パトリック・ブキャナン 2022年10月18日 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領とウクライナにとって、クリミアとドンバスはウラジーミル・プーチンのロシアの侵略軍を追放し奪回する総力戦を正当化する領土だ。 だが誰がクリミア半島とドンバスを支配するかが、アメリカ-ロシア関係の歴史で、お互いの戦争を正当化する問題だったことなど一度もない。 アメリカはキーウを誰が支配するかに対し一度も重大な関心を持ったことがない。 19世紀と20世紀のほぼ全てを通して、ウクライナはロシア帝国かソビエト社会主義共和国連邦の一部でモスクワに支配されていた。そしてその状態は5,000マイル離れたアメリカにとって関心事項ではなかった。 我々にとって、このウクライナ-ロシア戦争の重要な関心は一体誰がクリミア半島とドンバスを支配することになるかではなく、世界大戦や核戦争にエスカレートしかねないロシアとの戦争にアメリカが引き