久しぶりに故郷・大分県日田市に帰るという諫山が、『進撃の巨人』の原風景となった“秘密の場所”に案内してくれた。そこは、生まれ育った日田の町を見下ろす高台。マッチ箱を並べたような小さな町を、山がぐるりと囲んでいる。少年時代にこの場所をたびたび訪れたという諫山は、ここで何を思ったのか。 【諫山】「やっぱりここから出たい、田舎から出たいですかね。壁の外、田舎の外の社会には巨人がいるってことになりますね。その巨人と戦わなきゃ外では生きていけない」 高台から故郷を眺める諫山の姿は、壁の上から街を眺める主人公エレンと重なって見えた。そろそろ『進撃の巨人』に決着をつけなくてはならない。 『進撃の巨人』最後の一コマ 10月『進撃の巨人』最終幕に向けての打ち合わせが行われていた。担当編集者に進捗を問われると「イメージはある」と答える諫山。 【諫山】「変わる可能性もありながら書いてる感じです」 見せてくれたの