新型コロナウイルスの接触通知アプリ「COCOA」がその機能を停止する。約3.8億円をかけて開発されたCOCOA。感染拡大を防止するうえで期待通りの効果を挙げたのか、疑問にとらえる声がインターネット上には多い。 政府が億単位の費用をかけた新型コロナ関連アプリは、COCOAだけではない。2021年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会で、選手や関係者の健康を管理するために使われた「統合型入国者健康情報等管理システム」(OCHA、通称オリパラアプリ)が思い出される。当初は開発に約73億円かかると報じられ、その事業費が話題となった。 オリパラアプリに「後継」は 「統合型入国者健康情報等管理システム」は、オリンピック・パラリンピック観客等向けアプリと、これを機能させるための「データ連携基盤」を指す。 このシステムの調達に不適正な点がなかったかをめぐり、平井卓也デジタル改革担当相(当時)の指示のも