「現古辞典」は、現代語から古語を引く辞典です。 趣味で書いている掌編に「江戸から明治にかけて、行者として生きた人物の昔語り」という設定の話があるのですが、江戸文学の素養もないため、言葉の使い方でいちいち悩みます。なんとなくでも、その時代っぽい単語や言い回しにしたいと思うからです。 最近、どうしたものかと考えあぐねているのが「花托(かたく)」という言葉。 goo国語辞典によれば、 花柄 (かへい) の先端で、花びら・雄しべ・雌しべ・萼 (がく) などがつく部分。 花床。 現代でも一般的に使われる単語ではありませんが、江戸時代の人が語るとしたら、どのような言い方で表現するでしょうか。難しいです。 いつもやっているように、 “花托 語源” “花托 古文” “花托 類語” などと検索してみましたが、なかなかこれという答えが見つかりません。 ふと、現代語から古語を引ける辞典があればいいのに……と思っ