森友学園に関する財務省の決裁文書改ざんで、自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が生前に改ざんの経緯をまとめた文書「赤木ファイル」現物の背表紙に「M事案」「取扱注意」「本省指示」と印字されていたことが8日、分かった。妻雅子さん(50)側の代理人が明らかにした。 改ざんを巡り、雅子さんが国に損害賠償を求めた訴訟の非公開協議が8日、大阪地裁であった。協議後、大阪市内で取材に応じた雅子さんは「(背表紙が)どんなものか見せてほしい」と話した。 雅子さん側の代理人によると、ファイルの現物の状況に関し、協議で中尾彰裁判長が雅子さん側に説明した。