。 この本の著者はまずそこが違う。なにしろ本文の到るところに、「はじめに」に、「おわりに」に、そしてとりわけ書名に、これ以上にないくらいはっきり書いてある。『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』と。 この題名は

                                                                『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という新しいスゴ本のこと
                                                              • 思考するための読書「乱読」の4つのポイント 〜本『乱読のセレンディピティ』 - ライフハックブログKo's Style

                                                                本『乱読のセレンディピティ』はこの「乱読」がいかに現代において重要で、どんな効果をもたらすのかが書かれている本。 あの名著『思考の整理学』の外山 滋比古氏による読書論ですから、気になる方も多いのでは? いかに速く読むかいかに記憶するかという読書本はありますが、「思いがけないことを発見するための読書術」というのは珍しい。 今日は本書から、思考するための読書「乱読」の4つのポイントを紹介します。

                                                                  思考するための読書「乱読」の4つのポイント 〜本『乱読のセレンディピティ』 - ライフハックブログKo's Style
                                                                • 『アイデア大全』の書かれなかった後書き/フォレスト出版編集石黒氏への返歌(アンサーソング)

                                                                  先日、読書猿の最初とその次の著作、アイデア大全と問題解決大全を担当していただいたフォレスト出版の編集者石黒氏から、先に次のような素晴らしいエールをいただいた。 祝『独学大全』出版記念 読書猿さんについて知っていることを私なりに伝えます。 https://note.com/forestpub/n/n6fdef7d27d74 そのおかげもあって、新著『独学大全』は思ってもなかったほどの順調な滑り出しである。 せめてもの返礼として、私の記憶する限りの『アイデア大全』の誕生秘話を書いてみたい。これは、いつか約束したことメイキングであるのと同時に、書けなかった『アイデア大全』の後書きでもある。 というのは、『アイデア大全』の成立に最初から最後まで、八面六臂の活躍をしていただいた石黒氏に対して、読書猿の最初の本の末尾で感謝の念を呈したいという申し出をしたところ彼はこう言って断ったのだ。 「そんなスペー

                                                                    『アイデア大全』の書かれなかった後書き/フォレスト出版編集石黒氏への返歌(アンサーソング)
                                                                  • 敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)

                                                                    ――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本で、出たらぜひとも感想をまとめておきたいと思っていた。発売後すぐに読んだのに、身辺が少し慌ただしかったためにブログの更新自体が停滞してしまったが、以下、本書を通じて考えさせられたことについてまとめていきたい。 本書の目次については、すでに版元が詳細なものを公開しているが、以下に掲げる全10章からなる。 第1章 読書を調べる 第2章 表現の中の読者 第3章 読書の場所の歴史学 第4章 書物と読者をつなぐもの 第5章 書物が読者に届くま

                                                                      敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)
                                                                    • 2015年上半期発売!読んで面白かったおすすめの新刊本19冊 - ぐるりみち。

                                                                      2015年、年間のまとめはこちら 2015年発売の30冊!おすすめ新刊本をテーマ別にまとめてみた 2015年上半期の「Amazonランキング大賞」が発表されました。その中で「和書総合」のカテゴリーを見てみると、上から修造、アドラー、ピケティという、ツッコめそうでツッコミづらいランキング。『嫌われる勇気』のロングセラーっぷりがすごい。 他方ではオリコンのランキングを見てみると、妖怪ウォッチ、年賀状、ポケモンとさまざま。Amazonと同様に『フランス人は10着しか服を持たない』が上位に入っている辺り、節約・シンプルライフ・ミニマリスト的な価値観への関心が高まっているのは間違いなさそうですね。 そういった「流行りの本」は置いといて、本記事では個人的におすすめの本をご紹介します。2015年前半、この約半年間(2014年12月〜2015年6月)に発売された「新刊」に絞って、実際に読んでみておもしろか

                                                                        2015年上半期発売!読んで面白かったおすすめの新刊本19冊 - ぐるりみち。
                                                                      • 2015年発売の30冊!おすすめ本のジャンル別まとめ - ぐるりみち。

                                                                        本記事では、2015年に自分が読んでおもしろかった本をテーマ別にまとめています。 主に2014年12月〜2015年12月の期間中に刊行された新刊本を対象としております。よかったら参考にどうぞ。ビジネス書からエッセイ、ラノベまで。マンガもあるよ! 「社会」と「仕事」を考える 『ぼくらの民主主義なんだぜ』高橋源一郎 『世界史の極意』佐藤優 『内定童貞』中川淳一郎 『声優魂』大塚明夫 『ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!』川上量生 『まんがで身につく 孫子の兵法』長尾一洋、久米礼華 「生活」と「コミュニケーション」を考える 『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』吉田尚記 『持たない幸福論』pha 『読書で賢く生きる。』中川淳一郎、漆原直行、山本一郎 『傷口から人生。』小野美由紀 「表現」と「文章」を考える 『新しい文章力の教室』唐木元 『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』吉岡友治

                                                                          2015年発売の30冊!おすすめ本のジャンル別まとめ - ぐるりみち。
                                                                        • 読書論の極北 - 書評 - 読んでいない本について堂々と語る方法 : 404 Blog Not Found

                                                                          2008年11月24日23:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 読書論の極北 - 書評 - 読んでいない本について堂々と語る方法 筑摩書房より献本御礼。 読んでいない本について堂々と語る方法 Pierre Bayard / 大浦康介訳 [原著:Comment parler des livres que l'on n'a pas lus] 2018.05.01 リンクを文庫版に変更 これまた土壇場ですごい本が来た。11月の終わりというのは、「今年のベスト」の締め切りでもあるのだが、読書論に関しては間違いなく本書がベストだ。 そう、読書論、読書術ではなくて。 本書「読んでいない本について堂々と語る方法」に「見栄読書講座」を期待すると、間違いなく火傷する。本書にそれを期待するのは、「数学」と「算数」を混同するぐらい危険である。 では、本書はどんな本なのか? 最もよいのは、著者自身の要約で「斜め

                                                                            読書論の極北 - 書評 - 読んでいない本について堂々と語る方法 : 404 Blog Not Found
                                                                          • 小飼弾にあってイケダ八ヤ卜にないもの、芸と滋味とコク - 『本を読んだら、自分を読め』読書記録 - 世界はあなたのもの。

                                                                            本 エントリータイトル、敬称略。著者については説明するのが面倒なのでブログ『404 Blog Not Found』や、Twitterアカウント(@dankogai)やウィキペディアなどを参照。経歴を一言で説明するのが困難な人。 でも、本書がどんな本かについては説明は簡単。「本のグルマン」が、その食遍歴と食の作法を語った一冊。だから、読めばそそるし、腹が減る。本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術作者: 小飼弾出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/02/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (9件) を見る目次1、だから、僕は本で強くなれた2、本の読み方を変えれば、自分が変わる3、本屋を歩けば、見える世界が変わる4、アウトプットすれば知恵はもっと身につく5、本当の教養は人生を豊かにする 本書について

                                                                            • 15冊で読む近代日本史 | 万年初心者のための世界史ブックガイド

                                                                              のっけから大変失礼な質問をすることをお許し下さい。 まず以下の歴史用語をご覧下さい。 「日中戦争」と「満州事変」。 「二・二六事件」と「五・一五事件」。 「太平洋戦争」と「第二次世界大戦」。 「日独伊三国同盟」と「独ソ戦」。 「ヒトラー政権成立」と「世界恐慌」。 「日本降伏」と「ドイツ降伏」。 以上、戦前における12個の史実を挙げました。 さすがに、これらの史実を「知らない」「聞いたこともない」という方はおられないと思います。 では、これらの史実を起こった順番に、年代順に並べることが出来ますか? しばらくお考え下さい。 「1929年世界恐慌、31年満州事変、32年五・一五事件、33年ヒトラー政権成立、36年二・二六事件、37年日中戦争、39年第二次世界大戦勃発、40年日独伊三国同盟、41年(6月)独ソ戦、(12月)太平洋戦争、45年(春)ドイツ降伏、(8月)日本降伏、それがどうした?」と何

                                                                                15冊で読む近代日本史 | 万年初心者のための世界史ブックガイド
                                                                              • 「 #本棚の10冊で自分を表現する 」とこうなった - ぐるりみち。

                                                                                選書してもらう場合の参考にするならどんな本かな?と考えていたら #本棚の10冊で自分を表現する というタグができてしまいました。難しいけど面白そうです。僕もあとでやってみます。皆様も是非に。 — 須藤岳史 (@Artssoy) 2015, 9月 5 昨夜、寝る前に目に入ったこちらのタグをボーっと追いかけていたら、軽く夜更かししてしまった。超楽しい。 純粋に「自分のお気に入り」を載せている人はもちろん、個人の背景が垣間見えるような選書をしている呟きもあっておもしろい。かと思えば、10冊のタイトルを並べて詩歌っぽくしているようなものも。写し方も、横並びの写真があれば、縦積みの画像もあるなど。 1年近く前にも「本棚晒し祭り」が一部界隈で盛り上がっておりましたが、やはり「秋」という季節は本を読むだけでなく、共有したくなる季節なのかしら。──それならば、乗るしかないでしょう、このビッグウェーブに。

                                                                                  「 #本棚の10冊で自分を表現する 」とこうなった - ぐるりみち。
                                                                                • 「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス

                                                                                  「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」……多くの現代人が抱えるこの悩みに、文芸批評家の三宅香帆氏が労働と読書の歴史をひもときながら向き合った新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が刊行された。 本書の刊行を記念して、三宅氏と「ゆるく楽しく言語の話をする」人気YouTube番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏が対談。 90年代生まれ、地方出身、本好き、という共通点がある2人が、本を読まない人への読書入り口の作り方を語り合う。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 「本を読まない人」から見た「読書論」 水野 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、とても興味深かったです。こうしたテーマだと、どうしても「本を読まない人は

                                                                                    「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス