環境省が2019年4月に発表した国内の食品廃棄物の推計値は、2016年度で約2759万トン。このうち、売れ残りや食べ残し、賞味期限切れなど本来は食べられるにもかかわらず捨てられてしまう「食品ロス」は、約643万トンに達した。これは、国連が世界中で飢餓に苦しむ人たちを救済するために実施する食糧援助量約320万トンの約2倍に相当。・・・ 日本から出る食品ロスの量だけで、世界中の飢餓で苦しむ人たちへの食糧援助量の2倍に相当するって、、、
リンガーハットが余ったキャベツを一部店舗で配布していたことがTwitterの投稿で拡散され、「食品ロスを減らす素晴らしい試み」と称賛を浴びています。 どのような取り組みが行われていたのか、リンガーハットに取材しました。 大きなキャベツを店舗で配布 Twitterユーザーのあるぴの(@Alpino305)さんが投稿したことで注目を集めたリンガーハットのキャベツ配布キャンペーン。キャベツには、「日頃のご愛顧への感謝とキャベツ生産農家へのエールを込めて」とリンガーハットのメッセージが添えられています。 リンガーハットに確認したところ、4月23日~24日限定で、佐賀工場が管轄する11県約200店にてキャベツの配布を行ったといいます。メッセージにある通り、取り組みの目的は食品ロス削減。リンガーハットでは国内生産の野菜を使用しており、利用客が減っている中で、お世話になっている農家を支援できないかと考え
「てまえどり」が新語・流行語大賞に選ばれ、表彰盾を手に喜ぶコープこうべの担当者=神戸市中央区中山手通4 昨年、話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「てまえどり」が入った。食品ロスを減らすため、スーパーなどで買ってすぐに食べる場合は商品棚の手前にある品を選ぶ行動のことだが、実は生活協同組合コープこうべなど「発祥」は神戸。なぜこの言葉が全国に浸透したのだろう。 「すぐに食べるなら、手前からとってね!」 神戸市中央区のコープ山手。肉や豆腐売り場などの商品棚には、キャラクターのイラストをあしらった啓発のポップがいくつも設置されている。 近くに住む飲食店経営の張千代さんは「最近、どのスーパーでも(ポップを)見るようになった。できる範囲で協力してます」と笑顔。手前に陳列してあった鶏肉のパックを買い物かごへ入れた。 同生協は、消費期限が近い商品
この夏の猛暑の影響などで大きさや形が不ぞろいとなった規格外の野菜を販売し、いわゆる「食品ロス」を減らそうという取り組みが食品を扱う業者の間で広がっています。 農林水産省によりますと、この夏の猛暑の影響で急速に生育が進み通常よりサイズが大きくなる野菜も見られるということで、こうした野菜が市場の規格にあわないと、まだ食べられるのに廃棄されるおそれがあります。 こうした中、東京 品川区に本社がある食品の宅配会社は、規格外の野菜などを専門に扱うサービスを今月立ち上げました。 この会社では、大きくなりすぎたかぼちゃや、暑さで水分が行き渡らず、大きく曲がったきゅうりなど、これまでに5品目を販売しています。 「オイシックス・ラ・大地」の東海林園子さんは、「通常では出荷できない野菜が増えていると聞いてサービスを立ち上げました。今後も生産者の声を聞きながら商品を提供していきたい」と話していました。 また、生
友人に鎌倉高喜屋コロッケをいただきましたので。 コロッケカレーにしました。 鎌倉高喜屋さんのコロッケ? 鎌倉コロッケとは違うの? 鎌倉コロッケは駿河屋さんのコロッケの商品名称ですね。 八百屋さんを営んでいた駿河屋本舗社長が、野菜や肉の端材を無駄にしたくないという(今なら食品ロスということでしょうか)その思いからコロッケが誕生し、お店で売るようになったのが始まりだそうです。 食品ロスを出したくないという思いが新しい商売に繋がる発想っていいですね。 ローソンが2023年度中をめどに、お弁当などの日配品の発注と値引き判断を支援する新たなAI(人工知能)システムの導入を始めるそうです。 現在は売上規模で推薦する商品を判断していますが、個店ごとの事情にあった内容に変えるなどします。 売上高の改善と廃棄の削減、つまり食品ロスを減らすことで収益力を高めるわけですね。 セブンイレブンも2023年春にAI(
経営コンサルティングなどを手掛けるSTRK(滋賀県東近江市)は5月24日、賞味期限の近い食品などを市価の6~10割引きで販売する月額会員制のECサイト「トクポチ」を発表した。まずは資金を募るクラウドファンディングを同日にスタート。8月1日にサービスを始める予定。商品は食品卸会社の在庫などから調達し、食品ロスの削減につなげるという。 サイトでは、レトルト食品や菓子類、サプリメント、調味料などを販売する。まずは市価の6割引きで発売し、1週間後には7割引き、2週間後には8割引き、4週間後には10割引き(0円)というように、賞味期限が近づくにつれて割引率を上げる。 会費は一般会員が月額130円、販売価格からさらに2割引きとなる「プレミアム会員」が月額330円。支払い方法はクレジットカード決済など。送料はユーザーが負担する。 商品が売れた場合、クレジットカード会社などに支払う決済手数料を差し引いた全
まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」削減を目指した国の会議が開かれ、生活に困っている人たちに食品を提供する「フードバンク」の取り組みを国が支援することなどを盛り込んだ基本方針の骨子案が示されました。 これについて議論する「食品ロス削減推進会議」の初めての会合が25日、東京都内で開かれ、農林水産省や環境省など関係する省庁の大臣や有識者など合わせて18人が出席しました。 冒頭で会議の会長を務める衛藤消費者担当大臣があいさつし、「生産から消費まで各段階での取り組みが必要だ。しっかりした基本方針を作りたい」と述べました。 また、小泉環境大臣は「アメリカでは、余った料理は持ち帰るという習慣が定着していた。日本でも広めていきたい」と述べました。会合では基本方針の骨子案が示され、各地の自治体に食品ロス削減計画を作るよう促すことや、「フードバンク」の取り組みを国として支援することなどが盛り込まれました
金澤ブルワリーは廃棄されるパンを原料にしたビールを開発する。ベーカリーから不要になったパンを仕入れ、食品ロスの削減につなげる、21年3月までに完成させる。 長野県野沢温泉村の「Anglo Japanese Brewing Company」はパンの耳を使ったビールを製造し、売り上げの1%を食品ロス削減の活動費に充てている(日経新聞)。
SDGsの活動推進も手伝っての影響か食品ロスについて考える企業や人々が数年前に比べて大幅に増えてきた。 今までなんとなく買っていた食料品の消費期限や賞味期限の違いも理解しようとする人も増えている。 食品ロスとは・・・ まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を指します。あなたは年間でどれくらいの量が捨てられているかご存知でしょうか? 農林水産省の統計によると、年間約520万トンといわれています。 これは日本人1人当たりで茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になる。 世界では年間約13億トンと、もはや想像し難くて目を覆いたくなるような数字だ。 世界では9人に1人が栄養不足だというのに、僕らは変わらず毎日3食きっちり食事ができていることを素直に感謝しなければならない。 食品ロスが多いと・・・ この食品ロスが多いと他に問題なこともある。それは何かというと、焼却する際に二酸化炭素が多く排出
▽19日はピックアップしたい社説がいくつかあった。ところで毎日全国紙の社説のリンクをブログにアップしているけど需要はあるのだろうか。自分が読みたいだけなので別に構わないのだけど、少し気になる。 食品ロス削減月間 コロナ禍機に意識持続を https://www.sankei.com/column/news/201019/clm2010190002-n1.html ▽こちらは産経新聞の社説。食品ロスというのは深刻な問題だ。現状では世界で生産されている農産物ですべての人達の食事を賄うことはできるとされている。それなのに世界には数億人が飢餓に苦しんでいるというのはおかしな話だ。日本では600万トン以上の食品が捨てられているけど、改善したところで飢餓の解決に直結するかは分からない。けれど、無駄な食品を輸入しようとしない、食品を大事にするという姿勢を各国が持てば人道支援に回せる可能性がある。誰かの不幸
デイブレイクが販売を手掛ける冷凍フルーツ「HenoHeno」。規格外フルーツを商品化した(撮影/写真部・東川哲也) 地球規模で課題解決が求められている食品ロス問題。コロナ禍でロス削減の機運は増している。牽引するのは生産者や店舗を消費者と結びつけ、「もったいない」を減らすベンチャーの旗手たちだ。AERA 2021年3月29日号から。 【キャンセル料理のロスをなくす、高級チョコの余った材料で独自ブランド…食品ロスに挑む人たちはこちら】 * * * 食品ロス削減に取り組む国内のベンチャー企業がコロナ禍で軒並み販売を伸ばし、群雄割拠の様相を呈している。中でも飲食店が苦境を迎える今、注目を集めているのは消費者と店舗をマッチングするアプリ「TABETE」だ。 飲食店や小売店は、急に発生したキャンセル分の料理やロスになりそうな商品をアプリ経由で販売できる。購入希望者はアプリ上で決済し、指定した時間に
モスバーガーを運営するモスフードサービスは8日、同社初のドリンクスタンド「Stand by Mos(スタンドバイモス)」を東武東上線の池袋駅構内(東京都豊島区)に9日にオープンすると発表した。近年の猛暑などで増加している規格外の野菜を中心に利用し、健康に訴求したジュースやスムージーを提供する。池袋駅での売り上げなどを検証し、5年後に全国で100店舗の出店を目指す。 提供するドリンクの材料は、同社と契約する全国117産地の2379軒の農家から調達。傷がついたりして廃棄されるふぞろいな規格外の野菜や果物を中心に使うことで、年間で約4.6トン分の食品ロス削減につながると試算する。 メニューは、1日に必要な野菜摂取量の半分程度を摂取できるトマトジュースやグリーンスムージー、広島県尾道市瀬戸田町産のレモンを使ったレモネード、高知県産の親ショウガを使用したジンジャーラテなど9種類。価格は340~500
FAO(国際連合食糧農業機関)の報告書によると、世界では食料生産量の3分の1に当たる約13億トンの食料が毎年廃棄されています。 日本でも1年間に約612万トン(2017年度推計値)もの食料が捨てられており、これは東京ドーム5杯分とほぼ同じ量。日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になります。 日本での食品ロスの原因は、大きく分けて2つあります。一つは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど小売店での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品といった事業系食品ロス(328万トン)。もう一つは、家での料理の作り過ぎによる食べ残しや、買ったのに使わずに捨ててしまうこと、料理を作る時の皮のむき過ぎなどの家庭系食品ロス(284万トン)です。 実は開発途上国でもまた、先進国と同様に食品ロスが発生しています。ただし、理由は異なり、せっかく食べ物を作って
新型コロナ騒動のさなかでも、女性が殺到する小売店がある。世田谷区野沢にあるアウトレット食品専門ミニスーパー「iiMarket」(アイアイマーケット)だ。緊急事態宣言が出てからは入店制限をしているが、人気の秘密は全商品が廃棄処分直前の品であること。通常の半値以下という安さとともに、「食品ロス」「SDGs」(持続可能な開発目標)などに関心を持つ人たちを引き付けている。 「えのき茸30円、小松菜40円、ネギ50円、バナナ70円、牛乳110円、合計300円で~す」。レジを打つ担当者の声が店内に響き渡る。5円、10円安いといった値付けではない。近隣のスーパーの半値かそれ以下だ。 あまりにもお客が集まるため、4月4日には店主が、来店時のマスク着用と一度に入店できるのは6人までにするなどの“来店制限”をLINEで通知した。 過激な価格破壊によって、爆発的な人気を集めているこの店は、世田谷区野沢の環七沿い
» 【破格】賞味期限切れの食品が詰まっている「食品ロス削減福箱」を楽天で買ったら、自分のゲスさに嫌気がさした 特集 食品に設定されている「消費期限」と「賞味期限」。似たような単語だけど、その意味は結構違う。 「消費期限」は安全に食べられることを保証した期限で、「賞味期限」はおいしく食べられることを保証した期限だ。 実はこの「賞味期限」が切れたことで、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品も多いそう。 今回ご紹介するのは、そんな賞味期限切れの食品を集めた福箱。実際に中身を確認してみたところ……自分のゲスさに嫌気がさした。 ・いざ開封! 楽天の購入ページで紹介されていた商品名は「食品ロス削減福箱」。価格は税込1700円だった。 自宅にやってきた段ボールはずっしりと重たい。さっそく開封してみると…… ワ……!! 待って待って待って、想像以上にギュウギュウじゃない!? あまりの密度に一瞬怯んでしま
「食品ロス」削減への現在地 季節商品など、大量の廃棄が出る商品に対して厳しい視線が向けられるようになった。2019年10月には食品ロス削減推進法が施行。製・配・販に携わる事業者は、ロスをなくすための対策を掲げている。食べ物を余らせないようにするサービスなども出てきた。「もったいない」を巡る取り組みに迫る。 年間643万トン――。この数字は、まだ食べられるのに廃棄されてしまう「食品ロス」の量だ(2016年度)。店舗などの事業者からも、家庭からも、日常的にたくさんの食品が捨てられている。一方、この現状を問題視する風潮も強まっており、19年には食品ロス削減推進法が施行。制度・意識の両面で改革が始まっている。 だが、食品を扱う事業者にとって、ロスを出さないようにすることは難しい。生産や仕入れの量を減らしすぎると、欠品を起こしてしまうリスクがある。ITによって商品の需要を予測する技術も進歩しているが
明治が1月下旬、市販するアイスクリーム全商品について、令和3年4月をめどに賞味期限を設定すると発表したことに対する波紋が広がっている。同社は「消費者からの要望に応えた」と説明するが、もともとアイスクリームは食品表示基準により、賞味期限の表示を省略できる「品質変化が少ない食品」とみなされており、関係者からは食品ロス削減のトレンドに逆行する可能性も高いとして、戸惑いの声が聞かれる。 【写真】包装に表示する賞味期限のイメージ 同社が1月22日に行った報道陣に対する説明では、同社が販売するアイス約30品目のうち、まず「エッセル スーパーカップ」シリーズの7品目について、6月の出荷分から先行して賞味期限を記載。他の商品も順次切り替え、3年4月をめどにすべての市販アイスで表示するという。 記載する賞味期限は、スーパーカップでは一部を除き、製造日から2年後に設定する。海外事例を参考したほか、保存試験の結
売れ残りそうなパンを店から買い取り販売する「夜のパン屋さん」という取り組みが12月6日、書店「Seesaw Books(シーソーブックス)」(札幌市北区北18西4)で開催された。 販売員が接客する様子 運営は、ホームレス状態にある人の自立を支援する団体「ビックイシューさっぽろ」。「夜のパン屋さん」は、さまざまなパン屋から売れ残りそうなパンを安く買い取り販売することで食品ロスを削減すると同時に、ホームレス状態などの生活困窮者が店先に立ち、パンの販売によって働く場所を提供するという取り組み。現在、東京では3か所で展開し、東京以外では札幌が初めて。 札幌では、11月3日に「夜のパン屋さん」のトライアル営業を行い、反響が大きかったことなどから今月から月1回のペースで販売を始めた。初日の6日は、市内の6店から約170個のパンが店頭に並び、16時にオープンしてから17時30分頃には完売したという。次回
農林水産省は食品ロス削減推進法(昨年10月1日施行)にもとづき、2020年の恵方巻シーズンでの需要に見合った販売を呼びかけたところ、デパート、スーパー、コンビニなど26の食品小売業者が食品ロス削減の取り組みに参加すると回答しました。 取組を実施する事業者 ※50音順 。有名なデパート、おなじみのスーパー、コンビニの名前も 日本で1年間に出る食品ロスの量は、なんと年間643万トン(2017年度)。その1割以上は食品小売業から発生しています。なかでも近年問題視されている恵方巻など季節商品の廃棄を減らすため(関連記事)、農林水産省は2019年1月11日付で食品小売業者に、需要とつりあう量の恵方巻の販売を呼びかけました。 食品小売業によるロスは66万トンで約10%。農林水産省HPより そして、恵方巻シーズン後の調査では、回答者の約9割が予約販売や、どのように販売するかなど当日のオペレーション、サイ
知ってましたか?実は10月は食品ロス削減の月間運動期間でした。農林水産省は、小売事業者の納品期限緩和の取組みなどの現況をとりまとめていましたのでご紹介します。 10月の食品ロス削減の月間運動では、食品製造業・卸売業・小売業への理解を求めるところからスタート。この結果、納品期限を緩和(もしくは予定)している小売事業者は3月末では39事業者だったものが、10月には94事業者となり「全国で徐々に取組みが拡大している」という認識。 総合スーパーで取り組んでいる11社のシェアが88%、 食品スーパーで取り組んでいる60社のシェアが25%、 コンビニエンスストアで取り組んでいる8社のシェア93% となっています。農水省では、さらに取組みの拡大を呼び掛けています。食品ロス削減の取組みでは、サプライチェーン全体で食品ロスを削減するため、「納品期限(いわゆる3分の1ルール)の緩和」「賞味期限の年月表示化」及
賞味期限が近いほど安く…食品ロス削減へ、売り場で実証実験 - 記事詳細|Infoseekニュースまだ食べられるのに廃棄される食品ロスの削減に向け、同じ商品でも賞味期限が近いほど安くする「ダイナミックプライシング」の実証実験が東京都内で始まった。日本総合研究所やイトーヨーカ堂を中心に2月末まで実施する。効果の検証を通じて販売現場や消費者の意識改革につなげる。「イトーヨーカドー曳舟店」(東京都墨田… 内容紹介(出版社より) 本書は,サービス業および製造業にまたがる多くの産業において適用可能なレベニューマネジメント(収益管理,Revenue Management)のための理論と応用事例を網羅的に取り扱う初の邦書である。時々刻々に変化する需給関係と他社の価格情報に応じて価格を変動する近年注目のダイナミックプライシングについても詳しく取り上げる。 レベニューマネジメントの精神とも呼ぶべき基本的な考
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